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クローン・トルーパー

出典: Wookieepedia

目次

[編集] クローン・トルーパー

 銀河共和国軍の兵士で、後の銀河帝国軍のストーム・トルーパーの前身でもある。声及び素顔の場面をテムエラ・モリソンが演じた。
 銀河共和国から最新鋭の兵器・戦闘機・装備を与えられ、超人的な能力を持つジェダイの指揮官が率いるクローン・トルーパーはクローン大戦中、銀河系の各地で行われた多くの戦いで煩雑な指令系統を持つ共和国軍を勝利に導き、銀河史上屈指の軍隊だと広く認識された。しかしそれと同時に、銀河史上稀に見る戦いの傷跡を銀河系の各地に残した。

[編集] 概要

 クローン・トルーパー計画は、クローン大戦に突入するまでの数年間、政治論争と陰謀の中で秘密裏に行われていた。

[編集] 軍隊創設

 共和国が軍隊を持つ法案の成立は確実視され、時間の問題といえた。パルパティーン議員に急遽与えられた大権によりもたれされるそれは、同時に多額の金員の移動をもたらし、それに伴う利権も多額の物となる。
 方の承認演説で、「増大する分離主義者の脅威に対抗するために、大々的な共和国軍」を創設する事を表明したが、そこには銀河市民のほとんどが知らない事実があった。惑星カミーノでは、すでにクローン軍の製造が秘密裏に進められていたのである。
 クローン・トルーパーは銀河史上服大のプロジェクトのために用意された。カミーノアンは、1回の大量生産ごとに製造される兵士を高品質かつ均-にすべく、最高度に厳しい製造手順を採用した。
 そもそもこのプロジェクトがどのように開始されたのか、その詳細は依然として闇の中であるが、ナブーの戦いの後まもなく、サイフォ=ディアスというジェダイ・マスターがカミーノに赴き、この歴史的な軍隊の製造を密かに依頼していたことが知られている。クローン大戦に先立つ数年間、独立星系連合やバンド・ゴラといったグループが、衰退する共和国の安定を脅かし始めたため、大規模な共和国軍の必要性がいよいよ明確になっていった。

[編集] カミーノアン~~クローン製造のエキスパート

 カミーノアンは自分たちの創造物に感情移入することがなく、徹底した滅菌手順と訓練手法を実施する理的なクローン製造業者であった。分析に基づいた客観的な効率性を得るために数世紀をかけて完成されたこれらの手法は、依頼者が意図するどのような目的にも適合する、高品質の「製品」を製造することができたのである。クローン・トルーパー計画において完成した見本は、遺伝子操作により、命令に従順で、良心や道義的なジレンマに陥ることなく、厳しい訓練の成果を充分に発揮するよう製造された理想的な兵士だった。

[編集] クローン製造法

 クローン・トルーパー計画を実行するには、ます遺伝子コードを抽出するオリジナルのホストを必要とした。カミーノのクローン製造者はサイフォ=ディアスから依頼を受けた後、ティラナスという男がオリジナルのホストとしてバウンティー・ハンター(賞金稼ぎ)のジャンゴ・フェットを選んだことを知る。フェットの生来の戦闘能力とすば抜けた持久力を考えると、これは最適の選択だった。
 契約の一部として、フェットはカミーノに留まってクローン軍の訓練プログラムの進展を監督することも承知する。さらに、戦闘効果を高めるため、クローン兵の武装は、彼が身につけているマンダロアの特別奇襲部隊の「ショックトルーパー」が着用している装甲服をもとに設計されることになった。それらの見返りに、フェットは多額の報酬を与えられたが、彼はそれだけでなく、変わった形態の報酬を要求する。それは、彼の技能と遺産を受けがせるための「子」遺伝子操作されない彼自身のクローンたった。
 ティポカ・シティのクローン製造施設では、主任研究員のコ・サイとプロジェクト・コーディネーターのトーン・ウィーの監視のもとに、未来のクローン兵士の第一群が生み出されようとしていた。特定の期間内に効率よく結果を得るため、クローンの遺伝子コードは体の成長速度が普通の人間の2倍となるよう組み替えられた。こうして、ナブーの戦いの後に依頼されたクローン製造の第1群は、たった10年間で完全に成長した20万のクローン兵として完成しさらに100万の兵士が生み出されようとしていたのである。
 主任研究員のコ・サイは、クローンの成長を早める遺伝子コードの組み替えに加え、標本(クローン)の知能形成も監視していた。微妙な設計変更によって独自の思考力を持ちならがも命令には服従するように仕込まれていた。そうした生物学的改良を90パーセント以上の成功率で実施できる科学者は、銀河でも数えるほどしかいない。これらはカミーノアンがプロジェクトの各段階で完璧を追求した結果なのである。
 最高のクローンを製造するには、クローンが情緒的に安定している必要がある。クローン・トルーパー・プログラムにおいて、このことはとくに重要だった。短期間で成長するクローンには、肉体的、精神的、情緒的なストレスがかかるため、精神に重大な悪影響がもたらされる可能性があったのだ。そこで、クローン一神的にバランスのとれた成人に成長させるために、人間の心理を研究していたトーン・ウィーは、開発の各段階でクローンのアイデンティティーを形成する総合的な研修教育プログラムをつくりあげる。これはクローンたちの情緒を安定させるために追加され、擬似共同体を維持できるような学習環境と慎重に一体化された。

