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ケイナン・ジャラス

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「確かに、俺は腰抜けだった。だが恐怖よりも強いものを知った。遥かに強いもの、フォースだ。その強さを今見せてやる」
大尋問官に対し、ケイナン・ジャラス[出典]

ケイナン・ジャラス(Kanan Jarrus)は、ケイレブ・デューム(Caleb Dume)という名で生まれた人間男性で、オーダー66を生き延びたジェダイパダワン惑星ロザルを中心に活動する反乱組織を率いた。コルサント出身のデュームは、フォース感応能力を見出されてジェダイ・オーダーに加わり、ジェダイ・マスターデパ・ビラバに師事した。クローン戦争が勃発すると、デュームはマスターと共にカルドアマイギートーの戦いに参加した。戦争の終盤、デュームたちは惑星カラークリーヴ将軍指揮下の分離主義勢力から解放した。その直後、デュームはオーダー66で師匠を失い、ジェダイであることを隠して逃亡生活を送った。しばらくジェイナス・カスミアという名の悪党の世話になった後、彼はケイナン・ジャラスと名を変え、居場所を転々としながら貨物船パイロット賞金稼ぎとして生計を立てた。

帝国時代、ジャラスはゴース星系採鉱事業を展開するムーングロウ・ポリケミカル社貨物船パイロットとして働いた。しかし、惑星ゴース衛星シンダから輸出されるソリライドが帝国の注意を引いてしまい、デネトリアス・ヴィディアン伯爵が現地に派遣された。帝国の圧制がきっかけとなってゴースに混乱が生じた際、ジャラスは若きトワイレックの反帝国活動家ヘラ・シンドゥーラと知り合った。ふたりはサラスタンザルーナ・マイダーや爆発物の専門家スケリーと協力してヴィディアン伯爵の陰謀を妨害した。ゴース事件の後、ジャラスはシンドゥーラが船長を務めるVCX-100軽貨物船ゴースト>に乗って反乱運動に参加することになった。やがてドロイドチョッパーラサットの戦士ガラゼブ・オレリオスマンダロリアンサビーヌ・レンがふたりの仲間に加わった。

アウター・リム・テリトリーの惑星ロザルで帝国の作戦を妨害していた頃、<ゴースト>のクルーはエズラ・ブリッジャーという名の少年と出会った。ブリッジャーがフォース感応者であることに気付いたジャラスは、ケッセルスパイス鉱山ウーキー奴隷解放した後、この少年をジェダイの弟子として訓練し始めた。間もなく帝国は反乱運動の根絶に乗り出し、ジャラスたちは帝国保安局エージェントカラス大尋問官グランドモフウィルハフ・ターキンシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーと敵対することになった。

経歴

生い立ち

「われらが若き戦略家が、また考えごとをしてるようね」
―ケイレブ・デュームに対し、デパ・ビラバ[出典]

人間男性、ケイレブ・デュームは銀河共和国の衰退期に首都惑星コルサントで育った。[1] 彼はフォース感応力を見出されてジェダイ・オーダーに加わり、ヤングリングとしてジェダイ訓練を受けることになった。ある日、デュームは他の訓練生たちと共にジェダイ・テンプル中央セキュリティ・ステーションオビ=ワン・ケノービからジェダイ・ビーコンに関するレクチャーを受けた。ケノービは万が一テンプルに危険が発生した場合、銀河各地のジェダイをコルサントに呼び戻すシグナルが発信されることになると説明した。デュームはジェダイ全員をテンプルに帰還させる状況が起こりうるなら、ジェダイ全員をテンプルから遠ざけなければならない状況も発生しうるのではないかと発言し、ケノービを困らせた。[2]

当時、デュームはジェダイ・マスタールミナーラ・アンドゥリに一度だけ会ったことがあり、のちに彼女を思い返し「勇敢で慈悲にあふれ信頼できる」人物だったと評した。また、彼はグランド・マスターヨーダから教えを受けたことがあり、「やるかやらないかだ。試しはいらない」という言葉を何度も聞かされた。[3]

クローン戦争

カラーの征服

Caleb Dume Depa Billaba training.png

惑星カラーにて、マスター・ビラバのもとで修業を積むケイレブ・デューム

クローン戦争が終結する5か月前、13歳の時[1] にケイレブ・デュームはマスター・デパ・ビラバパダワンになった。デュームは師匠と共に複数の任務に赴き、銀河各地に存在するジェダイの寺院のひとつで、恐れを克服する訓練を受けた。また、デュームは自身のライトセーバーを作成した。ビラバは共和国グランド・アーミージェダイ将軍としてクローン・トルーパーを指揮する立場にあり、デュームも彼女に同伴して戦争に参加した。彼はビラバの大隊に所属するコマンダーグレイキャプテンスタイルスと親しくなった。[4]

クローン戦争の終結が残り数日に迫っていた頃、デュームは14歳になっていた。彼は師匠と共に惑星カラー戦いに参加した。クローン戦争最後の日、ビラバはクリーヴ将軍率いる独立星系連合の軍隊を相手に共和国を勝利へ導いた。その後、原住民カラランとの会合が開かれたが、デュームとグレイ、スタイルスは、ジェダイ将軍に対して感謝の意をほとんど示さないジェイナス・カスミアと口論になった。ビラバは3人を黙らせ、クローン・トルーパーに休息を取らせた後、デュームにフォームIIIと呼ばれるライトセーバー戦闘型の訓練を受けさせた。ライトセーバーの特訓が終わった後、ビラバは何事にも愛着を抱きすぎてはならないというジェダイの教えを繰り返した。その後、ふたりは野営地でグレイやスタイルスと共に焚き火を囲んだ。クローンたちは好奇心旺盛なパダワンをからかったが、ビラバは「疑問を持つことの意味」や「意見の平和的相違」を学ばせるため弟子にホロクロンを与えた。[4]

帝国の台頭

オーダー66

「私はマスター・オビ=ワン・ケノービ。残念な報告だ。帝国の邪悪な暗闇に、我々ジェダイも共和国も飲み込まれてしまった。これは粛清を生き延びたジェダイへの警告と励ましだ。フォースを……信じよ」
―デュームたちに届いたオビ=ワン・ケノービからのメッセージ[出典]
Depa lies to Caleb.png

マスター・デパ・ビラバは弟子を守るため犠牲になった

その直後、銀河共和国最高議長シーヴ・パルパティーンがコマンダー・グレイにオーダー66(ジェダイを反逆者とみなし、即時処刑を命じる指令[5])の実行を命じた。フォースでジェダイの虐殺を察知した次の瞬間、ビラバとデュームは先ほどまで味方だったクローンたちからブラスターを向けられた。形勢が不利だと判断したビラバは、弟子にひとりで逃げるよう命じた。ビラバがコマンダー・グレイに射殺されるのを目撃した後、若きパダワンは師匠が稼いでくれた時間を使って森の中へ姿を隠した。一晩逃げ回った後、デュームは公共輸送機関の駅に潜り込み、プラトー・シティ行きの輸送船に乗った。に到着した後、デュームは標的であるパダワンのホログラム・イメージを確認し合うクローン兵士たちを目撃した。彼は数日間パトロール部隊から身を隠したが、ひとつの場所に長く留まってはいけないという恐怖から眠ることもできず、クレジットも持っていなかったため大型のごみ箱で食べ物を探した。[4]

街を徘徊中、デュームはカスミアに見つかってしまった。しかし、この悪党は彼のことを通報しようとせず、メイルーラン・フルーツを分け与えて立ち去ろうとした。デュームは彼を引きとめ、安全な寝場所が欲しいと頼み込んだ。カスミアは止むを得ずこのパダワンを宇宙船カスミリ>の予備の寝室に泊めることにした。横になる前に体を洗わされた後、デュームは丸1日眠り続けた。カスミアは目を覚ましたデュームにジェダイ・ローブの代わりとなる服を与えた。今後の方針を悩んでいたデュームは、銀河で生き残るためには嘘をつき、欺き、盗みを働かなければならないというカスミアの助言を受け入れることにした。[4]

カスミアのパートナー

Caleb and Kasmir.png

デュームとジェイナス・カスミア

間もなく、テンプルへの帰還を命じる緊急シグナルを受け取ったデュームは、それがパルパティーンの罠であるとは知らず、カスミアに自分をコルサントへ連れて行くよう頼んだ。カラランの悪党はアウター・リムから出るつもりは無いと言って拒否し、食事が住んだら宇宙船から立ち去るよう命じた。その後、カスミアは格納庫でキャプテン・スタイルス率いるクローン兵と遭遇し、船の中を見せるよう迫られた。デュームは彼らが乗り込んで来る前に操縦室に入り、<カスミリ>を奪って飛び立った。しかし、ハイパースペースにジャンプした後、彼のもとにオビ=ワン・ケノービからメッセージが届いた。ケノービは帰還シグナルが罠であることを伝え、ジェダイは新たに誕生した銀河帝国から姿を隠さなければならないと告げた。リアルスペースに戻った<カスミリ>は、コルサント上空で攻撃型偵察機170スターファイターに包囲された。逃亡者にハイジャックされた宇宙船の情報は既にホロネットに流れており、デュームは降伏しなければ破壊すると脅された。彼は何とかスターファイターから逃げ切り、再びカラーに戻った。着陸後、怒ったカスミアが彼の前に現れ、これ以上ジェダイの生存者と関わり合いになるのはご免だと言い放った。[4]

