FANDOM


サティール・シャン[1](Satele Shan)は、冷戦シス帝国との紛争の時代に、グランド・マスターとしてジェダイ・オーダーに仕えた人間女性である。ジェダイ・ナイトタシール・シャンの娘である彼女は、数世紀前のジェダイ内戦で活躍した伝説的なジェダイレヴァンバスティラ・シャンの血を引き、3,699 BBY惑星ブレンタールIVに生まれた。フォースの強い家系の生まれであるシャンもまた、優れたフォース=センシティブであり、ジェダイ・オーダーに加わってジェダイ・マスターヌガニ・ゾーパダワンとなった。ザブラクバトルマスターカオ・セン・ダラックのもとで学ぶため惑星コリバンに旅したとき、シャンはシス帝国の帰還を目撃することになった。ダラックは戦いで命を落としたが、シャンは密輸業者ニコ・オカージェイス・マルコムという名のリパブリック・トルーパーの助けを借り、共和国に戻ってシスの再来を警告した。

マスター・ダーナラの指導のもとでジェダイ・ナイトに昇格したシャンは、大銀河戦争でジェダイと共和国軍を指揮し、共和国の英雄のひとりとなった。しかし同時に、彼女はジェダイ・オーダーの規範に反しマルコムと緊密な関係になっていった。3,667 BBY、帝国がコア・ワールドオルデランを侵略した際、シャンはマルコムと彼が属する特殊部隊のメンバー数名の命を救った。そしてシャンの登場により、オルデランの戦いの流れは共和国に有利に傾いた。シス卿ダース・マルガスを破ったシャンとマルコムは、その後6ヶ月間ともに生活した。しかしマルコムの心の中のを恐れ、彼女は子供を宿したまま彼と別れた。彼女はマスター・ゾーの助けを借りて息子セロンを密かに出産し、赤ん坊をジェダイ・オーダーに預けて戦場へと戻った。

3,653 BBY、シャンは共和国の代表団の一員に選出され、オルデランで開かれるシス帝国との和平会談に向かった。しかし和平会談に注意が向いている隙を狙い、シス帝国は共和国の首都コルサント襲撃し、共和国にコルサント協定を押し付けた。銀河系は不安定な冷戦状態へと陥り、マスター・ダーナラはこの均衡状態を崩そうと策略を働かせた。しかしシャンは彼女の陰謀を挫き、フォースに従って冒険の旅に出た。この旅で、シャンは長らく忘れ去られていたジェダイの故郷、ディープ・コアの惑星タイソンを再発見する。この業績で彼女はグランド・マスターとなり、ジェダイ・オーダー全体の指導者となった。グランド・マスターとして、冷戦時代の複数の危機でオーダーを導いた彼女は、キファーシガー・コンシをパダワンとして教育し、ナイトに昇格させた。

冷戦が終わりに近づくと、シャンは脆弱な均衡状態と罪なき銀河市民を守るため、共和国緊急事態対応部隊とともに活動した。シャンが許可した任務が失敗に終わったとき、彼女はスカージ卿から、シス皇帝の脅威を警告された。彼女はタイソンの英雄として知られるジェダイ・ナイトを指導して皇帝の計画を破綻させ、ナイトたちが皇帝と戦う間、自ら帝国の首都ドロマンド・カスへと侵略艦隊を指揮した。その後銀河が再び戦火に包まれたとき、シャンと共和国軍最高司令官となっていたマルコムは、息子セロンの活躍のおかげもあり、デュロで帝国の試作型軍艦<アセンダント・スピアー>に対し勝利を収めた。

経歴

生い立ち

Satele young

シャンとその師、ヌガニ・ゾー

人間女性、サティール・シャンは、3,699 BBY惑星ブレンタールIVで生まれた。彼女の母、タシール・シャンジェダイ・ナイトであり、彼女の一族は伝説的なジェダイレヴァンバスティラ・シャンの血を引いていた。シャンは母親と同様ジェダイ・オーダーに加わるが、タシールは娘が生まれてすぐにオーダーから追放されていた。ジェダイでありながら執着心から強さを得ようとするタシールの姿勢は議論の的となり、銀河共和国から政治的圧力がかかったのである。共和国は、タシールがかつて国家を脅かしたダース・レヴァンのようになることを恐れていたのだ。しかしこの政治的論争は弱まり、オーダーはアウター・リム・テリトリーの無名の惑星へと追放されたサティール・シャンの母親を再捜索した。しかしタシールはどこにも見つからず、オーダーが発見できたのは、彼女がかつて住んでいた廃屋だけだった。そこにあった一連の日誌は、行方不明のジェダイの娘、サティール・シャンへと届けられた。ジェダイ・マスターヌガニ・ゾーの弟子になったシャンは、3,681 BBYまでパダワンとしてフォースの教義を学んだ。この、彼女はオーダーのバトルマスターカオ・セン・ダラックから訓練を受けるため、シス出身惑星コリバン軌道にある共和国の宇宙ステーションを訪れた。ダラックの個人指導のもとで、シャンは自ら組み立てた青い刃のダブル=ブレード・ライトセーバーの扱い方を習得した。また、ダラックは彼女にジェダイ・トライアルの一部を指導した(しかしシャンは、ダラックがぬまでにナイトに昇格することはできなかった)。

SateleandDarach

シャンとカオ・セン・ダラック

それから間もなく、ふたりのジェダイは、コリバンの地上に未知の貨物船が着陸したことをステーションのクルーから知らされた。シャンとダラックは共和国特殊作戦師団ジェイス・マルコム伍長とともにコリバンの地表に赴き、ニコ・オカーという名の密輸業者船長を捕まえることに成功したが、オカーがシスの遺物を購入しようとしていた相手で、悪名高い墓泥棒のファレル・ウィックスは取り逃してしまった。オカーの宇宙船XSストック軽貨物船レッドシフター>を押収した後、シャンとダラック、マルコムは密輸業者を宇宙ステーションへと連行した。しかしオカーを収容する監房に向かっていたとき、シャンはフォースの中に、信じがたいほどの苦痛と恐怖の感覚を感じ取った。そのとき、ステーションのビューポートの外に、ハイパースペースからホルセット星系へとジャンプしてきた、30隻を超えるハロワー級ドレッドノート艦隊が出現した。この攻撃者たちがシスであることを即座に理解したダラックは、宇宙ステーションが彼らの攻撃に耐えることは出来ないと考え、自分たちの最優先事項は共和国にシス帝国の再来を警告することだと判断した。マルコムは、シスのスターファイターから逃げ切ることは出来ないとダラックに語ったが、オカーは自身の密輸船の性能を彼らに説明した。ダラックとシャン、オカー、マルコムと他1名のトルーパーは、すぐに<レッドシフター>が格納されているハンガーへと向かい、ステーションに乗り込んできた攻撃者たちと戦った。

シャンとダラックがハンガーで帝国の兵士と戦っている間、ニコ・オカーと共和国のトルーパーも追っ手を倒したが、マルコムの仲間は命を落とした。しかしシャンたちが<レッドシフター>に乗り込もうとしていたとき、帝国のインターセプターがハンガーに着陸し、ダラックは宇宙船を発進させるよう密輸業者に命じた。マルコムとオカーが宇宙船の準備をする中、シャンとザブラクのマスターはインターセプターから現れたふたりのシス(マスクをしたシス・インクィジターヴィンディカンと、その弟子マルガス)と戦った。シャンはマルガスと切り結んだが、シスの膝蹴りを腹部に受けてしまう。マルガスは跪いたシャンに更なる一撃を加えようとしたが、ヴィンディカンと戦っていたダラックは、とっさにライトセーバーを投げてその攻撃を阻止した。体勢を崩したマルガスを蹴飛ばしたシャンは、ダラックと戦うヴィンディカンに飛びかかったが、フォース・ライトニングで逆に押し返されてしまう。ダラックがヴィンディカンをフォースで押し飛ばし、ライトセーバー戦闘が一時中断したとき、オカーの操縦する<レッドシフター>が離陸した。ヴィンディカンは宇宙船にライトニングを放ったが、昇降路のマルコムから反撃を受けた。

Satele senses Darach

ダラックの死を感じるシャン

銀河共和国にシス帝国の帰還を警告するため、ダラックはシャンに自分を置いて去るよう命じた。シャンは自分のライトセーバーをダラックに渡し、飛び立とうとする<レッドシフター>へと跳躍し、マルコムの手に捕まって船に乗り込んだ。宇宙ステーションのハンガーからシスの戦闘機が飛び交う宇宙空間に飛び出すと、オカーはシャンとマルコムに<レッドシフター>の銃座に座るよう指示した。オカーはマークVIスプレマシー級スターファイターの追跡を振り切るため、アッシェズ・オブ・コア小惑星帯をジグザグに飛行し、一方のシャンは下部銃座に座って敵機を砲撃した。<レッドシフター>が小惑星地帯を抜けたとき、シャンはダラックがマルガスと戦って死んだことをフォースで察知し、呆然とした。しかしハロワー級ドレッドノートに対するオカーの銃撃で我に返った彼女は、悲しみを押しのけて追跡してくるスターファイターへの砲撃を続けた。<レッドシフター>は無事戦場を切り抜け、ハイパースペースにジャンプした。

大銀河戦争

帝国との戦い

共和国に戻った3人は、シス帝国の再来を報告した。しかしジェダイ評議会がこの知らせを受けたときには既に、帝国はマイノス星団侵略スルイス・ヴァンへの攻撃、そしてリマ・トレード・ルート封鎖を開始していた。評議会はシャンに何度か報告を要請し、彼女は戦略に関する評議会の議論を傍聴することも許された。ケル・ドアのマスター・グノスト=デュラルを含むジェダイの派遣団が、占領されたマイノス星団に向かうため首都を離れた際、彼女はジェダイ・テンプルにいた。このとき、彼女はコルサント全体で発生した暴動を目撃する。それからシャンは、様々なジェダイ・マスターと協力して大銀河戦争で活躍し、やがて一人前のジェダイ・ナイトになるためトグルータのマスター・ダーナラに師事することになった。外交官にして政治的な戦略家であるダーナラは、攻撃性と苛立ちを制御する術を弟子に教えたが、シャンは翌年には共和国で最も有名な戦士になっていた。3,671 BBY、テンプルにいたシャンとダーナラは、共和国が第一次ボサウイの戦いに勝利したという報告を受けた。そしてシャンの瞑想は、元老院プラザから惑星全体へと反響する大きな喝采によって中断された。

