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提案者

ガーム・ベル・イブリス 22 BBY

YoungBelIblis
コンテンプラニーズ・ヘルミ
日付

およそ16,700 BBY

政府

銀河共和国

立法府

銀河元老院

結果

コレリアとその支持惑星による、共和国からの強制撤退

支援 対立

22 BBY:

22 BBY:

「四七〇BBYには、コレリアン宙域が古代の憲法にある条項『コンテンプラニーズ・ヘルミ』を行使し、一時的に共和国から脱退したが、この独立の試みはあまり長くつづかなかった」
ヴォレン・ナルの歴史書[出典]

『コンテンプラニーズ・ヘルミ』[1](Contemplanys Hermi)は、銀河共和国憲法にあった条項。共和国の初期に憲法に加えられたこの条項は、コア創始者(共和国の設立メンバー)の惑星コレリアが属すコレリアン宙域にのみ適用される法律だった。『コンテンプラニーズ・ヘルミ』を行使した場合、コレリアは境界を閉ざし、銀河元老院から代表団を撤退させることができた。そうすることで拒否権を譲渡しながらも、コレリアは共和国の加盟惑星としての地位を保つことが許された。この法律の条文は、宙域内の非コレリアン惑星にいくつかの制限を課し、共和国がコレリアやコレリアン保安軍の人員を星間集団防衛軍に呼び出すのを禁止した。『コンテンプラニーズ・ヘルミ』は、銀河系政府設立の際にコレリアが果たした貢献を認め、憲法に加えられた条項だった。

この条項が行使されることは滅多になく、そのためあまり注意されていなかった。470 BBY、コレリアは独立を試みて条項を行使したが、これは上手くいかなかった。その後、コレリアンの元老院議員ガーム・ベル・イブリスは、分離主義危機のさなかに『コンテンプラニーズ・ヘルミ』を行使した。ベル・イブリスは軍隊創設法がコレリアンの統治を脅かす存在になると考え、この法に関する議論から彼自身と宙域全体を撤退させた。ベル・イブリス議員は大きな非難を受けたが、彼は帝国期に参加を強要されるまで、クローン戦争の間中ずっと軍隊に関する立場を維持し続け、銀河元老院の通常議会への欠席を貫いた。

概要

『コンテンプラニーズ・ヘルミ』は、銀河共和国政府の行動規範になっていた法律、銀河憲法に載っていた条項である。“コンテンプラニーズ・ヘルミ”はオリス・コレリシ語の言葉で、ベーシック言語に直すと“思索のための独立”を意味した。その名前が示す通り、この条項はコレリアン宙域が境界を閉ざし、共和国加盟惑星の立場を維持したまま中立姿勢を取ることを許す法律だった。『コンテンプラニーズ・ヘルミ』は共和国からの脱退ではなく、むしろ外交関係を中止するための宣言だった。銀河元老院でこの条項を発動することが出来るのはコレリアンの代表団だけで、彼らは元老院の話し合いの場から撤退することが出来た。『コンテンプラニーズ・ヘルミ』の期間中、コレリアはその拒否権を譲渡することになった。この条項が適用されるのはコレリアン宙域だけで、他のどの代表団も使用することは出来なかった。

条項が行使されている期間中、コレリアン市民や、領域への帰化人以外は、コレリアン宙域に入ることが困難になった。コレリアが出身地ではない場合、宙域の出入りをするにはコレリアン保安軍(コルセック)から特別の許可を取り付けなければならなかった。貿易や通商のために訪れた宇宙船アウトライアー星系で積み荷を降ろすよう要求され、コレリアン商人ギルド輸送船がそれを内部の惑星へと運んだ。また、コレリア保安軍の非番や予備のメンバーも『コンテンプラニーズ・ヘルミ』の期間中は任務に就いた。また、共和国は銀河政府を防衛するためにコルセックの人員を星間防衛軍に徴集することも条項で禁じられ、そうした防衛軍の兵士をコレリアンの惑星に配置することも禁止された。非ネイティブや非帰化市民に対する制限の中でも、宙域内の非コレリアン企業は移動と輸送規制を守ることで営業を許された。法令を順守するため、こうした企業はコレリアン商人ギルドの会員権を購入しなければならなかった。

歴史

「コレリア人のためのコレリアを」
―22 BBYの脱退運動の際の、コレリアの主張[出典]
Corellia

コレリア

銀河共和国形成の際、惑星コレリアとコレリアに代表される宙域は、星間政府の統一のために重要な役割を果たした。この事実と、コレリアのユニークさ、そしてその文化的特異性を認め、共和国の銀河憲法の条項には『コンテンプラニーズ・ヘルミ』が加えられた。これを行使すれば、コレリアは長期間銀河共和国の情勢から距離を置くことが可能になった。

