スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
出典: Wookieepedia
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(Star Wars Episode II: Attack of the Clones)は、2002年のSF映画。スター・ウォーズシリーズの5番目に発表された映画。上映時間142分。
- 「ダークサイドの帳が下りてきた。未来が見えん。始まったのじゃ、クローン戦争が」
- ―ヨーダ[src]
目次 |
[編集] 概要
後にダース・ベイダーになるアナキン・スカイウォーカーの青年時代、パドメとの禁じられた愛を描く。シリーズで唯一の恋愛映画といわれる。1977年の第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の台詞にも登場した「クローン戦争」を描いた。また、この作品からヨーダは全てCGで表現されるようになり、本当の生き物のようにリアルになった。
カメオ出演として、ジョージ・ルーカスの娘はナイトクラブのシーン、息子はジェダイの図書館でオビ=ワン・ケノービが惑星カミーノの情報を探しているシーンに登場する。本作もエピソード5と同じく本編そのものは話が途中のまま終了するという形を取っている。
[編集] オープニング・タイトル
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[編集] ストーリー
[編集] 共和国の衰退
- 共和国は長い年月をかけて、徐々に、しかし確実に衰退していこうとしていた。中心惑星コルサントから遠く離れた辺境惑星ナブーで繰り広げられた、通商連合による封鎖事件も、共和国の政治的安定能力が衰退していることを如実に語る出来事の一つであった。言い方を変えれば、銀河元老院が適切かつ迅速に行動をとらなかったために、戦いによって自由を勝ち取らなければならなかったのだ。
- 事は辺境惑星一つの問題ではなくなっていた。共和国の政治的安定の欠如は明白で、ナブーの様な例は何百と有り、すべてがよい結果になったとは言えなかったのだ。
- 共和国に加盟する事自体に意味を見いだせなくなった星系や連盟、すなわち分離主義者のおこりである。共和国からの分離を決めた星系はもとより、コルサントから遠く離れた辺境の地では暴動騒ぎが起きることも多かった。暴動も小規模な市民デモからはじまり、惑星間紛争といっても過言ではないレベルの物までの大規模な物まで起こるに至った。それも各地で、何万光年を隔てて、時と場所を選ばずに。
- 分離主義者とて、当初から自らを分離主義者と名乗り、何かしらの御旗の元に集まって行動していた訳ではなかった。いつの時代にも政権に全幅の信頼をおく者ばかりではなく時には惑星規模の反乱も起きうることがあった。しかし、それらは銀河共和国からみれば小規模なものであり、銀河元老院とジェダイ騎士団が有効に機能していた時代には、時とともに鎮圧され、または政治的に和平を得て、解決されていた。しかし、ここ数十年の銀河共和国の政治システムの老朽化、硬直化は、起こりえた事柄に迅速かつ適切に対応出来るものとは言えなくなってきていた。共和国が何もしてくれないならば、自分たちで結集して時刻の利益を守ろう。当初はそういった動機から銀河共和国を離れる者が多かった。
- ただ、政治的に安定した国家惑星が銀河共和国を離れる例もあったが、そうではない惑星、即ち銀河共和国の政治体制が十分に行き及んでいない、無法地帯とも言える惑星も数多く分離主義者に加わっていった。単独では銀河共和国にかなわないが、徒党を組めば銀河共和国に対抗でき、その中で何かしらの利益が得られると考えた国家惑星である。