SateleAlderaan-Hope

オルデランで戦うシャン

3,667 BBY、現地の王室が帝国のスパイをかくまっているという噂を調査するため、シャンはコア・ワールドの惑星オルデランへと向かった。しかし彼女がこの星にいるとき、帝国による侵略が始まった。シャンは女王を守るため王宮へと急いだが、到着した頃には建物は既に廃墟に代わっていた。そのとき、シャンはフォースによるヴィジョンを経験した。そのヴィジョンは、ハヴォック・スクワッドの一員としてオルデランで戦うジェイス・マルコムが、助けを必要としていることを彼女に教えた。ジェダイ評議会に事態を報せたシャンは、オーガナ城への帝国軍の侵攻を食い止めているゲリラ兵を助けるため、ジュラン山脈へと急いだ。ダース・マルガス(14年前にシャンがコリバンで戦ったシス)が率いる帝国軍は、無秩序ながらその圧倒的な戦力で、ハヴォック・スクワッドを窮地に追い込んでいた。

シャンは、マルコムが殺されかけているところに危機一髪で到着し、彼を取り囲んでいた3名のシスを強力なフォース・ブラストで吹き飛ばした。近くにダース・マルガスを見つけたシャンは、ライトセーバーを起動して敵に挑みかかった。彼女は戦場を跳躍し、インペリアル・ウォー・ドロイドと4人のシスを倒し、マルガスと一対一の対決に臨む。シス卿は最初の攻撃を防御してシャンの顔面を殴り、彼女を守勢に立たせた。膝をついてマルガスのライトセーバーを受けたシャンは、近くの木をフォースで倒し、相手から一度距離を置いた。しかし再び切り結んだとき、彼女はフォースで樹木に叩きつけられ、続く一連の攻撃でライトセーバーを破壊されてしまう。シス卿は即座に彼女の息の根を止めようとしたが、シャンはフォースと意思の力で、マルガスのライトセーバーを素手で防御した。

Force Burst

マルガスにフォースの攻撃を放つシャン

シャンとマルガスの対決が膠着状態に陥っていたとき、ジェイス・マルコムは叫び声を上げながらシス卿に突進し、その腰を捕らえた。マルコムはシャンから敵を引き離し、短い肉弾戦を繰り広げた。マルガスはこの兵士の拳を受け止めたが、マルコムは手の中でサーマル・デトネーターを起動させた。爆風はふたりを吹き飛ばしたが、マルガスは傷を負うものの、フォースによってダメージの大部分を軽減していた。シャンはフォースを周囲に集め、それを立ちあがったシス卿に向けて放ち、彼を崖へと押し飛ばした。マルガスは迫りくるフォースに抵抗したが、シャンは崖を破壊するほどの波動を続けざまに放ち、シス卿を破った。その後、負傷したマルコムはシャンとともに静かになった戦場を見渡し、勝利を報せる信号弾を上空に向けて発射した。シャンが事前に要請した援軍が星系に到着したとき、マルコムや他の兵士が放った信号弾は、宇宙から見たオルデランの表面で明滅していた。

マルコムは傷を癒すためにコルト処置を受けたが、顔の傷跡が消えることはなかった。共和国が勝利を喜んでいたとき、シャンはマルコムのもとを訪れ、ヴィジョンのおかげで彼を助けることが出来たのだと教えた。マルガスに関する彼の質問に対し、シャンはこのシスが戦いを生き延びていたのではないかという確信を打ち明けた。その後、マルコムはシャンに対する感情を告白する。ジェダイとしての、恋愛を禁じる誓いがあることを理由に断ろうとしたシャンだが、彼に対する気持ちがそれを妨げた。感情に屈したシャンとマルコムの間には秘密の関係が生まれ、オルデランの戦いからおよそ6か後、マルコムが将軍に昇格してから間もなく、シャンは妊娠した。マルコムは特殊作戦師団を発展させるためエリン・ガーザ大佐とともに活動し、ある惑星都市ゲル・マターの近くで戦闘を指揮した。ここでシャンは、妊娠したことを報せる前に、マルコムの心の中にある、帝国に対する復讐を求める気持ちについて話し合った。この会話で、マルコムは憎悪を原動力に戦っていることがはっきりする。シャンはもし帝国がマルコムを殺した場合、自分がフォースのダークサイドに堕ちる可能性を考えざるを得なくなった。その恐怖と、マルコムの心の闇に対する恐れから、シャンは彼との関係を断つことに決めた。さらに、家庭を持つことが共和国にリスクをもたらすことを理解していたシャンは、息子を自分で育てることすらあきらめた。

Baby Theron

息子をヌガニ・ゾーに預けるシャン

その後の数か月、サティール・シャンは共和国の最も偉大な英雄のひとりとして前線に立ち、銀河系各地の戦場で、共和国軍の兵士を奮い立たせ勝利に導いた。しかし出産が迫り、ジェダイのローブでふくらんだお腹を隠せなくなると、シャンは最初のマスターであるヌガニ・ゾーのもとへ赴き、妊娠していることを打ち明けた(しかし、父親の名前は明かさなかった)。ゾーは彼女の話を疑わず、すぐに手助けすることに同意する。彼はジェダイ評議会と軍事指導者たちに、シャンを必要不可欠な秘密任務に派遣したという嘘の報告を行った。戦争から遠く離れた惑星で、シャンはゾーの助けを借り息子を出産した。シャンが息子をセロンと名付けると、ゾーはひとりでこの子を育てると約束し、赤ん坊を引き取った。

共和国の英雄

1年後の3,665 BBY、シャンは帝国の首都惑星ドロマンド・カスを襲撃するため集められていた、プロトタイプの軍艦を防衛するため、共和国宇宙軍の派遣団に配属された。しかし艦隊アウター・リム・テリトリー帝国宇宙軍に待ち伏せされ、ホス星系を含む複数の星系を巻き込んだ、1週間にわたる戦いが始まった。戦いの中で両陣営の何百という艦船が破壊され、シャンの乗っていた共和国の宇宙船は何とか撃墜を免れた。3,661 BBYマンダロリアンハイディアン・ウェイトレード・ルート封鎖を開始したとき、シャンはコルサントに呼び出された。シャンは首都全域で発生した、封鎖による供給不足を原因とする暴動を目撃した。ジェダイがデヴァロン近辺で封鎖の突破に失敗した後、彼女はさらに悪化する混乱を見守った。

Satele at Rhen Var

レン・ヴァーで戦うシャン

戦争が30年目の終わりに近づく中、シャンはジャリック・ケイダンベラ・キウィークスショー・バカーン(彼らは皆、シャンと同じヌガニ・ゾーの弟子だった)とともに、氷の惑星レン・ヴァーで反撃を行う第45バタリオンやリパブリック・トルーパーを指揮した。4人のジェダイは、それ以前にも暴君ジェルポッグとの紛争や、レニコIVアッシュ平原戦場でともに戦っていた。シャンたちは共和国軍を率い、帝国のダーク・カウンシルのメンバーであるダース・メキス要塞にたどり着いた。フォースでメキスの部屋のドアを破ったシャンは、降伏すれば命は保証するとシス卿に語った。しかしメキスは拒絶し、激しい戦いの末、シス卿は重傷を負った。

レン・ヴァーの戦いから間もない3,653 BBY、帝国は突然和平の申し出をして共和国を驚かせた。嘘をついてないことを示すため、帝国はマイノス星団から軍隊をひっこめ、銀河元老院オルデランで和平交渉に応じることに同意した。シャンとダーナラ、ショー・バカーン、アリン・レニーアたち数名のジェダイは、セレアンパラン・アム=リス元老院議員が率いる代表団に加わってオルデランに向かった。シャンは初日の朝を瞑想に費やしたが、交渉に対する緊張感を隠すことが出来なかった。彼女はかつての師に、和平交渉には評議会が考える以上の何かが隠されているのではないかと語った。その瞬間、シャンの疑惑は正しかったことが証明される。ダース・アングラルが指揮する帝国艦隊がコルサントに接近し、ダース・マルガスがジェダイ・テンプルで首都の防衛ネットワークを破った直後に、コルサント侵略が始まったのである。ベルーケン最高議長はアム=リスに連絡を取り、シスの裏切りを警告しようとした。しかしダース・アングラルが議長のオフィスに押し入り、モン・カラマリの議長を殺害したため、和平交渉の部屋はシスに完全に監視された状態となった。

The Real Satele

オルデランにて、シャンとダーナラ

シスの裏切りに感づいたシャンは、ライトセーバーを起動して帝国側の特使であるダース・バラスに迫った。バラスはライトセーバーを起動して攻撃を防ぎ、感情的にならないよう彼女に注意した。アム=リスは和平交渉を予定通り進めると説明し、帝国軍が首都を人質として手中に収める中、共和国はシスの条約を飲まなければならなかった。ダーナラの指示で、シャンは他の交渉団のメンバーを残し、しぶしぶ交渉の部屋から退室した。部屋の外で、彼女はレニーアが帝国代表団のメンバーのシスと格闘しているのを発見した。ダーナラの声で戦いは中断された。共和国の代表団は議論するために来たのではないのかとダース・バラスが挑発したとき、アム=リス議員はこのシス卿に襲い掛かったが、シャンはかろうじて彼を制止した。ホールを離れた後、ダーナラは代表団の指導権を握り、シャンにグランド・マスタージィムと連絡を取るよう命じた。マスター・ジィムは連絡に応じず、彼がまだ生きているのかどうかが不安視された。代表団はコルサントの未知の状況について話し合い、首都にいるはずのマスター・ヴェン・ザロウと感情的な絆を持つレニーアは、攻撃されたテンプルでザロウが死んだことを感じたと打ち明ける。その夜、ジィムはコルサントが解放されるまで、バラスの条約を受け入れるほかに共和国に選択の余地はないとアム=リスに報せた。また、ジィムは交渉を進めるためにシャンがバラスに謝罪する必要があるとダーナラに警告した。ダーナラは事態に不信感を抱いたが、グランド・マスターの要請に従い、翌日シャンはしぶしぶシス卿に謝罪した。