しかし、他に行くあてもなかったデュームは何日もカスミアの後を追い回した。ある日、デュームはタプスクとトラブルになっていたカスミアを救い出した。カスミアはタプスクとの交渉が滅茶苦茶になってしまったと怒ったが、仕方なくデュームを相棒として受け入れることに決めた。デュームはカスミアに命じられてジェダイの服を捨て、パダワンの三つ編みを切り、ホロクロンにケノービのメッセージをアップロードした後コムリンクを破壊した。彼は怪しまれない服に着替え、ライトセーバーの代わりにブラスターを携帯した。また、カスミアはケイレブ・デュームという名前を捨てる必要があると助言した。その後、2人は闇市場で売りさばくIG-RMドロイドを手に入れるため倉庫に潜入したが、警備兵に取り囲まれた。するとカスミアはデュームがジェダイであることを暴露して警備兵に引き渡し、自分だけ逮捕を免れた。パダワン拘束の報せはコマンダー・グレイやスタイルスにも伝えられた。デュームはなすすべなく処刑の時を待ったが、カスミアが独房の外に現れ、手に入れたばかりのIG-RMを使って牢屋の壁を破壊した。彼らは<カスミリ>でカラーから脱出し、パートナーとしての活動を再開した。[4]

Farbrookes Hope.jpg

宇宙船<エスケイプ>

デュームは泥棒密輸のやり方を学び、カスミアとの間に友情を築いた。一方、帝国軍の忠実な兵士となったグレイとスタイルスはパダワンの逃亡者を執拗に追い続けていた。カスミアの仕事で惑星ラーンを訪れた際、デュームは取り引き相手の“ジョンド”に会いに行った。しかし、ジョンドの正体は分離主義勢力の元将軍クリーヴだった。デュームはブラスターを構えたが、クリーヴに説得され、クローン戦争が終わったいま自分たちが敵対する理由など無いと受け入れた。その頃、デュームを捜索中のクローン部隊がラーンに到着し、カスミアはコマンダー・グレイに捕えられた。カスミアを救う最善の方法は姿を消すことだと判断し、デュームはクリーヴに助けを求めた。クリーヴはデュームを宇宙船<エスケイプ>が泊めてある離着陸場へ連れて行ったが、2人はそこでクローン兵士に逮捕された。[4]

グレイとスタイルスは気絶したデュームをゴザンティ級クルーザーに乗せ、カラーを目指して出発した。目を覚ましたデュームは、銀河共和国を裏切ったのは自分やジェダイ・オーダーではなくパルパティーンだと訴えたが、クローンたちは納得しなかった。デュームはフォースを使って2人を押し飛ばし、船のエアロックを開放した。デュームは宇宙空間に放り出されたが、カスミアとクリーヴ(それぞれ<カスミリ>と<エスケイプ>に乗り込んでいた)に救出された。一方クルーザー内では、デュームの主張に心を動かされたグレイがスタイルスと口論になっていた。グレイはオーダー66を遂行したのは間違いだったと考え直し、クルーザーの制御システムを破壊した。シールドを失ったクルーザーは<カスミリ>と<エスケイプ>の砲撃で破壊され、グレイやスタイルスも爆発で命を落とした。その後、デューム、カスミア、クリーヴはカラーに着陸した。デュームは自分と一緒に居ればカスミアにも危険が及ぶと考え、独り立ちを決意した。カスミアはデュームが守ろうとしているのは友人ではなく、友人を失うことを恐れている自分自身だと指摘したが、デュームは相棒を蹴り飛ばして決意の固さを見せつけた。デュームはライトセーバーとホロクロンを携えて<エスケイプ>に乗り込み、カスミアとクリーヴに別れを告げた。彼は惑星モラーガへ去り、以降“ケイナン・ジャラス”を名乗るようになった。[4]

ゴースの事件

「なぜ……なぜあんなことが―」
「しーっ。誰にも言うなよ」
ヘラ・シンドゥーラとケイナン・ジャラス[出典]

ケイナン・ジャラスはフォース感応能力を隠し、ライトセーバーをしまい込んだ。彼はジェダイとしての生き方を捨て[6]貨物船パイロット賞金稼ぎ、開拓地のレンジャーとして生計を立てた。[1] 彼は不安を忘れるために酒を飲み、生活を維持するため危険な仕事をこなし、また酒を飲むといった生活を繰り返した。彼は帝国の監視の目を避けるための星から星へとあてもなくさまよい、決してひとところに長く留まらず、同じ場所には二度と戻らなかった。[2] また、彼はこの時期にライトセーバーの予備の部品を収集していた。[7] ジャラスはやがて惑星ゴースに落ち着き、バー“小惑星帯”で大乱闘を繰り広げたことがきっかけとなり店主オカダイア・ガースン老人と親しくなった。ジャラスはガースンの口利きでバラディウム重硫酸塩を運ぶ貨物船パイロットの職にありつき、ムーングロウ・ポリケミカル社のためにゴースと衛星シンダを行き来した。彼は5か月の間“小惑星帯”に隣接する簡易宿泊所に寝泊まりし、ガースンのホバーバスを運転したり、輸送船<イクスペディエント>を操縦した。[2]

シンダで働いていた頃、ジャラスはラル・グラリック社長やスケリーと知り合った。爆発物の専門家だったスケリーは、シンダで大規模な採鉱活動をするのは危険だと主張していたが、ジャラスをはじめ周囲の人びとは真面目に取り合わなかった。のちにジャラスはガースン老人を救うため帝国のデネトリアス・ヴィディアン伯爵に刃向うという危険を冒した。スケリーが自分の正しさを証明するため爆発を起こした際、ジャラスはスケリーが引き起こした爆発から鉱山労働者イェルキンを救うためフォースを使わなければならなくなった。正体を知られることを恐れたジャラスは、すぐにでもゴースやシンダを離れようと決意した。ジャラスは帝国のお尋ね者になっていたスケリーへの協力を拒否し、ゴース・シティでムーングロウ社の警備主任ゴード・グラリックに引き渡した。[2]

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レイ・スローン艦長との対面

その後、シャグリアンチャーコ率いるギャング団“サルラックス”との争いに巻き込まれた際、ジャラスは初めてヘラ・シンドゥーラと遭遇した。この時シンドゥーラはあっという間に姿を消してしまったが、後日“小惑星帯”で再会することになった。この日、ジャラスは店内でサラスタンザルーナ・マイダーと知り合った。マイダーは帝国傘下の監視会社トランセプト・メディア・ソリューションズ社で働く局員だったが、部下のヘトー反逆罪で逮捕された後、秘密の反乱組織に属すシンドゥーラと接触を取っていた。“小惑星帯”に姿を現したシンドゥーラは、マイダーからヘトーのデータキューブを受け取った。シンドゥーラはヴィディアン伯爵の正体や、彼がシンダにやって来た理由を調査していた。しかしジャラスはシンドゥーラが厄介者スケリーを帝国から解放したことを快く思わなかった。[2]

ストームトルーパーの捜索部隊をやり過ごした後、ジャラスはシンドゥーラの調査に協力すると約束した。ジャラスはシンドゥーラのような小娘が帝国を相手に行動を起こそうとしていることに呆れたが、一方で彼女の性格に惹かれていた。ムーングロウ社への潜入を手伝った後、ジャラスは帝国宇宙軍レイ・スローン艦長に呼び止められた。彼はしばらく尋問を受けたが、スローンはヴィディアンから呼び出しを受けたため質問を中止し、去っていった。その後、スケリーによる新しい爆破事件が起きた。ジャラスは徴発されたガースンのホバーバスを取り戻すため、帝国軍の後を追った。ジャラスはバスを確保したが、再びスケリーと遭遇し、共に帝国に追われる身となってしまった。[2]

その後、マイダーが逃亡中のジャラス、シンドゥーラ、スケリーに加わった。バー“小惑星帯”に避難した一行は、これまでに手に入れた情報を再確認し、ヴィディアンの真の狙いを突き止めた。伯爵は皇帝パルパティーンの期待に応えるため、衛星シンダそのものを吹っ飛ばしてソリライドを収集しようと考えていたのである。ジャラスたちが計画妨害のために動き始めた時、帝国はさっそくシンダで大規模な爆発を引き起こした。この爆発の犠牲になったガースンは、ジャラスとシンドゥーラはこの先も行動を共にすべきだと言い残し、息を引き取った。ジャラスたちはシンダの本格的な爆破を阻止するため、爆発物質バラディウム357が保管されているカルコラーン補給基地へ向かった。彼らはヴィディアンと対峙し、サイボーグの伯爵の過去を解き明かした。その後ジャラスは、自分は皇帝の秘密エージェントだと嘘をつき、スローン艦長にヴィディアンの陰謀を警告した。[2]

