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「充分なカネさえくれれば、スノークのじいさんの寝室にだって入れてやるぜ」
DJ[出典]

<スプレマシー>(Supremacy)は最高指導者スノーク旗艦として使用したメガ級スター・ドレッドノートで、ファースト・オーダーの機動拠点である。レジスタンスがその存在を確認する以前からスノークの寝室(Snoke's Boudoir)という呼び名で噂になっていた。スノークはファースト・オーダーの拠点を特定の惑星に置くのを避け、常に移動を続ける<スプレマシー>から統治することを好んだ。幅60キロメートルもの巨大な翼を持つ<スプレマシー>は艦内に地上軍をそっくり収容することができ、船自体が巨大な産業コンプレックス、軍事教練施設、造船所、研究所の役割を果たしていた。34 ABYレジスタンス艦隊に対する攻撃が行われた際、スノークは<スプレマシー>内にある玉座の間カイロ・レンに殺された。その直後、<スプレマシー>はレジスタンスのMC85スター・クルーザーラダス>の特攻によって大破し、船体が真っ二つに分断された。

特徴

船体

SupremacyDatabank

<スプレマシー>

<スプレマシー>は幅60キロメートルもの長大な翼を持つ巨大な軍艦で、ファースト・オーダーが所有した唯一のメガ級スター・ドレッドノートである。[4] この船の建造は史上類を見ない規模で行われた。[1] ファースト・オーダーの機動拠点としての役割を果たしたこのスターシップは、バトルシップであると同時に司令センターでもあった。[2] 船体のスケールはまさしく最大級で、銀河史の記録に残るあらゆる宇宙船――銀河帝国エグゼクター級スター・ドレッドノート旧共和国時代の衰退期に裕福な人々が使っていたという戦利品のバトルクルーザー、あるいは暴君ジムが使ったとされる旗艦の各種レプリカ・バージョン――を遥かに凌いでいた。[1]

エンジン

<スプレマシー>は初代および第2デス・スターバトル・ステーションに搭載されていた亜光速エンジン・システムの改良版であるエンジン・アレイを船体の後部におよそ32基搭載していた。また右舷に少なくとも6基の核融合反応炉施設を内蔵しており、複数の動力源を持つことで余剰エネルギーとダメージを受けた際の耐久性に余裕を持っていた。[1]

乗組員と施設

Stormtroopers on the Supremacy

<スプレマシー>のハンガーに並ぶストームトルーパー

<スプレマシー>の乗組員はファースト・オーダー軍将校ストームトルーパー砲手、ビークル・エンジニア工場労働者、技術専門家、通信スタッフを含めて2,225,000名を超えた。艦内には少なくとも10個の軍事用準備エリアがあり、それぞれストームトルーパー36,000名を超える1個兵団をまるごと収容することができた。[1] 乗組員はいずれも最高指導者スノークが段階的に押し進める拡張征服計画に従事していた。<スプレマシー>の数階におよぶ作戦デッキでは、極めて有能なオペレーターたちが囲いのないワーク・ステーションで持ち場についた。乗組員のほとんどはサブ=アダルト(Sub-Adult)、すなわち実地戦闘任務に就くにはまだ若すぎるメンバーで構成された。彼らは無秩序な銀河には力強く揺るぎない秩序が必要だというファースト・オーダーの神話をたっぷり教え込まれていた。[4]

<スプレマシー>は艦内に製造ラインや造船所、軍事教練施設、研究所を備えていた。[6] このスター・ドレッドノートはファースト・オーダー最先端の研究所および製造施設の1つであり、オーダーの支配下にある最も生産的な惑星に匹敵するほどの産業能力を備えていた。装甲化された各デッキには企画や研究、新兵器や新技術の承認などを行う専門部門が入っていた。また艦内には原材料の豊富な備蓄、8つのデュラスチール工場、小惑星帯から直接原材料を収集することができる小惑星採掘施設、そして最先端の生産ラインが収容されていた。艦自体が供給ラインをまるごと運んでいたため、<スプレマシー>は供給ラインから切り離される心配をする必要がなかった。いわばこの軍艦はひとつの艦隊に相当する破壊力と、ひとつの惑星に相当する生産能力を同時に備え、ファースト・オーダーのさまざまな技術革新が試される試金石としての働きもしていた。[1]

<スプレマシー>の訓練センターでは軍隊に進む若き士官候補生の教化が行われた。船尾の付近には勾留センターがあり、他にも共用エリアや、200,000人を収容することができる集会ホール、最低でも346の洗濯室があった。乗組員の居住区の大半は艦の中心部に位置する“都市”ブロックに位置した。また艦内には少なくとも8つのドロイド製造施設があり、そのうち左舷に位置するP-3と呼ばれる施設がもっとも高水準だった。他にも<スプレマシー>には地上ビークルの製造ゾーンと、翼端には最高機密研究所や危険な兵器の試験場、通信ハブが設けられていた。艦内の移動には統合化されたトラム・システムが利用された。[1]