冷戦

緊張の時代

Envoy escape

サティール・シャンは<エンヴォイ>から脱出した

コルサント協定調印から数日後、共和国軍は銀河系各地のあらゆる戦場から撤退を強いられた。シャンとダーナラも、兵を撤退させるため、ジィムによってダントゥインに派遣される。ふたりはクワット宙域で共和国の船<エンヴォイ>に乗り、スイートルームで会話をしたが、ダーナラはホールの外に盗聴者がいることに気づいた。盗聴の犯人は、協定の条件達成を確実にするため、この船に派遣された帝国のプロトコル・ドロイドSP-99だった。怒ったトグルータのマスターは、船のブリッジへと向かう。シャンはダーナラが協定そのものに失望しているのだとドロイドに説明し、<エンヴォイ>がアウター・リム・テリトリーに向かう間に睡眠をとった。ダーナラが<エンヴォイ>にすれ違う帝国の輸送船を攻撃するよう指示したとき、シャンはまだ彼女の部屋にいた。ダーナラは、協定を破ることで戦争を再開させようと目論んでいたのである。帝国が反撃してきたことをSP-99から知らされたシャンは、ふたりの帝国攻撃兵と遭遇し、襲撃された。すぐに彼らを倒したシャンは、SP-99の抗議を無視してダーナラを探したが、このトグルータが帝国兵に捕らえられる様子を目撃することになる。ダーナラはかつての弟子に評議会に警告するよう指示し、シャンはSP-99とともに帝国兵に追いつかれる前に脱出ポッドで船から逃げ去った。

彼女の脱出ポッドは、ジオノーシス奴隷市場と関係を持つマンダロリアンの略奪船によって、バーマ宙域で発見された。しかしジェダイ・マスターのオーガス・ディンハロン・テイヴァス中尉が操縦するレンダラン級アサルト・シャトルがポッドの遭難信号を受け取り、シャンを捕まえようとする奴隷業者の船を破壊した。救出されたシャンは、すぐに<エンヴォイ>で起きた出来事を報告し、ディンはすぐにジィムに報告しなければならないと考えた。テイヴァスはダーナラも救出すべきだというシャンの考えを笑い飛ばし、ディンは判断を下す前にもっと情報が必要だと語る。彼らは船からケル・ドアのグランド・マスターに連絡を取ったが、ダーナラが死んだという情報が傍受した帝国の通信から流れ、シャンは取り乱してしまう。かつての師を失ったことを悲しみつつ、シャンはディンとテイヴァスの任務に同伴し、惑星バルモーラの停戦調停に向かった。ディンはここで、弟子だったフォートリス・ゴールを戦場から撤退させた。バルモーラの任務に同行した後、彼らはダントゥインへの出発に備えたが、シャンはバルモーラに残るつもりだったディンに、任務を指揮してくれるよう頼んだ。

レオバロ宙域に向かう途中、シャンに気があったテイヴァスは、関係を発展させようと彼女に接近した。しかしシャンはジェダイとしての誓いがあることを中尉に思い出させた。ダントゥインに到着したというSP-99の報告で、ふたりの会話は中断された。テイヴァスは、気が変わったら申し出について考えてくれとシャンに言い残す。ダントゥインのベースD-55デイル少佐と会った後、シャンはアム=リス議員から、グランド・マスター・ジィムが元老院ビルで起きた爆弾の爆発によって命を落としたと聞かされる。コルサント条約がぐらついていることを懸念し、アム=リスはデイル少佐に対して再度撤退するよう呼びかけた。議員はシャンとテイヴァスが少佐を説得してくれると期待している告げ、通信を終える。しかしテイヴァスはデイルの考えに反対せず、シャンを驚かせた。条約は保護する価値のないものだとシャンが考え直すまで、テイヴァスは宇宙船に戻ることに決めた。しかしこの兵士が去った後も、シャンは任務を続行し、デイルの説得を試みた。

Dantooine skirmish JMGD

ダーナラの隣で、ダース・バラスと戦うシャン

それから間もなく、マスター・ディンはナー・シャッダで捕まえたバウンティ・ハンターブラデンを引き連れ、ダントゥインに到着した。シャンの名を聞いたブラデンは、ダーナラが死ぬ前に残したメッセージを彼女に伝えた。ダーナラは、コルサント条約に対する妨害の裏にダース・バラスが暗躍しているのではないかと考えていた。オルデランの会談で、バラスがダーナラよりも条約に入れ込んでいたと考えるシャンは困惑し、テイヴァスを見つけるため宇宙船へと戻った。しかし彼女は、船で壊れかかったSP-99を発見する。SP-99のスパイ行為を発見したテイヴァスが、このドロイドをブラスターで撃ったのだった。パワーを失う前に、SP-99はテイヴァスがジェダイ・エンクレイヴの廃墟に向かったことをシャンに伝えた。そしてちょうどそのとき、ディンはブラデンが逃走したことを彼女に報せた。ディンは自分が駆け付けるまで待つよう指示したが、シャンはひとりでテイヴァスを追うことに決め、エンクレイヴへと向かった。フォースに従ってエンクレイヴの近くのクリスタル洞窟にたどり着いたシャンは、激しい銃撃戦を目撃する。ダース・アングラルとダース・バラス、数名のシス・トルーパーが、テイヴァスとフォートリス・ゴール、ダルボーラという名のウーキーのバウンティ・ハンター、そして驚いたことに、マスター・ダーナラと戦っていたのだ。かつての師が生きていたことに驚きながらも、シャンはトグルータのマスターに加勢してダース・バラスと戦った。

バラスは、ジェダイの偽善やシスに対する憎悪を白日の下に晒すことが、条約の目的のひとつだったことを明かした。そして実際、<エンヴォイ>の攻撃や元老院ビル爆破を裏で手引きしたダーナラは、シスの思惑にはまってしまったのである。シスはシャンを味方につけようと誘惑したが、シスが全てを操作していると悟ったシャンは、これを退けた。シャンはダース・アングラルを丸腰にし、止めを刺そうとしていたテイヴァスを制止する。ダーナラはシスを殺さないことに決めたテイヴァスに激怒し、兵士のもとに飛び込んでゆく手を阻むゴールを押しのけた。ジェダイとしての理念を失ってしまったダーナラは、ダルボーラを精神的支配下に置き、ゴールを殺すよう命じる。しかしこのウーキーはコントロールを破り、頭部への一撃でダーナラを倒した。ダルボーラは洞窟から逃げ出し、シャンがダーナラのもとへ駆け寄る中、アングラルは隙を見てライトセーバーを取り戻し、テイヴァスをフォースで投げ飛ばした。シスは戦いを続けようとしたが、シャンは仲間たちを落ち着かせ、戦いは終わったのだとアングラルに告げた。バラスもシャンに同意したが、レヴァンの血を引くものは皆、ダークサイドの運命を受け継いでいると言い残して去っていった。地上に戻った3人は、マスター・ディンに洞窟内で明らかになったことを説明したが、最近の出来事にダーナラが関与していたことについて、詳しく説明はしなかった。ディンは疑問を持ったが説明に納得し、条約をこれ以上崩壊させまいと、彼らの話を受け入れた。

オーダーのグランド・マスター

Satele as Grand Master

グランド・マスター・サティール・シャン

ダントゥインの出来事から間もなく、シャンは銀河系を巡る旅に出た。深い瞑想を通してフォースの呼びかけに従いながら、彼女は新しい仲間となる惑星を探した。旅の途中、シャンはエベロン=キャッシーク戦争を終わらせ、スレッシュ=エイハンツ・アズロズという名の敵を作った。3,651 BBY、最終的にフォースは失われていたハイパースペース・ルートをシャンに指し示し、彼女はディープ・コアの奥深くに位置する、長らく忘れ去られていたジェダイ・オーダーの故郷、タイソンにたどり着く。この業績により、シャンはジェダイ・マスターに昇格してジェダイ評議会の一員となる。彼女の昇格の直後、オーダーはコルサントのジェダイ・テンプルが再建されないことを知らされた。これを踏まえ、評議会はオーダーの本拠地をタイソンに移すことに決めた。3,645 BBYの時点で、評議会はシャンをオーダーのグランド・マスターに指名していた。冷戦の間、シャンによって導かれたオーダーは、組織を建て直し、戦争から立ち直る。この頃、シャンはシガー・コンシという名の若きキファーをパダワンにとった。

3,643 BBYごろ、最高議長ドリアン・ジャナラスは、マスター・オーテグ元帥にしたいという要請を携え、評議会に接触した。この問題について熟考した後、迫りくる戦いでオーテグが重要な役割を演じるだろうと判断したシャンは、ジャナラスの要請を受け入れた。オーテグの離脱で生じた評議会の空席にはオリック・トラレスが座ることになる。それからしばらく後、シャンとコンシがコルサントで最高司令官やエリン・ガーザ将軍と顔を合わせていた頃、評議会はコンシがまだジェダイ・トライアルを受ける段階に達していないと判断した。パダワンの失望と葛藤を感じ取ったシャンは、会合の間しばらく散歩してくるよう彼に言った。しかしシャンが会合に出席していたとき、コンシはダオ・ストライヴァーという名の武装したマンダロリアンとの銃撃戦に巻き込まれてしまう。コンシやリパブリック・トルーパーのラリン・モクスラの応戦も空しく、ストライヴァーは逃走に成功した。しかしモクスラは、ストライヴァーがシンジアと呼ばれる何かと、リーマ・ザンドレットという人物を探し求めていることを知った。コンシはこの出来事をすぐにマスターに報告し、シャンはタイソンに会合の内容を連絡する前に、弟子の報告を最高司令官に伝えた。その後銀河司法センターでコンシと合流したシャンは、共和国戦略情報サービスが持っていたシンジアとザンドレットに関する情報を弟子に教えた。それによれば<シンジア>とはハットターサ・バリーシュがオークションにかけた宇宙船であり、ザンドレットはどうやらこの船の歴史に関わる人物らしいということだった。コンシが何かのきっかけに関わったと感じたシャンは、オークションについて調査させるため、彼とモクスラをナル・ハッタへと派遣することに決めた。

