- 「レッド・リーダー、こちらゴールド・リーダー。ターゲットの攻撃を始める」
- ―ジョン・ヴァンダー[出典]
ジョン・“ダッチ”・ヴァンダー(Jon "Dutch" Vander)は惑星オンダロン出身のスターファイター・パイロットである。もともと銀河帝国の宇宙艦隊に所属していたが、離反して初期反乱運動に参加した。彼はYウイング・ボマーによって構成されるゴールド中隊の隊長を務め、2 BBYにはモン・モスマ元老院議員の亡命を手助けするハンドオフ作戦に参加した。ヴァンダーとゴールド中隊はヘラ・シンドゥーラ船長率いるスペクターズ反乱分子と協力してモスマを護衛し、アーキオン星雲の危険な航路でヴァルト・スケリス率いるTIE/inインターセプター部隊と戦った。モスマを無事に惑星ダントゥインの軌道まで送り届けたヴァンダーと反乱者たちは、モスマが<ゴースト>の船内から行ったスピーチを見守り、共和国再建のための同盟誕生の瞬間の立会人となった。このとき以来、ヴァンダーとゴールド中隊は組織化された反乱同盟の一員として、衛星ヤヴィン4の秘密基地ベース・ワンを拠点に活動するようになった。
1 BBY、ヴァンダーとゴールド中隊はラダス提督率いる同盟宇宙軍に同行し、スカリフの戦いに参加した。ローグ・ワンが帝国の超兵器デス・スターの設計図を手に入れるためスカリフの地上で戦うあいだ、ヴァンダーたちは軌道でシールド・ゲートの砲塔や2隻のインペリアル級スター・デストロイヤー、TIEファイターと戦闘を繰り広げた。戦闘中、ヴァンダーと部下の隊員たちはスター・デストロイヤー<パーセキュター>をイオン魚雷で仕留めることに成功する。これにより、2隻のスター・デストロイヤーを衝突させてシールド・ゲートに落下させるラダス提督の作戦が可能となり、惑星シールドが消滅したことで、同盟軍は地上から設計図のデータを受信することに成功した。スカリフから生還したヴァンダーは、続くヤヴィンの戦いでもゴールド中隊を率いて出撃した。設計図から割り出したデス・スターの弱点を突くため、ヴァンダーはデイヴィッシュ・クレイル(ゴールド5)とデックス・タイリー(ゴールド2)を従えてバトル・ステーションの子午線トレンチに突入した。しかし彼らはダース・ヴェイダー率いるTIE部隊に背後をとられてしまった。ヴァンダーはタイリーが戦死するとパニックを起こし、クレイルの制止を聞かず離脱しようとしたところを、ヴェイダーのTIEアドバンストx1に撃墜されてしまった。
経歴[]
生い立ち[]
インナー・リムの惑星オンダロン出身であるジョン・“ダッチ”・ヴァンダーは、銀河帝国に加わって帝国宇宙軍のパイロットとなった。[1] 帝国時代、オンダロンの情勢は不安定で、ソウ・ゲレラ率いるパルチザンによる反乱活動で荒廃していた。[4] 自分の母星で反乱軍支持派の地域に爆撃を命じられたヴァンダーは、命令を拒否し、反乱運動に参加する道を選んだ。[1] 彼は反乱軍のなかでみるみるうちに頭角を現し[5]、ジャン・ドドンナ将軍の部隊に属す[6] Yウイング・ボマー部隊、ゴールド中隊を率いる“ゴールド・リーダー”となった。彼の部隊は帝国との戦いで数々の重要な任務を任された。[5]
初期反乱運動[]
ハンドオフ作戦[]
2 BBY当時、ヴァンダー率いるゴールド中隊は反乱軍の船団護衛や、手薄な帝国の標的に対する攻撃などを行っていた。[7] この年、ゴールド中隊は銀河帝国から亡命したモン・モスマ元老院議員の護衛を目的とする[8] ハンドオフ作戦[9] に参加した。モスマは帝国元老院の議員でありながら密かに反乱軍のメンバーとして活動していたが、ゴーマンの虐殺を行った銀河皇帝シーヴ・パルパティーンを批判したことで帝国からの亡命を余儀なくされたのである。[8] 反逆者のレッテルを貼られたモスマは故郷である惑星シャンドリラを追われ[10]、ゴールド中隊の護衛のもとテイランダー・シャトル[8] <シャンドリラ・ミストレス>[11] で逃亡を図った。[8]