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<フォーリジャー>の爆発

ジャラスたちがゴース星系に戻った時、ヴィディアンは急ピッチで爆破計画を進めていた。トランセプト社のシステムに潜入してゴースに警告メッセージを送るため、ジャラスたちはヴィディアンのソリライド収集船<フォーリジャー>に乗り込んだ。彼らはそこで再びヴィディアンと遭遇し、爆破までのタイムリミットが迫る中、激しい戦いを繰り広げた。その時、ヴィディアンの計画は帝国にとってマイナスだと気付いたスローン艦長が爆破計画を妨害し、部下に伯爵の逮捕を命じた。<フォーリジャー>はスローン艦長のインペリアル級スター・デストロイヤーアルティメイタム>から砲撃を受けた。シンダ爆破に必要な送信タワーを失ったヴィディアンは、ジャラスたちを置いてコンピューター室から逃げ出した。その直後、船はTIEファイターの攻撃を受けたが、ジャラスはフォースを使ってシンドゥーラの命を救い、彼女を驚かせた。ジャラス、シンドゥーラ、マイダーの乗る脱出ポッドが射出された直後、スケリーは<フォーリジャー>船体後部でヴィディアンを追い詰め、シンダを救うため伯爵を巻き添えにして自爆した。[2]

ゴースの事件が終わった後、ジャラスとシンドゥーラは平和な農業惑星でマイダーと別れた。ケイナンはシンドゥーラのVCX-100軽貨物船ゴースト>のクルーに加わり、帝国への反乱運動に力を貸すことになった。シンドゥーラはケイナンがジェダイであることに気付いていたが、この時はまだそれ以上のことは何も知らなかった。[2]

ロザルの反乱

反乱グループの形成

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ケイナン・ジャラス率いる反乱者たち(エズラ・ブリッジャー加入後)

28歳当時、ケイナン・ジャラスは帝国と戦うために団結した<ゴースト>の反乱グループを率いていた。ジャラスとヘラ・シンドゥーラに加え、C1シリーズアストロメク・ドロイドC1-10P(通称“チョッパー”)、ラサットの戦士ガラゼブ・オレリオスマンダロリアンの武器専門家でアーティストのサビーヌ・レンが<ゴースト>に乗り込んだ。<ゴースト>の反乱分子は大規模な反乱ネットワークに所属していたが、そのことを知っていたのはシンドゥーラだけだった。

<ゴースト>のクルーはアウター・リムの惑星ロザルを中心に反帝国活動を展開し、ロザルの反乱者たちと呼ばれるようになった。彼らは反乱活動の一環としてシカトロ・ヴィザーゴといった犯罪者と接触することもあった。ブロークン・ホーン・シンジケートを率いるヴィザーゴは、組織の仕事を反乱者たちに手伝わせ、代わりに金や情報を提供した。

エズラ・ブリッジャーが反乱者に加わる以前、ジャラス、シンドゥーラ、チョッパーの乗る<ゴースト>は帝国の補給船団を襲撃した。<ゴースト>は帝国軍TIEファイターの追跡部隊による攻撃で偏向シールドを失い、船内通信システムを破壊されてしまった。操縦席に座るシンドゥーラ、砲手を務めるジャラスは、どの装置を先に修理すべきかについてそれぞれ異なる指示をチョッパーに与えた。苛立ったチョッパーは<ゴースト>後部に収容されている小型戦闘機ファントム>のレーザー砲を自ら操作し、最後のTIEファイターを撃墜した。ジャラスとシンドゥーラはドロイドの活躍を認め、<ゴースト>をハイパースペースへジャンプさせた。[8]

またある時、ジャラスはロザルの街でオレリオスと待ち合わせをしたが、道を間違えたオレリオスはストームトルーパー数名とトラブルを起こした。ジャラスはコムリンク越しにオレリオスを止めようとしたが、トラブルはTIEファイター1機が爆発する大事へ発展した。ジャラスはTIEファイターの破壊を喜んだが、オレリオスは爆発によってさらに多くのストームトルーパーを引き寄せてしまった。[9]

エズラとの出会い

「自分で決めればいい。盗んだライトセーバーを、他のガラクタ同様、みやげものとして飾っておくか。おれに返して一緒に行くかだ。一緒に行けばフォースの使い方を教えよう。ジェダイになるとはどういうことか学べる」
―ケイナン・ジャラス[出典]

ヤヴィンの戦いの5年前、<ゴースト>のクルーはロザルのキャピタル・シティで帝国からブラスター・ライフルの入った積み荷を盗み出そうとした。彼らは積み荷の強奪に成功したが、ロザルに住む14歳の孤児、エズラ・ブリッジャーに横取りされてしまった。ブリッジャーは614-AvAスピーダー・バイクに乗ったジャラスやオレリオスの追跡を振り切ったが、TIEファイターに追い詰められた。ジャラスは<ゴースト>に乗り、搭乗口からブリッジャーに助けの手を差し伸べた。船に跳び乗る際、少年は自分でも気づかないうちにフォースを使い、ジャラスを驚かせた。<ゴースト>はハイパースペースに飛び込んでTIEを撒き、再びロザルに戻った。ジャラスとシンドゥーラはヴィザーゴのもとを訪れ、帝国の積み荷と引き換えにウーキー奴隷に関する情報を受け取った。その後、ジャラスはチョッパーの報告を受けて<ゴースト>に戻り、勝手に船室に入り込んでいたブリッジャーからライトセーバーを取り戻した。しかし少年は密かにジャラスのホロクロンを持ち出していた。[10]

Kanan Jedi Reveal.png

ジャラスはウーキーを救うためライトセーバーを起動し、自分がジェダイであることを明かした

帝国に連れ去られたウーキーを救うため、ジャラス、レン、オレリオス、チョッパーは帝国のゴザンティ級クルーザー輸送船651に乗り込んだ。しかし帝国保安局エージェントカラスが指揮するインペリアルI級スター・デストロイヤーローブリンガー>がハイパースペースから出現し、輸送船と<ゴースト>を収容した。反乱者たちは急いで<ゴースト>に戻ったが、彼らを救うため輸送船に乗り込んだブリッジャーが置き去りになってしまった。相談の末、ジャラスたちはブリッジャーを救うためスター・デストロイヤーに戻る危険を冒した。無事に救い出されたブリッジャーは、ウーキーの奴隷が惑星ケッセルスパイス鉱山に運ばれたことを反乱者たちに教えた。彼らはその足でスパイス鉱山K76へ向かい、ストームトルーパー部隊と戦った。カラスの部隊が増援に到着すると、ジャラスは「マニュアル22」を実行すると仲間に宣言した。彼はライトセーバーを起動して敵の注意を引きつけ、その間に他のクルーがウーキーの脱走を手助けした。奴隷を乗せた貨物コンテナを回収した後、ジャラスと<ゴースト>はひとりで戦っていたブリッジャーのもとへ駆け付けた。彼はウーキーの少年キットワーを救うためカラスに立ち向かっていた。ジャラスはふたりを救い出し、ケッセルから脱出した。[10]

ウーキーと別れた直後、反乱者たちはブリッジャーを家に帰すためロザルに戻った。<ゴースト>を去る直前、ブリッジャーはジャラスのベルトからライトセーバーを盗み、ホロクロンだけを返した。ホロクロンは起動状態になっており、少年にフォース感応力が備わっていることは疑いようのない事実となった。ジャラスはブリッジャーの住み処であるウエスタン・ゾーン通信タワーを訪れ、自分にライトセーバーを返してジェダイの道を歩むか、このままロザルに留まるか、ふたつにひとつの選択を迫った。<ゴースト>に戻って答えを待つ間、ジャラスはホロクロンを開いてオビ=ワン・ケノービのメッセージを再生した。メッセージが終わった時、ブリッジャーが船に現れ、ライトセーバーを持ち主に返した。ブリッジャーは反乱者に加わり、ジャラスのもとでフォースを制御する術を学ぶことになった。[10]