この条項が実際に使用されることは滅多になく、そのためあまり知られていなかったが、470 BBYにコレリアが独立政府の設立を試みた際に銀河系情勢の最前線に登場することになった。しかしこの試みは結局失敗に終わり、『コンテンプラニーズ・ヘルミ』もほとんど忘れ去られた。共和国クラシック時代の後年、分離主義危機のさなかに再び使用されるまで、条項が持ち出されることはなかった。この危機の中、多くの星系や宙域が“腐敗した”銀河共和国からの離脱を表明し、市場資本主義に基づく、星間政府からの干渉を制限した新政府を形成した。この時代、独立運動が暴力に発展する事態を危惧し、共和国の銀河元老院は共和国グランド・アーミーを設立して政府を守るため、軍隊創設法案について討議を始めた。

軍隊創設法案の投票日が発表された時点から、コレリアの人々、特に惑星の首都コロネットの人々は法律に反対的だった。元老院の会議において、コレリアンの元老院議員ガーム・ベル・イブリスは、軍隊創設法の反対派の急先鋒だった。ベル・イブリスは法案可決が共和国にとってだけでなく、彼の有権者にとって間違った未来をもたらすと信じていた。議員とコレリアンのディクタートシャイラ・メリコープによる1間にわたる秘密会議の後、ベル・イブリスは22 BBYの3:14に元老院に戻り、『コンテンプラニーズ・ヘルミ』を発動した。彼の代表団は軍隊創設法案の議論から離脱し、議員の宙域は投票結果に対する責任を放棄した。

この問題について元老院に声明を出した際、ベル・イブリスはコレリアン政府が脱退文書を出して分離主義運動に加わるつもりはないことをはっきりさせ、コレリアの市民たちを安心させた。コレリアでは、ディクタート・メリコープがコレリア・セクター・ニュースフィードに対し、条項発動の目的がコレリアの民衆を保護し、宙域とその人民を安全に保つことだと説明した。ニュースに応え、最高議長パルパティーンは連合の指導者ドゥークー伯爵に交渉の申し出を行ったが、連合がそれに耳を傾けることはなかった。分離主義運動の結果クローン戦争が勃発するが、コレリアはその間中、最後まで中立宙域に留まり続けた。間もなく大戦が終結し、パルパティーンのニュー・オーダー宣言によって銀河帝国が設立されると、ベル・イブリス議員は帝国元老院の会議への出席を求められ、コレリアの“思索のための独立”は破られることになった。

それ以降の星間政府は、旧共和国ほどコレリアンの孤立主義に寛容ではなかった。そのため『コンテンプラニーズ・ヘルミ』が体現したような、この宙域への特別な配慮も行われなくなった。パルパティーン以降の時代にコレリアン宙域が行った独立は、新共和国国家元首レイア・オーガナ・ソロによって厳しく非難され、40 ABYの独立運動は銀河同盟共同憲章によって違法と見做された。コレリアの独立の傾向を止めようとする試みは、最終的に第二次銀河内戦の勃発の一因になった。

論争

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ベル・イブリスを批判した議員のひとり、オーン・フリー・ター

22 BBY、ガーム・ベル・イブリス議員が『コンテンプラニーズ・ヘルミ』の行使を宣言すると同時に、銀河元老院では厳しい批判の声が巻き上がった。ベル・イブリス議員と彼の代表団は、抗議の叫びの中で元老院大議事堂を離れる。彼らはジャーナリストや怒りに燃える代表議員たちに詰め寄られたため、コレリア保安軍の隊員やセネト・ガードにエスコートされながら元老院ドームを後にすることになった。これは、既に分離主義者の危機に紛糾していた銀河共和国にとって、更なる打撃となる問題だったのである。

ベル・イブリスにとっての明らかな政敵だったパルパティーン最高議長は、惑星アーゴウで財政に関する会議に参加していたが、コレリアン代表団の動きに対して声明を発表した。声明の中でパルパティーンは、民主主義に則った軍隊創設法案への投票は、銀河系広域に前向きな結果をもたらすはずだと語り、共和国心臓部に近いコレリアン宙域への信頼が失われたことに、失望感を表明した。ライロス選出のトワイレックの議員、オーン・フリー・ターは、ホロネット・ニュースのリポーターにさらに批判的な意見を述べた。彼は条項の行使を偽善と断じ、2年前にベル・イブリスが行った脱退の合法性に関する発言を引用した。このトワイレックは自身の宙域が荒れた時代の中でも共和国に忠実であることを賛美し、コレリアにそうした忠誠心が無いのは“恥ずべきこと”だと非難した。

セルメリア選出の人間の元老院議員、イスター・パディーもフリー・ターの意見に同調し、コレリアが共和国で最も裕福な宙域のひとつで、完全に自給自足できることから、『コンテンプラニーズ・ヘルミ』は利己的な手段だと非難した。パディーは自身の代表するロクリス宙域が、裕福には程遠い身分でありながら危機のさなかに共和国の支援を続けていることを強調した。

制作の舞台裏

『コンテンプラニーズ・ヘルミ』は、ホロネット・ニュース ウェブサイトの記事のひとつ、『HoloNet News Vol. 531 47』で初めて言及された。ホロネット・ニュースは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』公開前に発表された定期的なオンライン特集記事だった。『コンテンプラニーズ・ヘルミ』について言及したホロネット・ニュース“Corellia Closes Borders”は、軍隊創設法の議論に関する大きな物語の中で起こった、あるひとつの動向を描く記事だった。

登場作品

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。


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