コンシの任務によって、<シンジア>が運んでいたヘックスと呼ばれるコンバット・ドロイドの存在が明らかになった。そしてこのドロイドが放たれたことにより、バリーシュのオークションは台無しになる。パダワンとモクスラは、共和国の特使ウラ・ヴィーや密輸業者ジェット・ネビュラとともに、ネビュラの船<アウリガ・ファイア>に乗り込ってナル・ハッタから逃れた。コンシはシャンと連絡を取り、次に何をすべきか指示を仰ぐ。シャンは弟子の報告の中の、ヘックス・ドロイドが戦闘における順応性を備えているという点、そしてエルドン・アックスという名のシス・アプレンティスがバリーシュの宮殿に姿を現していた点に不安を抱いた。コンシがサイコメトリー能力を使ってヘックスの出所を追跡する中、シャンは共和国特殊部隊を集めて惑星ホノーグルの集結地点に向かった。シャンの弟子は、能力によってヘックスがブラックホール付近に位置するセバドンという惑星から来たことを突き止めた。シャンはグリン大佐が率いる共和国小艦隊のクルーザー、<コレリア>に乗ってセバドン星系に向かう。シャンは3度目のコンタクトでザンドレットのセバドン入植者と連絡を取ることに成功したが、連絡相手の女性の声は共和国の権威を認めようとせず、自分たちに構わないでほしいと告げた。この会話中、セバドンから共和国艦隊に向けて8発のミサイルが放たれ、迎撃しきれなかった1発が<コレリア>に命中する。

しかしこのミサイルは、何千というヘックス・ドロイドによって構成されていた。迎撃により“破壊”されたはずのミサイルは、間もなく複数の共和国の宇宙船を乗っ取った。シャンがいた<コレリア>内の区画はほぼ無傷だったが、彼女は船内の加圧された区画で自身を囲む空気をフォースで密閉した。彼女はコンシに状況を伝え、パダワンは<アウリガ・ファイア>の環境スーツを使って師のもとに向かった。コンシの到着を待っている間に、シャンは12体のヘックス・ドロイドと遭遇したが、このドロイドの有機体の構成要素にフォースで影響を与えることで、攻撃性を抑えることに成功する。しかしヘックスを撃退することは出来なかったため、コンシは動かないドロイドの間を慎重に移動し、グランド・マスターが出るためにブロックされたドアを開かなければならなかった。コンシが宇宙船の残骸に通り道を切り開く中、シャンはフォース・シールドで空気を保ちつつ、<アウリガ・ファイア>に移動した。しかしコンシがシャンを救出している間に帝国艦隊が星系に到着し、マンダロリアンのストライヴァーは近くの衛星で話し合おうと<アウリガ・ファイア>の乗組員に持ちかけた。

Darth Chratis Sebaddon

セバドンの任務の間、シャンとダース・クラティスは互いの弟子を交換した

シャンとコンシは、相手の宇宙船<ファースト・ブラッド>でストライヴァーと対面したが、ナル・ハッタからやってきたシス・アプレンティスもその場にいることに驚かされた。ストライヴァーは、ヘックスの製作者リーマ・ザンドレットが、シス帝国とマンダロリアンに同盟関係を築こうとこのドロイドを彼らに売り込んできた経緯を説明した。マンダロア・ザ・ヴィンディケイテッドはザンドレットのドロイドに興味を示したが、間もなくマンダロリアンはヘックスが銀河の災いであることを悟った。マンダロリアンと接触した直後、ドロイドはザンドレットですら制御できなくなってしまう。このドロイドによる資源の消費量と、その驚くべき自己複製速度は、銀河全体を数年で破壊してしまうほどのものだったのだ。これを理由に、ストライヴァーは帝国と共和国をセバドンに呼び寄せたのだった。ヘックスの災禍から銀河を救うには、ふたつの銀河規模勢力が力を合わせる必要があった。どちらの側も最初は手を結ぶことに反対したが、結局ヘックスを排除するため、一時的な休戦で合意することになる。共同攻撃の一環として、シャンはヘックスを破壊するため攻撃部隊を率い、モクスラが率いる主要工場襲撃チームと情報を共有した。帝国軍を指揮するシス卿、ダース・クラティスは、自分の弟子をシャンに同行させる代わりに、コンシを彼の任務に加えるよう要求した。シャンは不安を抱きつつも、弟子の交換に応じた。

戦いが始まると、シャンと仲間たちはジェット=シュートを使ってセバドンの地表に降りた。シャンはエルドン・アックスと話すため、このクラティスの弟子の後ろをついていった。味方の兵士が複合施設を発見すると、シャンはグループを率いてその中に入り、フォースとライトセーバーを使って何百というヘックスを破壊した。しかし施設の主要構造を看破して目標にたどり着くことが不可能だと分かると、シャンは味方を撤退させ、施設へと近づく故障したトランスポートに対処を任せた。トランスポートは地下の採鉱用複合施設を破壊したが、溶岩のようなものによる爆発が、避難し終えていなかったシャンとアックスを飲み込んだ。しかしふたりはそれが溶岩ではなく、赤みがかった液体の湖であることを知る。液体の中に隠されていた帝国の船に乗ったシャンとアックスは、船内の部屋で同じ液体を入れた巨大なガラスタンクを発見した。ふたりはすぐに、この液体がヘックス・ドロイドに有機的な特徴を与えている材料だと理解した。そしてタンクの中には、エルドン・アックスのクローンも入れられていた。

クローンは、エルドン・アックスが隠そうとした事実、すなわち彼女がザンドレットの娘であることをグランド・マスターに説明し、タンクの液体は彼女のフォースの力を抑制していたのだと語った。続く会話で、クローンはザンドレットがヘックス・ドロイドに知性を吹き込んだことを説明する。しかし彼女がヘックス・ドロイドをシャット・ダウンしようとしたとき、このクローンの中に残っていたザンドレットの一部が、彼女を殺してしまう。死の間際のクローンからヘックスを制御する方法を教わったアックスは、シャンとともに地上に戻り、それが有効かどうかをテストした。アックスによるコントロールにより、ほんの数でヘックスは戦いを中止した。アックスはドロイドを使ってマスターであるクラティスを倒し、ドロイドも葬り去ることで銀河の脅威に終止符を打った。その後、シャンは共和国軍とともに退却する。セバドン独立作戦と呼ばれるこの出来事の後、シャンはパダワンがジェダイ・トライアルへの資格を認められる様子を誇りをもって見守り、弟子をジェダイ・ナイトに昇格させるべく、彼と共にタイソンに戻った。

タイソンの謎

Satele Council after Forge

評議会におけるシャン

タイソンに戻ってからしばらくした後、グランド・マスターと他の評議員たちは、カリコリ・ヴィレッジトワイレックピルグリムスたちとの紛争に関わった。この村は厳密に言うと違法な居住地であるため、オーダーは村を定期的に襲撃する原住民フレッシュ・レイダーから村人を守ることを制限されていた。しかし、村人のナレン・ラロックがフォースのダークサイドに誘惑され、ラジヴァリフォース・ゴーストに正気を奪われたとき、カリコリの民のジェダイに対する怒りはピークに達した。ジェダイ・オーダーの創始者のひとりであるラジヴァリは、2万年前にタイソンを荒廃させたフォース戦争の扇動者だった。オーダーにとって幸いなことに、評議会メンバーのユオン・パー弟子がラロックを倒すことに成功し、オーダーのパダワンたちが試練の一環としてライトセーバー製造に使う古代のマシーン、フォージを救った。負傷した村人たちは、治癒のためジェダイ・テンプルへと連れられた。シャンも自ら男の治癒を監督した後、パーやパーの弟子、そしてジャリック・ケイダンやショー・バカーンとともに評議会に出席する。パダワンのアドバイスも考慮に入れ、シャンと評議会のメンバーは村人とジェダイの間の亀裂を修復するためカリコリに申し入れをし、ラロックはジェダイの訓練を受けることになった。パーの弟子もまたオーダーの一人前のジェダイとして認められたが、パーは話し合いの途中に崩れるように倒れてしまった。評議会とテンプルの治療師は、パーが病の一種を患らっていることを突き止める。パーの処置不可能とも思える病を治すため、崩壊したテンプルからジェダイの遺物を見つけ出そうと、パーとその元弟子はコルサントに出発することになる。

しばらくして、タイソンではフレッシュ・レイダーが関与する別の対立が勃発した。タイソニアン・グナールズ地域に侵入したフレッシュ・レイダーは、そこにあったジェダイの前線基地を攻撃した。ジェダイはこの原住民による攻撃を押し返すことも可能だったが、若き訓練生がフレッシュ・レイダーを率いるダーク・ジェダイカレフを倒したことで、騒動は終わった。マスター・ディンはフレッシュ・レイダーがグナールズへの侵入に使った洞窟を封鎖し、若き訓練生をジェダイ・テンプルに呼び寄せた。グナールズでの出来事を知ったシャンも、テンプルにやってきた訓練生に接触する。シャンは若き訓練生に、評議会のミーティングの前に自分の部屋に来るよう指示し、訓練生が評議室に向かう前にジェダイ・コードと感情の危険性について話し合った。評議室で、マスター・ディンはカレフを破った訓練生を自分のパダワンにすると語り、シャンやその場にいた数名のマスターたちを驚かせた。10年前のコルサントの略奪で命を落としたベンゲル・モーア以来、ディンは弟子をとっていなかった。その後、評議会は最近感知されるようになった闇の存在について熟考した。闇の源がコルサントにあると考えたシャンは、マスター・キウィークスとその弟子キラ・カーセンを調査のため派遣する。しかしそれから数日後、ディンと彼の新しい弟子は、増加傾向にあるフレッシュ・レイダーの攻撃の裏に隠された真実を掴んだ。攻撃者を率いていたのは、コルサント・ジェダイ・テンプルの破壊を生き延び、ダークサイドに転向していたベンゲル・モーアだったのである。ディンの弟子はモーアを倒し、カリコリの村人に裏切られ捕まっていた師を救出した。シャンと評議員は、ディンの弟子をジェダイ・ナイトの階級に昇格させた。カリコリの村人にどう対処すればいいかグランド・マスターから意見を求められたとき、昇格したばかりの若きナイトは、二度と彼らと対立しないよう、オーダーは村を公に援助するべきだと考えた。