ディスラプター強奪

Rebels Discuss Vizago Job.png

シカトロ・ヴィザーゴから与えられた仕事について話し合う反乱者たち

エズラを弟子にした後、ジャラスは惑星ガレルで帝国のT-7イオン・ディスラプター・ライフルを盗み出す任務に着手した。活動資金が不足していた反乱者たちは、ディスラプターをヴィザーゴに売却するつもりだった。彼らはディスラプターの持ち主アムダ・ワボ、帝国のマーケス・チュア大臣プロトコル・ドロイドC-3POアストロメク・ドロイドR2-D2らと同じスター・コミューターシャトルST-45に乗り込み、ガレルへ向かった。旅の途中、ジャラスはR2-D2やC-3POが客席の近くにいることに不満を言い、ドロイドたちを船の後方に下がらせた。チュア大臣はアクアリッシュ語が分からなかったため、C-3POに代わってレンが通訳を務めることになった。その際、レンはディスラプターが保管されている格納庫の番号を聞き出した。[11]

ガレル・シティ宇宙港に到着後、反乱者たちはベイ7でディスラプターを盗み出した。ジャラスたちはチュア大臣のストームトルーパー部隊と戦い、シンドゥーラが操縦する<ゴースト>に乗り込んだ。この時、混乱にまぎれてC-3POとR2-D2も反乱者の船に乗船した。ジャラスたちは知らなかったが、2体のドロイドはベイル・オーガナ元老院議員の所有物で、ディスラプターが帝国の手に渡るのを阻止しようとしていた。<ゴースト>はロザルに戻り、ヴィザーゴのキャンプにディスラプターを持ちこんだが、エージェント・カラスのチームが到着したことで取り引きは破談になった。戦闘中、ジャラスはディスラプターを使ってAT-DPウォーカーを破壊した。一方、レンはR2-D2と協力して残りのディスラプターを爆破した。帝国軍を撃退した後、ジャラスは2体のドロイドをオーガナに届けた。オーガナは身分を明かさなかったが、ジャラスは思いがけず多額の報酬を受け取ることになった。[11]

ロザルに戻った後、シンドゥーラは争いの絶えないブリッジャーとオレリオスを和解させるため、2人をお使いに出した。しかし2人はメイルーラン・フルーツを手に入れる途中で帝国軍とトラブルになり、TIEファイターを奪って兵員輸送機と戦うことになった。2人から連絡を受けたジャラスはすぐにTIEを捨てて破壊するよう命令した。シンドゥーラの意図通り、ブリッジャーとオレリオスは仲直りして戻って来たが[12]、ジャラスの命令に逆らい盗んだTIEを密かに保管していた。[13]

帝国の補給場を襲撃した際、<ゴースト>はTIEファイターの攻撃で損傷を負った。反乱者たちは長期に渡って付き合いのあるベサリスクの商人ガルス・ヴェズから修理部品を購入するため、レガニ宙域オシシス・ステーションを訪れた。しかし、帝国による立ち入り検査が倍増したことに苛立っていたヴェズは、これ以上反乱者たちとは取り引きしたくないと考えていた。彼はシンドゥーラにフールズ・ランのレースを申し込み、反乱者が勝てば修理部品を譲るが、自分が勝てば<ゴースト>を差し出せと迫った。競争中、ヴェズはアステロイド・スラスターを使ってシンドゥーラを妨害した。ヴェズのイカサマを目撃したジャラスとブリッジャーは、フォースで小惑星を操作し、ヴェズのコムルク級ファイター/トランスポートスプレンダー>にぶつけた。レースに負けて怒ったヴェズは、約束を破って反乱者を帝国に引き渡そうとしたが、裏切りを予測していた反乱者たちはあっという間にヴェズとその手下を制圧した。ヴェズは止むを得ず修理部品を差し出し、反乱者たちはオシシス・ステーションを後にした。[14]

スティジョン・プライムの対決

「おれに捨てられると思ったのか? いい先生に会わせたかっただけだ」
「いい先生なんていらないよ、あんたがいいんだ。最高じゃないかもしれないけど―」
―ケイナン・ジャラスとエズラ・ブリッジャー[出典]

ブリッジャーの自制心の無さが目立ってくるにつれ、ジャラスは弟子を育てる自信を失っていった。ある日、ジャラスはロザルの空を飛行する<ゴースト>の上でライトセーバーの訓練を行ったが、ブリッジャーは船から落下してしまい、ジャラスはテレキネシスを使って弟子を救い上げた。船内に戻った後、彼らはガル・トレイヴィスの反帝国報道を見て、ジェダイ・マスターのルミナーラ・アンドゥリがまだ生きていることを知った。反乱者たちはアンドゥリをスティジョン星系スパイア刑務所から救い出すことに決めた。ジャラスはアンドゥリならばブリッジャーを一人前のジェダイに育て上げてくれるだろうと考えていたが、ブリッジャーは師匠が自分を他人に渡したがっていると知りショックを受けた。[3]

Inquisitor Fights Kanan.png

尋問官との対決

チョッパーを<ゴースト>に残し、反乱者たちは<ファントム>でスティジョン・プライムへ赴いた。シンドゥーラの乗る<ファントム>を外に待機させ、ジャラスたちはスパイアへの潜入を開始した。離着陸プラットフォームでストームトルーパーを倒した後、レンとオレリオスは退路を確保するためターボリフトに残り、ジャラスとブリッジャーが2人で独房へ向かった。ジャラスはフォースのマインド・トリックで見張りのトルーパーを欺き、ブリッジャーと共に独房に足を踏み入れたが、そこにあったのはルミナーラ・アンドゥリの遺体を収めた棺だけだった。その時、驚く2人の背後からパウアン尋問官が姿を現し、アンドゥリのニュースはジェダイの残党を狩り出すために流したデマだったことを明かした。尋問官はジャラスとライトセーバーの対決を繰り広げ、彼を「出来の悪い生徒」と罵った。ジャラスとブリッジャーは回転式ライトセーバーを操るジェダイ・ハンターから何とか逃げ出し、レンやオレリオスと落ち合ってハンガー・ベイを目指した。[3]

ジャラスとブリッジャーはフォースを使ってプラットフォームのドアを開けたが、その向こうにはストームトルーパー部隊が待ち受けていた。ジャラスたちが帝国の攻撃を凌いでいる時、シンドゥーラが乗る<ファントム>がティビディーの大群を引き連れてプラットフォームにやってきた。ジャラスは尋問官が投げた回転式ライトセーバーの攻撃を防ぎ、仲間たちと共に<ファントム>で逃げ去った。スティジョン・プライムの事件の後、ブリッジャーは訓練するのが嫌なら中断してくれて構わないとジャラスに言った。ジャラスはブリッジャーの訓練が嫌なのではなく、自分の教育方法に自信が無かったのだと説明し、「やるか、やらないかだ。試しはない」というマスター・ヨーダの教え通り、これからは本気で教育に取り組むと宣言した。わだかまりが解けた師弟は、ジェダイの訓練を再開した。[3]

更なる任務

ある日、ジャラスのもとでテレキネシスを学んでいたブリッジャーは、なかなか技術が身に着かないことに苛立った。ジャラスは弟子に、ジェダイが学ぶべき最も重要な技術は忍耐だと教えた。翌日、オレリオスが帝国の通信センターを破壊するため<ファントム>で出撃した後、残りのクルーはイオン・ストームの付近で帝国軍と交戦した。<ゴースト>に雷が直撃した際、ブリッジャーは先日の教訓を活かし、フォースで船の故障個所を修理した。[15]

帝国の巨大カイバー・クリスタル破壊作戦を開始した際、ジャラスは標的の場所を知るために必要なデコーダーを手に入れるため、ブリッジャーをロザルの帝国青少年アカデミーに潜入させた。ブリッジャーは帝国軍士官候補生ザーレ・レオニスの助力を得てデコーダーを盗み出し、レンを通じてジャラスやシンドゥーラに情報を送信したが、フォース感応者のジャイ・ケル候補生を尋問官から救うためしばらくアカデミーに留まることになった。ジャラスはブリッジャーの身を案じたが、後戻りすることも出来なかったため、カイバー・クリスタル輸送船団への攻撃を開始した。ジャラスはクリスタルを運ぶゴザンティ級クルーザーをフォースで突き止め、<ファントム>を操縦してTIEファイターの注意を逸らした。シンドゥーラがクリスタルの破壊に成功した後、<ファントム>を収容した<ゴースト>は間一髪のところで爆発を免れた。ロザルに戻ったジャラスとシンドゥーラは、アカデミーでの作戦を成功させたブリッジャーらと合流した。[16]

また別の任務のさなか、小惑星PM-1203の旧共和国軍基地フォート・アナクセスを訪れたシンドゥーラとレンが<ゴースト>の仲間たちに救援を要請した。ブリッジャー、オレリオス、チョッパーが<ファントム>の燃料漏れのチェックを怠ったため、2人は猛獣フィアノックから逃げる術を失っていた。ジャラスは瞑想を中断してブリッジャーやオレリオスを叱りつけ、フォート・アナクセスへ急行してシンドゥーラとレンを救い出した。[17]

