Wookieepedia
Advertisement

「闇が台頭すれば、光がそれに抗してくる」
―スノーク[出典]

スノーク(Snoke)はフォース感応能力を持つヒューマノイドエイリアン男性で、強力なフォースのダークサイドの使い手、ファースト・オーダー最高指導者である。彼はダークサイドの訓練を積んでいたがシスではなく、最後のシス卿であるダース・シディアスダース・ヴェイダーが死んだ後に台頭した。シスと同じく銀河系の征服を目標とするスノークは、ジェダイ・オーダーが希望の象徴として自分の計画を邪魔すると考え、彼らを完全に滅ぼそうとした。スノークは若く強力なベン・ソロをダークサイドに転向させ、自分の弟子にした。ヴェイダーの血を引くベンは新世代のジェダイとしてライトサイド訓練を受けていたが、ジェダイ・マスターにして実のおじであるルーク・スカイウォーカーを裏切り、レン騎士団のマスター “カイロ・レン”となった。スノークはこの新しい弟子に、最後のジェダイであるスカイウォーカーを見つけ出して殺す任務を与えた。

冷戦の末期、スカイウォーカーの地図の捜索が行われる中、ファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地が完成した。最高指導者スノークの承認のもと、アーミテイジ・ハックス将軍はこの新兵器を使ってホズニアン星系攻撃した。その結果、新共和国首都惑星であるホズニアン・プライムが破壊され、銀河元老院新共和国防衛艦隊の大部分が一度に滅ぼされた。主要銀河政府は倒したものの、スノークとファースト・オーダーにはまだ、レイア・オーガナ将軍率いるレジスタンスという敵対者が残っていた。スノークは超兵器を使って惑星ディカーにあるレジスタンス基地を破壊するようハックスに命じたが、スターキラー基地は兵器の充填を完了する目前でレジスタンスのスターファイター部隊によって破壊されてしまった。カイロ・レンはこの戦いで実の父親ハン・ソロを殺したが、ジャクー出身のゴミ漁りレイとの対決に破れ、負傷した。

超兵器を失いつつも、スノークは主要星系を掌握するため銀河系全域にファースト・オーダー軍を配備した。またそれと並行し、彼はレジスタンスの掃討作戦を自ら監督した。スノークは機動拠点であるメガ級スター・ドレッドノートスプレマシー>を司令船として使い、ファースト・オーダーの艦隊とともに、ディカーからクレイト星系へ逃げるレジスタンス艦隊追撃した。またスノークはカイロ・レンに心の葛藤を乗り越える試練を与えるため、彼とレイのあいだにフォースの絆を作った。スカイウォーカーのもとでジェダイの修行を積んでいたレイはまんまと罠にはまり、レンをライトサイドに転向させるため<スプレマシー>にやってきた。スノークは玉座の間でレイの心を読んでスカイウォーカーの居場所を突き止めた後、レンに彼女の処刑を命じた。しかしレンはスノークがレイから取り上げたスカイウォーカーのライトセーバーを起動し、弟子が自分を裏切ることは無いと高をくくっている最高指導者を一刀両断した。

経歴

Moff Jerjerrod 2

皇帝陛下は工事の遅れに強い不満をお持ちだ…

現在、この記事で大幅な編集作業が行われています。

編集者間の争いを避けるため、礼儀としてこの記事への編集を控えてください。現在の記事編集者を知りたい場合は、編集履歴を参照してください。

ファースト・オーダー以前

「カイロ・レン、わしは銀河帝国の興亡を見た。騙されやすい者は真実と正義の勝利について、自立と自由意思について戯言を並べたてる。そういった主観的な判断にすぎないものが、まるで確実に存在するかのように。歴史家も常に解釈を誤っている。帝国を崩壊させたのは戦略のまずさでも傲慢さでもない」
―スノーク[出典]

スノークは銀河帝国の台頭と凋落をその目で目撃した。スカイウォーカーの血筋に興味を持つ以前、彼は何人かの弟子を訓練したことがあった。スノークは、レイア・オーガナ将軍ハン・ソロの息子で、ダース・ヴェイダーの孫にあたるベンこそ、フォースの闇との適切なバランスを内側に秘めた存在だと信じていた。

レイアは息子がスノークの影響を受けていることに気付いたが、言っても理解してもらえないだろうと思いハンには伝えなかった。彼女はベンをダークサイドから救うのはフォース感応者である自分の役割だと考えていたのである。しかし、スノークはベンをダークサイドに引き込むことに成功した。ベンはレン騎士団のマスター、カイロ・レンとなり、スノークからルーク・スカイウォーカー率いるジェダイ・オーダー壊滅を命じられた。レンは再建途上のジェダイを虐殺したが、唯一の生存者であるスカイウォーカーは姿を消してしまった。

レジスタンスとの紛争

Kylo Ren and Snoke

カイロ・レンとスノーク

ジェダイが壊滅した後、スノークはレンにルーク・スカイウォーカーの捜索を任せた。スカイウォーカーの居場所を示す地図の最後の一部分を手に入れるため、レンはウエスタン・リーチの惑星ジャクーへ赴いたが、地図は既にレジスタンスアストロメク・ドロイドBB-8によって持ち出されていた。スノークはドロイドを捕えるか、さもなくば破壊するようレンに命じる。しかし、BB-8はファースト・オーダーの追跡を免れ、<ミレニアム・ファルコン>で逃げ去っていった。