- そんな中、分離主義者に強力な指導力を持ったリーダーが現れた。元ジェダイで銀河有数の資産家であるドゥークー伯爵である。
- 1000年以上の長きにわたり銀河の平和を守ってきたのはジェダイ騎士団であったが、立て続けに起こる大規模な紛争は、もはやジェダイだけの力で押さえられる物ではなくなってきていた。銀河元老院とジェダイ騎士団、この銀河共和国の安定を司る両輪に疲弊が生じ始めようとしているのだ。
- いつしか、共和国内において軍隊を設立せんとする声が聞こえるようになってきた。
- かつて大昔の暗黒時代には強力な共和国軍が存在し、軍隊はジェダイが率いていたのだ。銀河共和国の裁判官、テュナリド・スクリードはその歴史を根拠に軍隊設立法案を支持した。
- カーマス出身のイーシュリン・オットハイン議員は、軍隊設立法案支持派の惑星カリダに、かつて共和国が軍隊を持っていた頃のトレーニング施設であるカリダ軍事アカデミーがあり、テュナリド・スクリードはそこの出身者であることを指摘した。テュナリド・スクリードが汚職を行っていると言っているわけではないが、銀河元老員に疑問の一石を投じたことは確かであった。軍隊には設備、訓練、維持などに伴い膨大な予算が必要である。軍需産業はそれ自体巨額の資金の動き手そのもの。惑星カリダが軍隊設立法案賛成キャンペーンを行い、膨大な費用を費やしていることも事実である。
- オットハイン議員は、紛争における民主的な外交による解決が間違いだというのではなく、解決策の実行に誤りが有ったことを主張した。
- 議論は建設的な物とは言い難く、投票自体が意味のない物になりかねない。銀河元老院の本来の目的は討議による政治的解決である。
- 軍隊設立法案支持派と反対派の大きな違いは、資金のあるなしだった。反対派は資金力において大きく差をつけられ、自らの足で精力的に活動する他なかった。
- ナブー選出のパドメ・アミダラ銀河元老院議員は反対派の代表的存在となり、銀河中を回っては可能な限り会見を行い、意見を述べて回っていた。10年前、通商連合によるナブー封鎖事件の当事者であった彼女の意見は、分離主義者に軍隊で対抗すれば、彼らもまた軍隊で対抗するという単純明快な物であった。
- 惑星シャンドリラでは、軍隊設立法案が通れば、自分たちの惑星の平和と安全を共和国軍にゆだねることを懸念し、社会安全委員会が一日ストライキを行った。
- 賛成派であるコレリアでは、それ以上に強硬な運動が行われた。ガーム・ベル・イブリス議員は代表団を銀河元老院から引き上げ、国境を封鎖、コレリアン保安局コルセックは徴兵を拒否し、いかなる外部の部隊もコレリアに駐留することを認めないとした。これは分離主義者に加わるということではなかった。しかし、共和国にありながら、その上銀河元老院に議席を持つ有力国家が銀河元老院から離脱するという極めて異常な事態であり、反対派の勢いをそぐには充分な出来事であった。
- コレリアの議席が空席になって間もなく、パルパティーン議長はロイヤリスト・コミッティー(議長支持派)を結成した。軍隊設立法案反対派、賛成派双方からなる、共和国を大切に思い、現在の問題を乗り越えるべく願うこのコミッティーは賛同を得た。しかし、このコミッティーの呼びかけも、分離主義者には拒否されてしまった。
[編集] パドメ暗殺未遂事件
- 軍隊設立法案の投票の日が近づいた。共和国から離脱する惑星は増え、賛成派と反対派の群衆が元老院議事堂周辺に詰めかけた。
- 軍隊設立法案反対の指示を集めるため、銀河遊説を終えたパドメ・アミダラ議員が乗るナブーのロイヤル・スターシップがナブー・スターファイターに守られ、銀河元老院議事堂からさほど離れていないプラットホームに着床した。ナブー・スターファイターから降り立ったキャプテン・タイフォは思っていた事態が起きなかったことに安堵した。ナブーのロイヤル・スターシップのタラップが開き、議員が降りてこようとしたそのときである。突如爆発が起こりナブーのロイヤル・スターシップは破壊され、降り立とうとしていた人間も爆風に吹き飛ばされた。