Kiwiiks' message

キウィークスの報告を聞く評議会

評議会の話し合いは、マスター・キウィークスの呼び出しで中断される。彼女は、何らかの悪が首都惑星を取り巻いているというシャンの疑惑が正しかったことを裏付けた。グランド・マスター・シャンは、ディンと昇格したばかりのナイト(ディンの元弟子)をキウィークスの援護のために送り出した。その後、シャンは共和国軍の輸送船団に同行し、ジェネラルのコードネームで知られる帝国からの重要離反者を運んだ。しかし船団は帝国宇宙軍の待ち伏せに遭い、シャンは自分の艦隊で攻撃に対処しながら、ジェネラルをスランタ級コルベットブレンタール・スター>に移動させた。しかし<スター>の位置を知ったグランドモフライカス・キルランは、離反者を逮捕するためゲイジ級トランスポートブラック・タロン>に<スター>を攻撃させた。3隻の帝国ドレッドノートを沈めたシャンと16隻の宇宙船が攻撃者から解放された頃、帝国の攻撃チームはジェネラルを捕まえるため損傷を負った<スター>に乗り込む準備をしていた。シャンは帝国側に、コルサント条約を尊重し撤退するよう求めたが、聞き入られなかった。シャンの船団は<スター>に急いだが、到着したときには既にジェネラルは逮捕、あるいは始末されており、<ブラック・タロン>も立ち去っていった。

この頃、コルサントのジェダイは闇の存在の源がターニスという名のシス卿であることを突き止めていた。共和国のトップ科学者に化け、プラネット・プリズンという超兵器計画に関わっていたターニスは、共和国の兵器計画の全てのファイルを盗み出し、帝国側に流そうとしていた。ディンとキウィークス、エージェントのギャレンは共和国の惑星外施設を守るため派遣され、ディンの元弟子とカーセンも彼らに加勢した。ディンの弟子だったジェダイ・ナイトは、プラネット・プリズンが共和国の首都に対して使われる前に、ターニスを破った。しかしターニスの敗北は、その父であるダース・アングラルの怒りを呼ぶ。アングラルは息子の復讐をするため、共和国とジェダイに対し個人的な戦いを挑んだ。ディンの旧友にして兵器計画に関わる共和国の将軍、ヴァー・サスラから連絡を受けたシャンは、若きナイトがアングラルの戦いを止めるため、サスラと共に活動する許可を与えた。またシャンは、マスター・キウィークスが不在の間、カーセンを若きナイトのパダワンに任じ、アストロメク・ドロイドT7-O1と共にオード・マンテルに発ったふたりの幸運を祈った。

英雄たちの指導

Satele hologram

キャリック・ステーションに集まった者たちとホログラムを通して会話するグランド・マスター

この頃、シャンは共和国非常事態対応部隊と共に活動するようになっており、脆弱な平和を脅かす銀河系各地の危機に対処した。そしてアウター・リムの状況は、彼女の注意を引いた。外人を嫌うアドヴォーゼの政治派閥、アドヴォーゼ・ヘゲモニーが、“ハンマー”のコードネームで知られる惑星爆撃用バトルステーションのプロトタイプを手に入れていたのである。このステーションはもともと大銀河戦争中に設計されたが、プロジェクトの危険性が理解されると破棄が決定され、プロトタイプはオートパイロットに設定され白色矮星と衝突するコースに乗せられた。しかし機械の故障で破壊を免れ、エンジンを停止していたプロトタイプは、アドヴォーゼ・ヘゲモニーに発見されたのである。ヘゲモニーが降伏を拒否した惑星スカインの首都を爆撃したため、ステーションは共和国の注意も引くことになり、シャンは出来る限り多くのジェダイと共和国の英雄たちを呼び集める。中間準備区域のキャリック・ステーションに小規模な攻撃チームを集めたグランド・マスターは、彼らに状況を説明し、サルーカマイ上空のハンマーへと送り込んだ。しかし、帝国でシャンと対等の立場にあるダース・マルガスもまた、攻撃チームを組織してステーションを襲撃させ、ふたつのチームのうちハンマー攻撃から生還したのは一方だけだった。

しばらくして、今度は強力なダークサイドの脅威が関わる新しい危機が勃発する。評議会がフォースの中に激しい乱れを感じたそのとき、考古学調査団がシスの遺跡発掘を行っていた惑星アシスから、遭難信号が発信された。強力な数名のジェダイと信頼のおける仲間を呼び出したシャンは、事態を調査するため彼らをアシスに派遣した。そこで彼らは、シスの遺物を回収しダークサイドの脅威を食い止めるため、帝国の攻撃チームと対立した。ふたつの攻撃チームは、数世紀前に皇帝によってアシスに追放されたシス卿、ヴォダル・クレシュへの太古から続く崇拝を根絶した。クレシュのしもべたちを倒した彼らは、信仰の影響力が銀河系に広まる危険を未然に防いだ。マスター・ディンの元弟子とカーセンがタイソンに到着し、カーセンが帝国の出身であることを告白したとき、グランド・マスター・シャンもこの惑星にいた。カーセンを狙うアングラルのエージェントはふたりを銀河中で追い回し、ヴァリスという名のシスは彼らを罠にかけた。協力してシスを破った後、カーセンは自身の過去を彼女のマスターに明かしたのだった。シャンがそのときタイソンにいた数名の評議員を集めた後、カーセンは全ての身の上を説明する。ドロマンド・カスでシスの子として生まれた彼女は、コリバンのシス・アカデミー皇帝の子シス皇帝のしもべ)として育ち、途中で逃げ出さないよう皇帝の意思に束縛されていたのである。マスター・ケイダンはすぐにカーセンを拘束するよう言ったが、トル・ブラガはそれに反対した。ブラガのパダワン、セイジャーはライトサイドに転向した元ダーク・カウンシル評議員であり、ジェダイ評議会が皇帝の子の存在を知ったのも、セイジャーの情報のおかげだった。会議が進行中、カーセンをフォースで徹底的に調査したシャンは、彼女の中にダークサイドの痕跡が残っていないことを知る。カーセンがオーダーを裏切ることはないという彼女の師の言葉を信じ、シャンはこのパダワンがジェダイに残ることを許可した。

Theron's mommy issues

サティールもセロンも、互いの関係を公然と認めようとしなかった

この当時のこと、ジェダイ・テンプルの自室に戻ったサティール・シャンは、部屋の中に別の誰かの存在を察知した。フォースで訪問者を感じ取った彼女は、相手に正体を現すよう求めた。そこにいた背の高い、の上にサイバネティックス移植を施した黒髪の男は、ヌガニ・ゾーが死んだことをグランド・マスターに伝えた。シャンにヌガニ・ゾーのライトセーバーを渡し、男はゾーが人を守るために死んだのだと説明した。しかし、男の中に何かを感じ取ったシャンは、彼が息子のセロンであることを知った。しかしセロンの方は、母親を認識している素振りを全く見せないまま、部屋を去っていった。惑星ライナルジェダイ・エンクレイヴが帝国の軍艦に攻撃され、調査をしようとした共和国のフリゲート<トロン・ヴォック>が破壊された際、共和国は帝国がコルサント条約を破ったと考えた。同時に多数のジェダイの死を感じ取ったグランド・マスターは、エンクレイヴへの攻撃に深い影響を受けた。しかし、ダース・マルガスがダーク・カウンシル宛てに送った暗号通信が傍受されたことで、シス卿セヌを含むシスの要塞もエンクレイヴと同じ運命を辿っていたことが発覚した。一連の攻撃の実行者は、純血のシス、ダース・アイコラルの旗艦<レッド・リーパー>だったのである。アイコラルは、非純血のシスを銀河から一掃しようと企んでいた。<レッド・リーパー>が農業惑星シャンドリラ付近で発見されると、シャンは艦を乗っ取るため即座に共和国攻撃部隊を派遣した。同時にマルガスによる部隊も送り込まれ、アイコラルと彼の部下は<レッド・リーパー>と共に破られた。そしてこの任務により、共和国は価値ある宇宙航行技術と戦略データを獲得する。

フォンドア造船所で修理を経た最新鋭のヴァロー級クルーザー、<アルシス>の脅威を共和国から警告されたグランド・マスター・シャンは、タマリン宙域の星々を略奪、強襲しているマンダロリアンのヴァラッド氏族から戦艦を取り戻すため、攻撃チームを招集した。ヴァラッド氏族に支配惑星を襲撃された帝国も<アルシス>の破壊を試みる中、シャンは共和国艦隊を率いて帝国艦隊と交戦し、同時にジェダイ・カンセラーマグナス、ジェダイ・ナイト・エゼラリーン、密輸業者タクラン、リパブリック・トルーパー・キーナーの4人組が<アルシス>に乗り込んだ。しかしシスのロザムヴィンサイン、バウンティ・ハンターのカイレニック、帝国エージェントのアンダンたち帝国の攻撃チームが4人組の前に立ちはだかる。共和国と帝国の攻撃部隊のうち、戦闘を生き延びた一方が、<アルシス>を手中に収めることに成功した。

セラノン・スパー沿いの惑星に置かれた共和国の防衛網にミサイルを補給していた惑星、カデミムVでまた新たな危機が起こった。この星の腐敗した知事コーナロヴは、共和国が彼について調査を始める前に、独立を宣言した。分離主義者戦争の終結時にオード・マンテルから追い出されたマンテリアン分離主義運動の助けを借り、コーナロヴは戒厳令を発し、分離主義者のオートル将軍を軍隊に配属した。コーナロヴは惑星のミサイル倉庫の支配権を握り、帝国と共和国は侵略という手段を選べなくなった。しかしダース・マルガスとグランド・マスター・シャンは兵器を停止させるため攻撃チームをカデミムに潜入させた。帝国と共和国の両陣営は、惑星を迅速に支配するためカデミム星系に艦隊を派遣していたが、実際にカデミムを征服しミサイル倉庫を確保したのは、2大政府のうち片一方だけだった。