スターキラー基地に戻ったレンとアーミテイジ・ハックス将軍は、巨大なスノークのホログラムに報告を行った。ハックスは、レジスタンスの存在を容認する新共和国政府を一掃するため、スターキラー基地の超兵器を使うべきではないかと提案し、スノークの許可を得た。その後、スノークはレンと一対一で話し合い、彼にフォースの覚醒を感じるかと尋ねた。スノークはハン・ソロがBB-8の逃亡を手助けしていることを明かし、光の誘惑を断ち切るためには父親との対決を乗り越えなければならないと告げた。

スターキラー基地がホズニアン星系破壊し、新共和国政府と防衛艦隊を滅ぼした直後、レンはBB-8を捕まえるため惑星タコダナ侵略した。レンはBB-8を逃がしてしまったが、スカイウォーカーの地図の内容を知る廃品回収業者レイを捕まえ、スターキラー基地へ誘拐した。しかし、レンはフォースを使った尋問でも彼女の口を割ることができず、スノークから叱責を受ける。レンはレイもまた強いフォースを備えているのだと主張した。レジスタンス基地が発見されたという報告が入ると、スノークは超兵器を使う許可を出した。また、彼はレイを自分のもとへ連れてくるようレンに命じたが、彼女は覚醒したばかりの力を使って尋問室から逃げ出していた。

間もなく、ハン・ソロ、チューバッカフィンがスターキラー基地に侵入してシールド発生装置を解除し、レジスタンスによる直接攻撃が始まった。ソロは息子のレンをライトサイドに引き戻そうとしたが、レンは父親をライトセーバーで殺害した。レジスタンスのパイロットポー・ダメロンはチューバッカが爆弾で切り開いた突破口を通ってサーマル・オシレーターを内部から破壊し、スターキラー基地に致命的な一撃を加えた。もはや基地の破壊が避けられなくなると、スノークは修行を完了させるためカイロ・レンを自分のもとへ連れてくるようハックス将軍に命じた。

力からの転落

スターキラー基地が破壊されて以降、スノークは銀河にあらゆる希望が残されないよう様々な作戦を練り始めた。ディカーにあるレジスタンスの基地を破壊したハックスだったが、間一髪のところでレジスタンスの残存兵力の掃討には失敗。スノークはホログラムで現れ、ハックスに対し失望を露わにする。しかしハックスが、船がハイパースペースを通る中でも追跡する事ができることを告げたため、ハックスにレジスタンス艦隊の追撃を命じる。さらにルーク・スカイウォーカーの居場所を知るために、スノークは彼の力を使ってカイロ・レンとレイの意識を繋げ、異なる場所にいても意思疎通が出来るようにさせた。スノークの作戦通り、レイはカイロ・レンの中からベン・ソロを呼び戻せると思い、レンのいるスノークの旗艦<スプレマシー>へと向かう。

その後、レイはレンと共にスノークの謁見室へやって来る。スノークはそこでレイとレンの意識を繋げていた事を明かし、攻撃してくるレイを軽くあしらう。そしてレンにレイの処刑を命じるが、レンは自身のライトセーバーではなくスノークが手元に置いていたレイのライトセーバーを起動させ、スノークの体を真っ二つに切断する。レンの反逆を察知したスノークの衛兵は、レイとレンに8人がかりで襲い掛かり雪辱を晴らそうとするも全て倒され、ファースト・オーダーの実質的な権限はカイロ・レンに移ることとなる。

個性と特徴

スノークは強いダークサイドの力を備えるマスターで、ファースト・オーダー最高指導者であると同時に、軍事的なリーダーでもあった。レン騎士団カイロ・レンはスノークを“賢人”と描写したが、ハン・ソロレイア・オーガナはレンがスノークのいいように利用されているに過ぎないと考えていた。息子と対面した際、ソロはスノークが求めているのはレンの力だけだと警告した。スノークは極めて老齢で、過去の出来事やフォースについて広い知識を備えていた。ダークサイドの熟練者にしては珍しいことだが、スノークはカイロ・レンのダークサイドの力だけに目を付けたわけではなく、レンがフォースの光と闇のバランスを体現した存在であることに興味を持っていた。

スノークは細身の男性で、体に比べて手が大きかった。スターキラー基地の一室で映し出されるスノークのホログラムは、実際の彼よりも何倍も大きく(25フィートほどだった)、カイロ・レンやハックス将軍を見下ろしながら会話した。スノークの顔は細長く、目は淡い青色で、頭頂部から額にかけて大きな傷跡が残っていた。また、右頬の傷跡ないし火傷のせいで口が歪んでいるように見えた。スノークは飾り気のない外套を着用し、ゆっくりとした会話の中で力強く低い声を発し、自分の願望を明確に述べた。

気性が荒く不安定な弟子とは対照的に、スノークはほとんど感情を表に出さず、極めて冷静で、ファースト・オーダーが脅かされても焦りや憂慮の気配を見せなかった。スターキラー基地が破壊された時でさえも、彼は怒りや苛立ちを一切見せず、落ち着いてハックス将軍に指令を下していた。

制作の舞台裏

アンディ・サーキスが『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』、『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』でスノークを演じた。

登場エピソード

参考資料

脚注

外部リンク

テンプレート:ファースト・オーダー

Advertisement