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「ドロイドです、閣下。それが……グループから遅れをとり、ガンマ中隊が潜んでいる場所を通ったため、彼らは……ドロイドをばらばらにしました。幸運にも、プリンセスたちにはその音は聞こえなかったようです」
「幸運だったのはきみだ。二度と失敗はするな。すぐにそのドロイドをここに運んでこい。記憶回路に貴重な情報が含まれているかもしれん」
―シェキル中尉とダース・ヴェイダー[出典]

シェキル[3](Sheckil)は、マンダロリアン惑星コンコード・ドーン出身の人間男性で、有名な傭兵と双子の兄弟だった。故郷では准士官として活躍したシェキルは、銀河内戦の時代に中尉として銀河帝国に仕えていた。3 ABYのはじめ、ホスの戦いが終わった後、シェキルはシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーストームトルーパーの侵略部隊に同伴し、惑星ベスピン採鉱コロニー、クラウド・シティ占領に参加した。これは、反乱同盟ハン・ソロプリンセスレイア・オーガナの逮捕、そしてルーク・スカイウォーカーをおびき寄せることを最終的な目的とする作戦の一環だった。帝国は永久的にクラウド・シティの占拠を行わない条件で、都市執政官ランド・カルリジアンから反乱分子逮捕のための協力を取り付けた。

ヴェイダーが自ら反乱同盟軍兵士を捕まえるまでの間、シェキルはストームトルーパーの部隊が人目につかないようにしておくよう命じられた。しかし、反乱軍のプロトコル・ドロイドC-3POが帝国軍チームが隠れている場所に偶然迷い込んだことで、彼の任務は不首尾に終わった。シェキルの部下は、このドロイドを破壊した。ヴェイダーの命令に従い、シェキルはドロイドの残骸を集めて暗黒卿に提出した。ヴェイダーは、このドロイドがかつて自分で組み立てたものだと気付く。ヴェイダーは当初ドロイドを破壊するようシェキルに指示したが、のちにそれを撤回し、C-3POを反乱軍のウーキーチューバッカの独房へ運ぶよう中尉に命令した。この命令を出すことで、ヴェイダーは初めてドロイドを組み立てたときに母親から与えられた教訓に敬意を表したのだが、当然シェキルにとっては不可解な命令に過ぎなかった。

その後、シェキルはストームトルーパーとともに、囚人(レイアとチューバッカ、修理が終わっていないC-3PO)をヴェイダーの船へと移動させる役目を与えられた。しかし、帝国の占領部隊に反旗を翻したカルリジアンがベスピン・ウイング・ガードのチームを組織してシェキルたちを待ち伏せし、彼らをクラウド・シティの監獄に入れ、反乱軍兵士をベスピンから脱出させた。

経歴

クラウド・シティ占領

「記憶回路のなかを調べるよう指示しましょうか?それとも、アグノートに溶解処分をするように命じましょうか?閣下?」
「このドロイドの部品からは、ソロ船長の副操縦士のひどい臭いがする。この箱をウーキーの監房に持っていけ」
「しかし……お言葉ですが、どういう……つまり……囚人にドロイドを渡せとおっしゃっているのですか?」
「ウーキーに、彼に値する物を与えてやるだけだ」
「ああ。ええ……もちろんです、ヴェイダー卿」
「まもなくソロ船長が尋問を受けることになっている。それを忘れるな」
―C-3POの扱いに関し、シェキルとダース・ヴェイダー[出典]

人間男性、シェキルは、アウター・リム・テリトリー惑星コンコード・ドーンの出身だった。マンダロリアン文化との繋がりが強いこの惑星で、シェキルは准士官として活動した。目覚ましい活躍を見せたシェキルは、やがて昇進を果たす。また、シェキルには傭兵として有名な双子兄弟がいた。3 ABYのはじめ、銀河内戦の時代までに、シェキルは銀河帝国に加わり中尉になっていた。ホスの戦いの直後、シェキルが属す帝国軍の部隊は、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダー直属のデス小艦隊のもとで、ベスピンクラウド・シティ占領を行った。この活動は、反乱同盟の逃亡者、ハン・ソロプリンセスレイア・オーガナの逮捕を目的としていた。シェキルはクラウド・シティ占領のあいだ、ヴェイダーの直接の指揮下に入った。

