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「ジェダに行くんでしょ。あそこは交戦地帯よ」
ジン・アーソ[出典]

ジェダ(Jedha)は惑星ナジェダ軌道に浮かぶ小さな砂漠衛星である。銀河系ミッド・リムジェダ星系に属した。ジェダでは常に冬の季節が続き、気候は寒冷だった。この月はフォースを信じる人たちにとって歴史的・宗教的に重要な意味を持ち、精神的な導きを求める巡礼者たちの聖地となっていた。ジェダはジェダイ・オーダーの精神的な故郷と見なされており、この月の地殻に眠るカイバー・クリスタルライトセーバーの製作に欠かせない部品だった。

ヤヴィンの戦い以前、銀河帝国はカイバー・クリスタルを確保してスーパーレーザー砲の開発に利用するため、衛星ジェダを占領した。その結果、過激反乱分子として悪名高いソウ・ゲレラがジェダで帝国の圧政に反旗を翻し、パルチザンを率いて反乱運動を開始した。0 BBY超兵器デス・スターのスーパーレーザーを完成させた帝国は、ジェダを実験台にして超兵器をテストすることに決めた。オーソン・クレニック長官は超兵器の力を証明するため衛星を丸ごと破壊しようと考えたが、グランドモフウィルハフ・ターキンの指示で、標的はジェダの聖都に絞られた。この実験は成功に終わり、聖都は大勢の住民を道連れに破壊された。

特徴

Jedha and the Death Star.jpg

宇宙から見たジェダ

衛星ジェダは銀河系ディープ・コア領域の西側、ミッド・リム独立サブセクターに属し、ジェダ星系惑星ナジェダ軌道を周回していた。ジェダは直径11,263キロメートルの小さな砂漠の月で、地上にはごつごつした岩の地形と巨大なメサ(台地)、尖った岩山が広がっていた。永遠に続く冬のせいで気温は低かったが、大気には人間を含むさまざまな知覚種族が呼吸するのに充分な酸素が含まれていた。ジェダの砂岩の地殻にはカイバー・クリスタルが豊富に眠っていた。このクリスタルフォースと共鳴する性質を持ち、ライトセーバーの製作に欠かせない重要な鉱物だった。この月にはジェダ・シティ(ナイジェダ、聖都)をはじめとする多くの入植地があり、いずれも自然に形成された台地の頂部に築かれていた。ジェダの砂は1年を通して大半は乾いたままだったが、まれに急激な豪雨が発生することもあり、住民たちの祝い事になっていた。

ジェダに築かれた古代建築物は、銀河系全体で見ても歴史の最初期につくられた建物のひとつだった。砂漠の風景に点在する老朽化した砂岩の建物や像が、この星の遠い過去を後世に伝えていた。

前人未到の星系に囲まれていたため、古くから旅の目的地になっていたこの砂漠の月は、旅人たちにとって信頼性の高い補給港だった。

歴史

古代

Jedha fallen statue.png

砂漠に横たわるジェダイの像の残骸

古代の月ジェダは、フォースの本質を追求した最初期の文明のふるさとで、ジェダイ・オーダーの精神的故郷と考えられており、多くの学者は衛星の名前がこの古代宗教に由来していると信じていた。また、一部の学者はジェダにジェダイ・オーダーの最初の寺院があったのではないかと考えていた(その他、アク=トゥーコルサントオッサスタイソンも候補に挙げられていた)。ジェダイ以外にも、この月にはウィルズの信徒ウィルズの守護者といった信仰が存在した。また、フォースの教会はジェダ・シティに築かれた巨大寺院、“カイバーの寺院”を聖地と崇めていた。宗教的な歴史を持つジェダには、至福の平静結社トリボタ部族セントラル・アイソプターといったさまざまな宗教組織から巡礼者が集まっていた。

銀河系の探索が進む中、ジェダへ続く直接的なハイパースペース・ルートが開拓されると、それまで長く使われていた曲がりくねった航路は時代遅れになった。冒険の醍醐味が無くなると、ジェダはもはや順当な旅の目的地や好奇の対象ではなくなった。しかしその後も、精神的な導きを求める者、深遠な目的を抱く者、あるいは銀河社会から逃げてきた者たちがこの月に集まった。

帝国時代

Jedha insurgency.png

パルチザンと帝国軍の戦い

ジェダイ・オーダーと銀河共和国凋落した後、新たに銀河系の支配者となった銀河帝国は、カイバー・クリスタルの鉱山を確保するためジェダを占領した。最高位クラスの将校にしか知らされていなかったが、ジェダで集められたクリスタルは、一撃で惑星をひとつ消し去ることのできる超兵器スーパーレーザー砲の開発に使われていた。デス・スター・プロジェクトの重要性とジェダ特有の都市風景を考慮し、帝国は駐屯軍に特殊部隊を配備していた。この部隊はカイバーの寺院への立ち入り制限や、カイバー・クリスタル採掘活動の防衛を任されていた。帝国占領下のジェダ・シティでは、ストームトルーパースカウト・トルーパースピーダー・バイクコンバット・アサルト・タンクAT-STウォーカーが市街地のパトロールを行った。スカウトおよびタンク・トルーパーは都市環境での機動力を重視して軽量型装甲服を着用しており、偵察と市街地戦に特化した訓練を受けていた。しかし帝国による占領は穏やかには進まず、オンダロン出身の過激反乱分子ソウ・ゲレラが“パルチザン”を率いてジェダの反乱を引き起こした。激しさを増す暴力に対処するため、帝国はインペリアルI級スター・デストロイヤードーントレス>を聖都の真上に配備した。

