FANDOM


「何千という解放されたイシ・ティブの歓声に応え、ドゥークーは残虐な独裁者、スリブラン・ツを処刑し、絞殺したツを人々の目にさらした」
ヴォレン・ナルの歴史書より[出典]

スリブラン・ツ[1](Suribran Tu)は銀河帝国の台頭の数前に生きた、男性イシ・ティブ政治家である。クローン戦争中、ツは故郷惑星ティブリンを長官として支配していた。ツには、民主主義と自由の理想のもとに動く銀河系規模の政府、銀河共和国の後押しがあった。ツはティブリンの統治者として適当な人物とみなされ、惑星の自治を任せられていたのである。しかし彼の体制は厳しく、政治的暗殺によってかなりの数のイシ・ティブの民を闇に葬っていた。22 BBYにクローン戦争が勃発すると、ティブリンの市民は独立星系連合に加わる道を選んだ。そのため連合の国家主席ドゥークー伯爵がツに会うためにティブリンを訪れる。このイシ・ティブの統治者は、共和国から離脱して独立星系連合に加盟し、ドゥークーの指揮下に入ると申し出た。しかし伯爵のダーク・アコライトのひとり、クインラン・ヴォスは、ツを殺害することでティブリンの市民の忠誠心を獲得できる可能性を示唆し、ドゥークーはツを殺すことに決めた。

経歴

イシ・ティブ男性、スリブラン・ツは、彼の種族の出身惑星であるティブリンの住民だった。銀河帝国が台頭する数前、ツは政治家としてのキャリアを築いており、最終的にティブリンの首相となり、長官として民衆を治めていた。彼の体制はイシ・ティブの市民たちからあまり評価されておらず、支配のために厳しい手段を選んでいたが、自由と民主主義を理想とする最大恒星間政府、銀河共和国による後押しを受けていた。24から22 BBYのあいだ、独立星系連合として知られる分離主義者による政府が設立され、腐敗と不景気がますます進んでいた共和国と対立した。22 BBY、共和国と独立星系連合のあいだにクローン戦争勃発すると、ティブリンのイシ・ティブの民衆はドゥークー伯爵が指揮する連合軍の反乱に加わることを求めた。

スリブラン・ツは民衆の意思に反し、自分の立場を守るために強硬政策を使い、多くの政治的暗殺を行っていた。そして彼の政府の忠誠の対象は、共和国だった。やがてティブリンの状況を耳にしたドゥークー伯爵は、ダーク・アコライトたちを引き連れてツと交渉するために惑星にやって来た。独立星系連合の国家主席の到着は、民衆の歓喜によって迎えられた。民衆はツの宮殿の外で歓迎の集会を開き、宮殿の中では伯爵とツ長官の会合が開かれた。話し合いの中で、ドゥークーはティブリンを分離主義勢力の基地として使う権利を要求した。民衆の連合支持や、伯爵のダーク・アコライトの存在で交渉の力のバランスが相手に傾いていることを理解したツは、ティブリンがいまやドゥークーの傘下にあることを悟った。

Cw vol4 04

ドゥークーに殺されるツ

ドゥークーはふたりのダーク・アコライト(もとジェダイカドリアン・セイクインラン・ヴォス)に、ティブリンの問題についてのアドバイスを求めた。セイは統治の継続性とリーダーシップの経験を考慮に入れ、ツを残すべきだと主張した。しかしヴォスは、ツ長官を権力の座に残したままだと、独立星系連合と共和国の間に大した違いがないことをティブリンの民衆に示すことになる、と主張した。さらにヴォスは、ツがいずれ再び仕える対象を変えようとするに違いないと仄めかした。ドゥークーは、ヴォスの意見を受け入れる。伯爵はライトセーバーを使って独裁者の首を刎ね、スリブラン・ツの命を突然奪った。伯爵はティブリンの暫定的な統治者にアコライトのソーラ・バルクを任命し、彼にツの側近グループや政治および軍事顧問、家族を皆殺しにする任務を与えた。アコライトのセイとトル・スコーはツの体をティブリンの民衆たちの前にさらした。ドゥークーはこの独裁者の頭部を全員に良く見える場所に配置するよう命じる。伯爵は宮殿の外部から独裁者を排除した英雄として群衆に歓迎され、間もなくティブリンは連合に加わった。

個性と特徴

Tribrin Seps

ツの死後、ドゥークーを讃えるティブリンの民衆

スリブラン・ツはイシ・ティブの民衆や後世の歴史家から無慈悲な独裁者とみなされていたが、ツ自身は自分のことを実際的な人物だと考えていた。この独裁者は民衆の意思に反した行いをしていたにも関わらず、銀河共和国政府の後押しを獲得していた。そのため彼は古代から続く銀河国家に留まり、クローン戦争では自身の同胞とともに独立星系連合と戦うことに決めていた。しかしツはイシ・ティブから軽蔑され、ドゥークー伯爵やクインラン・ヴォスから疑われることになる。ヴォスはツの独裁政権こそが、共和国が新体制に生まれ変わらなければならないことを示す、格好の例だと考えていた。ツは、自分もドゥークーも分別をわきまえた人物だと判断し、ティブリンの長官としての立場をそのまま保持することができるだろうと考え、独立星系連合への離脱を決断した。しかしツの意思に反し、ドゥークーは彼を殺害することで圧政からの解放者となった。

制作の舞台裏

スリブラン・ツはジョン・オストランダーが著し、ジャン・ダーシーマがイラストを担当した2003年コミック・ブック、『Jedi: Count Dooku』(未邦訳)に登場したキャラクターである。この作品ではドゥークー伯爵がクインラン・ヴォスをフォースのダークサイドに転向させる過程が描かれており、ツはその中で小さな役割を果たした。ツの情報は『スター・ウォーズ 全史』や『The Complete Star Wars Encyclopedia』(未邦訳)でも言及されている。

登場作品

  • Jedi: Count Dooku (初登場)

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。

広告ブロッカーが検出されました。


広告収入で運営されている無料サイトWikiaでは、このたび広告ブロッカーをご利用の方向けの変更が加わりました。

広告ブロッカーが改変されている場合、Wikiaにアクセスしていただくことができなくなっています。カスタム広告ブロッカーを解除してご利用ください。