<ファントム>に乗って1人で任務を遂行していた時、ジャラスはTIEファイター部隊の攻撃を受けて惑星ヴィンダルに不時着した。彼は村人の介抱で意識を取り戻し、イェレブという名の男と対面した。イェレブは偶然手に入れたライトセーバーを使い、自分はジェダイだと嘘をついて村の守護者の地位を手に入れていた。偽ジェダイであることを見破られたイェレブは、ライトセーバーを使って襲いかかったが、ジャラスは攻撃を全てかわした。その後、ジャラスが身を挺して村の女性を救うのを見て態度を改めたイェレブは、ライトセーバーを手に入れたいきさつを明かした。ジャラスを捜索中の大尋問官が村に到着すると、イェレブはジェダイなど来ていないと主張したが、すぐに嘘を見破られてしまった。イェレブが大尋問官に倒されるのを見たジャラスは、帝国軍を一手に引き受けるため村から逃げ出し、帝国のゴザンティ級クルーザーを乗っ取って自動操縦にセットした。ジャラスは密かに船から降りたが、尋問官はジェダイがヴィンダルから逃げたと思い込んで後を追った。その後、ジャラスはイェレブのもとへ戻り、死にゆく守護者に慰めの言葉をかけた。[18]

パダワンの成長

「ねえ、この先に何があるの?」
「無であり、全てでもある」
―ロザルの寺院にて、エズラ・ブリッジャーとケイナン・ジャラス[出典]

15回目の帝国の日、ジャラスはブリッジャーにフォースで動物を手なずけるを学ばせようとした。ロズ=キャットを使った特訓が失敗した後、反乱者たちはジョザルにあるオールド・ジョーピット・ストップを訪れ、帝国軍がシーボという名のローディアンを捜索していることを知った。その日の夜、ジャラスたちはキャピタル・シティで開かれた帝国の日のパレードに参加し、新型のTIEアドバンストv1スターファイターを爆破して逃亡した。反乱者たちは昔ブリッジャーの両親が暮らしていたに逃げ込み、姿を隠していたシーボを発見した。シーボはミラエフライム・ブリッジャー夫妻の友人で、彼らを帝国から救えなかったことに罪悪感を抱き、罪滅ぼしのため帝国情報センターに潜入して重要機密を持ち出していた。[19]

反乱者たちはシーボの情報をロザルから持ち出すため、帝国軍兵員輸送機を奪ってキャピタル・シティを離れた。彼らはエージェント・カラスの追跡を振り切って<ゴースト>に乗り込んだが、尋問官は<ファントム>にXX-23 Sスレッド追跡装置を仕掛けることに成功した。チョッパーが追跡装置の存在を突き止めると、ジャラスはハイパースペース航行中の<ゴースト>から<ファントム>を切り離し、ブリッジャーと2人で尋問官を迎え撃つことに決めた。[19]

ジャラスはフォート・アナクセスに棲む猛獣フィアノックをフォースで操れば、自分たちにも勝機はあると考えていた。ブリッジャーは両親の過去を知るシーボと再会したことで心が乱れていたが、ジャラスは弟子に恐怖を捨てるよう助言した。ブリッジャーはジャラスの教え通り精神を平穏に保ち、心の中でシーボとの一件に蹴りを付けた。ブリッジャーはフィアノックを操れるようになったが、尋問官との戦いでジャラスがノックアウトされた後、追い詰められてフォースのダークサイドに身を委ねてしまった。ジャラスが目を覚ました時、ブリッジャーはダークサイドの力で極めて巨大なフィアノックを操り、尋問官にけしかけていた。ジャラスは力を制御できなくなって気を失った弟子を抱え、追跡装置を取り除いた<ファントム>に乗り込んだ。ジャラスは尋問官が巨獣を相手にしている間に<ファントム>を発進させ、無事にフォート・アナクセスから脱出した。[20]

Opening the Temple Entrance.png

弟子と共にロザルの寺院を訪れたジャラス

尋問官との戦いの数日後、ジャラスは弟子がジェダイになる資格を備えているかどうかをテストすることに決めた。彼はホロクロンに内蔵されている星図を確認し、ロザルにもジェダイの寺院があることを知った。彼はブリッジャーと共に<ファントム>に乗り込み、事前知識を何も与えず、ブリッジャー自身に寺院の場所を探させた。何の変哲もない岩山のような場所に到着した後、ジャラスとブリッジャーはフォースを使って寺院の入り口を開いた。ブリッジャーはジェダイの慣例に従い寺院のホールに残り、ブリッジャーひとりだけを奥へと進ませた。[7]

ジャラスは弟子がなかなか戻らないことに痺れを切らしたが、ジェダイ・マスター・ヨーダの声が彼をたしなめた。ヨーダはジャラスと会話し、弟子を育てるという決断に迷いがあってはならないと助言した。その頃、ブリッジャーもヨーダの導きを受けてテストをクリアし、ライトセーバーの作成に必要なカイバー・クリスタルを手に入れた。ジャラスは弟子が予想外の成功を収めたことを喜び、共に<ゴースト>へ戻った。その後、ブリッジャーは<ゴースト>の仲間たちに助けられながら数週間がかりで自分のライトセーバーを完成させた。[7]

その他の任務

ある日、ジャラス、オレリオス、チョッパーはオールド・ジョーのピット・ストップを訪れた。オレリオスはランド・カルリジアンという名のギャンブラーサバックの賭けに臨んだ。オレリオスは資金が尽きていたが、手札にピュア・サバックを揃えていたため自信を持ち、ジャラスの許可を得てチョッパーを賭けに出した。しかしカルリジアンはオレリオスの手を上回るイディオット・アレイを揃えていた。相談の結果、反乱者たちはカルリジアンの密輸に力を貸す代わりに、仕事が終わったらチョッパーを返してもらうことになった。ジャラスはカルリジアンが取り引き相手アズモリガンにシンドゥーラを奴隷として差し出したことに怒ったが、彼女はすぐに戻ってきた。その後、<ゴースト>はカルリジアンの農場パファー・ピッグを運んだが、先程の取り引きに腹を立てたアズモリガンに待ち伏せされた。アズモリガンの撃退に力を貸した後、反乱者たちはチョッパーを取り戻し農場を後にした。[21]

Vision of Hope thumb.png

トレイヴィス議員を守る反乱者たち

ある日、ジャラスは<ゴースト>の外でブリッジャーにフォームVの練習をさせた。その時、ブリッジャーはトレイヴィス議員に関するヴィジョンを見た。ジャラスはヴィジョンの内容を盲目的に信じてはいけないと忠告したが、間もなくホロネットにトレイヴィス議員の海賊放送が流れた。トレイヴィスはロザルで活動する反乱者たちを称賛し、旧共和国元老院ビルで会いたいという暗号メッセージを送っていた。ジャラスは不信感を抱いたが、議員と会うため元老院ビルに行くことに決めた。しかし反乱者たちはエージェント・カラスのストームトルーパー部隊に待ち伏せされ、議員を連れて下水道へ逃げ込むことになった。逃走中、反乱者たちはトレイヴィスが反体制派を演じていただけの帝国のスパイだったことを知った。シンドゥーラが議員を殴り倒した後、ジャラスは下水道内のファンをフォースで止め、仲間たちの逃げ道を作った。<ゴースト>に戻った後、ジャラスは弟子に感情がヴィジョンを曇らせることがあると説明し、ヴィジョンを正確に読み取るのは難しいと語った。[22]

ターキンの捕虜

「自分が何を解き放ったか分からないだろう。死よりも遥かに恐ろしいものがあるのだ」
―ケイナン・ジャラスに対し、大尋問官[出典]

<ゴースト>のクルーがジャラース近郊の帝国施設を襲撃した後、トレイヴィス議員のインタビューがホロネット・ニュースに流れた。トレイヴィスは帝国に再加入する意向を表明し、反乱者たちを捕まえた者には賞金を出すと語った。反乱者たちは自分たちの真の姿を人びとに伝える必要があると考えた。ジャラスはロザルにある帝国最大の通信センターを乗っ取れば反帝国放送を流すことが可能だと提案し、仲間と共にタワー周辺を偵察した。しかし、彼らの姿は帝国のヴァイパー・プローブ・ドロイドのカメラに記録されていた。反乱運動に対処するためロザルに到着したばかりのグランドモフウィルハフ・ターキンは、通信センターを餌にして反乱者たちを一網打尽にする作戦を立てた。[23]