0 BBY、ジェダとイードゥーを行き来していた貨物パイロットボーディー・ルックが帝国から離反し、パルチザンと接触した。ボーディーはデス・スター・プロジェクトに参加している帝国の科学者、ゲイレン・アーソからホログラム・メッセージを託され、ジェダで活動する反乱分子ソウ・ゲレラに届けるよう指示されていたのである。この情報を掴んだ反乱同盟軍は、ゲイレンのメッセージを手に入れるため情報部キャシアン・アンドー大尉ジン・アーソ(ゲイレンの娘で、ソウの旧い知り合い)をジェダへ派遣する。ジェダ・シティに到着した後、キャシアン、ジン、反乱軍のセキュリティ・ドロイドK-2SOは市街地でパルチザンと帝国軍の戦いに巻き込まれた。彼らはウィルズの守護者チアルート・イムウェベイズ・マルバスに窮地を救われたが、その後すぐにパルチザンの兵士に拘束された。

Jedha City destruction.png

ジェダ・シティの破壊

パルチザンの拠点があるカデラ地下墓地に連行された後、ジンはソウ・ゲレラと再会し、父親のホログラム・メッセージの内容を目にした。ゲイレンはメッセージの中でデス・スターの弱点を説明し、惑星スカリフシタデル・タワーへ行けば帝国の超兵器を破壊するのに必要な設計図が手に入ると告げた。一方、ジェダ・シティでは帝国軍の撤退活動が始まっていた。オーソン・クレニック長官グランドモフウィルハフ・ターキンの話し合いの結果、完成して間もないデス・スターのスーパーレーザー砲をテストするため、ジェダを標的にして試し撃ちが行われることになったのである。クレニックは衛星全体の破壊を提案したが、ターキンが反応炉1基分の出力で充分だと主張したため、標的はジェダ・シティに絞られた。ソウがゲイレンのメッセージをジンに見せていたとき、デス・スターは聖都の上空に移動して日食現象を引き起こし、緑色のレーザーで街を消し去った。周囲の地形や建物も強力な衝撃波によって崩れ去っていき、破壊現象は広範囲に広がっていった。キャシアン、ジン、ボーディー、チアルート、ベイズは、義足で逃げることのできないソウを建物の中に残し、カデラ地下墓地から脱出した。彼らはK-2SOの操縦するUウイング・スターファイターに乗り込み、衝撃波に飲み込まれる直前でハイパースペースにジャンプした。

ジェダの事件に関する真相を世間から隠すため、帝国はコルサント元老院にジェダ・シティは採鉱中の事故で破壊されたと報告した。

住民

Streets of Jedha.png

ジェダ・シティの通り

衛星ジェダの人口は主に人間によって構成されていたが、この星の宗教的遺産を求め、さまざまな星から他種族の巡礼者が訪れていた。1130万人におよぶジェダの住民の大半は岩の台地の上に築かれた都市に居住しており、街の通りは司祭、学者、聖職者の男女でひしめいていた。ジェダの出身者は概して宗教的で、平和と敬意の精神を持つよそ者に対して丁寧かつ寛大だった。帝国による占領が始まり、外部との取り引き・通商の禁止令が出されると、一部の冷ややかな企業家たちが恵まれない住民を相手に商売をはじめ、闇市場で利益を上げた。一方、地元の商人たちは規則に違反しているかもしれない行為から帝国の注意を逸らすため、帝国軍将校に品物(禁制品を含む)を提供し、幸せな暮らしを守ろうとした。ジェダでの運搬事業は有益なビジネスとなったが、帝国の占領下で宇宙港に立ち入ることを許されたのは一握りの公認スペーサーだけだった。ジェダの反乱が始まると、ゲリラ戦術を好むパルチザンがテロ攻撃を繰り返したため、聖都は民間人にとって非常に危険な戦争地帯になってしまった。

ジェダは帝国貨物シャトルのパイロットを務めたボーディー・ルックや、僧兵のチアルート・イムウェ、ウィルズの守護者を脱退したベイズ・マルバスらの母星だった。3人は聖都の破壊を生き延びて故郷を去り、反乱軍“ローグ・ワン分隊のメンバーとしてスカリフの戦いで活躍した。

地名

Jedha city.jpg

聖都ナイジェダ

ジェダの砂漠には複数の居住区があり、その中でも聖都ジェダ・シティ(ナイジェダ)は巡礼地として有名だった。巨大な台地の上に築かれ、周囲を壁に囲まれていたジェダ・シティは、多くの宗教の信仰対象となっていた。ジェダ・シティの端にそびえ立つ巨大なカイバーの寺院(ウィルズの寺院)はウィルズの信徒やフォースの教会の聖地だった。他にも、聖都には聖域タイソニ・スクエア裁きの道解脱のドームなどの地名があった。

ジェダ・シティから歩いて半日ほどの距離には、白骨化した遺体を埋めるのに使われていた古代の修道院、カデラ地下墓地があった。ジェダが帝国によって占領されていた頃、ソウ・ゲレラのパルチザンは地下墓地を作戦本部として利用していた。

聖都からはるか数千キロメートル向こうには、巨大な不毛の大地からなる乾燥した高原が広がっていた。

制作の舞台裏

スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス』ではジェダの所属領域がインナー・リムとなっているが、『スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド』でミッド・リムに修正された。

登場作品

参考資料

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