- 爆発に巻き込まれ、瀕死の議員にキャプテン・タイフォとともにスターファイターから降り立った女性隊員が駆け寄った。その女性隊員こそがパドメ・アミダラ銀河元老院議員その人であり、ロイヤル・スターシップから降り立った議員はキャプテン・タイフォの作戦による替え玉、侍女のコーディーだったのだ。コーディーはパドメの腕の中で息絶えた。
- 銀河元老員議長パルパティーンは、元老員に訃報を告げパドメの功績をたたえていたそのとき、ホールに暗殺されたはずのパドメが現れた。この事件に関して言えば、軍隊設立法案反対派の旗頭たるアミダラ議員を暗殺して、法案を通過させようという意図によりなされた事は誰の目にも明らかであった。証拠を出せといえば逆に賛成派に不利になる。議会は反対派に傾こうとしていたが、冷静な判断のため、投票は延期される運びとなった。
- パルパティーン議長がオフィスでジェダイ評議会のメンバーと、共和国に不穏な空気が漂っていることは明白で、分裂を防ぐことが喫緊の課題である、といった話し合いをしているとき、ロイヤリスト・コミッティーが現れ、話題はアミダラ議員暗殺未遂事件についての物となった。アミダラは分離主義者とドゥークー伯爵が黒幕ではないかと言ったが、ジェダイマスターのメイス・ウィンドゥとキ=アディ=ムンディは、かつてジェダイであったドゥークー伯爵が暗殺を企てたとは考えられないと言った。
- パルパティーン議長はアミダラ議員の身辺警護の強化を求めた。当初反対していたアミダラであったが、自分の身を思う議長の説得を受け入れた。そしてアミダラ議員の身辺警護は議員となじみの深い人物、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーが選ばれた。
[編集] 2度目の暗殺未遂事件
- オビ=ワン・ケノービがガンダークの巣に落ちたときの様に落ち着かない態度でアナキン・スカイウオーカーはその任務に向かった。パドメ・アミダラがナブーの女王であったとき通商連合によるナブーの封鎖が行われ、自由を勝ち取るため、当時子供であった自分も共に戦ったのだ。それ以来十年間一日も忘れることのなかったパドメと再会でき、ジェダイ・パダワンとして身辺警護の任務に就くことが出来るのだ。
- アミダラ議員はオビ=ワン・ケノービとの10年ぶりの再会を喜んだ。しかし、隣にいる若者がアナキン・スカイウォーカーであることにすぐには気づかなかった。ほんの少しの時をおいてアミダラ議員はアナキンに気づいて微笑み、言葉を交わした。
- アナキンは後ほど10年間1日も欠かさず思い続けたパドメが、自分のことを一目で気づかなかった事に不満を漏らしたが、ジャー・ジャー・ビンクスはあんなうれしそうなパドメを見るのは久しぶりだと言った。ナブー封鎖の時の子供であったアナキンと今のアナキンでは、身長は倍ほど違い、顔も子供から青年へと大きく変わっているのだ。
- アミダラ議員が暗殺者の正体を知りたいと言ったとき、アナキンは師であるオビ=ワンを差し置いて暗殺者の正体を見つけ出すといった。オビ=ワンは任務はアミダラ議員の護衛であり、犯人の追及ではないとたしなめた。ジェダイ評議会の決定は絶対の物だからである。
- しかし、アミダラ本人はジェダイ評議会の決定に従うつもりはないらしく、その夜、自分の部屋の寝室のカメラを切り、暗殺者が自分を付け狙いやすい状況を作った。隣の部屋にはアナキンとオビ=ワンが控えており、部屋にはR2-D2がいる。