帝国軍の侵略部隊は、ソロとオーガナ、そして彼らの仲間であるウーキーチューバッカプロトコル・ドロイドC-3POよりも先に、クラウド・シティに到着した。この反乱分子たちは、ハイパードライブが故障した貨物船ミレニアム・ファルコン>に乗り、ソロの旧友である都市執政官ランド・カルリジアンを頼ってベスピンに針路をとっていたのである。しかし彼らが到着したときには既に、ヴェイダーは、反乱軍兵士を捕まえ次第クラウド・シティから帝国軍の手を引くという条件で、カルリジアンから協力を取り付けていた。<ファルコン>が到着したとき、シェキルと占領部隊はそれぞれ配置を終えて待機していた。

Sheckil-ThanktheMaker

C-3POの頭部をヴェイダーに見せるシェキル中尉

<ミレニアム・ファルコン>がクラウド・シティのプラットフォーム327に着床すると、シェキル中尉はシティの会議室でダース・ヴェイダーとボバ・フェット(ソロと反乱分子を捕らえるために暗黒卿に雇われたバウンティ・ハンター)にそれを報告した。シェキルはコムリンクを通して情報を受け取りながら、それを逐一ヴェイダーに報告した。シェキルは、カルリジアンがソロやオーガナ、彼らのドロイドを都市のなかへ案内していることを、ヴェイダーに伝える。その後まもなく、シェキルは部下からの報告で窮地に立たされる。反乱軍のスキャナーに兵士たちが察知されないようにとヴェイダーが念を押すや否や、帝国のガンマ中隊が反乱軍のプロトコル・ドロイド、C-3POと遭遇したという情報がシェキルの耳に入って来たのである。ガンマ中隊ストームトルーパーブラスター射撃でC-3POをばらばらにしたが、幸運にもその物音はプリンセスたち反乱分子に聞こえなかった。ヴェイダーは声を荒げてシェキルを叱責し、二度と過ちを犯さないよう注意した。ドロイドの記憶回路に重要な情報が残っているかもしれないと考えたヴェイダーは、シェキルにC-3POの残骸を運んでくるよう命じる。

C-3POのばらばらのボディが入った容器をふたりのストームトルーパーに持たせ、シェキル中尉はすぐにヴェイダーとフェットのいる会議室へと戻った。シェキルはC-3POがかなり大きな損傷を負っていることを謝り、その頭部をヴェイダーの前で持ち上げながら、このプロトコル・ドロイドがプリンセスの所有物だろうという推測を口にした。シェキルは、衝撃で部品がばらばらになったことから、かなり昔につくられたドロイドだろうと指摘した。シェキルは知らなかったが、C-3POを組み立てたのは、かつてタトゥイーン奴隷の少年だったヴェイダー本人だった。頭部を手に取ったヴェイダーは、ドロイドが自分の組み立てたC-3POであることを確かめた。ドロイドの頭部を見つめ続けるヴェイダーを、シェキルはフェットとともに興味深く見つめた。彼はドロイドの記憶回復が可能かどうか、帝国の技術者に試させようかとヴェイダーに尋ねたが、暗黒卿はドロイドを処分するよう中尉に命令した。

ヴェイダーは実の息子でジェダイルーク・スカイウォーカーをクラウド・シティにおびき寄せようと考えていた。彼は罠を仕掛け、カルリジアンにプリンセスとソロ、チューバッカを、クラウド・シティの食堂まで連れてこさせた。ヴェイダーは自ら反乱分子の前に姿を現し、シェキルもストームトルーパー中隊と共に室内で彼らを待ち受けた。その後、シェキルは処分したはずのC-3POに関して新しい報告を受け取った。彼の部下はクラウド・シティの廃棄室にプロトコル・ドロイドを送ったのだが、プリンセスが滞在していた部屋を捜索したところ、このドロイドが発見されたのである。彼は2名のストームトルーパーを派遣し、廃棄室で働くアグノートの労働者に事情を説明させた。ちょうどそのとき、プリンセスを監房に連行するようストームトルーパー中隊に命じたヴェイダーが食堂から出てきたため、シェキルはこの新しい展開を興奮気味に報告した。ヴェイダーは直接状況を掴もうと、シェキルとともにプリンセスの部屋へと向かった。

