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「俗にスターク・ハイパースペース紛争と呼ばれるこの戦いは、ひとつの惑星が戦場となったが、しだいに激しさを増し、共和国軍が介入することになった」
ヴォレン・ナル[出典]

スターク・ハイパースペース紛争[1](Stark Hyperspace War)は、46 BBYクォーティル星系全域で行われた、小規模で地域的な軍事衝突。ジェダイ・オーダーの助けを借りた銀河共和国が、アイアコ・スターク率いるスターク・コマーシャル・コンバインと戦った。スターク・ハイパースペース戦争[2](Stark Hyperspace Conflict)やスターク紛争[3]、あるいはスターク・コンバイン紛争(Stark Combine Conflict)としても知られる。海賊の間でカリスマ的リーダーシップを持つアイアコ・スタークの軍隊には、海賊や傭兵バウンティ・ハンター暗殺者が集まっていた。また、彼らはトレード・フェデレーションバクタ供給企業のズークプラ社からも援助を受けていた。この一連の出来事は、銀河系掌握を企むシスの暗黒卿ダース・シディアスが、壮大な計画の一環として仕組んだことだった。

紛争のきっかけは、アウター・リム・テリトリーで発生した、海賊による複数の襲撃事件だった。この事件は、フィニス・ヴァローラム元老院議員や、マスタータイヴォッカをはじめとするジェダイの監督のもと、共和国の外交団によって平和的に解決されるはずだった。しかし、軍国主義者ラヌルフ・ターキン議員による攻撃と、スターク・コンバインとトレード・フェデレーションの行動により、事態は全面的な紛争に発展することになった。スターク・ハイパースペース紛争では、惑星トロイケンとその周辺領域で5回に及ぶ決戦が行われ、惑星タイフェラで特殊任務が遂行された。紛争の終盤、コンバインの共同監督者たちに立場を脅かされていたアイアコ・スタークは、共和国側へ転向し、戦いを終わらせるための協力をすることに決めた。スタークの離脱により、共和国は間もなく紛争を終結へと導いた。

しかし、紛争の結末は、共和国の思い描いた通りのものではなかった。ジェダイ評議会のメンバーでもあるタイヴォッカや、ラヌルフ・ターキン議員が戦いで命を落としてしまったのである。また、この戦いをきっかけにヌート・ガンレイはトレード・フェデレーションのヴァイスロイになり、フィニス・ヴァローラム議員は共和国の最高議長に選出された。

背景

「事件はバクタの供給不足という危機からはじまった」
銀河同盟の歴史書の記録[出典]

スターク・コマーシャル・コンバイン

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アイアコ・スターク

アイアコ・スタークは、アウター・リム・テリトリーで活動を行う密輸業者だった。スタークは巨大ビジネス複合企業が売買する商品を盗み出し、利益の維持のために充分な高値でそれらを売りさばいた。しかしこの売値はトレード・フェデレーションよりは安く、彼はアウター・リムの民衆から英雄扱いされた。カリスマ性と先見性を備えたスタークは、密輸業者や海賊傭兵バウンティ・ハンター、そして暗殺者といった多数のグループの信用を勝ち取り、もともと大規模な自身の艦隊に彼らを加えた。こうして誕生した組織は、スターク・コマーシャル・コンバイン、あるいはスターク・コレクティブと呼ばれた。旗艦ラプター>から組織を監視し、4人の共同監督者(ブーア=ダータム・ゴズンロム・ポートムトロドス)に支えられたスタークは、コンバインの軍事力を拡大した。やがてこの組織は、トレード・フェデレーションや銀河共和国がアウター・リムで保持する軍事および政治権力に立ち向かえるほどになった。無法者の同盟としては、スターク・コマーシャル・コンバインはかつてないほど大規模な組織だった。