Gunships fire on comm tower.png

通信センターの破壊を見守るジャラス

ブリッジャーは通信センターをジャックする作戦に乗り気ではなかったが、ジャラスは大きな目標のためにはリスクを冒す必要があると説いた。シンドゥーラを<ファントム>に待機させ、ジャラス、ブリッジャー、レン、オレリオス、チョッパーは通信センター襲撃を決行した。チョッパーとレンがハッキングを開始した直後、反乱者を待ち受けていたターキンの部隊がタワーを取り囲んだ。ジャラスは仲間たちをタワーの最上階から脱出させることに決め、コムリンクでシンドゥーラに連絡を取った。ジャラスはひとりでタワーの入り口に残り、先にエレベーターに乗った仲間のために時間を稼いだ。エージェント・カラスや大尋問官がタワーに到着すると、ジャラスは入り口の制御装置を破壊して退路を断ち、ライトセーバーの対決を繰り広げた。彼は敗北してターキンの捕虜になったが、<ファントム>は脱出に成功した。彼らはハッキングした通信システムを使って反乱の呼びかけを行ったが、ターキンはポリス・ガンシップに通信センターの爆破を命じ、海賊放送を無理やり中断させた。[23]

ジャラスはターキンの旗艦<ソヴリン>へ連行され、大尋問官の拷問を受けた。[13][24] 彼は大規模な反乱ネットワークや「フルクラム」と呼ばれる反乱者の正体を知りたがっていたが、ジャラスは一切口を割らなかった。大尋問官はジャラスを精神的に追い詰めるため、マスター・ビラバが彼に発した最期の言葉を尋ねた。大尋問官はジャラスがオーダー66を生き残れたのはビラバを犠牲にして逃げたからだと語り、人前でライトセーバーを使う事にすら怯えている臆病者だと嘲った。大尋問官はジャラスのライトセーバーをその持ち主に向け、マスターを救えなかった者に仲間を救えるはずはないと言い放った。[13]

その後、<ゴースト>のクルーがジャラスを救うため<ソヴリン>にやってきた。ブリッジャーは独房から師匠を解放したが、スター・デストロイヤーの反応炉区画で大尋問官に待ち伏せされた。ジャラスは弟子のライトセーバーを借り、大尋問官との3度目となる対決に臨んだ。戦闘中、ブリッジャーは大尋問官のベルトに下がっていたジャラスのライトセーバーをフォースで奪い取り、戦いに加わった。しかし、ブリッジャーは大尋問官が投げた回転式ライトセーバーの攻撃を防御しきれず、通路から落下していった。ブリッジャーは一時的に気を失っただけだったが、ジャラスは彼が死んだと思い込みショックを受けた。[13]

Fire Across the Galaxy thumb.png

<ソヴリン>の対決

ジャラスはすぐに心を落ち着かせ、フォースで自分のライトセーバーを手許に引き寄せた。彼はかつて学んだジェダイの教えに従って恐怖を捨て、2本のライトセーバーで大尋問官と戦った。ジャラスは大尋問官を通路の端に追い詰め、的確な攻撃で回転型ライトセーバーを破壊した。体勢を崩した大尋問官は通路の縁に掴まって落下を免れたが、破壊されたライトセーバーは反応炉に落ちて爆発を引き起こした。決闘に敗れた大尋問官は、死よりも遥かに恐ろしいことがジャラスを待っているだろうと告げた後、自ら反応炉に身を投げた。[13]

ジャラスは意識を取り戻したブリッジャーと共にハンガーへと急ぎ、尋問官のTIEアドバンストでスター・デストロイヤーを脱出した。ジャラスはシンドゥーラ、オレリオス、レンの乗るTIEファイターのピンチを救い共に逃走を試みたが、大量の追跡部隊が出現し窮地に立たされた。ところが、正体不明の味方艦隊ムスタファー星系に駆け付け、反乱者たちの脱出を手助けした。ジャラスたちは戦闘機をチョッパーの輸送船にドッキングさせ、他の艦船と共にハイパースペースへ逃げ去った。その後、ジャラスたちは艦隊のクルーが大規模な反乱ネットワークに属す仲間であることを知らされた。<ゴースト>も反乱ネットワークの一員だったが、そのことを知っていたのはシンドゥーラだけだったのである。ジャラスたちは反乱軍の支援者であるオーガナ議員や元ジェダイ・パダワンのアソーカ・タノを紹介され[13]、今後は反乱軍艦隊のメンバーとして活動することになった。[13][25]

反乱運動の拡大

ロザル包囲戦

「規模こそ大きくなったけど、正義の戦いには変わりない」
「戦争はこりごりなんだ。戦争がどんなに悲惨か、この目で見た」
「ジェダイにとって?」
「誰にとってもだ」
ヘラ・シンドゥーラとケイナン・ジャラス[出典]

ムスタファーの事件の後、<ゴースト>のクルーはコマンダージュン・サトーフェニックス戦隊と共同で作戦を遂行するようになった。しかし、凄惨なクローン戦争を経験したジャラスは、軍隊の一員として戦争に参加することに違和感を覚えていた。反乱軍がシールド発生装置を獲得するために帝国の船団と戦った後、チョッパーにマーケス・チュア大臣からのメッセージが届いた。彼女は帝国からの亡命を求めており、逃亡を手伝えばロザル周辺の反乱運動支持者のリストを提供すると申し出た。反乱軍の指導者たちがチュアの救出を決意した後、ジャラスとシンドゥーラは組織内での活動方針を巡って言い争いになった。ジャラスは反乱を始めたのは弱いものを救うためで、軍事活動のためではなかったはずだと主張した。[25]

The Siege of Lothal Vader Kanan.png

ジャラス対ダース・ヴェイダー

<ゴースト>のクルーはスター・コミューター・シャトルでロザルへ向かい、チュア大臣の救出を試みた。彼らは帝国の離着陸場でチュアを回収しようとしたが、大臣はセンチネル級着陸船の爆発で命を落とした。帝国はチュアの背信行為に感づいており、彼女を始末して反乱者たちに濡れ衣を着せようと企んでいたのである。ジャラスたちは帝国の罠に気付いて逃げ出したが、ロザルは厳戒な封鎖体制に入っていた。避難所として利用していたブリッジャーの生家が爆破された後、反乱者たちは敵の拠点である帝国複合施設に潜り込んで脱出用の船を奪うしかないと判断した。[25]

ジャラスとブリッジャーはストームトルーパー・コマンダーと士官候補生に変装し、仲間を貨物箱に入れて堂々と施設に入りこんだ。ハンガー・ベイで見つけたコリコイド49-v99ディフレクターを脱出用のシャトルに積み込んでいる時、ジャラスとブリッジャーはフォースを通して寒気を感じた。彼らが背後を振り返ると、格納庫の入り口にシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーとストームトルーパーが姿を現した。シス卿赤いライトセーバーを起動してジェダイの師弟に襲い掛かり、ジャラスをフォースで吹っ飛ばした。反乱者たちはAT-DPウォーカーを爆破してヴェイダーの上に転倒させたが、暗黒卿はフォースで機体を持ち上げ、事なきを得た。反乱者たちはその隙に何とか逃げ出したが、彼らのシャトルにはヴェイダーの指示で追跡装置が取り付けられていた。[25]

The fall of Tarkintown.png

焼き討ちに遭ったターキンタウン

シャトル1機ではロザルの封鎖を突破できないと判断し、反乱者たちはランド・カルリジアンに助けを求めた。カルリジアンはロザルに居なかったが、報酬としてディフレクター3基を要求し、代理人のドロイドW1-LEに反乱者たちの手伝いをさせた。他の仲間たちが脱出の準備をしている時、ブリッジャーとジャラスは黒煙を立てるターキンタウンへ向かった。ヴェイダーは反乱者と関係のある人々に徹底的な制裁を加え、ターキンタウンも完全に破壊されていた。その後、反乱者たちはW1-LEとレンがプログラムしたマスキング・トランスポンダーを使って帝国軍艦隊の封鎖を破り、フェニックス戦隊と合流した。しかしヴェイダーは追跡装置の信号を頼りに合流地点にたどり着き、TIEアドバンスト1機だけで艦隊に攻撃を仕掛けた。反乱軍はフェニックス艦隊Aウイング数機と旗艦フェニックス・ホーム>を失う大敗を喫し、ほうぼうのていで逃げ出すことになった。[25]

<ゴースト>は仲間が逃げる時間を稼ぐため敵の注意を引きつけた。タノとジャラスはTIEアドバンストのパイロットの素性を突き止めるため、力を合わせてフォースで探りを入れた。タノはシス卿の正体がかつての師匠アナキン・スカイウォーカーであることに気付き、ショックを受けて気を失ってしまった。<ゴースト>が仲間の後を追って帝国軍から逃げ切った後、タノ、ジャラス、ブリッジャーはシス卿の脅威について話し合った。タノはシスの正体に心当たりはないと嘘をついたが、彼とは再び相見えることになるだろうと語った。[25]

シーロスのクローン兵

「最後の時だ。戦争の最後。それまでずっと、お互いにかけがえのない戦友として肩を並べ戦っていたクローンたちが、突然ジェダイを裏切った。俺もマスターがやれるのを見た。何年も一緒に戦っていた連中が、いきなりマスターを撃ったんだ。俺も襲われた。後で奴らは頭に埋め込まれたチップのせいだと、仕方なかったと言った」
―ケイナン・ジャラス[出典]
Rex confronts Kanan.png