目的地である惑星ダントゥインへ向かう途中、ゴールド中隊と<シャンドリラ・ミストレス>はフェニックス戦隊に所属する反乱分子スペクターズと合流することになった。彼らは旧分離主義勢力の宇宙船の残骸が漂うデブリ領域でスペクターズのVCX-100軽貨物船<ゴースト>と落ち合い、彼らが運んできた燃料で補給を開始した。ヴァンダーとゴールド2は<ゴースト>にYウイングをドッキングし、モスマの補佐官アースキン・セマージとともに軽貨物船内に乗り込み、フェニックス・リーダーのヘラ・シンドゥーラ船長らと対面した。しかし彼らの居場所はインフィルトレーター・ドロイドによって帝国軍に報告され、ゴザンティ級およびアーキテンス級司令クルーザーによる奇襲が始まった。<ゴースト>が衝撃で揺れた際にゴールド2が負傷したため、ヴァンダーはスペクターズの一員であるジェダイのエズラ・ブリッジャーを代理の隊員としてゴールド中隊に受け入れた。[8]
<ミストレス>が深刻なダメージを負ったため、モスマは<ゴースト>に乗り移ることになった。ゴールド中隊とともにハイパースペースに逃げ込んだ後、ヘラはアーキオン星雲を通過する危険な密輸業者の航路を通って逃げることに決めた。しかし彼女の作戦は帝国のスローン大提督に見透かされていた。スローンは2隻のインペリアルI級スター・デストロイヤーと、ヴァルト・スケリス司令官のスターファイター部隊を追撃に送り込んだ。スケリスはTIE/dディフェンダーの試作機に乗り込み、TIEインターセプターのチームを引き連れていた。[8] タイソン[12](ゴールド3)とゴールド4が撃墜された後、<ゴースト>とヴァンダーたちは危険を承知で星雲の育星場のなかに飛び込んだ。間もなくゴールド5も<ゴースト>の身代わりとなって撃破され、残るYウイングはヴァンダーとエズラの2機だけとなった。[8]
<ゴースト>は恒星群の近くを通過する危険な飛行でインターセプターを破壊し、最後まで残ったスケリスのTIEディフェンダーをヴァンダーとエズラに任せ、一足先に星雲から脱出した。スケリスの乗る強力な新型機を倒すため、エズラは自ら囮となってTIEディフェンダーの注意を引き、ヴァンダーがイオン砲を発射するチャンスを作った。スケリスを撃退したヴァンダーとエズラが星雲を出た時、<ゴースト>はアリンダ・プライス総督やカシウス・コンスタンチン提督の乗るスター・デストロイヤーに追い詰められていた。ヴァンダーとエズラはヘラに言われるがままプロトン魚雷を星雲に向けて発射し、スター・デストロイヤーを巻き込む大爆発を引き起こした。一行はこのすきにハイパースペースに飛び込み、無事にダントゥインにたどり着く。その後、ヴァンダーは<ゴースト>に移動し、モスマが船内から行ったスピーチを見守った。モスマが反乱分子に提携を呼びかけると、多くの宇宙船がダントゥイン軌道に集結し[8]、この時をもって共和国再建のための同盟(反乱同盟)が正式に誕生した。[13]
ダントゥイン基地にて[]
ダントゥインの反乱同盟基地に配属されていた時、ヴァンダーはゴールド中隊のキャプテンとして、パイロットたちの前でYウイングの性能について演説を行ったことがあった。ヴァンダーは、反乱軍が所有するYウイングの年式が古く、製造元のコーンセイヤー社のデザイナーが見たらぞっとするほどパーツを失った状態であることを認めつつも、これらの戦闘機を“古いがらくたの塊”と呼ぶ前に3つの事実を踏まえるようパイロットたちに命じた。一つ目は、反乱軍は手に入れられるすべての戦闘機を必要としている状況であること。ヴァンダーはクローン・パイロットが操縦するYウイングがクローン戦争で分離主義勢力のドロイド・スターファイターを相手に善戦したことを挙げ、その戦績は信用に足ると主張した。[14]