積載能力

ファースト・オーダーの拠点である<スプレマシー>はストームトルーパーを戦場に運ぶだけでなく、艦内のハンガー・ベイでファースト・オーダー宇宙軍のスターシップの収容、建造、改修を行うことができた。[2] <スプレマシー>はリサージェント級スター・デストロイヤー2隻を内部に収容できるほど巨大で、さらに6隻を外部にドッキングすることができた。[1]

ブリッジ

Hux on the bridge

<スプレマシー>のブリッジ

<スプレマシー>の“オーバーブリッジ[1] は船体の中心、巨大なテラス構造を覆うタワーの中に位置し[4]マンデイターIV級シージ・ドレッドノートやリサージェント級スター・デストロイヤーと似たデザインになっていた。[2] ブリッジには360度の視界を持つ広角ビューポートが設けられており、翼の上に並ぶ都市のような構造を一望することができた。[4]

兵器と防衛装置

ファースト・オーダーの中央司令船、最前線基地、全軍の指揮を担う首脳部としての役割を担う<スプレマシー>は完全な自給自足を達成しており、補給の不足を心配する必要がないほど自立していた。さらにこの船は何千という重ターボレーザー、対艦ミサイル砲塔、重イオン砲トラクター・ビーム発生装置で武装していた。[1] <スプレマシー>の表面に並んだ砲塔は、うかつにも接近しすぎた標的に致命的なプラズマの雨を降らせることができた。[4] また、船首にも重ターボレーザーの砲塔が10基並んでいた。歴史上、<スプレマシー>に比肩する火力を備えたのはデス・スターとスターキラー基地だけである。[1] <スプレマシー>の通信施設ではクルーが銀河系のホロネット通信のやり取りを監視し、ファースト・オーダーにとって有益な傾向や弱点の情報を集めた。また、彼らはここから新共和国や独立領域に潜伏しているエージェントたちに指令を送った。[4]

ハイパースペース追跡装置

<スプレマシー>はハイパースペース航行をした標的を追跡することができるアクティブ追跡装置装置を船体の中心部に搭載していた。この“ハイパースペース追跡装置”は技術革新としらみ潰しのデータ・クランチングの融合によって実現された。<スプレマシー>の艦載追跡制御施設は大規模コンピューター・アレイを数世紀分の戦闘記録や宇宙航行データを満載したデータ・バンクに接続しており、惑星規模情報ハブと同等のデータ=シフト能力を誇った。また、機械の周辺に発生する静的ハイパースペース・フィールドがコンピューターの処理能力を史上類を見ないレベルにまで加速させた。標的が最後に残した軌道から推測される目的地候補は何兆箇所にも上るが、装置のシステムは途方もない速度でこれらの地点を算定していった。[1] ファースト・オーダーのエンジニアはかつてターキン・イニシアチヴが着手した研究を理論から現実のものへ進化させ、<スプレマシー>の追跡装置を完成させた。[4]

歴史

建造

スノークの指示のもと、<スプレマシー>はファースト・オーダーの公式な首都となるべく途方もない予算をかけて未知領域で造船された。製造はクワット=エントラーラ・エンジニアリング社が担当した。一部のファースト・オーダー軍将校や支持者たちはどこかの惑星に首都を置くことを支持していたが、スノークは<スプレマシー>を主要本部として使うと主張して譲らなかった。かつて銀河帝国が支配した領域を掌握してさらに拡大することを目標にしていたスノークは、少なくとも銀河の完全な支配権を奪還するまでは、ファースト・オーダー領や未知領域の惑星に司令本部を置くことを良しとしなかった。[1] アーミテイジ・ハックス将軍も移動を続けることで戦闘時に破壊されるリスクが低くなると考え、<スプレマシー>を首都とする戦略に賛同していた。[5]

