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「コルサントだ。惑星全体がひとつの都市となっている」
リック・オーリー[出典]

コルサント[1](Coruscant)は、銀河系コア・ワールドに位置した惑星である。もともとはノトロン(Notron)と呼ばれ、他にもインペリアル・センター(Imperial Center)やコアの女王(Queen of the Core)といった名前で知られた。ユージャン・ヴォングによって征服されていたとき、都市と惑星はユージャンター(Yuuzhan'tar)と呼ばれた。

銀河系の歴史の大部分において、コルサントは銀河で政治的に最も重要な惑星として認められていた。さまざまな時代の中で、コルサントは銀河共和国銀河帝国新共和国ユージャン・ヴォング帝国銀河連合自由同盟フェル帝国(わずか数日)、ダース・クレイトの銀河帝国銀河同盟三頭政治といった政府の首都として使われていた。コルサントを統治しつつ、こうした政府は銀河系のほとんどの領域を支配していた。

何世紀もかけて、コルサントは惑星全体が都市によって覆われたエキュメノポリスへと発展した。 コルサントの惑星全土に及ぶメトロポリスは、ギャラクティック・シティとして知られた。銀河共和国の支配下に置いて、この都市はリパブリック・シティ、あるいは尖塔の都市と呼ばれることもあった。同様に、銀河帝国のもとではインペリアル・シティ、新共和国のもとではニュー・リパブリック・シティとしても知られた。ただし、ギャラクティック・シティやその別名は、コルサントの事実上の首都機能を果たした政治的中心地、元老院地区を指すことばとして使われることもあった。

概要[]

銀河の首都惑星で銀河座標0-0-0に位置している。「ハブ(中心地、要所)」として知られ、古くから銀河の政治、文化、司法、権力の中心地として機能していた。

「コア・ワールドの宝石」と称されるその惑星を遥か宇宙空間から望めば、惑星全体を包む光が生きているかのごとく瞬いて見えた。コルサントに近づき、静止衛星軌道上のゴラン宇宙防衛プラットフォームを通過する頃にようやくこの星のイルミネーションの正体に気づけた。

惑星上空を行き交う飛行艇、超高層ビルの屋上に見受けられるプラットフォーム。無数の人工の光達が常時灯り続け、まさに生きて動いているのだ。きらめく姿は、惑星自体が一つの巨大都市であることを気づかせる。

惑星表面に自然と言える部分は全くと言って良いほど存在せず、デュラクリートで覆い尽くされているかのようだ。まさに惑星表面全体が人工の光を放つ都市であり、まばゆく輝き続けているのだ。絶え間なく行き交う宇宙艇は立体的に惑星中に張り巡らされた空中車線網の中を、巨大な管制コンピューター・システムに誘導され、その一つ一つがすら細やかな光のきらめきとなって見とれる。

コルサントの首都は、旧共和国時代はギャラクティック・シティと呼ばれ、帝国時代にはインペリアル・シティと呼ばれた。

宇宙船ターミナル[]

首都惑星コルサントを訪れる宇宙船は、銀河でも飛び抜けて多い。無数の個人用小型ポートや着床プラットフォームには、惑星外から常に何かしらの宇宙船が訪れている。それらに加えてコルサントには巨大なポート・エリアが二つある。

一つはウエスト・ポート、もう一つはイースト・ポートである。それらは名前こそポートであるが、単独のポートではなく巨大な複合施設であり、産業地区である。俗に、金、権力、強力なコネクションのある者は個人用ポートを使い、それを持たぬ者がコルサントを出発する場合、ウエスト・ポート、訪れる場合はイースト・ポートを使うと言われている。貨物船や定期旅客船はターミナルに到着し、それらが運んできた様々な人々や貨物を捌く為に必要な建物が数多く建ち並ぶ。それらの施設を経営するのはギャラクシー・ツアーズ、ロモダイ・インターステラー、コレリアン・マーチャント・ギルド(コレリア人商業組合)、フリースパン・スターレーンズ・トランスポートなど、名だたる宇宙船を所有する団体である。その周りには職を求める労働者が絶えることがない。また、ターミナルにある様々な旅行代理店も、訪れる旅客の多さから賑わいが絶えることはない。

貨物運送地区には固定式、移動式のクレーンが並び、昼夜を問わず運ばれる大量の貨物を運び出し、リパルサーリフトの輸送機に搭載する。常に警備員が巡回し、非常勤の警備員が駆り出されることもしばしばである。複合施設には運び込まれた物資を即座に加工する工場が存在し、大型工場や加工プラントの間に少しでも隙間が有ると食堂、酒場、歓楽施設、宿屋が出店されている。

様々な種族が訪れると言う事と、未知の感染症の発生とは切っても切れないものである。ある種族には無害の細菌、ウイルスも他の種族には有害と言うことは頻繁に起こりうるからだ。宇宙空間では頻繁に複数の病気が発生するので、コルサント保険局により管理されていた。様々な、絶え間なく到着する移住者を受け入れる手続きは、それだけでも複雑なのだが、どうしても検疫拘束のための時間が上乗せされる結果となってしまうのだった。

コルサントの都市[]

惑星軌道上からでも見受けられる煌びやかな光を放つ巨大ビル群。そして様々な交通機関が網の目のようにという言葉もそれを表し得ぬほど立体的に飛び交っている。また、太陽は高層ビルを照らし、空の交通の流れにも反射している。地表にそびえ立つ摩天楼には銀河中から集まった富裕階級者がその富を誇り、栄華を極めた生活を営んでいる。