通商企業を略奪することで権力を拡大したものの、スタークはトレード・フェデレーションを攻撃したいとは考えていなかった。そこで彼はフェデレーションの指導者ハスクや、有力なバクタ供給企業ズークプラ社の指導者アドル・ベルと取り引きを行った。コンバインはスタークのリーダーシップのもとで武装し、経済力および軍事力を統合し、さらに新しいナビゲーション・コンピューター用ウイルスの開発に成功していた。スタークは、バクタの支配権を奪い、ウイルスで宇宙部隊の行動力を無効化することで、共和国を打倒できると考えた。そしてハスクとベルも、スタークの考えに魅せられた。

危機のはじまり

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トレード・フェデレーションの貨物船を襲撃するスタークの宇宙船

間もなく、惑星タイフェラでズークプラ社が所有するアラジ加工工場(バクタ製造に欠かせない重要な施設)が爆発した。タイフェラはバクタ治療ゲルや、その製造に使われるアラジ・バクテリアの唯一の産出元であり、ズークプラ社はタイフェラの主要バクタ製造企業だった。そのためバクタ価格は急上昇し、バクタの買い溜めが行われたことで、さらに価格が急騰することになった。

スターク・コマーシャル・コンバインの宇宙船はトレード・フェデレーションの貨物船を“襲撃”し、バクタの積み荷を手に入れた。裏でフェデレーションと手を結んでいたコンバインは、秘密の計画通り、アウター・リムの人々に治療液を売りさばいた。人々の目にスターク・コンバインは、専制的なフェデレーションや無力な銀河共和国に立ち向かい、必需品であるバクタを低価格で届けてくれる存在として映った。アウター・リムの抑圧された人々は、これまでよりもさらにスタークを英雄視するようになった。

交渉の試み

共和国の銀河元老院では、フェデレーションの代表議員であるヌート・ガンレイ大臣(ガンレイはフェデレーションとコンバインが裏で手を結んでいたことを知らなかった可能性がある)が、自衛手段としてバトル・ドロイド軍団を拡大する許可を要求した。一方、軍国主義者派閥の指導者であるラヌルフ・ターキン元老院議員は、この状況をうまく利用し、ルーサンの改革で廃止された共和国地上軍宇宙軍を復活させようと考えた。

しかしフィニス・ヴァローラム議員は、共和国とトレード・フェデレーション、スターク・コマーシャル・コンバインに、それぞれの意見の違いを外交を通して解決してはどうかと提案した。スターク側もこれに同意し、元老院はヴァローラムとガンレイをそれぞれ国家と企業の代表者として選出した。話し合いはコンバインの惑星であるトロイケンで行われることになったが、その場所を知らされたのは参加する代表者だけだった。

元老院は、トロイケンに向かう外交団にジェダイの同伴を要請した。ヴァローラム議員はジェダイ評議会と連絡を取って彼らに任務を伝え、直観力と未来予知能力で知られるジェダイ・マスタータイヴォッカがトロイケンに向かうことになった。ヴァローラム議員は、ズークプラ社やフェデレーションに対して行動を起こす前に、何かしらの証拠を見つけることができるはずだと主張した。タイヴォッカの助言のもと、評議会はジェダイ・ナイトソルメと彼のパダワンであるクインラン・ヴォスを惑星タイフェラへと向かわせた(しかし、グランド・マスターヨーダはヴォスが心の中に抱えている闇を不安視していた)。タイヴォッカはかつての弟子プロ・クーンと、マスター・クワイ=ガンとその弟子オビ=ワン・ケノービを任務の同伴者に選んだ。また、ヴァローラム議員が親しい間柄のマスター・アディ・ガリアも同行させるよう要請したため、彼女も任務に加わることになった。

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トロイケンへのジャンプに備える、ラヌルフ・ターキンの艦隊

