スノートルーパー（Snowtrooper）はファースト・オーダーに仕えるストームトルーパーの特殊ユニットである。旧銀河帝国の寒冷気候強襲ストームトルーパーの近代版で、レジスタンスとの冷戦の時代に活動した。彼らは氷の地形のまぶしい光を軽減する遮光装甲服を身に着け、スターキラー基地をはじめとする寒冷地に配備された。スノートルーパーは寒冷地用の改良が施された武器を手にし、スターキラー基地のパトロール任務では軽歩兵用多目的ビークルに乗り込んだ。
概要
スノートルーパーはファースト・オーダーのストームトルーパー兵団に仕える特殊ユニットで、寒冷気候での作戦で効果的に活動できる専用装備を身に着けていた。彼らは寒冷惑星の征服任務に派遣され、ファースト・オーダーの領土拡大に貢献していた。ファースト・オーダーのストームトルーパー訓練の一環として行われる徹底的な条件付けによって寒さに不満を漏らすような精神力の弱い者は排除されていたため、スノートルーパーは過酷な環境でも戦うことができた。[1]
装備
LIUVに乗るスノートルーパー
スノートルーパーの装備には寒冷地での作戦に適した改良が施されていた。スノートルーパーのアーマーは標準的なストームトルーパー・アーマーよりも装甲部分が少なく、雪や氷などの地形でも動きやすいようになっていた。彼らは気密性の高い断熱ボディスーツの上に防風防水の生地を重ねて着用し、スーツ全体が保温性のある“外皮”で密封された状態になっていた。胸部のボディ・アーマーはベータプラスト・コンポジット製で、高湿度の中でも霜がつくのを防ぐ疎氷性コーティングを施されていた。また胸部アーマーには所属部隊を示すマークと、スーツの暖房制御装置が付属していた。[1]
スノートルーパーのベータプラスト製ヘルメットには首を覆う「しころ」がついており、バイザーは氷の反射を最小限に抑える偏光スリット式になっていた。また両顎の部分には空気補給タンク用の吸入口が付属した。彼らは断熱カーマを腰につけ、ベルトにユーティリティ・ポーチを下げ、標準的なトルーパーと同様に階級を示すポールドロンを肩につけていた。スノートルーパーが背負うバックパックには、体温把握および調整用の加熱ユニットと個人環境ユニットが収められていた。また断熱グローブにも温度調節可能な暖房ユニットがついていた。[1]
スノートルーパーが携帯したソン＝ブラス社製F-11Dブラスター・ライフルはファースト・オーダーの兵士の標準装備だが、寒冷地用に特別な改造が施されていた。彼らのF-11Dは余熱を精密な内部構造の動力に回すよう改造されており、引き金に温かいフィラメントが巻かれ、J19エレクトロスコープには抗霧フィラメントがついていた。[1] スノースピーダーはパトロールや備品補給任務で軍事モデルの軽歩兵用多目的ビークル（LIUV、通称スノースピーダー）に乗り込んだ。[3]
歴史
スノートルーパーを付き従えるダトゥー
スノートルーパーはファースト・オーダーの軍隊に仕え、オーダーの領土拡張に伴い寒冷惑星を征服する必要が生じた際に出動した。また彼らは氷の惑星スターキラー基地の征服および施設保安、メンテナンス要員としても活躍した。ファースト・オーダーが何十年もかけた探索のすえこの氷の惑星を発見した際、まずスノートルーパーが偵察任務に派遣され、建設プロジェクトの脅威になりうる原住生物をかたっぱしから排除し、広範囲における穴掘りを行った。スターキラー基地完成後はパトロール・ドロイドを従えて制御本部に通じるあらゆる入り口を防衛した。[1]
登場作品
参考資料
スノートルーパーのヘルメット
- アート・オブ・スター・ウォーズ/フォースの覚醒
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 クロス・セクション
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- スター・ウォーズ：オン・ザ・フロントライン
- スター・ウォーズ フォースの覚醒のなかまたち100
- スター・ウォーズ：ビジュアル・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 コンプリートガイド
First Order Snowtroopers - 公式データバンク
脚注
テンプレート:ファースト・オーダー