Council Tython

タイソンの戦い後に召集された評議会

ダース・アングラルがライバルのオーガス・ディンを殺し、デゾレーターとして知られる超兵器を造ったとき、このシス卿との対立はピークに達した。アングラルは共和国の農業惑星アフレイデスでこの兵器をテストした後、タイソンにも攻撃を仕掛けた。アングラルの軍艦<オプレッサー>はデゾレーター・テクノロジーのミニ=バーストを展開し、惑星の大気イオン化させた。サティール・シャンは、遭難信号を発信する以外に何も打つ手がなかった。ジェダイ・オーダーにとって幸運なことに、ディンのかつての弟子がアングラルが立ち去って間もないアフレイデスの状況を知り、シャンの信号はサスラ将軍によってこのジェダイ・ナイトに転送された。カーセンやT7-O1とともにタイソン上空の<オプレッサー>に乗り込んだディンの元パダワンは、ジェダイの戦闘機を発進可能にした。彼とカーセンが<オプレッサー>のブリッジでアングラルを倒したとき、ジェダイのスターファイターは既に爆撃航程に入っており、軍艦の破壊によってデゾレーターの脅威に終止符が打たれた。ディンの元パダワンとカーセンがタイソンの地表に戻ったとき、シャンはシス皇帝が自らカーセンを再び支配しようとしていることを知る。しかし彼女は皇帝との繋がりを永遠に断ち切り、シャンはこのパダワンをジェダイ・ナイトに昇格させた。また、シャンはディンの元パダワンにしてカーセンの師であるジェダイ・ナイトに、その活躍を称えて“タイソンの英雄”という儀式的な称号を与えた。

戦争の再開

帝国との戦い

銀河系に再び戦争の気運が到来すると、評議員のトル・ブラガはグランド・マスター・シャンに大胆な作戦を提示した。その内容は、攻撃チームを派遣してシス皇帝を捕まえ、タイソンで彼をフォースのライトサイドに転向させるというものだった。ブラガの作戦に従い、ジェダイ・ナイトのジョマー・チュルドゥロムンド星系を偵察したが、敵に偵察されて惑星タトゥイーン上空で撃墜されてしまう。オーガス・ディンのフォース・ゴーストの指示に従い、タイソンの英雄はチュルの位置を突き止めて彼を救出した。救出されたザブラグのジェダイが治療を受けているとき、ブラガとシャンはタイソンの英雄にチュルのセンサー記録を持ってくるよう指示する。シャンはブラガの作戦を認可し、タイソンの英雄を攻撃チームに加えることを許可した。しかしチームが準備を完了したとき、ジョマー・チュルはタイソンの英雄がダークサイドに堕ち、評議会と対立するヴィジョンを見たと語った。チュルやマスター・ケイダンの反対を押し切り、シャンはチームを派遣する。しかしチュルの予言通り、皇帝はチームの全メンバーをダークサイドに誘惑し、彼らを何か月もの間しもべとして訓練した。

Council Meet Scourge

自らの過去をグランド・マスター・シャンと評議員たちに語るスカージ卿

タイソンの英雄は、マスター・ディンの霊体や、“皇帝の憤怒”のスカージ卿の予想外の手助けによって、シス皇帝のもとを脱出した。スカージはこのジェダイ・ナイトに同行し、自分の行動の意味をタイソンで説明すると約束する。その後、スカージはシャンたち評議員を前に、数世紀前にシス皇帝がもたらす銀河系の破滅を予見したことを語り、ヴィジョンによればタイソンの英雄だけが皇帝を止めることが可能だと説明する。千年以上前、シス皇帝はダークサイドの儀式によって不死の力を手に入れていたが、今度はそれを銀河系規模で行い、銀河の全ての生物を葬り去ろうとしていた。しかし、儀式を実行するためには同時に何億という生贄が必要とされた。スカージは、タイソンの英雄と評議会は刑務所惑星ベルサヴィスでシスの計画を挫かなければならないと主張する。シャンは皇帝を止めるためにはスカージの助けが必要だと判断し、ケイダンを驚かせた。彼女はエナ・タバードというジェダイを調査に向かわせ、スカージがベルサヴィスに向かう英雄に同行することを許可した。

タイソンの英雄がベルサヴィスに到着したとき、シャンが派遣した調査員は、この惑星に皇帝の最高位の部下、エグゼクタークラナスがいることを突き止めていた。スカージはクラナスが皇帝によって送り込まれたエージェントに違いないと考え、グランド・マスターは英雄が他のジェダイと落ち合うために、タバードのいる座標を彼に送信した。また、シャンはジェダイ・ナイトがベルサヴィスにいることを刑務所当局にも報告しようとしたが、帝国の攻撃によってこの惑星では混乱が生じており、刑務所を守るため派遣された増援部隊の将校、バータフ大佐を見つけるまで現地と接触することが出来なかった。バータフはクラナスとの最終決戦に臨むタイソンの英雄に、ベッド軍曹指揮する特殊部隊を派遣する。ジェダイがベルサヴィスで勝利したという報せを受けたシャンは、シスの高官たちが開いているという会合の噂の調査、そして直前の任務以来消息を絶っているジョマー・チュル捜索のため、タイソンの英雄を宇宙ステーション・コリバンズ・フレームへと送り込んだ。

同じ時期、リフト同盟という分離政府のメンバーで、惑星サーカイの代表議員を務めるトバス・グレルが、スタークという名の男によってベルサヴィスで誘拐された。当時ジェダイ・マスターとなっていたユオン・パーの元弟子(オーダーの監督官、“バーセンサー”の称号も与えられていた)は、マスター・パーを悩ませていたフォースによって誘発される病気の危機を解決した後、グレルの娘ナディアとともに議員誘拐について調査したが、彼は既に死んでしまっていた。共和国からリフト同盟が分離した後もジェダイ・オーダーの味方だったグレルの死を受け、シャンは評議会を招集し、ナディアとリフト同盟に哀悼の意を示そうと提案した。マスター・バカーンは、ナディアをバーセンサーのパダワンにして欲しいという亡き議員の遺志を伝え、シャンは評議会と共にこの要請を承認した。シャンはナディアに師とジェダイ・コードに敬意を払う伝統的な誓いを立てさせた後、バーセンサーとの通信を終了し、シス皇帝の計画の調査に戻った。

タイソンの英雄は、コリバンズ・フレームはシス皇帝に誘惑されたリーア・ナレズによって仕掛けられた罠だったことをシャンに報告した。しかし同時に、皇帝がファルミニスというシスを惑星ヴォスに派遣したことも判明する。ヴォスは、ジェダイ・コードを拒絶するフォースの神秘主義者によって支配されていた惑星だった。英雄がヴォスに向かうため銀河を移動していたとき、シャンは状況に関する出来る限りの情報を収集し、ファルミニスが暗号化された通信リレーで皇帝と連絡を取っていることを知った。しかし信号スクランブラーの妨害でファルミニスの正確な位置を割り出すことが出来ず、シャンはスクランブラーを無効化するため英雄を派遣した。その後、タイソンの英雄は狂気の病を惑星に放とうとするファルミニスを追跡し、計画が実行される前にこのシス卿を破った。しかしタイソンの英雄がまだヴォスにいるとき、シャンはダークサイドに転向した攻撃チームの別のメンバー、ウォレン・セドルについて彼に警告する。セドルは共和国の戦略情報を手に入れるため、共和国の帰艦<ヴァリアント>を拿捕してダブリン提督を人質にとっていた。セドルを倒し提督を救うべく、シャンはすぐにタイソンの英雄を送り込んだ。この任務中、セドルはマスター・ブラガが皇帝の手下になり、惑星コレリアで戦っていることを英雄に明かした。

First Son revealed

ファースト・サンと会話するサティール・シャンとジャリック・ケイダン

コレリアにいたジェダイの生存者がごくわずかであることを知ると、グランド・マスターは出来る限り多くのジェダイをアウター・リムから呼び出し、アウター・リム・ジェダイ部隊を組織してタイソンの英雄をその最高司令官に任命した。タイソンの英雄がコレリアに到着した直後、バーセンサーとリフト同盟よる連合部隊も共和国を助けるために駆け付けた。また、バーセンサーはファースト・サン(“皇帝の子”のリーダー)に関する壊れたホロ記録を回収する。バーセンサーのクルーが記録へのアクセスを求めテンプルと連絡を取ったとき、グランド・マスターはケイダンとともにタイソンのジェダイ・アーカイブにいた。記録要請の目的を知ったシャンは、バーセンサーがアーカイブのシステムに遠隔アクセスすることを許可した。しかしこの記録によって、ファースト・サンの正体がマスター・ショー・バカーンその人であることが発覚する。バカーンは評議会のメンバーで、シャンの友人でもあった。実は、“ファースト・サン”とは皇帝がバカーンの中に植え付けた別人格だった。シャンたちから連絡を受けたファースト・サンは、バカーンの人格を制御していることを彼女たちに明かした。ファースト・サンは、バカーンに与えられていた要塞、ガーディアン・ホールドを仲間の“皇帝の子どもたち”に譲ったことをシャンとケイダンに教え、通信を切る前にふたりのジェダイに皮肉を込めて礼を言った。コレリアからの通信に恐怖を感じたシャンとケイダンは、バーセンサーにガーディアン・ホールドを奪回するよう命令する。バーセンサーはこの任務を達成し、最後の対決でなんとかファースト・サンを撃退した。バカーンもサンのコントロール下から脱出し、自分の意思の中に別人格を閉じ込めることに成功する。ファースト・サンが敗北した瞬間、シャンと他のマスターたちは、銀河各地に“皇帝の子”たちの存在を察知した。ファースト・サンが発していたシールドが消えたため、子供たちの存在が浮き彫りになったのである。バカーンが生き残ったという報せを喜んだシャンは、バーセンサーと対面したいという最高議長レオンティン・サレシュの要請を伝言した後、ジェダイを派遣してバカーンをタイソンに連れ戻した。