[編集] 成長に伴う問題

 ティポカ・シティーを訪れたオピ=ワン・ケノービは、クローン・センターに案内された、ここでカミーノアンはさまざまな最新の心理学的手法を使い、軍隊に配属する完璧なクローンを生産していた。
カミーノアンのエッグ・ラボ(孵化場)で人工的に大量生産された胚から誕生したクローンは、短期間で命令に従う兵士見習いに成長した。クローンは新しい情報を吸収する能力を持ってはいたが、遺伝子操作によってあまりにも急激に成長させられたため、そうした情報を消化して理解する時間も通常の半分しかなかった。同様に人生体験も大幅に短縮され、実地の戦闘訓練を受ける時間もほとんどなかったのである。
 このような問題を補うため、カミーノアンは軍事知識に重点を置く学習プログラムを開発した。クローンの脳波を調整する特殊な訓練装置をつくり、簡単に命令を覚えられるようにしたのだ。
 戦士としての能力は遺伝子と実際の戦闘体験との両方に基づくものだと信じていたジャンゴ・フェットは、このような教育方法で優秀な兵士が製造できるのか懐疑的だった。とはいえ、自分の遺伝子を受け継いでいるクローンを訓練する方法については、カミーノアンよりもよく知っていたのである。彼は永年にわたる戦闘経験をクローン・トルーパーの訓練に生かした。白兵戦から射撃、宇宙船の操縦から、特徴的な白い装甲服をフル活用する方法までを伝授した。
 クローン・トルーパーの装甲服の色は階級を表している。黄色は司令官、赤色は大尉、青色は少尉、緑色は軍曹となっている。与えられた階級によっては高度な軍事戦略を教わるクローンもいた。こうした模範訓練や条件付けの方式を通して、クローン・トルーパーは自分たちがほとんど無敵だと信じ込むようになるのである。
 クローン製造時の各製造グループが完全に均質になるように、カミーノアンはあらゆる努力を払ってはいたが、特定クローンにわずかな生化学的特長の変化が起こり、調整プロセスで生じた異常を処理しなければならいこともあった。コ・サイが実施する科学検査の元にクローンたちは成長の過程において精密検査を受け、統制された訓練プログラムから逸脱していないかを判定される。
 企画から外れたクローンは調整処理を施されて、標準仕様に修正されるのである。
 再調整が出来なかったクローンは、適切に処置される。不良品が発見される確率は200体に7体である。
 10年後に完成したクローン製品はいつでも使用可能であった。クローン・トルーパー軍団は肉体的にも精神的にも他と見分けが付かず、今すぐにでも戦闘に参加して生き残るか死ぬかの準備が出来ていた。

[編集] 誕生

シスの復活が示唆されたナブーの戦いの後にジェダイ・マスターサイフォ=ディアスは、見えざる脅威から銀河共和国を守るため惑星カミーノに住む銀河一のクローン製造者のカミーノ人にクローンの軍団を密かに発注した。当時ジェダイ・オーダーと一定の距離を取っていたサイフォ=ディアスは極秘に計画を進めることを決意し、銀河元老院最高議長のパルパティーンにのみ真実を打ち明けたが、その後何者かによって殺害されてしまう。しかし、計画は続行しティラナスなる人物の斡旋で銀河最強の賞金稼ぎと言われたジャンゴ・フェットから遺伝子提供を受け、それを元にクローンは製造されたのである。