レックスはジャラスに、自分はオーダー66に参加していないと主張した

旗艦を失ったフェニックス艦隊には、新しい拠点となる基地や軍事施設が必要不可欠だった。タノは古い軍事施設に詳しい有能な戦士に心当たりがあると主張し、<ゴースト>のクルーをシーロス星系へ派遣した。タノはその人物について詳しく語らなかったが、何があっても信頼してほしいとジャラスに頼んだ。シンドゥーラとチョッパーを軌道の<ゴースト>に残し、他のメンバーは<ファントム>でシーロスの地表を訪れ、古いAT-TEウォーカーを発見した。その中から姿を現したのは、クローン戦争を生き抜いたベテランの老クローン兵、キャプテンレックスコマンダーウォルフグレガーだった。クローンにマスターを殺された経験を持つジャラスは、3人に対して強い敵意を示した。一方のクローンも帝国との戦いに対して及び腰だった。ジャラスはブリッジャーにオーダー66の顛末を説明したが、レックスは行動抑制チップを摘出していたのでジェダイ虐殺には加担していないと反論した。ブリッジャーの熱心な説得を受け、レックスは有益なデータを提供することに同意したが、引き換えにジューパ狩りを手伝って欲しいと頼んだ。[26]

クローンと協力して通称“ビッグ・ボンゴ”を釣り上げた後も、ジャラスは3人の老兵士に心を許さなかった。ジャラスから連絡を受けたシンドゥーラは、クローンを信頼する新しいチャンスだと励まし、彼らもオーダー66以前は何百万という命を守った救世主だったと指摘した。しかし、その直後にウォルフが帝国に反乱者の来訪を密告していたことが発覚した。ウォルフはレックスに諭されて自らの過ちを認めたが、ジャラスの不信感はさらに強まった。<ファントム>は帝国軍のプローブ・ドロイドにエンジンを破壊され、反乱者たちは敵が迫りくる中、シーロスに立ち往生することになった。[26]

Kanan directs the AT-TE.png

フォースを使ってAT-ATウォーカーの位置を突き止めるケイナン・ジャラス

帝国の襲撃が始まると、反乱者たちはサビーヌ・レンに<ファントム>の修理を任せ、TIEファイターを撃退した。反乱者たちはレックスから軍事情報の詰まったデータチップを受け取ったが、エージェント・カラス指揮下のAT-ATウォーカー3機がシーロスに配備され、<ファントム>で逃げる余裕がなくなった。レックスはジェダイならば見えない敵と戦うこともできるはずだと期待し、AT-TEを砂嵐の中へ移動させた。クローン兵はジャラスの案内でAT-TEを射撃位置まで移動させ、ブリッジャーが主砲を使ってAT-ATを1機破壊した。砂嵐の外に出た後、クローンは帝国との戦いを一手に引き受け、反乱者たちを逃がした。ジャラスは<ファントム>を発進させたが、ブリッジャーの説得に折れ、引き返して再び戦いに加わった。[27]

ジャラスとブリッジャーは<ファントム>の操縦をレンに任せ、AT-ATウォーカーを1機乗っ取った。彼らはカラスの乗るウォーカーを砲撃し、最後の一撃で機体を転倒させた。カラスがスピーダー・バイクで逃げ去った後、3人のクローン兵士は自分たちを救いに戻ってきたジェダイに敬礼した。レックスは反乱軍への参加を決意し、グレガーとウォルフをシーロスに残して<ファントム>に乗り込んだ。フェニックス艦隊に戻った後、ジャラスたちはレックスとアソーカ・タノの再会を見守った。[27]

新しい尋問官

「俺たち、敵のことを何も分かってない」
―ケイナン・ジャラス[出典]

シーロスの戦いの後もジャラスとレックスの険悪な関係は続き、事あるごとに口論になった。ある日、ブリッジャーはジャラス指導のもとフォースの訓練を積み、チョッパーをフォースで持ち上げようとした。チョッパーは脚を磁力で床に固定させてブリッジャーをからかい、レックスはフォースだけでなく実際に目で見ることも大切だとアドバイスした。するとジャラスとレックスはジェダイに必要な素質を巡って言い争いを始め、ブリッジャーをうんざりさせた。2人から離れるため、ブリッジャーは廃棄された医療ステーションから医薬物資を回収する任務に志願した。しかし、ブリッジャー、レン、オレリオスはこの任務で2人の新しい尋問官、セヴンス・シスターフィフス・ブラザー遭遇した。彼らが尋問官の攻撃を切り抜けて戻って来た時、ジャラスはレックスとデジャリックの対局をしていた。他の反乱者たちと同様、ジャラスは尋問官が他にもいたことに衝撃を受けた。[28]

また別の日、ブリッジャーがレックスのもとで射撃訓練を受けていた時、ジャラスはジェダイの訓練を優先すべきだと主張して老クローンと口論になった。彼らはブリッジャーがジェダイか兵士かについて議論したが、本人はそんな2人に嫌気がさし、どちらになるのも嫌かもしれないと愚痴をこぼした。その後、コマンダー・サトーから<ゴースト>のクルーに連絡が入り、エネルギー危機に苦しむ惑星リンの住民のためにパワー・ジェネレーターを手に入れて欲しいと指令が下った。ブリッジャーはひょんなことから他の仲間とはぐれてホンドー・オナカーという名の海賊と出会い、短い冒険の末、パワー・ジェネレーターを手に入れて戻ってきた。途中、ブリッジャーは役目を放棄して海賊になりたいという誘惑に駆られたが、師匠のもとに戻り、現在の自分の姿を再確認できたと語った。[29]

アイバーの封鎖

「よくやったな、ヘラ隊長」
―ケイナン・ジャラス[出典]
Jun Sato and Quarrie.jpeg

アイバーの作戦を成功させた後、フェニックス艦隊と合流した反乱者たち

反乱軍は帝国に封鎖された惑星アイバーに食料を届けようとしたが、CR90コルベット輸送船1フェニックス・リーダーを失って敗走した。レックスは惑星シャンティポールに住む帝国嫌いの技術者クアリーに会えば、封鎖を突破可能な高火力の試作型スターファイターが手に入るかもしれないと提案した。シャンティポールは航行困難な惑星として有名で、ジャラスは優れた操縦技術を持つシンドゥーラをモン・カラマリの技術者のもとへ送った。しかしアイバーの食料危機は一刻の猶予も許さない状況に陥っていたため、ジャラスはシンドゥーラの帰還を待たず<ゴースト>で2度目の突撃を試みた。[30]

<ゴースト>とフェニックス艦隊はエージェント・カラス指揮下の艦隊に苦しめられた。作戦の失敗が危ぶまれた瞬間、シンドゥーラとレンの乗るプロトタイプB6(通称ブレード・ウイング)が戦場に到着し、合成ビーム・レーザーで帝国軍のアークワイテンズ級軽クルーザーを沈めた。<ゴースト>は封鎖を破ってアイバーの大気圏に達し、イーシュ・ファムの抵抗勢力に食料品を投下した。アイバーの作戦が成功した後、コマンダー・サトーはジャラスからの提案を受け入れ、シンドゥーラを新しいフェニックス・リーダーに任命した。[30]

インターディクターへの潜入

「ありがとう」
「いや、いいんだ」
―レックスとケイナン・ジャラス[出典]

ジャラスとレックスの口論に嫌気がさしたブリッジャーは、コマンダー・サトーに同伴して<リベレーター>に乗り込み、行方不明のパトロール艇を探すためデル・ゼニス星系へ向かった。彼らはこの星系でインペリアル・インターディクターと遭遇し、重力井戸発生装置に捕捉され、救難メッセージを送った直後に拿捕されてしまった。シンドゥーラはジャラス、レックス、チョッパーを救出チームのメンバーに選んだ。彼らは盗んだ帝国のシャトルS257クルーザーに接近し、レックスが記憶していた緊急プロトコルで着艦許可を取り付けた。ジャラスとレックスはストームトルーパーに変装して艦内に潜入し、マインド・トリックで見張りの兵士を欺いた。彼らは監房ブロックにたどり着いたが、既に自力で拘束を解いてたブリッジャーは、駆け込んできた2人を本物のトルーパーと勘違いしてスタン・ビームを撃ってしまった。[31]

