Wookieepedia
Advertisement

シエナ・リー(Ciena Ree)は人間女性で、惑星ジェルーカン出身。銀河帝国帝国軍銀河内乱を戦った。彼女は第2派であるセイン・キレルと親友として育ち、空を飛ぶことが好きという共通の趣味を持っていた。ジェルーカンの帝国アカデミーで優秀だったことからリーとキレルはコルサント帝国ロイヤル・アカデミーで学ぶことになる。アカデミーで帝国軍の一員を目指し奮闘する中、二人の友情は次第によりロマンチックなものに変化していった。 しかし帝国によるオルデラン破壊は2人の関係に大きな衝撃を与えるものとなり、リーは帝国に残ったもののキレルは帝国を抜け共和国再建のための同盟に加入した。リーは帝国への忠誠に反するものの、キレルへの愛情を消すことは出来なかった。リーは帝国軍の中で出世を続け大尉の位を手に入れるが、彼女の母親であるヴェリン・リーが起訴されたことで帝国への不信感が高まった。 エンドアの戦いの最中、リーは生き延びたものの重症を負う。回復した後、リーはインペリアル級スター・デストロイヤーインフリクター>の艦長となる。ジャクーの戦いの最中、キレルは新共和国の一員として<インフリクター>に乗り込み、リーと出会う。リーは<インフリクター>をジャクーの地表に撃墜させることを決めたが、キレルがリーを救出したため生き残り、新共和国の捕虜となった。

経歴

幼少期

Ciena Ree Manga Family

シエナの家族

シエナ・リーは、アウター・リム惑星ジェルーカン第1派リー家に生まれた。彼女はパロン・リーヴェリン・リーの元で、双子の妹であるウィネット・リーと共に生まれたが、妹は生後数時間後に亡くなってしまう。シエナはウィネットのことをもちろん覚えていないものの、彼女の分も生きるために皮革ブレスレットを常に身につけ、「私の目を通して見て」という言葉をよく使っていた。

セイン・キレルとの出会い

「いつか絶対に銀河帝国軍のパイロットになる」「私は、銀河帝国軍の将校になる」
―セイン・キレルとシエナ・リー[出典]
Thane Kyrell Manga Young

シエナの親友となるセイン・キレル

8歳になった時、彼女の両親であるパロンとヴェリンと共に初めてヴァレンシアの街に向かった。その日は銀河帝国にジェルーカンが併合される祭典が行われ、グランドモフウィルハフ・ターキンもこの星を訪れていた。シエナはそこで数々のTIEファイタースター・デストロイヤーなどの船に興味を持ち、ターキンのステージの裏にあるラムダ級T-4aシャトルを見るために倉庫に忍び込む。しかしそこで第2派の年上のいじめっ子に出くわしてしまう。

しかしその時、シエナと同い年であり第2派の少年であるセイン・キレルも同じく倉庫に忍び込んでいた。 彼はシエナをかばおうとして乱闘に参加するが、ターキンがその場に現れたことでシエナとセイン以外はその場から逃げ去る。ターキンは2人の勇気を讃え、船の内部の見学を許し、将来皇帝に仕え、帝国軍の一員として働くよう提案する。2人は帝国軍に入ることに決めるが、そのための訓練に必要となるフライト・シミュレータをシエナは持っていなかったため、セインの持つものを使って2人は共に同じ夢へ向かって歩み始める。

アカデミーへの準備

CienaBracelet

革のブレスレットをつけるシエナ

その後の5年間、シエナとセインはキレル家のフライト・シミュレータを使って帝国アカデミーに入るための準備を行った。シエナの父は第1派であるセインと仲良くすることをあまりよく思わず、パイロットになるという事にも反対したが、シエナはセインとの訓練をやめることなく、セインの兄のダルヴェン・キレルが持つV-171エアスピーダーを走らせるなど、着々と腕を上げていく。