- そのアミダラの命を、バウンティ・ハンターのザム・ウェセルが狙う。猛毒虫コウハンが入れられたASN-121アサシン・ドロイドが、宙を飛び、地上数百メートルの高さにある、アミダラの寝室のトランスパリスチール(透明鋼)の窓を、外部から円形に穴を開ける。あけられた穴から彼女の部屋にコウハンが放たれる。ライトセーバーの柄ほどの大きさで、皺のある白っぽい柔軟な体に無数の節足を持った猛毒虫がアミダラに向かって這い寄る。そのときR2-D2が反応する。
- オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウオーカーはコウハンの餓えの感情をフォースで察知して、アミダラの部屋に駆け込み、ライトセーバーでその毒虫を斬り殺す。オビ=ワンは透明鋼の窓を突き破り、外でその様子を観察していた暗殺ドロイドに飛びつき、とりついた。アナキンはオビ=ワンがドロイドとともに部屋から遠く離れていったのを確かめると、アミダラの警護をキャプテン・タイフォに託し、追跡に適したスピーダーに乗り込むと追跡を開始した。オビ=ワンのフォースを追う。
[編集] 深夜の追跡
- 宙を飛ぶ暗殺ドロイドは、オビ=ワン・ケノービを振り落とさんと小刻みに動く。それくらいで落とされるオビ=ワンではなかったが、ザム・ウェセルの銃弾が暗殺ドロイドを破壊した。オビ=ワンは転落しながらもアナキン・スカイウォーカーが近づいてきていることをフォースで感じていた。アナキンの駆るスピーダーは落下してくるオビ=ワンを受け止め、そのまま間を置かず暗殺者を追った。逃げる暗殺者ザム・ウェセルのスピーダーを関知してその遙か上空にいたアナキンは、操縦をオビ=ワンに譲り、自らは飛び降りていった。ザム・ウェセルのスピーダーに飛び乗ると、スピーダーは歓楽街へと墜落していく。
- 相当の勢いでスピーダーは墜落したが、アナキンもザム・ウェセルも目立った怪我は無いようであった。有名なナイトクラブ・アウトランダーに逃げ込んだザム・ウェセルを追おうとしたアナキンにようやく追いついたオビ=ワンがライトセーバーを渡した。ジェダイの命たるライトセーバーをうかつに手放すなと叱責するが、アナキンはザム・ウェセルを追う事に頭をとられているらしかった。オビ=ワンは暗殺者は逃亡するためではなく隠れるためにナイトクラブに入ったのだと諭す。
- ナイトクラブに入ったオビ=ワンは、アナキンに店内を捜索させ、自分はカウンターで飲み物を注文した。そのオビ=ワンに背後から近づくザム・ウェセル。瞬間的に振り向き、オビ=ワンがライトセーバーを振るうとザムの片腕が切り落とされる。オビ=ワンとアナキンは尋問するため店の外の路地に連れ出した。しかし、尋問しようとした矢先、遠く離れたところから何者かがザム・ウェセルを狙撃し、殺害してしまったた。体に刺さった毒矢を見つめるアナキンとオビ=ワン。毒矢を放った人物は装甲服に金属製のヘルメットで顔を隠していることだけが見て取れた。たちまちのうちに背中のロケットパックを起動し、夜の闇に消えていく。
[編集] ナブーへ
- オビ=ワン・ケノービの報告を聞いたジェダイ評議会は、アナキン・スカイウォーカーに、アミダラ議員を危険なコルサントからナブーまで護衛するように命じた。そしてオビ=ワンはアミダラ議員をの暗殺を企てた者について調査を行う。
- アナキンの単独任務はまだ早いと感じていたが、オビ=ワンは評議会の決定に従った。アナキンとアミダラ議員、R2-D2はヨーダの知恵で難民に扮してナブーに向かう。オビ=ワンはキャプテン・タイフォにアナキンの事について不安を漏らしたが、タイフォもまたパドメの行動について不安を漏らした。
- しかしオビ=ワンにはより重要な任務があった。ジェダイ聖堂の分析コンソールもドロイドも正体をつかめなかった毒矢を手がかりに容疑者を特定しなければならないのだ。