住まいを選ぶことは重要な意味合いを持つ。コルサントではどこでどのような生活をしているかが、往々にして個人的な権力や威信を表しているからだ。百階を越える高層アパート、しかも専用発着場の備えられたビルの高層階に住まうことは一種のステータス・シンボルであった。

要人が訪れる事の多いコルサントではその用途と需要の多さの為、様々な社交場が用意されていた。高級レストランでは豪華な食事をしながらヌーナ=ボール・リーグやポッドレースの予想をしたり、賭を行うこともできる。中にはホロやリパルサーリフトで宇宙空間に浮かんだ気分を味わいながら食事が出来る店まである。好みによってはミュージシャンの生演奏を聴きながら食事をする所もある。 それに対し、貧しい人々の中には日々の食事にも事欠き、質素な食料を買うクレジットにも事欠く者もいる。

天高くそびえ立つ摩天楼とは反対に、何千年もの間に出来上がった建物や、瓦礫の下、デュラクリートのブロック群が入り乱れ、トンネルや大洞窟、遊歩道、絶壁などが無秩序に複雑に入り交じる過密な住居群を作り上げていた。其処にはまともな地図と呼べる物はなく、誰もその全てを把握していない、する事が出来ていないと言って良いであろう。大雑把に言ってしまえば、金持ちは建物の上へ上へと登り、貧しい物は都市の下へ下へ下がっていく。そのような構図が出来ているのだ。

主要な生命体[]

銀河全体から数万光年を旅して無数の人々が訪れるコルサントでは、いつしか幾千という異邦の獣たちが紛れ込み、長い時間をかけていつしか惑星に定着していった。ゴミ烏賊と呼ばれるダイアノーガは下水道設備に住み着き、タトゥイーン原産の アヌーバは群れをなして狭い路地をうろつき、ナブー原産のグランゴはゴミをあさる。地表は隅々までデュラクリートで覆われたこの惑星の食物連鎖の最底辺にはケイ土に寄生する生物だ。彼らは食物となる植物相がほとんど存在しない為、とにかく手に入る物を消化できる体へと変化させたのである。ケイ土に寄生する生物はコルサントの都市インフラたるデュラクリートを養分にしているといえよう。

  • グラナイト・スラッグは小さな無脊椎動物で、建物の表面を酸性の唾液で溶かし、一対の口でどろどろになった岩を食べる。この酸の痕跡は建物を疵つけ、痛める。彼らの通った後は緑色に変色し、それが新しければ新しいほど明るい。その痕跡を、ビルの谷間を飛行するホーク=バットに見つけられれば、グラナイト・スラッグは餌食にされる。
  • デュラクリート・スラッグは体長3~5メートルくらいの巨大ナメクジで、中には10メートルほどにも成長するものもいる。建物の基盤に住み着き、強力な派の並ぶ口でデュラクリートを食する。建物の基礎を食べるので構造体に致命的な被害を及ぼしうる為、コルサント当局は常に注意の目を向け、必要とあらば即、駆除にかかる。一匹が僅か数週間で巨大建造物に甚大な被害を与えた例すら報告されているのだ。
  • コンデュイット・ワーム(配線管の虫)は電気ケーブルや回路に住む能力を持っている。肉体をケーブルの幅に合う形にして、電気フィールドから養分を摂取し、装置の動力を吸収している。コンデュイット・ワーム駆除のために雇われた業者は、電流リーダやイオン・スタンガンを使い、寄生虫がいる場所を見つけて駆逐する。処置しないとやがては電気インフラや回路に重大な損害を与えるだけでなく、停電が発生した時、回路から這い出し眠っている人間の耳に触角糸をのばし、脳内の電気衝動を探る事が有るのだ。
  • ミュータント・ラット(突然変異鼠)と呼ばれる正式名称の無い、体長3メートルにも成長する鼠は、上下の顎に鋭い刃物のごとき門歯を持ち、あらゆる下層地区を走り回り、パイプ、ケーブル、水道管を噛み破る。当局はその増殖の早さ、繁殖力の強さに悩まされ続けている。ただ、ミュータント・ラットはデュラクリート・スラッグを食べるため、その面で見る限りは益となると言えなくもないかもしれない。

歴史[]

旧共和国時代[]

旧共和国時代よりコルサントには元老院議事堂ジェダイ聖堂という権力と正義の象徴が存在した。元老院議事堂は、コルサントで最も大きく、銀河で最も有名な建物として異彩を放っていた。ジェダイ聖堂は元老院議事堂に比べれば非常に小さな物では有ったが、共和国民にとって特別な存在であった。その二つの建物は、コルサントに存在する他の建物と明らかに異なった様式で建てられていた。

共和国の最期[]

クローン戦争の際、コルサントは分離主義者の攻撃にさらされる。大規模な侵略こそなかったが、ヴァルチャー・ドロイドやバトル・ドロイドがシールドを突破して都市を襲った。ジェダイ・マスターヨーダメイス・ウィンドゥが市街戦でクローンを率いる。

しかし、このとき侵略軍を率いたグリーヴァス将軍の目的は、コルサント侵略ではなく、パルパティーンの誘拐だった。ジェダイは将軍の罠にかけられるが、すぐにパルパティーンを奪回し、戦いに勝利する。

登場作品[]

未編集

参考資料[]

脚注[]

外部リンク[]

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