シエナとセインが14歳になる頃、2人はジェルーカンのアカデミーに入ろうとするが、ジェルーカンはかつて独立星系連合の星だったため、帝国はそういった星からのリクルートを制限していた。そのため2人は筆記試験、体力試験など様々な試験を合格する必要があった。見事合格したシエナとセインはアカデミーの中でも優秀な成績を収め続け、2人が16歳になる時、コルサント帝国ロイヤル・アカデミーへ行くことを認められる。コルサントへの道のりは2人にとって初めてのハイパースペースを使った移動であった。

帝国アカデミー

新たな地

CienaThaneImperialAcademy

帝国アカデミーに入学した際のシエナとセイン

シエナの帝国ロイヤル・アカデミーへの入学はすなわち、コア・ワールドの世界と触れる初めての機会だった。シエナはジュード・エディヴォンケンディ・イデルの2人の士官候補生とルームメイトになる。入学のセレモニーの時に学長のディーンラークは、故郷の星や家族よりも帝国を第一に行動するべきだと語り、シエナもそれを聞いていたがセインとの友人関係は変わることがなかった。

その後の3年間、シエナとセインはアカデミーの厳しいカリキュラムに耐え続けた。科学、数学、操縦、運動など帝国士官に必要なスキル習得の他、数々の試験の中で脱退者が続出し毎年毎年クラスの人数は半分ほどに減っていった。しかしシエナとセインは共に交わした目標のおかげでそれらを乗り越えられ、2人は良きライバルになっていく。しかしアカデミーでは生徒同士の恋愛が禁止されていたため、互いにある程度の距離は取っていた。しかしこのシエナとセインの協力関係をアカデミー側は良く思っていなかった。このまま2人が結託し続けると、帝国への忠誠心が弱まってしまうかもしれないと考えたアカデミーの学業成績科は2人を憎ませ合うよう工作する事を決断する。

レーザー砲事件

「きっと僕達は二人共バカだったんだ、田舎者で世間知らずで。でも本当に責任があるのはアカデミー側だ。」
「あんたの意見をちゃんと聞くべきだった。私は周りが見えてなかった...」
―セインとシエナ、事件を振り返って[出典]
LaserCannonIncidentCienaWebcomic

セインのレーザー・キャノンを破壊した罪を被せられたシエナ

シエナらはTIEファイターに搭載するレーザー砲の組み立て試験を行うことになる。試験当日に組み立てたレーザー砲が起動しなければこの試験での単位を落とすことになるが、セインのレーザー砲は起動しなかった。確認した結果、前日に何者かによって配線が切られており、入退室ログによると切ることができたのはシエナただ一人だった。しかしシエナのルームメイトであり情報解析に詳しいジュードによってそれは不可能だということが分かったが、シエナの仕業に見せかけるためデータを改竄したのはセインだった。アカデミーもこの行動は不可解に見えると考えたもののデータは完全に隠蔽されているためシエナとセインの両方をレーザー砲のテストで落第とした。2人は犯人を突き止めようとし、ジュードの助けを借りたもののたどり着く結論はアカデミーの学業成績科の仕業だということだった。セインはそれを信じ、アカデミーが賄賂をもらいジェルーカン出身のシエナとセインを貶め用途したのかもしれないと考えたが、シエナは決してアカデミーを疑うことはなかった。アカデミーに対しての2人の口論は加熱し、ついには2人の友情は壊れてしまった。この事件から2年半もの間、2人は口をきくことすらなかったのである。

その後も2人の帝国に対する価値観は離れていく一方だったが、セインはシエナと仲直りしたい気持ちが募っていった。そして卒業があと数週間ほどに迫る中、シエナとセインは好成績を認められ、共にインペリアル・パレスでの舞踏会に招待される。2人は共にダンスを踊ることで久しぶりの会話をし過去を懐かしんだものの、あの事件の話になると再び険悪なムードに一転してしまう。その様子を見ていたヴェド・フォスロは酔っ払いながら、あの事件はアカデミーが仕組んだことだと暴露する。シエナとセインは事件の際のお互いに自分の非を認め、仲直りをすることにした。

登場エピソード

参考資料


Advertisement