二つ目は高い耐久性能で、Yウイングが今ここに存在することがその証拠であるとした。ヴァンダーはたとえ本来の装甲板を失っていても、Yウイングは強い衝撃に耐えることができるだけでなく、標準的なTIEファイターよりも優れた火力と、TIEにはないエネルギー・シールドを搭載していると語った。三つ目の事実は、Yウイングが帝国を打ち負かすのに役立つことであり、その信念が無ければ、中隊には参加しなかっただろうとヴァンダーは語った。彼は、反乱軍のYウイングは仲間たちがリスクを冒して獲得した機体であり、味方のメカニックや技術者たちのおかげで、コーンセイヤー社が当初意図したよりも素早く、強力な機体に成長したと説明し、ゴールド中隊の隊員としてチャンスが訪れるたびYウイングの破壊力を最大効率で発揮するよう、隊員たちに呼びかけた。[14]
銀河内戦[]
スカリフの戦い[]
- 「ゴールド・リーダー、準備よし」
- ―ジョン・ヴァンダー[出典]
1 BBY当時、ジョン・ヴァンダー率いるゴールド中隊はマサッシ・グループの一員として衛星ヤヴィン4の反乱軍基地ベース・ワンに配属されていた。彼はしばしば任務でR2シリーズ・アストロメク・ドロイドのR2-BHDとともにYウイング<ゴールド・ワン>に乗り込んだ。[10] この年、銀河帝国が開発した超兵器デス・スターの脅威が明るみに出た。同盟軍最高司令部は戦いに消極的だったが、ジン・アーソやキャシアン・アンドー大尉率いるチーム“ローグ・ワン”が独断で惑星スカリフに潜入し、帝国安全管理施設のシタデル・タワーに保管されているデス・スター設計図を強奪するため戦いを起こした。戦闘勃発の報せがベース・ワンに届くと、モン・カラマリのラダス提督はローグ・ワンを援護するため同盟宇宙軍を率いてヤヴィン4から出発した。ヴァンダー率いるゴールド中隊はレッドやブルー[15]、グリーン中隊[10] と一緒にラダスの艦隊に加わり、スカリフの上空にハイパースペース・ジャンプした。[15]
スカリフは惑星シールドと2隻のインペリアル級スター・デストロイヤーによって防衛されていた。ラダス提督はヴァンダーや[15] レッド・リーダーのガーヴェン・ドレイス、ブルー・リーダーのアントック・メリック将軍[10] らに点呼を取り、ゴールドおよびレッド中隊には艦隊の護衛、ブルー中隊にはスカリフ軌道の出入り口であるシールド・ゲートの突破を命じた。メリック将軍らがローグ・ワンに航空支援を提供するため大気圏内に突入した後、帝国はシールド・ゲートを封鎖し、これ以上の援軍が地表に降りるのを阻止した。同盟軍艦隊は地上の戦況が確認できないまま宇宙戦を続け、ヴァンダーはゴールド中隊を率いてシールド・ゲートの表面に設置された砲塔を[15] プロトン魚雷で[16] 爆撃した。その直後、ゲートから大量のTIEファイター部隊が出撃した。このときゴールドとレッド中隊はゲートやスター・デストロイヤーとの交戦に忙殺されていたため、ラダス提督の旗艦であるMC75スター・クルーザー<プロファンディティ>の護衛に回ることができなかった。[16]
厳しい戦いが続く中、ラダス提督が<ハートバウンド>と<デヴィアント>に敵スター・デストロイヤーの注意を引くよう命じたことがきっかけとなり、ゴールド中隊の突破口が開けた。これを好機と見た[16] ヴァンダーは[15] 提督の次の指令を待たずに[16] 中隊のYウイングを率いて攻撃経路を突き進んだ。[15] ヴァンダーは“ゴールド9”のウォーナ・ゴバン[10] たちとともにスター・デストロイヤー<パーセキュター>にイオン魚雷を浴びせ、この巨大軍艦を機能停止させることに成功した。その後、同盟軍艦隊は地上からデス・スター設計図のデータを受信するため、スカリフの惑星シールドを消滅させる必要に迫られた。そこでラダスは、ハンマーヘッド・コルベット<ライトメイカー>を先程ヴァンダーたちが機能停止させた<パーセキュター>に体当りさせ、もう1隻のスター・デストロイヤー<インティミデイター>との衝突を誘発させた。2隻のスター・デストロイヤーは絡み合いながらゲートに落下し、この環状宇宙ステーションを破壊してシールドを消滅させた。その後、<プロファンディティ>はバトル・ステーションの設計図を受け取ることに成功する。[15]
