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「あの名前はおれがつけたんだ。だが、それは物語の一部さ」
―クイップ・ファーギル[出典]

クイップ・ファーギル[1](Quip Fargil)はもと共和国再建のための同盟パイロット。<ミレニアム・ファルコン>を所有していたこともあり、このYT-1300軽貨物船の命名者でもある。のちにヴェク・ニミム[1](Vec Minim)を名乗った。

経歴

宇宙船泥棒

クイップ・ファーギルは反乱同盟軍の、惑星テュエルトを本拠地としていたグループに属していた。彼らはモン・モスマなどいろいろな人々の命令を受け取っており、一度はガーム・ベル・イブリスの命令を受けたこともあった。しかし、彼らに実際に会ったことはなかった。[2]

テュエルトでは、ファーギルはゼン・ビエンというサラスタンの女性と共に宇宙船泥棒をしていた。ファーギルは泥棒のコツを彼女から学んでいたのである。だが、自分が反乱軍に加わったことを、ファーギルはビエンに黙っていた。10 ABY、ファーギルはそれまでに2度、ビエンに泥棒の仕事を依頼していたが、このとき3回目の依頼を行った。このときの仕事は、まず最初に反乱軍のための宇宙船をニラッシュIIIの帝国軍押収施設から回収することであった。ナー・シャッダ犯罪者から没収されたというこのYT-1300貨物船は、<セカンド・チャンス>という船名だった。反乱軍の任務だとは教えず、ファーギルはビエンに貨物船はトゥングラ宙域で分解して部品を売りさばくのだと説明する。[2]

ニラッシュ星系に到着した彼らは、手引きのために雇った帝国軍の兵士からフリムジプラストの地図を受け取った。この内通者が6ヶ月かけて練った計画のおかげで、彼らは独立星系連合の戦艦なども格納していた無重力停泊ステーションへと侵入する。ビエンの技術のおかげでYTに乗り込み、ファーギルたちはVウイングのパトロールをすり抜けサイザー・ランへと脱出した。スリルーアに到着したふたりは、ヴァーパインルーフキンと合流した。ルーフキンはファーギルを反乱グループに誘った相手だったが、これもまだビエンには秘密だった。ルーフキンはYTに<ゴーン・トゥ・ピーシズ>(“ばらばらになっちまった”の意)という新しい名前と、そのコンピューターの書類を用意していた。[2]

ファーギルの次の目標はヤリス星系帝国軍の新型のインターディクター艦だった。ファーギルは雇ったスクイブジャワチャドラ=ファンを<ゴーン・トゥ・ピーシズ>の秘密の仕切り板の下に隠し、出発する。コレリアン・トレード・スパインではなくヤリスを通過する理由をビエンにうまくごまかした後、ファーギルは星系を通過し、目的のインターディクター艦のトラクター・ビームに捕まった。ファーギルは積荷のない貨物船だと帝国の将校に説明し、極上のブランデーとタバックを彼らに渡すことで、しばらくインターディクターに留まる許可を得る。このとき、ルーフキンとファーギルは、ビエンに自分たちの本当の目的が帝国戦艦のハイパードライブであること、そして1年以上前から反乱グループに加わっていたことを明かす。彼女は反乱活動に加わる気はないと言いながらも、しぶしぶ協力する。こうして彼らは目的を達成してインターディクターから逃げ去ったのである。1日後、トゥングラ星系に到着したファーギルたちは、2週間ほどかけて盗んだ部品を<ゴーン・トゥ・ピーシズ>に取り付けた。中央コンピューターも取り替えられ、ハイパードライブはクラスIにアップグレードされた。その後、ビエンとルーフキンと彼で、改造後最初のハイパースペース・ジャンプが行われた。このとき、ファーギルはこの宇宙船の新しい名前をひらめく。それがミレニアム・ファルコンである。この名前にはバット=ファルコンのように速く、1,000年(ミレニアム)も生き延びられるほど回復力がある、という意味が込められていた。ファーギルは以降<ミレニアム・ファルコン>を自分の船として使用した。[2]

ファルコンの船長

当初、<ファルコン>はフォンドアオード・トラシヤガ・マイナーといった惑星の造船所の奇襲作戦に使われるという計画があった。だが、詳細な検討の結果、ファーギルと宇宙船はビルブリンギ星系というもっと大きな標的を攻撃することとなる。<ファルコン>の目標はビルブリンギ造船所をできるだけ広範囲に破壊することだった。だが、ターボレーザーを使うのではなく、バラディウム核分裂装置を使って特攻し、爆撃するという作戦内容だった。任務で死ぬと決まっていたわけではなかったが、命の保障はない任務だった。だが、<ファルコン>と10ヶ月近く過ごしただけで、ファーギルは自分ではなく<ファルコン>が粉々になることに耐え切れなくなっていた。彼は目標まであとジャンプ一つというところで作戦を諦め、<ファルコン>のために反乱同盟軍の勝利を棒に振った。彼はバラディウムの爆弾を宇宙空間に捨て、アウター・リム・テリトリーへと向かうことにする。[2]

外縁領域での最初の寄港地、ヴァセドは結局彼の最後の寄港地になった。ファーギルは反乱グループが裏切り者の自分を必ず探しに来るだろうと考え、この惑星に留まることにしたのである。そんな中、ファーギルは医療組織を率いていた美しい女性、パーレイ・ソープと出会った。帝国の犠牲になっている人々を救うソープたちを見たファーギルは、<ファルコン>をあきらめ、この宇宙船を彼女に寄贈することを決意する。[2]

その後、ファーギルはヴァセドでヴェク・ニミムという名前も使って暮らしていた。彼の家の周囲には地雷が埋められており、警告の立て札まで立ててあるという警戒ぶりだった。43 ABY、そんな彼の家をトーブ・ジャダックフリッチャー・ポステが訪れた。彼らはコルサント・ジャーナルの人物を装っていたが、実はジャダックはファーギルより以前に<ファルコン>の船長をしていた男だった。そして同時期、ハン・ソロレイア・オーガナ・ソロアラナ・ソロC-3POがまさにその<ファルコン>でヴァセドを訪れていた。ソロもジャダックも自分の宇宙船の歴史を追い続けていたのだ。銀河共和国時代銀河帝国統治期、そして43 ABY時点での<ファルコン>の船長がこの惑星に集まっていたのである。だが、ファーギルはジャダックに自分の経歴を語り、ソロには会わなかった。代わりに、ジャダックがファーギルを装ってソロと出会い、<ミレニアム・ファルコン>命名者の経歴が伝えられたのだった。[2]

登場作品

脚注

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