- ナブーへ発つ前、パドメは軍隊設立法案の廃案に努力してきたのに、肝心の投票の時にコルサントを離れないといけないこと、アナキンは自分の事を認めてくれないオビ=ワンのこと、それぞれの不満を語り合った。しかし難民船に乗り込み、旅を続けていくうちに互いのことを語り合い、深く知り合うようになっていった。そこでパドメが気付いたアナキンの一面、それは傲慢に見えるのは一つの側面にすぎず、毎夜のように母の夢や悪夢を見続ける傷ついた青年の姿であった。
- 二人はアナキンのジェダイ騎士団についての話から、パドメの女王時代の話、政治の話まで多岐にわたって話し合った。そこに共通していたのは、話題こそ違え、意見が衝突することはなかったと言うことである。
- ナブーに到着し、シード宮殿でクイーン・ジャーミラと謁見が許された時、アナキンは女王と元老院議員との会話に割ってはいるという行為を行った。会話の内容が警護の話に及んだとき、その責任者は自分であることを明確にしたかったのだが、パドメは短く制した。アナキンもパドメに対する自分の気持ちを周囲に知らせているかのような軽率な言動を慎んだ。
[編集] パドメ・ネイベリー
- パドメ・アミダラとアナキン・スカイウォーカーは彼女の実家を訪れた。パドメはパドメ・ネイベリー個人に戻り、アナキンに両親、姉、姪を紹介した。パドメの危険な立場について隠すことなく率直に語るアナキンは家族に歓迎され、すぐに二人の気持ちを察せられた。
- ナブーの郊外に身を隠すため荷造りしているとき、アナキンはパドメの昔の二枚の写真を見つけた。一つは難民救済運動の手伝いをしていた頃、もう一つは官吏として政治の道を歩み始めた頃の物であった。
[編集] デクスターズ・ダイナー
- オビ=ワン・ケノービはザム・ウェセルを殺した毒矢の手がかりを探るため、コルサントのビジネス街に近いココ・タウンにあるレストラン、「デクスターズ・ダイナー」を訪れた。其処には旧友であり裏社会の情報に通じたデクスター・ジェットスターがいて、彼なら何かしら有益な情報を提供してくれると思われたからである。4本の腕を持つ大柄なエイリアン種であるデクスターは、キッチンから出てくると4本の腕を広げ、旧友を歓迎し、抱きしめた。
- デクスターは期待に違わず、ジェダイ聖堂の分析コンソールもドロイドも正体をつかめなかった毒矢のおおよその正体を見破った。ドロイドのような機械は決してみることの出来ない、表に書き示された以外の情報を読み取った彼は、それがクローン製造では銀河一と言われるカミーノの物であると告げた。ドロイドに表面に書かれた異常の情報が読み取られたら、生物は滅びる。
- そして惑星カミーノのおおよその位置と気むずかしく親しくなるには財布の中身が必要だという性質について教え聞かせた。
- ジェダイ聖堂にもどったオビ=ワンはアーカイブでカミーノ星系について調べたが、見つけ出すことは出来なかった。アーカイブの管理者ジョカスタ・ヌーは、アーカイブに存在しないならそれは存在しないと断言した。オビ=ワンはデクスターの情報を信じていた。そして星図にはカミーノが有るべき場所に何かしらの重力異常が認められる。オビ=ワンはヨーダに消えた惑星の謎について尋ねてみた。
- ヨーダはベア・クランの教練中、手を休め、オビ=ワンの話を聞き、子供たちにその謎を問うてみた。子供の一人は惑星が消えたのではなく、誰かがアーカイブの記録を消したのだと言った。子供たちの意見は素直で、しかも核心を突く。アーカイブの記録を消去したり操作したり出来るのはジェダイだけである。謎が謎を生んだ。
[編集] 未知の惑星へ
- オビ=ワン・ケノービの乗ったジェダイ・スターファイターはハイパースペースから通常空間に戻ると、ハイパードライブリングから赤いくさび形の小型のボディーを切り離した。デルタ7タイプで、コクピット左前方のドロイド・ソケットにはアストロメク・ドロイドのR4-P17が装着されている。