シェキルはヴェイダーに続いてクラウド・シティの通路を歩み、ふたりのストームトルーパーと、ふたりのアグノートの労働者のいるプリンセスの部屋へと到着する。アグノートによれば、廃棄室にやって来たチューバッカがばらばらになったC-3POを発見し、突然暴れだして部品を奪い、プリンセスのもとへ持ち去ったとのことだった。ヴェイダーはC-3POの入った箱を見てシェキルに説明を求め、シェキルはアグノートから聞いた事情を繰り返した。中尉はまた、反乱軍がこのドロイドに固執していることから、価値ある情報がC-3POに眠っているのではないかと考えたのである。シェキルはこのドロイドの記憶を調査するか、あるいはアグノートに溶解させるか、再度ヴェイダーに指示を仰いだ。しばらく考え込んだヴェイダーは最初の命令を取り消し、ドロイドをウーキーに返すよう命令してシェキルを困惑させた。その意図が理解できなかったシェキルに対し、ヴェイダーはウーキーに値するものを与えてやるだけだと説明した(実際のところヴェイダーは、少年時代にはじめてC-3POの部品を家に持ち帰ったとき、母親からちゃんとそのドロイドの面倒を見るよう言われたことを思い出し、この指示を出したのだった)。ヴェイダーはソロを尋問室へと移動させることを忘れないようシェキルに言い残し、プリンセスの部屋を去っていった。

カルリジアンの寝返り

「よくやった。保安室に閉じ込めておけ。騒がすなよ。行け」
―シェキルとストームトルーパーの待ち伏せに成功し、ロボトに指示を出すカルリジアン[出典]
Sheckil-TESB30

レイアを生きた盾として利用し、クラウド・シティの通路を移動するシェキル中尉

ヴェイダーの命令通り、C-3POはウーキーのもとへと返却され、尋問室では帝国によるソロ船長への尋問が行われた。ヴェイダーは尋問を見守ったが、ソロにひとつも質問をしなかった。ヴェイダーは、フォースを通してルーク・スカイウォーカーにサインを送り、クラウド・シティにおびき寄せるため、ハン・ソロの苦痛を利用したのである。ヴェイダーは実の息子であるルークをフォースのダークサイドへ転向させようと思っていた。スカイウォーカーをカーボン凍結することも考えていたヴェイダーは、クラウド・シティのカーボン凍結室で、ソロを使って人体冷凍の実験を行った。ソロの冷凍が終わったちょうどそのとき、スカイウォーカーがクラウド・シティに到着する。息子と対決するつもりのヴェイダーは、オーガナとチューバッカ、修理が終わっていないC-3POをシャトルに連れて行くようカルリジアンに指示した。シェキルは4名のストームトルーパーとともにカルリジアンに同行し、ヴェイダーの宇宙船が待つ場所へと反乱分子たちを連行した。

シェキルが先導する一行がクラウド・シティの通路を進んでいたとき、彼らの背後で突然4発の銃声が響き、カルリジアンとオーガナの注意を引いた。シェキルたちは知らなかったが、ブラスターを発砲したのは、カーボン凍結したソロを自身の宇宙船へと運ぶ途中のボバ・フェットだった。フェットはクラウド・シティ内部に潜入したスカイウォーカーを発見しブラスターを撃ったが、弾は1発も当たらなかった。銃声が鳴り響いた直後、カルリジアンはケープを使って手を隠しながら、手首に取り付けた小型コムリンクにキー・シークエンスを打ちこみ、補佐官兼クラウド・シティのコンピューター連絡将校であるロボトに、“コード・フォース・セブン”の司令を送った。間もなく、スカイウォーカーはシェキルたちの前にも姿を現した。シェキルは、通路の角の壁沿いを移動するスカイウォーカーに最初に気づき、近くのドアを開けるようカルリジアンに身振りで命令した。ストームトルーパーにスカイウォーカーを撃つよう指示したシェキルは、自分自身の身を守るためにオーガナを盾に使った。

ドアの向こうへと反乱軍の囚人たちを押しやりながら、シェキルの部下であるストームトルーパーはスカイウォーカーに向けて何発か発砲し、スカイウォーカーは曲がり角で身を隠さざるを得なくなかった。プリンセス・オーガナは、ドアの淵を掴んで彼女を連行しようとするシェキルに抵抗しながら、スカイウォーカーにこれは罠だと叫び、警告した。シェキルとストームトルーパーは全員をドアの向こうへと運び、スカイウォーカーの視界から逃れた。スカイウォーカーはすぐにシェキルたちを追い、空きっぱなしの出入り口に足を踏み入れた。しかし彼が入ったのは、シェキルや反乱軍兵士たちの姿が見当たらない、薄暗い部屋だった。帝国のビウィル大佐は、クラウド・シティの昇降口のコントロールを利用し、ブラスト・ドアを降ろすことでスカイウォーカーによるシェキルの追跡を妨害した。スカイウォーカーはヴェイダーが待つ場所へと誘導されていたのである。