惑星コルサントでは、もうひとつの会合が行われた。ラヌルフ・ターキン議員は、共和国軍設立のきっかけをつくるため、同じ考えを持つ領域防衛軍をまとめあげて準軍事組織を編成していた。そして彼は、コルサントでトレード・フェデレーションのガンレイ大臣と会談し、協力を取りつけようとした。ガンレイは最初は渋ったものの、彼が行っていたさまざまな秘密事業を元老院に暴露すると脅された後、会議が行われる惑星がトロイケンであることをターキンに教えた。

ターキン議員は、スターク・コマーシャル・コンバインを軍事力で倒すことにより、ヴァローラムのような軍国化反対者たちの立場を弱め、元老院で軍国主義者の勢力を拡大したいと考えていた。ターキンは、彼の準軍事勢力を公式な共和国地上軍および宇宙軍にしてもらうことを思い描いており、共和国の指導者になるつもりだった。しかし、出来事は彼の思うようには進まなかった。スターク・コンバインのスパイは(おそらくフェデレーション内部の連絡員を通して)ターキンの艦隊の存在を知り、彼の計画を察知したのだった。

ジェダイの外交チームはタイフェラとトロイケンに派遣された。ターキンは艦隊に戦闘準備をさせたが、スタークは迎撃して彼らを全滅させるつもりだった。

戦闘

第一次クォーティルの戦い

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惑星やその衛星に飛び込むラヌルフ・ターキンの宇宙船

トロイケンに到着したジェダイと共和国の交渉団は、スタークとコンバインの共同監督者たちと顔を合わせた。最初の会合が始まると、ガンレイはメクノ=チェアホーミング・ビーコンを起動し、会合場所の座標をターキンの艦隊に知らせた。手に入れた情報に基づき、ターキンは艦隊の宇宙船にハイパースペースへの突入を命じた。彼は会合を襲撃し、コンバインの指導者と共和国の参加者をどちらも殺してしまうつもりでいた。

会合の参加者たちが席に着いた直後、マスター・タイヴォッカは、通常の会議の手続きは無視して、スタークが考える解決策をすぐに実行してはどうかと提案した。スタークはタイヴォッカに同意したが、彼には話し合いをするつもりなどなかった。スタークの部下たちは、会合場所を他人に漏らしたガンレイの裏切りを口実に、共和国の交渉者たちに銃を向けたのである。スタークは、ターキンの艦隊が彼らを攻撃するつもりであることを既に知っており、ナビコンピューター・ウイルスをガンレイが信号を送信した地点に向けて放っていた。正常な機能を失ったターキンの宇宙船の多くは、ハイパースペースを抜け出した途端に恒星ブラックホールに向けて飛び出してしまった。ターキンの旗艦、<インヴィンシブル>を含む残りの宇宙船は、何とかトロイケンがあるクォーティル星系にたどり着いたが、すぐに圧倒的な数のコンバインの軍隊に迎撃されることになった。

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攻撃を受けるターキンの艦隊

ヴァローラムは、この攻撃はラヌルフ・ターキンが独断で行ったものだと主張したが、スタークは聞き入れず、共和国側に降伏を迫った。タイヴォッカは当初から抱いていた疑念が正しかったことを理解し、ジェダイは戦闘態勢に入って形勢を逆転させた。クワイ=ガン・ジンの助言に従い、ガンレイはうろたえながらも保安ドロイドを戦わせた。しかしその際、ガンレイはドロイドに「全員を殺害」するよう命じてしまった。ドロイドはスタークの部下だけでなくジェダイに対しても発砲し、コンバインの共同監督者たちが逃走する中、タイヴォッカは味方からの銃撃で負傷した。ジェダイが保安ドロイドを破壊した後、共和国のメンバーはカンセラー級クルーザーに乗るためアヴォス山へと退却した(彼らの退却の直前に、ガンレイのシャトルは破壊されていた)。致命傷のマスター・タイヴォッカは、アディ・ガリアには状況を平和的に解決するためヴァローラムを守るよう指示し、クワイ=ガン・ジンにはコンピューター・ウイルスへの対処を、そしてプロ・クーンにはスタークによる襲撃に備えターキンの部隊を集結させるよう命じた。最後の命令を下した後、タイヴォッカは弟子だったクーンがジェダイ評議会で自分の跡を継いでほしいと口にし、命を落とした。退却中、クーンはテレパシー能力を使って追跡してくるスタークの戦闘機を遠ざけた。しかしアヴォス山に到着すると当時に、損傷を負ったカンセラー級クルーザーは爆発してしまった。