- ジェダイ聖堂のアーカイブに存在しないはずの位置に惑星カミーノは確かに存在した。デルタ7はカミーノの大気圏内に進入し、嵐が吹き荒れる水の惑星カミーノの首都ティポカ・シティーの、海面から突き出すように建造された建物に着陸許可を得て、土砂降りの中、プラットホームに降り立った。
- オビ=ワンを出迎えたのは白く細長い体に細長い首、アーモンド型の目を持つカミーノアンのトーン・ウィー首相補佐官であった。
- 気むずかしく、金なしでは打ち解けるのは難しいと聞かされていたオビ=ワンにはトーン・ウィーの「待っていた」という言葉は予想外であったが、次に聞かされた言葉はそれ以上に予想外で不可解な物であった。もうジェダイは来ないのではないのかと思い始めていた、と言われたのだ。そして首相のラマ・スーン[と面会し、話を合わせてみた。10年前にジェダイ・マスター、サイフォ=ディアスがジェダイ評議会の命を受け、カミーノに発注したクローン軍の準備がもうすぐ整うと言うことだ。オビ=ワンはラマ・スーンにサイフォ=ディアスは10年前、任務中に命を落としている事を告げた。その訃報に意を示したものの、ラマ・スーンはクローン軍を披露できることを誇らしげにオビ=ワンに告げた。
[編集] ジャンゴ・フェットとの遭遇
- オビ=ワン・ケノービはクローン兵のホストのことを知るため質問したところ、バウンティー・ハンター(賞金稼ぎ)のジャンゴ・フェットという人物で、その人物は今、カミーノに、しかもこの場所にいる事を告げられた。そして成長速度を速めたクローン兵と違う、自分と全く同じ遺伝子を持つクローンを、高額のホスト料とは別に要求したという事も教えられた。
- オビ=ワンがジャンゴに合うため部屋を訪れると、件のクローンであるボバ・フェットとジャンゴ・フェットがそこにいた。ボバ・フェットはジャンゴを子供にした、完全なクローンだった。オビ=ワンは彼の部屋にマンダロアのそれに似た装甲服が置かれているのを見逃さなかった。記憶ではザム・ウェセルを殺した犯人が着ていた装甲服と同じである。ジャンゴ・フェットとオビ=ワンは内面を見透かし合いながらも、たどたどしくここ最近の事を尋ねたり、他愛のない会話を繰り返したりした。
- オビ=ワンはジェダイ評議会にありのままを報告した。評議会はジャンゴ・フェットを捕らえてコルサントに連れてくるように命じた。
- 着床プラットフォームでは、ジャンゴ・フェットがボバ・フェットと共にスレイブⅠでカミーノを今まさに発とうとしているところだった、
- 有無を言わせずジャンゴとオビ=ワンは交戦状態となった。
- ジャンゴの銃撃をライトセーバーで交わし、体術を体に命中させるが、装甲服が致命打にさせない。背中のロケットをふかし上空からオビ=ワンを攻撃するジャンゴ。互角の戦いが続いた。絶対的には短い戦いであったが本人たちには相当長い戦いに感じたかもしれない。ついにはオビ=ワンがジャンゴをプラットフォームから落とすことに成功するが、ジャンゴの腕から放たれたワイヤーがオビ=ワンに巻き付いていた。転落するジャンゴの勢いに引かれ、オビ=ワンもプラットフォームから転落していった。急斜面になったプラットフォームの端から転落するジャンゴは、腕につけられた伸縮自在の鉤を使い転落を逃れ、同時にオビ=ワンと自分を結んでいたワイヤーを切り離す。オビ=ワンが荒れる嵐の海に落ちていくのを見ながら、腕の鉤を使って斜面を登り、プラットフォームに向かう。
- 転落するオビ=ワンはフォースを使い、投げたワイヤーをプラットフォームの梁に巻き付け、渾身の力で転落を免れ、再びフォースを使ってメンテナンス様のプラットフォームに飛び移った。しかしスレイブⅠのあるプラットフォームはかなり上の階にある。フォースでエレベーターの扉を開き上の階に向かったが、ジャンゴ・フェットたちはすでにスレイブⅠで飛び立とうとしていた。