パドメ・アミダラ議員暗殺未遂事件の首謀者を追跡していたオビ=ワン・ケノービは事件究明のために訪れたカミーノで偶然にもクローン軍団の存在を発見し、報告を受けた銀河共和国とジェダイ・オーダーには衝撃が走った。折りしも軍隊創設案が提言されている中で独立星系連合の武力行使の可能性が急速に高まったため、共和国はクローン軍団をもって共和国軍を編制して惑星ジオノーシスに派兵。以後3年間続いた銀河規模の戦闘は「クローン大戦」と呼ばれる事となる。

[編集] 特徴

成長したクローンは遺伝子のホストであるジャンゴ・フェットとまったく同じ顔・体型を持ち子供の頃から成人するまでの間様々な軍事訓練を施されている。しかし、遺伝子に若干手が加えられており、通常の人間の半分の年月、約10年で成人し、自我が弱められどんな命令にも疑うことなく従う。だがドロイドとは比べ物にならないほど創造的思考と独立心を持っている。

そして全てのクローンには共和国と銀河元老院最高議長パルパティーンに対する絶対の忠誠心と、ジェダイの抹殺命令であるオーダー66が胎児の時から記憶されている(しかし、スピンオフ小説『暗黒卿ダース・ヴェイダー』では経験を積んだ一部のクローンがオーダー66を一時的に拒否しジェダイを逃がすシーンが描かれている)。

[編集] 装備・編成

彼等は認識番号によって互いを認識しており、下級の兵士は銃身の長いDC-15ブラスターライフルブラスターピストルで武装し、通信機や呼吸補助装置が内蔵された白いヘルメットをかぶり、温度調整ボディ・ローブの上に、体にぴったりとあう20ピースの白い装甲服を着ている。ペインティングによって階級が表されており、緑が軍曹(サージェント)、青が中尉(ルテナント)、赤が大尉(コマンダー)、黄が指揮官(キャプテン)である。

やがてクローン大戦が長期化すると、装甲服に施されたペインティングは階級ではなく所属部隊を表すようになり装甲服などの標準装備も改良され様々なクローン・トルーパーの特別部隊が創設された。代表的な特別部隊としては、惑星マイギートーでジェダイ・マスター・キ=アディ=ムンディ将軍を殺害した、クローン・コマンダー・バカラが指揮する多目的部隊「ギャラクティック・マリーン」、オーダー66を受けてダース・ベイダーと共にジェダイ聖堂を襲撃したクローンコマンダー・アポーが指揮する装甲服の随所に青い装飾の施された「第501大隊」、首都惑星コルサントの防衛・治安維持を主任務とし時にはパルパティーンの護衛を行う紅いペインティングが施された、クローン・コマンダーサイアの指揮する「ショック・トルーパー」等がある。

クローン兵の指揮官であるクローンコマンダーは育成過程で才能を見出され、特別な訓練プログラムを受け創造性と独立心を高めたクローン(戦争の長期化に伴って戦場で手柄を立てたクローンがコマンダーに出世することもあるが)がなり、クローン大戦の後半にはブライコーディダヴィジャンジャイガラーグリーアポーネイオサイアバカラなど自分の名前を名乗る事を公認された者もいる。ちなみに上記のクローンコマンダーは全員ARCトルーパーの隊長の1人「アルファ」から直接指導を受けている。

なお後にストームトルーパーに取って代わられるが、どのような経緯でクローン・トルーパーから変更されたかは今のところ不明。しかしエピソード3でヘルメットの形状がストーム・トルーパーの物に近づいた事から、クローン・トルーパーとストーム・トルーパーは装備と名前が変わっただけの同一の物との見解が濃厚である(日本での映画パンフレットにはこの趣旨の記述が存在する)。

[編集] トリビア

  • クローン・トルーパーは全てCGで作られたため、彼等の着ている等身大の装甲服や銃などの装備は一つも製作されていない。
  • ジョージ・ルーカス監督は『エピソード2』でのクローン・トルーパーの戦闘時の動きに不満をもっており、『エピソード3』ではNavy SEALsの元隊員の動きをベースにしてCGで劇中のクローン・トルーパーの動作を作成した。その結果、作中でのクローン・トルーパー達の動作は非常に軍人らしいものになり、実在の兵士の動きと大差ないものになったと言える。(もっともこの演出の為、エピソード3を見てからエピソード2を見るとクローン・トルーパー達の動きに大きな違和感を覚える視聴者が多くなったが)。

[編集] 関連項目