Satele Shan Holo

サティール・シャン

バーセンサーがホールドの奪回に成功したのと同時に、タイソンの英雄が率いるアウター・リム・ジェダイ部隊は、シス皇帝の儀式に必要な生贄を集めようとするブラガの試みを全て挫いた。コレリアの首都コロネット・シティの上空に浮かぶ軍艦<エクリプス>船内で、タイソンの英雄はブラガを破り、彼をダークサイドから救い出すことに成功した。ブラガはジェダイに、力を弱めつつあるシス皇帝が、ダーク・テンプルとして知られるドロマンド・カスのシスの建物にいることを教えた。グランド・マスター・シャンは、タイソンの英雄が帝国の首都に潜入し皇帝に立ち向かう間に、自分は共和国宇宙軍を率いてドロマンド・カスに全面的な攻撃を仕掛けるという、直接的な作戦を推し進める決断をした。コレリアを発った英雄がシス領域の心臓部に向かう中、シャンはタイソンを離れて招集された侵略艦隊に加わり、ドロマンド・カスで帝国の第1防衛艦隊と激しい宇宙戦闘を繰り広げた。<ヴァリアント>艦上のシャンとダブリン提督が指揮する艦隊の奇襲は帝国の防衛軍を驚かせ、タイソンの英雄と彼の仲間が地表に降り、ダーク・テンプルに潜入するために敵の注意を引きよせた。T7-O1とともに皇帝と対峙した英雄は、最終的な対決でこのシスの指導者を破り、船に戻るとすぐに作戦の成功をグランド・マスターに報告した。シャンは味方に、コロニーズ・リージョンへの即時撤退を命じた。

家族の絆

ドロマンド・カスの戦いからしばらく経った後、シャンはコルサントでアパートメントに居住するようになっており、ジェイス・マルコムは共和国軍の最高司令官に昇格していた。エンド・ゲーム作戦(強力な帝国の軍艦<アセンダント・スピアー>とその指揮官ダース・カリッドを倒すため、共和国の軍部、戦略情報サービス、ジェダイ・オーダーが共同で展開した活動)の間、戦略情報サービスとともに活動したマルコムは、セロンが自身の息子であることに感づいた。分析報告書に、情報サービスのエージェントとして働いているセロンの名を見たマルコムは、息子との関係を修復しようとしたが、最初ははね付けられてしまう。セロンがマスター・グノスト=デュラルとともにジオストの任務から帰還した後、シャンはデュラルに連絡を取り、セロンに会いたいという願いを伝えてもらった。その夜、シャンのアパートを訪れたセロンは、周辺センサーを無効化して建物の壁を登り、彼の存在に気づいたシャンはバルコニーを開けたままにしておいた。当初セロンは敵意を示したが、サティール・シャンは息子が成し遂げた成果を誇りに思っていることを明かした。シャンはまた、彼女が赤ん坊の息子を見放した過去を、セロンが怒っていないことに感謝した。セロンは共和国のためにわが身を犠牲にする母親を尊敬していたのである。その後、サティールはセロンに彼の父親について警告した。心に闇を抱えるマルコムは、共和国を守るために必要だと思えば恐ろしい事もしでかすだろうとシャンは考えていた。セロンは母の発言に腹を立てたが、サティールはもし彼が自分を必要とすれば、そこへ駆け付けるだろうと言って応えた。息子が去った後、グランド・マスターはマルコムと離別した苦い記憶を思い出し、共和国に献身するため家族を持つ機会を捨てたことについて思い返した。

TheronShanHS-Annihilation

サティールの息子、セロン・シャン

数日後、グランド・マスターはコルサント保安部隊から外交宇宙港27-Bに呼び出された。現地では、セロンとグノスト=デュラルが任務に使ったシャトル、<プロスペリティ>に乗り込んで宇宙港にやって来たトワイレックの若い女性が、彼女を逮捕しようとした保安部隊の将校を人質にとっていた。彼女の要求はグランド・マスターと接触を取ることだった。トワイレックの女性はセロンからメッセージを預かっていると主張し、シャンは彼女の言っていることが嘘ではないと理解した。テフィスという名のこのトワイレックは、シャンのアパートに連れられ、セロンの言葉を伝えた。その情報によれば、セロンとグノスト=デュラルがジオストで帝国から回収したブラック・サイファー暗号装置によって、モフネザーが惑星デュロを襲撃するつもりであることが発覚したが、最高司令官マルコムは帝国の通信を傍受していることを隠すため、デュロを見捨てようとしているということだった。デュラルとともに<アセンダント・スピアー>に乗り込み、ダース・カリッドをデュロへ向かうよう誘導するつもりだったセロンは、共和国艦隊をデュロに派遣するよう、母に父マルコムを納得させてもらう必要があったのである。しかし夜中にサティールから連絡を受け、話を聞いたマルコムは、セロンが自分の作戦を彼女に話したことに激怒した。

マルコムが怒りを募らせる間も、サティールは穏やかな態度を保った。シャンは息子の言うことに耳を貸すようマルコムを説得しようとしたが、帝国と共和国の間にもはや違いを見いだせないとマルコムが言ったとき、彼女の言葉は途切れた。しかしシャンは、怒りと憎しみを抱えていてもマルコムはまだ良い人間だと判断した。シャンは、セロンを父親から隠すことにしたのは間違った判断だったのかもしれないと口にした。テフィスの介入で話題はデュロの問題に戻り、サティールはセロンの作戦を最高司令官に受け入れさせるため、息子を信頼するようマルコムに言った。その後、シャンはマルコムの反対を押し切り、彼と共にデュロへ行くと主張し、彼の帰艦である<イージス>にテフィスとともに乗り込んだ。9時間後、モフ・ネザーの艦隊が到着したとき、グランド・マスターはマルコム、テフィスとともに艦のブリッジに搭乗し、マルコムと副官のゴーウィン提督が<エクステンパス>を始めとする帝国の艦船を攻撃するのを見守った。マルコムの船が<エクステンパス>を破壊し、この艦によるデュロの軌道都市への特攻攻撃を阻止した後、シャンはダース・カリッドが近づいてきていることを察知し、<アセンダント・スピアー>がハイパースペースを脱してデュロ星系の端に出現する数秒前に、ブリッジに警告を発した。

セロンによるハッキングのおかげで、<アセンダント・スピアー>による<イージス>への最初の攻撃は妨害された。しかし、カリッドが宇宙船のコントロールを取り戻すまでの間に、共和国艦隊は<スピアー>にほとんどダメージを与えることが出来なかった。そして<スピアー>から放たれたたった1発の攻撃によって、<イージス>のシールドの30パーセントが失われてしまう。シャンが見守る中、マルコムは<スピアー>に攻撃を与えることは出来ないが、敵の強力な攻撃に影響を受けない位置まで艦隊を撤退させた。カリッドはフォースの精神コントロールで<スピアー>を制御していたが、グノスト・デュラルが彼女の弟子たちと戦い、彼らのフォースの力を奪ったことで、制御力も弱まった。しかし<スピアー>が長距離兵器で<イージス>攻撃できる距離まで迫ったため、マルコムはセンサーと生命維持装置を除く全ての動力をシールドに回すよう命じ、シャンたちのいるブリッジの照明も落とされた。カリッドの攻撃がシールドを襲う中、サティールは前に進み出て手をマルコムの肩に置き、マルコムも<イージス>の崩壊に備えつつ、彼女の手を握った。

Annihilation Duro

シャンが<イージス>のブリッジから見守ったデュロの戦い

しかしセロンがカリッドを精神コントロールから切り離すことに成功したため、共和国艦隊は<アセンダント・スピアー>の一撃を免れた。帝国の司令官、モフ・ローマンは、自ら艦の指揮を執るか、カリッドが戻るのを待つか決断しきれず、<スピアー>は宇宙空間で動きを止めた。<イージス>のブリッジ・クルーは敵の攻撃を静かに待ったが、マルコムはすぐに<スピアー>の状況に気づき、全艦隊に攻撃命令を出した。共和国艦隊が無防備な敵艦を攻撃する中、セロンはダース・カリッドを殺すことに成功した。カリッドの弟子たちが命を惜しんで逃げ出すと、セロンはグノスト=デュラルとともに脱出ポッドに乗り込んだ。マルコムとシャンは<スピア>がハイパーマター爆発で崩壊する様子を見守ったが、ブリッジにいた者たちは皆、セロンとグノスト=デュラルも巻き添えになってしまったのではないかと考えた。しかしマルコムとシャンにとって幸いなことに、脱出に成功したふたりはポッドから<イージス>に合図を送り、間もなく回収された。息子の生還に歓喜したマルコムとシャンだったが、<イージス>のクルーの前ではその感情を抑え、祝賀の言葉を述べるにとどめた。

3日後、グランド・マスターはグノスト=デュラルや戦略情報サービス長官マーカス・トラントとともにマルコムのオフィスで開かれた報告ミーティングに出席した。その前に開かれた式典(セロンやグノスト=デュラル、テフィスたちが名誉の十字勲章を授与された)以来、シャンとマルコムは、お互いや息子と会話を交わしていなかった。マルコムとシャンはセロンが報告ミーティングに現れないことを残念がったが、ミーティング後に部屋に残ったシャンは、息子は準備ができ次第、自分たちの前にやって来るだろうと言ってマルコムを安心させた。セロンと普通の家族としての関係を築けなかったことをシャンがどれだけ後悔しているか、彼女自身は口にしなかったが、マルコムはそれを理解した。シャンはしばらくマルコムの肩に手を置き、失ったものの悲しみを伝えた後、部屋を後にした。

同じ年、惑星メイケブハット・カルテルに侵略された。シャンとジェダイ評議会は、この危機に関するより詳細な情報を得るため瞑想を行った。その結果、評議会はメイケブの征服が力を蓄えたハットによる拡大活動の踏み台に過ぎないと判断する。ハットの違法行為に対応すべく、元老院最高議長のレオンティン・サレシュはメイケブ上空のキーランダー・ステーションで共和国諜報活動の会合を開いた。この会議には、ホログラムを通してシャンとマルコムも参加した。サレシュの要請で、グランド・マスターはハットの意図に関するジェダイ評議会の調査結果を報告した。その後も、シャンはグランド・マスターとして度重なる脅威に対処し、帝国との戦争でジェダイ・オーダーと銀河共和国を導き続けた。そしてジェダイと共和国の努力は実を結び、帝国はやがて2,000 BBY以前のある時点で崩壊した。