- 待ち伏せに備えライトセーバーを起動しながらベルトのポーチから追跡装置を取り出し、上空のスレイブⅠに投げつける。上空に消えたスレイブⅠは、追跡装置で追う事が出来る。
[編集] スレイブⅠ追跡
- オビ=ワン・ケノービはデルタ7のセンサーをチェックした。ジャンゴ・フェットのスレイブⅠがハイパースペースに入ったとき、どこに向かっていたがわかる。あとは追跡装置を辿ればハイパースペースを出る時と場所がわかる。
- ジャンゴ・フェットは息子のボバ・フェットに危うくやられるところであったことを告げた。恥などみじんも感じさせない口ぶりは、自分を過大評価し、敵を侮る物はバウンティー・ハンターとして生きながらえることが出来ないという事実だけを告げていた。
- スレイブⅠは惑星ジオノーシスへ向かっていた。クローン軍の存在が発覚したことをダース・ティラナス、即ちドゥークー伯爵に知らせるためである。ハイパースペースを出ると赤い大地の乾燥した惑星ジオノーシスが見えてきた。武器工場が多数集まるジオノーシスを取り巻く輪は豊富な原材料資源である。そのとき息子のボバ・フェットがスキャン・スクリーンに点滅する物を見つけた。それはオビ=ワンのデルタ7が自分たちを追ってきたこと、そしてスレイブⅠに何かしらの追跡装置が仕掛けられていた事をも意味していた。船体外壁に電気を流し追跡装置を破壊したが、視認領域にあるオビ=ワンをまくことは難しいであろう事は明らかである。
- 戦闘を行うため、スレイブⅠのサブライト・エンジンを稼働させ、惑星ジオノーシスの輪である小惑星帯に飛び込んだ。何千年も昔に忘れられた惑星の衝突で出来た輪は、貴重な鉱物資源を豊富に含むと共にセンサーを紛らわせる干渉波を出している。その合間を縫っての追撃は通常の小惑星帯を通り抜けるよりも遥かに厳しい。オビ=ワンはジェダイの能力のすべてを使ってデルタ7を駆った。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
- オビ=ワン・ケノービ:ユアン・マクレガー(吹替:森川智之)
- パドメ・アミダラ:ナタリー・ポートマン(吹替:坂本真綾)
- アナキン・スカイウォーカー:ヘイデン・クリステンセン(吹替:浪川大輔)
- パルパティーン最高議長:イアン・マクダーミッド(吹替:小林勝彦)
- シミ・スカイウォーカー:ペルニラ・アウグスト(吹替:鈴木弘子)
- C-3PO:アンソニー・ダニエルズ(吹替:岩崎ひろし)
- メイス・ウィンドゥ:サミュエル・L・ジャクソン(吹替:玄田哲章)
- ヨーダ:フランク・オズ(吹替:永井一郎)
- ドゥークー伯爵:クリストファー・リー(吹替:羽佐間道夫)
- R2-D2:ケニー・ベイカー
- ベイル・オーガナ:ジミー・スミッツ(吹替:寺杣昌紀)
- ジャンゴ・フェット、クローン・トルーパー:テムエラ・モリソン(吹替:金田明夫)
- ボバ・フェット:ダニエル・ローガン(吹替:田谷隼)
- クリーグ・ラーズ:ジャック・トンプソン(吹替:田村勝彦)
- ジャー・ジャー・ビンクス:アーメド・ベスト(吹替:田の中勇)
他
[編集] 受賞歴
- サターン賞
- 受賞:最優秀衣装賞、最優秀特殊効果賞
- ノミネート:最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀若手男優賞、最優秀作曲賞、最優秀SF映画賞、最優秀DVD特別版発売賞
- MTVムービー・アワード
- 受賞:ベスト・ファイト賞
- ノミネート:最優秀アクションシーン賞、最優秀バーチャル演技賞
- ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)
- 受賞:最低脚本賞、最低助演男優賞
- ノミネート:最低作品賞、最低監督賞、最低助演女優賞、最低リメイク・続編賞、最低スクリーンカップル賞