間もなくデス・スターがスカリフ上空に出現し、地上の部隊はシタデル・タワーもろともスーパーレーザー砲の犠牲となった。同盟軍艦隊の撤退が始まる中、多くの宇宙船が新たに戦場に出現したシス卿ダース・ヴェイダーの旗艦<デヴァステイター>によって足止めを食らったが[15]、ヴァンダーは戦いを生きのび、無事にヤヴィン4に帰艦した。[3] また<プロファンディティ>が受信した設計図のデータは、CR90コルベット<タナヴィーIV>のプリンセス・レイア・オーガナに託され、戦場から持ち出された。[15]
ヤヴィンの戦い[]
- 「離脱する!」
- ―ジョン・ヴァイダーの最期の言葉[出典]
ヤヴィン基地に戻った時点で、ヴァンダーの総飛行時間は19,997に達し、撃墜確認数は22機、クアドラプル・エースの称号を手に入れていた。[17] デス・スターの設計図はプリンセス・レイアによってヤヴィン4に届けられ、超兵器の弱点解析が行われた。ドドンナ将軍は弱点を利用した攻撃作戦を立て、反乱軍パイロットたちを集めてブリーフィングを行った。デス・スターは排熱孔にプロトン魚雷を打ち込めば反応炉の爆発の連鎖反応が起きるという致命的な欠陥があり、ドドンナは小さなスナブ=ファイターで戦いを挑めば勝機はあると説明した。ヴァンダーが説明を遮り、小型戦闘機でバトル・ステーション相手に何ができるのかと質問すると、ドドンナは帝国は1人乗りの小さい戦闘機を脅威とみなしていないためそれに対する防御が手薄だと答えた。[3]
ゴールド中隊はレッド中隊とともにベース・ワンから出撃し、反乱軍を一網打尽にするためヤヴィン星系にやってきたデス・スターを攻撃した。反乱軍に残された時間は、デス・スターがガス巨星ヤヴィン・プライムの影に隠れているヤヴィン4を射線に捉えるまでの数分間しかなかった。反乱軍のパイロットたちはデス・スターの表面に設置されたターボレーザー砲塔の銃撃をかわし、緊急発進したTIEファイターと交戦した。ヴァンダーは[3] “ゴールド5”のデイヴィッシュ・クレイルと“ゴールド2”のデックス・タイリー[1] をウイングマンとして引き連れ、レッド中隊のXウイング・スターファイターがTIEと戦っているあいだにデス・スターの子午線トレンチに飛び込み、攻撃目標である排熱孔へのアタック・ランを開始した。ヴァンダーは排熱孔を確認して照準にロックし、バトル・ステーションの固定砲台の攻撃に備えて戦闘機の偏向シールドのパワーを前方に回すよう2人の隊員に指示した。またクレイルはヴァンダーに、およそ20の砲塔がトレンチに待ち受けていることを報告した。[3]
照準コンピューターを起動してトレンチを進んでいた時、ゴールド中隊隊員たちは砲塔の攻撃が止んだことに気づき、その直後にダース・ヴェイダーの乗るTIEアドバンストx1と2機のTIEファイターが彼らの背後に姿を現した。コックピットからあたりを見回して敵機を確認したクレイルは、後方のシールドを安定させるよう仲間たちに助言したが、すぐにタイリーのYウイングがヴェイダーに撃墜されてしまった。ヴァンダーが迫りくる敵機に動揺して取り乱し、攻撃を中断しようとしたため、クレイルはこのまま照準を維持するよう隊長に指示した。しかしヴァンダーは隊形を緩めようとしたところをヴェイダーのTIEアドバンストに撃墜されてしまった。その直後、クレイルのYウイングもヴェイダーの銃撃の餌食になった。[3]
ヴァンダーたちが戦死した後、レッド中隊のパイロットであるルーク・スカイウォーカーが排熱孔にプロトン魚雷を命中させ、デス・スター破壊作戦を成功させた。ヴァンダーの部下であるゴールド中隊隊員のうち[3]、ヤヴィンの戦いから生還できたパイロットはエヴァン・ヴァーレイン[2][18](ゴールド3[10])ただひとりだった。[3]
人物[]