個性と特徴

SateleShanLightsaber-Hope

オルデランの戦いにおけるシャン

白い肌と青と灰が混じったをした人間の女性、サティール・シャンは、茶色がかった黒髪をショートカットにしていたことが多かった。10代の頃、彼女は髪を両側の耳元で編んでいたが、のちに三つ編みのポニーテールにしている。シャンは比較的背の低い女性だったが、その小さな体から力や信頼感、断固とした落ち着きを放っていた。シャンはたいてい、金色で縁取りがされた、身体にぴったりしたオリーブブラウンの戦闘服を身に着け、左の上腕部に腕章を身に着けていた。また、彼女は暗褐色の伝統的なジェダイ・ローブも身に着け、しばしば前腕を覆う茶色のグローブ(銀色や灰色のプレートがついていた)を嵌めていた。青春期のサティールは、先祖であるバスティラの性急さと衝動性を受け継いでいたが、こうした性格は後にマスター・ダーナラの個人指導の下で和らげられた。ジェダイ・マスターとなった後も、シャンはファーストネームで呼ばれることを好んでいた。戦場におけるシャンは強力な戦士であり、オルデランの戦いにおける活躍は彼女に共和国で最も偉大な英雄という評判をもたらすひとつのきっかけとなった。

シャンはジェダイ・ナイトとして共和国への献身を誓い、無私無欲の姿勢で目的を追求するために、息子のセロンが生まれた後も、普通の家庭生活をあきらめる選択をした。同じ義務感と、ダークサイドに影響されることへの恐れから、シャンはセロンの父親との関係も数か月前に絶っていた。シャンは息子を守るためなら自分はどんなパワーでも使ってしまうだろうと考え、ジェダイかつ共和国の英雄としての力と責任に対する思いから、セロンをヌガニ・ゾーに預ける決断をした。ヌガニ・ゾー自身がシャンの父親代わりの存在だったため、シャンは妊娠の事実を打ち明けることが出来るのは彼だけだと判断した。ゾーもまた、彼が教えた多くの生徒の中でシャンを最も誇りに思っており、ゾーの死はシャンに深い悲しみをもたらした。しかし、ジェダイの教えと銀河系に求められる立場を全うしながらも、シャンはマルコムとの関係を終わらせたことや、息子を育てられなかったことを残念に思っていた。26年が経った後、母親として初めて息子と会ったときも、彼女はまだ過去の記憶に苦しんでいた。

冷戦の末期、シャンはシスに強い疑いを抱き、焦りと戦っていた。そして和平交渉が偽りであることが明らかになると、ダース・バラスに対して激しい攻撃を仕掛けた。しかしその後の数週間で、シャンはマスター・ダーナラの偽善と、条約を崩壊させようとする陰謀に遭遇する。ダーナラは自身の教えに反し、抵抗するよう教えた感情に支配されてしまっていた。しかしシャンは一時的な平和も銀河系にとってはベストなものだと考え、その間にできる限りのことをしようと銀河系を旅することにしたのだった。シャンは穏やかで人当たりの良いジェダイ・マスターかつグランコ・マスターであり、オーダーで最も若いパダワンも対等に扱った。しかしシャンの表面的な態度は必ずしも意思の強さとは一致せず、副官によって伝えられた彼女の権威ある言葉は、共和国軍の最高司令官の活動を止めさせるほどだった。知恵の深さで有名なシャンを、多くの人々はオーダーの良心にして代表者だと考え、戦いにおける才能と、ダークサイドに対する経験によって、彼女は優れた戦士かつ教師に成長していた。

人物関係

JaceMalcom-Hope

ジェイス・マルコム

ジェイス・マルコム

カオ・セン・ダラックのもとで学ぶためコリバンにいたとき、サティール・シャンは初めてリパブリック・トルーパー・ジェイス・マルコムと出会い、ふたりはニコ・オカーの助けを借りて再来したシス帝国の攻撃から脱出した。その後の14年間、ふたりは別々の人生を歩んだが、マルコムは初めてであったとき以来、彼女に対する気持ちを強めていった。シャンは彼の気持ちにはじめは応えようとしなかったが、オルデランの戦いの後、お互いの気持ちを確認すると、6か月間続いたロマンチックな関係を開始した。しかしマルコムの心の中の闇と、帝国に対する復讐心に気づいたシャンは、妊娠したことを彼に報せず、ふたりの関係に終止符を打つことに決めた。ダークサイドへの恐れから、シャンはそれから20年以上マルコムと離れて人生を送ったが、 この期間のふたりのやり取りは比較的穏やかなものだった。しかし、マルコムが息子セロンの存在を知ったとき、サティールとマルコムは過去の行動と決断について決着をつけなければならなくなった。シャンは互いの関係を絶ったことを深く後悔していたが、デュロの戦いにおいて、息子のおかげで死を免れたふたりは、生き残ったことを喜び合った。デュロの出来事の後、シャンとマルコムは徐々に関係を改善していったが、グランド・マスターと共和国最高司令官という立場があるもの同士、感情を許されることはないと理解していた。

Tavus-NGO

ハロン・テイヴァス

ハロン・テイヴァス

<エンヴォイ>の脱出ポッドから救出された際、サティール・シャンは共和国軍の兵士であるハロン・テイヴァスと初めて出会った。しかし彼女は、この兵士の見下した態度を嫌いになった。しかしやがてシャンがマスター・ダーナラの死を知らされたとき、テイヴァスは最初の態度について謝り、のちにはふたりの関係を発展させないかと申し出た。シャンはこれを断ったが、彼女の中にもテイヴァスに対する感情はあった。マスター・ダーナラは、クリスタル洞窟で戦っていたとき、かつての弟子の恋愛感情を察知しており、シャンが自分の計画に加わることを拒否すると、フォースのダークサイドに誘発された激情に駆られてテイヴァスを殺そうとした。コルサント条約が締結された後、シャンは銀河系を冒険する旅に出たため、彼女とハロン・テイヴァスの人生は別々の方向に進むことになる。

力と能力

Shannerpoint

フォースでブラスト・ドアを破壊するシャン

当時もっとも強力なジェダイだったレヴァンやバスティラ・シャンの血を引くサティール・シャンは、フォースの中で極めて強力な存在だった。シャンはテレキネシスの使用に熟練しており、そのジェダイ・ナイトとしての能力は、ダース・マルガスとの戦闘中にひとつの山全体を崩してしまうほどのものだった。シャンはダース・マルガスの要塞のドアをフォースで破壊し、ツタミニスという傷を負うことなくライトセーバーの刃を素手で受け止める技術も持っていた。彼女のパワーはその人生の中で成長を続け、レン・ヴァーの戦いではフォースを使ってブラスト・ドアをばらばらにした。セバドンの事件では、単独でジェダイやシスに匹敵する能力を持つヘックス・ドロイドを、ほんのわずかな動きだけで分解してしまった。シャンは予知能力が高かったことでも知られる。コリバンではシスの到来を予測し、彼女自身が成長するにつれ、その未来予知の能力も強くなっていた。シスとの戦いが再開したとき、多くのジェダイは、このグランド・マスターが予言をすることで未来を変えられると信じていたのである。シャンはまた、他人の心を読み、精神に話しかけて情報を交換できるほどの、洗練されたテレパスでもあった。12体のヘックス・ドロイドを相手にしたとき、シャンは半分を超えるヘックスの有機体部分に影響を与え、彼らを寄せ付けなかった。しかし全てに影響力を及ぼすことは出来ず、長い間空気を密閉していたフォース・シールドの強度も維持できなくなっていた。シャンの師、ダーナラは、シャンがバスティラの戦闘瞑想の技術を受け継いでいるのではないかと疑ったが、この予想は確認されていない。また、グランド・マスター・シャンは弟子との間に強い絆を発展させ、銀河の遠く離れた場所からシガー・コンシの感情を察知した。

オーダーのバトルマスター、カオ・セン・ダラックによって訓練されたシャンは、通常のライトセーバーとダブル=ブレードのライトセーバーのどちらに関しても優れた使い手だった。大銀河戦争の前まで、彼女は青いブレードのライトセーバーを使っていたが、これはダラックがヴィンディカンやマルガスと戦ったときに破壊された。3,667 BBY、シャンは別の青いライトセーバーを使っていたが、これもオルデランの戦いでダース・マルガスと戦ったときに両断されてしまった。彼女はすぐに新しい青いライトセーバーを造ったが、冷戦中にシングル=ブレードの緑色の刃のライトセーバーと取り換え、3,643 BBYのセバドンの事件ではそれを使っていた。しかしそれから間もなく起こったフレッシュ・レイダーとの戦いでは、また別のダブル=ブレードのものを使っている。戦闘におけるシャンは、アクロバットな動きで敵を躱し、攻撃を仕掛ける機敏な戦士だった。

制作の舞台裏

このキャラクターについて触れている公式の日本語メディアは、レゴ スター・ウォーズのページだけである(2013年現在)。

登場作品

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはサティール・シャンに関する27枚の画像があります。
  • Return
  • Hope
  • The Old Republic: The Third Lesson (言及のみ)
  • Star Wars: The Old Republic: Deceived
  • Star Wars: The Old Republic, Threat of Peace (初登場)
  • Star Wars: The Old Republic: Fatal Alliance
  • Star Wars: The Old Republic
  • Star Wars: The Old Republic 7: The Lost Suns, Part 1 (回想シーン)
  • Star Wars: The Old Republic 8: The Lost Suns, Part 2 (回想シーン)
  • Star Wars: The Old Republic 10: The Lost Suns, Part 4 (回想シーン)
  • Star Wars: The Old Republic 11: The Lost Suns, Part 5
  • Star Wars: The Old Republic: Annihilation
  • Star Wars: The Old Republic: Rise of the Hutt Cartel

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は LEGO.com Star Wars 公式ページ による。