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「おお、ズイロ・ザ・ハット。7つの星系を統べるハット・クランの支配者よ」
クロノス327[出典]

ズィロ・デシリジク・ティウレ(Ziro Desilijic Tiure)、通称ズィロ・ザ・ハット(Ziro the Hutt)は惑星スレヘイロン出身のハット男性で、銀河共和国時代末期に7つの星系ハット・クランを支配していた犯罪王である。ズィロはママ・ザ・ハットの息子で、エボルという名の兄がおり、タトゥイーンを拠点にするジャバのおじだった。ハットとしては珍しく、ズィロは銀河ベーシック標準語を流暢に話すことができ、相手がハットの場合でもハッティーズ語ではなくベーシックを使っていた。クランの中で重要な地位にいたズィロは、ハット大評議会犯罪記録を握っており、共和国の首都惑星コルサントで“ズィロの宮殿”というクラブを経営していた。

クローン戦争の序盤、ハット・クランの中でさらなる権力拡大を狙っていたズィロは、独立星系連合を率いるドゥークー伯爵と共謀し、ジャバの幼い息子ロッタの誘拐を企てた。ズィロはジェダイがロッタを誘拐したように見せかけることでジャバを共和国と敵対させ、彼が共和国に敗れた後、自分がその後釜につこうと考えていた。しかしジェダイのアナキン・スカイウォーカーアソーカ・タノがロッタの救出に成功し、共和国のパドメ・アミダラ元老院議員によってズィロが陰謀に加担していたことが暴かれた。ズィロはアミダラを捕まえてドゥークーに差し出そうとしたが失敗し、コルサント・ガード逮捕されて共和国司法局中央拘留センターに収監された。

ところが、ジャバを始めとする大評議会の犯罪王たちは、ズィロがハットの犯罪行為を共和国に暴露することを恐れ、デュロス賞金稼ぎキャド・ベインを雇って彼を脱獄させることにした。ベインの賞金稼ぎチームは元老院オフィス・ビル人質事件を起こし、最高議長シーヴ・パルパティーンを相手取ってズィロの解放を求める取り引きをした。彼らの作戦は成功し、ズィロはベインによって評議会の本部がある惑星ナル・ハッタへ運ばれた。ジェダイ・マスタークインラン・ヴォスオビ=ワン・ケノービは大評議会がズィロ脱獄を手引きしたのではないかと疑い、ナル・ハッタの宮殿まで足を運んだが、ズィロは既に愛人サイ・スヌートルズの助けを借りて大評議会の監視下から逃げ去っていた。ズィロは惑星テスを訪れ、大評議会の犯罪を記録したホロダイアリーを秘密の隠し場所から回収したが、その直後にスヌートルズに撃ち殺される。スヌートルズはジャバに雇われており、高額な賞金がかけられたホロダイアリーを手に入れるため恋人の演技を続けていたのである。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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