Stealth Strike ep guide.png

ストームトルーパーに変装してブリッジャーたちの救出に駆け付けたジャラス、レックス

2人が意識を取り戻した後、ブリッジャーとチョッパーはインターディクターの重力井戸発生装置に細工を施すため別行動をとった。ジャラスとレックスはコマンダー・サトーのクルーを解放し、<リベレーター>のハンガーを目指して艦内を移動したが、大勢のストームトルーパーと出くわした。レックスは仲間が逃げる時間を稼ぐためひとりで敵を引きつけた。ジャラスはブリッジャーとチョッパーに<リベレーター>へ向かうよう指示し、自分は“友人”のレックスを救うため艦のブリッジへ向かった。彼はストームトルーパーに変装してブリッジに紛れ込み、ブロム・タイタス提督拷問を受けていたレックスを救い出した。ジャラスとレックスは脱出ポッドでインターディクターを離れ、サトーのコルベットに回収された。インペリアル・インターディクターの重力井戸発生装置は一時的に<リベレーター>を捕えたが、チョッパーの細工で暴走し、2隻の帝国軍軽クルーザーを引き寄せて衝突した。インターディクターと軽クルーザーは爆発で粉々になり、<リベレーター>は重力から解放された瞬間にハイパースペースに飛びこんだ。任務を終えた後、レックスはジャラスに礼を言った。作戦中、レックスが仲間を救うため自らを犠牲にしようとしたことに感銘を受けたジャラスは、老クローン兵からの感謝の言葉に敬礼で応えた。[31]

タコーボの対決

Editicon.png このセクションは不完全です。記事の編集が求められます。

個性と特徴

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ジョーベンT-85スピーダー・バイクに乗るケイナン・ジャラス

幼い頃、ケイナン・ジャラス(当時の名はケイレブ・デューム)は好奇心旺盛な少年で、あまりにもたくさんの質問をするため仲間の訓練生たちから馬鹿にされるほどだった。しかし、マスター・ビラバはその知りたがりな性格に惹かれて彼をパダワンに選んだ。ビラバはデュームの生まれ持っての好奇心をからかい、弟子が自分以外の者を質問攻めにした時には注意することもあった。若い頃の彼は向こう見ずな性格で、後さき考えず危険に飛び込んでいった。彼はマスターを軽視する発言に腹を立て、「子ども」と揶揄されていた。また、彼は神経質になった時に髪をかき上げる癖があった。

オーダー66を生き延びて以降、ジャラスはめったに自分の過去を語らない秘密主義者になった。その日暮らしの生活をしていた頃のジャラスは、落ち着きがなく喧嘩っ早い性格だった。彼は一匹狼で近づきがたい人間のようにも見えたが、優しさや正義心を内に秘めていた。ゴースでヘラ・シンドゥーラに出会うまで、ジャラスの人生における唯一の目的は生き延びることだった。失われた生き方を取り戻すため戦いに加わるようシンドゥーラに説得され、ジャラスは反乱者たちのリーダーになった。この頃、ジャラスは勇気や名誉心、忍耐を再び取り戻した。ジャラスとシンドゥーラの関係はのちに恋愛へと発展した。

ジェダイ・オーダーの崩壊以来、ジャラスは根無し草のような感覚を抱き続け、シニカルで生意気な一面を持ち、ナンセンスな礼儀作法に嫌悪感を示した。また、彼はユーモラスな冗談を言うことで知られ、ジョークのレパートリーが1,000ある等と言われていた。

クローン戦争が終わった時点でまだパダワンだったジャラスは、エズラ・ブリッジャーを弟子として育て上げる自信が無かった。自分自身の訓練が不十分であることを気にしていたジャラスは、ブリッジャーの教育をためらっていた。また、ジャラスはマスターを犠牲にして生き延びたことを引きずっており、大尋問官に指摘された通り、自分の力やライトセーバーを使うことに恐れがあった。しかし、ヴィジョンの中で“センチネル”と呼ばれるテンプル・ガード(かつての大尋問官)と戦った際、ジャラスは弟子を育てることに喜びを見出すべきなのだと気付いた。

クローン戦争時の経験から、ジャラスは軍事的な活動に関わるのを避けていた。<ゴースト>のクルーがフェニックス艦隊に加わった際も、ジャラスは軍隊の一員として戦争に参加することを嫌がった。また、ジャラスはビラバを死に追いやったクローン・トルーパーに強い憎しみを抱いていた。そのため彼は初め退役クローン兵のレックス、グレガー、ウルフを信頼できなかったが、最終的に彼らと協力して帝国と戦うことになった。レックスが反乱軍に加わった後も、彼はこのベテラン兵士とブリッジャーの訓練方法などを巡って何度も口論になった。2人の険悪な関係はしばらく続いたが、仲間の反乱者をインペリアル・インターディクターから救出する任務で協力し合った際、わだかまりが解けた。

力と能力

ライトセーバーの技術

Kanan Jarrus.png

ケイナン・ジャラス

ケイナン・ジャラスはマスターであるデパ・ビラバのもとでフォームIII戦闘型の訓練を積んだ。ビラバは第3のフォームにこだわりを持ち、ジャラスもその戦闘スタイルを踏襲していたが、尋問官はそんな彼を「出来の悪い生徒」と罵った。しかし尋問官と3回目の対決を行う頃にはその腕前にも磨きがかかり、尋問官自身もそれを認めていた。<ソヴリン>で繰り広げられた最後の対決では、ジャーカイ二刀戦術を使って尋問官を倒すほどに成長していた。ジャラスはフォームIII以外にもフォームVの技術を備え、ブラスターの弾丸を巧みに偏向していた。彼はセヴンス・シスターフィフス・ブラザーとの戦いを耐え抜いたが、彼らを倒すことはできなかった。

フォース能力

ジャラスはフォースのテレキネシス能力で尋問官を天井にくぎ付けにしたり、ストームトルーパーをライトセーバーの間合いまで引き寄せたり、複数の敵を押し飛ばすことができた。また、ジャラスはフォースを通じた知覚能力を備え、ロザルではエズラ・ブリッジャーの存在を探知し、スティジョン・プライムではルミナーラ・アンドゥリの気配を感じ取った。ジャラスはフォースを使って動物を手なずけることができ、ブリッジャーに手本を示すためロズ=キャットを飼いならした。また、その直後に行われた戦いでは弟子と協力して数匹のフィアノックを操った。

彼はフォースでジャンプ力を強化することができ、エージェント・カラスから逃げる時やAT-ATウォーカーの足元へ飛びこむ際にこの技術を使っていた。また、彼はストームトルーパーを欺くためマインド・トリックを使用した。オーダー66が実行される直前、当時パダワンのケイレブ・デュームはマスター・ビラバとの接触を通してジェダイ滅亡のヴィジョンを見た。

その他の能力

ジャラスは優れたパイロットだったが、ヘラ・シンドゥーラの方が自分よりも腕利きだと認めていた。銃器の扱いに長けていたジャラスは、ライトセーバーを起動すれば帝国の注意を引いてしまうため、ガンマンの武器であるDL-18ブラスター・ピストルを好んで使用した。彼は格闘戦にも優れ、スティジョン・プライムの任務では複数のストームトルーパーの武器を奪い、気絶させた。また、ジャラスは水中を泳ぐことができた。

ジャラスはベーシック言語を話し、バイナリーアイソリアン語を理解できた。

表記

アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』ではケイナンの本名がカレブ・ダムと表記されている。

登場作品

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 出典:Star Wars Rebels: The Visual Guide
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 出典:新たなる夜明け
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たちマスター救出作戦
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 出典:スター・ウォーズ:ケイナン1 ラスト・パダワン
  5. 出典:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  6. StarWars.com Kanan, the Cowboy Jedi - StarWars.com (バックアップ・リンク - Archive.org)
  7. 7.0 7.1 7.2 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たちジェダイへの道
  8. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち気まぐれドロイド
  9. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち戦いを呼ぶ者
  10. 10.0 10.1 10.2 出典:スター・ウォーズ 反乱者たち/反乱の口火
  11. 11.0 11.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち嘆きのドロイド
  12. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち魅惑のフルーツ
  13. 13.0 13.1 13.2 13.3 13.4 13.5 13.6 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち銀河に広がる火
  14. 出典:SWRM.png リング・レース反乱者たち マガジン 第1号
  15. SWRM.png 忍耐の学習反乱者たち マガジン 第2号
  16. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち候補生エズラ
  17. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち闇に光る目
  18. 出典:SWRM.png ジェダイの偽物反乱者たち マガジン 第3号
  19. 19.0 19.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち帝国の日
  20. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たちつのる力
  21. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たちギャンブラー
  22. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち希望のヴィジョン
  23. 23.0 23.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち反乱の呼びかけ
  24. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たちチームの絆
  25. 25.0 25.1 25.2 25.3 25.4 25.5 出典:スター・ウォーズ 反乱者たち/ロザルに立ちこめる暗雲
  26. 26.0 26.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち消えた戦士たち
  27. 27.0 27.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち共和国の遺物
  28. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち2人の尋問官
  29. 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たちジェダイと海賊
  30. 30.0 30.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち名パイロットの翼
  31. 31.0 31.1 出典:Rebels-mini-logo.png 反乱者たち潜入工作

関連項目

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