スカイウォーカーの追跡を振り切ったシェキルは、待ち伏せされているとは知らず、クラウド・シティの別の通路へと一行を先導した。交差点を通過しようとしたシェキルたちは、ロボトを始めとするカルリジアンのベスピン・ウイング・ガード数名の出現に驚かされた。様々な方向から現れたカルリジアンの部下は、シェキルとストームトルーパーを取り囲み、彼らにブラスター・ピストルを向けた。反乱軍の囚人の救出を命じるコード・フォース・セブンの実行により、カルリジアンは完全に立場を逆転させたのである。待ち伏せに対応できなかったシェキルとストームトルーパーたちは、カルリジアンからブラスター・ライフルを没収された。ロボトにブラスター・ライフルを手渡したカルリジアンは、シェキルたちをクラウド・シティの保安タワーに連れて行くよう指示した。ロボトとクラウド・シティの護衛兵たちは、命令通りシェキルと4名のストームトルーパーを連行する。クラウド・シティを帝国に明け渡すという代償を払いながら、カルリジアンと反乱軍兵士たちはベスピンから逃げ去っていった。

個性と特徴

「<ミレニアム・ファルコン>のハイパードライブが故障していて幸運でした。そうでなければ、彼らより前にベスピン星系に着くことはできませんでしたから」
「われわれのベスピンまでの旅は、運とはなんの関係もないぞ、シェキル中尉」
―シェキルとダース・ヴェイダー[出典]
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ランド・カルリジアンの部下たちに待ち伏せされるシェキル中尉

故郷の惑星、コンコード・ドーンで准士官として活動したシェキル中尉は、優れた活躍を認められ昇進を果たした。帝国軍において、彼は重要な犯罪者の護送を専門とした。3 ABY、帝国によるベスピンの占領が行われたとき、シェキルはダース・ヴェイダーに直接の部下として仕えたが、彼のクラウド・シティでの任務は全て失敗に終わった。ハン・ソロたち<ミレニアム・ファルコン>の乗組員がクラウド・シティに到着した際、ヴェイダーは帝国軍兵士たちの存在を相手に気取られないようシェキルに指示したが、C-3POと遭遇した占領部隊のストームトルーパーが、このドロイドに発砲してばらばらにしてしまうという失態が発生した。この報告を受けたシェキルは、部下を“まぬけ”と叱責する。その後C-3POを分解するよう暗黒卿から命じられたシェキルだが、結局この命令も実行に移されることはなかった。さらに、ソロがカーボン凍結された後、シェキルはオーガナとチューバッカ、C-3POをヴェイダーの船まで運ぶよう命じられるが、これも失敗に終わる。カルリジアンとその部下に待ち伏せされたシェキルは、逆に囚人として都市の保安室へと連行されることになってしまう。

クラウド・シティ占領の中で、シェキルとダース・ヴェイダーの性格的な相違が明らかなものとなっていた。シェキルは帝国軍が<ミレニアム・ファルコン>よりも先にベスピンに到着し、罠を仕掛けることができたのは運のおかげだと考えたが、ヴェイダーは中尉の考え方を非難し、彼らの旅は運とは無関係だと断言した。その後、幼いころに母親から与えられた教訓を思い出したヴェイダーが、C-3POをウーキーに与えるようシェキルに命令した際、シェキルは明らかに混乱し、突然の指示の変更を理解できずにいた。

クラウド・シティで囚人をヴェイダーのへと連行しているシェキルたちの前に、ルーク・スカイウォーカーが突然姿を現した際、中尉はストームトルーパーには報を命じ、プリンセスを掴むために迅速に動いた。スカイウォーカーとの距離が十分保たれるまで、シェキルはプリンセスを生きた盾として利用した。これは帝国の名誉と勇敢さの信条から逸脱する行為だった。シェキルは、の髪を持ち、青いをしていた。

制作の舞台裏

シェキルは1980年の映画、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に、囚われの身のプリンセス・レイアやチューバッカ、C-3POたちを連行する無名の帝国軍将校として登場した。このキャラクターを演じたのはジェレミー・ブロックである。ブロックは、『帝国の逆襲』と『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で、マスクをかぶったバウンティ・ハンター、ボバ・フェットも演じている。

登場エピソード

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはシェキルに関する3枚の画像があります。

参考資料

脚注