クワイ=ガン・ジン(Qui-Gon Jinn)は惑星コルサント出身の人間の男性で、銀河共和国後期のジェダイ・マスターである。マスター・ドゥークーのもとで修行を積んだジンは、統合のフォースの黙想に没頭する他のマスターたちとは異なり、いまこの瞬間に生きて直観に従うという哲学のもと、生けるフォースを求道していた。ジェダイ・オーダー内で一匹狼のマスターとして知られていたジンは、しばしばジェダイ最高評議会と対立した。彼はオビ=ワン・ケノービをパダワンとして訓練した。ナブー危機以前、ジンは死後も永遠に意識を保つ術を学び始めた。
トレード・フェデレーションが惑星ナブーを封鎖した際、フィニス・ヴァローラム最高議長は問題を平和的に解決するためジンとケノービを現地へ派遣した。事件を影から操作していたシス卿ダース・シディアスの指示のもと、フェデレーションはジェダイの特使を抹殺しようとしたが、ジンとケノービは惑星の地上へ逃げ延びた。間もなく、フェデレーションはナブーの侵略を開始した。ジェダイはパドメ・アミダラ女王を救出して惑星から脱出し、宇宙船の修理のためタトゥイーンに立ち寄った。ジンはこの地で夥しいミディ=クロリアンを備えたアナキン・スカイウォーカーという名の奴隷の少年と出会った。この少年がジェダイの予言にある“選ばれし者”に違いないと信じたジンは、ポッドレースの賭けで彼を自由の身にした。
コルサントに戻った後、ジンはスカイウォーカーをジェダイとして訓練する許可を評議会に求めた。評議会は年齢を理由に不許可としたが、ジンは彼らの許しが無くてもスカイウォーカーを自分の弟子にするつもりだと言い張った。その後、ジンとケノービはアミダラ女王に同伴して再びナブーに戻り、フェデレーションから惑星を解放するために戦った。ジンはシス卿ダース・モールとの対決で致命傷を負い、選ばれし者の訓練をケノービに託して息を引き取った。ナブーの戦いの後ジェダイ・ナイトに昇格したケノービは、師匠の遺言通りスカイウォーカーをパダワンにした。
クワイ=ガン・ジンは死後も霊体として意識を保ち、クローン戦争中にヨーダを教え導いた。ジェダイのグランド・マスターであるヨーダはジンの霊体から永遠の命の秘密を学んだ。ジェダイ・オーダーが壊滅した後、ケノービもまたジンから霊体化の術を教わった。ケノービはこの技術を使って次世代のジェダイであるルーク・スカイウォーカーに助言を与えた。
登場作品
|
参考資料
- スター・ウォーズ 100シーン
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- Qui-Gon Jinn - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Qui-Gon Jinn - 公式データバンク
脚注
- ↑ 出典:アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 出典:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- ↑ 3.0 3.1 出典: Qui-Gon Jinn - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑ 出典:スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
- ↑ 出典: クローン・ウォーズ – 犠牲