ターキンの艦隊のうち、トロイケン上空でまだ生き残っていたのは全体の4分の1以下だった。<インヴィンシブル>が致命的なダメージを負った後、ヴァローラムから退却地点の情報を受け取ったターキンは、乗組員に船を捨てて脱出ポッドでアヴォス山に向かうよう命じた。ターキンの艦隊の宇宙船は、乗組員が撤退する前に、惑星へと降下する兵士輸送船を取り囲んだ。ターキンと部下たちが退避した後、<インヴィンシブル>は破壊され、炎を上げる船の残骸がアヴォス山の近くに墜落した。ジェダイと兵士たちはアヴォス山の廃棄されたスパイス鉱山で再集結を開始した。

タイフェラの任務

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タイフェラにて、ソルメとヴォス

Blue Glass Arrow.svg 詳細はタイフェラの任務を参照

トロイケンで話し合いが進められる中、ソルメとクインラン・ヴォスは惑星タイフェラに到着し、ズークプラ社のバクタ加工工場を調査した。そこでふたりは、侵入者を抹殺するようプログラムされた保安ドロイドと遭遇する。ドロイドを破壊したソルメとヴォスは、ズークプラ社のアドル・ベルと、トレード・フェデレーションのハスクの会合現場に出くわした。このことから、秘密の協定と、仕組まれたバクタ不足の真実が発覚した。ハンター=キラー・ドロイドや下水道のトンネル=グラインダーをかわしたふたりのジェダイは、フェデレーションのバクタ運搬用貨物船へと近づいた。スターク・コンバインに徴用されていたこの貨物船は、トロイケンにバクタを運ぶように設定されていた。治療物資が敵の手に渡ることを阻止するため、ジェダイは貨物船を爆発させた。

続く紛争

Editicon.png このセクションは不完全です。記事の編集が求められます。

その後

制作の舞台裏

週刊スター・ウォーズ ファクトファイル: 第56号ではスターク・ハイパースペース戦争の表記が使われており、『スター・ウォーズ 全史』ではスターク・ハイパースペース紛争スターク紛争の表記が使われている。

スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇』では「Stark Hyperspace War」にスターク・ハイパースペース紛争の訳語が、『偽りの仮面』では「Stark Combine Conflict」にスターク・ハイパースペース戦争の訳語が充てられている。

登場作品

  • Star Wars: Republic: The Stark Hyperspace War (初登場) (回想シーン)
  • 偽りの仮面 (言及のみ)
  • Star Wars: Darth Plagueis (言及のみ)
  • HNNsmall.jpg Stark Veterans Blast Amidala—HoloNet News Vol. 531 45 (言及のみ)
  • HNNsmall.jpg Point/Counterpoint: Military Creation Act—HoloNet News Vol. 531 47 (言及のみ)
  • Jedi: Aayla Secura (言及のみ)
  • Star Wars: Republic: The Dreadnaughts of Rendili (言及のみ)
  • Star Wars Purge: Seconds to Die (言及のみ)
  • Star Wars: Agent of the Empire: Iron Eclipse, Part 1 (回想シーン)
  • Star Wars: Agent of the Empire: Iron Eclipse, Part 4 (言及のみ)
  • ミレニアム・ファルコン (言及のみ)

参考資料

脚注

  1. 訳語は『スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇』による。
  2. 訳語は『偽りの仮面』(2012年の改訂版)による。
  3. この表記は『スター・ウォーズ 全史』上巻77ページで使用されている。

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