ジョン・ヴァンダーはオンダロニアンの人間男性で[1]、肌は白く、髪と目は茶色だった。[3] 彼はベテランのパイロットであり[19]、22機もの敵機を撃墜してクアドラプル・エースの称号を持っていた。[17] ヴァンダーはゴールド・リーダーとして中隊の隊員たちのことを気にかけていた。アーキオン星雲における危険な任務では、臨時でゴールド中隊に参加した若き反乱軍パイロット、エズラ・ブリッジャーの安全にも気を使った。また彼はスターファイターによる防衛戦術の知識を備え、当初はスペクターズ反乱分子の強気な戦略に反対していたが、最終的にフェニックス・リーダー・ヘラ・シンドゥーラの勇気と独創性に敬意を抱いた。[8]
ヴァンダーは作戦に疑問点があれば相手が上官であっても意見を口にする率直な性格で、ヤヴィンの戦いのブリーフィングではドドンナ将軍が立案したデス・スター攻撃作戦に意見を呈した。[3] また彼は激戦においても冷静に部隊を指揮し、スカリフの戦いやヤヴィンの戦いの序盤では、インペリアル・スター・デストロイヤーへの爆撃や重ターボレーザーの砲撃が飛び交うトレンチの飛行を勇敢に指揮した。[3][15] しかし彼は状況の急速な悪化に対応することができず、デス・スターのトレンチで敵のTIEに背後をとられた際には、取り乱して部下であるデイヴィッシュ・クレイルから指示を受けていた。[3]
装備[]
ジョン・ヴァンダーは反乱軍の任務でオレンジ色のフライト・スーツと[3]、ヴィクトリー・デカール等の模様が入ったコーンセイヤー・マニュファクチャリング社製K-22995軽フライト・ヘルメットを身に着けた。また彼は黄色いマーキングが施されたYウイング・ボマー<ゴールド・ワン>に乗り込み、しばしばアストロメク・ドロイドのR2-BHDと行動を共にした。[10] またヴァンダーはブラスター・ピストルを所有していた。[5]
制作の舞台裏[]
カナダ人俳優のアンガス・マッキネスが1977年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でジョン・“ダッチ”・ヴァンダーを演じた。2016年の映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では『新たなる希望』当時の記録映像が再利用され、マッキネス本人が新しい台詞の収録に参加した。
ヴァンダーは2017年3月4日放送のTVシリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン3第18話『極秘輸送』にも登場している。声優はユーリ・ローエンタール。エイミー・ベス・クリステンソンがキャラクターのコンセプト・アートを手がけた。
ジョン・ヴァンダーの出身地は2015年発売の正史の設定資料集『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』で初めて設定された。著者のアダム・ブレイは当時放送されていた『スター・ウォーズ 反乱者たち』とデイヴ・フィローニ監督の『クローン・ウォーズ』の繋がりを増やしたいと考えていたため、『新たなる希望』の登場人物であるジョン・ヴァンダーやデックス・タイリーの出身地を『クローン・ウォーズ』の舞台であるオンダロンに設定した。またブレイは、キャラクターの出身地の割り当ては自分がよく担当する楽しい仕事だとコメントしている。[20]
登場作品[]
- 反乱者たち – 極秘輸送
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 小説版 (台詞または音声のみ)
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ジュニアノベル版 (ゴールド・リーダーとして言及)
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)