冷戦

Snoke throne room

スノークの玉座の間

冷戦の時代、スノークはこの船から手下たちに指示を出すのを好んだ。[2] スノークは<スプレマシー>を未知領域の高エネルギーを持つ恒星の近くにこの船を配置することで巨大なセンサー・シグネチャーを覆い隠し、敵に発見されるのを防いだ。[4] しかしファースト・オーダーの艦隊に関する情報があまりに少ないことから、レジスタンスのメンバーはリサージェント級よりもさらに大きなスター・デストロイヤーが存在するのではないかと懸念していた。[7] 彼らは裏社会でその存在が囁かれている“スノークの寝室”の情報を探し回ったが、その規模の大きさすら把握できていなかった。[1] ストームトルーパーのFN-2187はレジスタンスへ離反する以前に短期間ではあるが<スプレマシー>に乗り込んだことがあった。本来の配属先であるリサージェント級スター・デストロイヤー<ファイナライザー>が<スプレマシー>にドッキングした際に、FN-2187は警備や検査、清掃、砲手などバラエティに富むシフトをこなし、この巨大軍艦の内部構造に詳しくなった。[4] しかし事態が目まぐるしく展開したため、FN-2187こと“フィン”はレジスタンス艦隊が<スプレマシー>と初遭遇する前にその情報を彼らに伝える時間的余裕がなかった。[5] 34 ABYに発生したホズニアン事変の後、スノークは自ら姿を現してレジスタンスを追跡する時が来たと判断し、油断している銀河系にこの船の存在を知らしめることを自ら決定した。[1]

レジスタンス艦隊との戦闘

HoldoKamikaze

真っ二つにされた<スプレマシー>

レジスタンスがディカー基地を放棄して撤退を開始すると、<スプレマシー>は彼らの追撃に参加した。アーミテイジ・ハックス将軍指揮する<スプレマシー>はリサージェント級スター・デストロイヤーの艦隊を率いてレジスタンスを追い、ハイパースペース追跡装置を用いて彼らのジャンプ先を突き止めた。ハイパースペース・ジャンプでは敵を振り切ることができないと知ったレジスタンス艦隊は、砲撃が届かない距離を保ちながら亜光速で逃げ続け、状況を打開する手段を模索した。<スプレマシー>とファースト・オーダー艦隊は燃料が切れて脱落したネビュロンCエスコート・フリゲートアノダイン>をターボレーザー砲で破壊し、続いてフリー・ヴァージリア級バンカーバスターニンカ>を沈めた。結果的に、レジスタンスに残された大型艦はMC85スター・クルーザーラダス>のみとなった。[3]

レジスタンスのフィンとローズ・ティコは<スプレマシー>に潜入してハイパースペース追跡装置を切るため、惑星カントニカで“DJ”と名乗る暗号破りを見つけた。一方、レイカイロ・レンに会うため<スプレマシー>に入り込んだ。レンはレイをスノークの玉座の間へ連れて行ったが、彼女を殺せという命令に背き、最高指導者を不意打ちで殺害した。その後、レンとレイは玉座の間でスノークのエリート・プレトリアン・ガードと死闘を繰り広げた。フィンとローズは<スプレマシー>への潜入に成功したものの、DJの裏切りでファースト・オーダーに捕まってしまった。ファースト・オーダーはDJから得た情報をもとに<ラダス>から密かに発進して惑星クレイトへ向かっていた輸送船団を発見し、その大半を撃墜した。レジスタンスのアミリン・ホルド中将は味方の全滅を避けるため、<ラダス>を<スプレマシー>に向かってハイパースペース・ジャンプさせた。その結果<スプレマシー>は真っ二つに破壊され、付近にいたスター・デストロイヤーも巻き添えになった。[3]

フィンとローズは<スプレマシー>が破壊された際の混乱に乗じて処刑を免れ、キャプテンファズマを倒して船から脱出した。また、レイもスノークの脱出用シャトルを使って<スプレマシー>から去った。レンはレイがスノークを殺したとハックス将軍に嘘をつき、ファースト・オーダーの新しい最高指導者となった。[3]

登場エピソード

参考資料

脚注

ファースト・オーダー
主な人物 最高指導者スノーク - カイロ・レン - アーミテイジ・ハックス将軍 - キャプテンファズマ
組織 最高司令部 - ファースト・オーダー保安局 - エリート・プレトリアン・ガード - レン騎士団 - アテンダンツ
軍隊 宇宙軍ファースト・オーダーTIEファイター・パイロット - スターキラー空中防衛部隊 - カイロ・レンの中隊
地上軍ストームトルーパースノートルーパー - フレイムトルーパー - 暴動鎮圧ストームトルーパー - メガブラスター重アサルト・トルーパー - エクセキューショナー - ガンナー - ロケット・トルーパー
主な乗り物 AAL - AT-AT - AT-ST - AT-M6 - AT-MA - AT-PD - LIUV - TIE/fo - TIE/sf - TIE/vn - マンデイターIV級シージ・ドレッドノート - メガ級スター・ドレッドノート - ユプシロン級コマンド・シャトル - リサージェント級スター・デストロイヤー
関連項目 スターキラー基地 - リザレクション計画 - 冷戦 - ファースト・オーダー=レジスタンス戦争
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