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この記事は人物を扱っています。 あなたが探しているのは宇宙船かもしれません。
「われわれが滅ぼされれば――われわれが全員死んでしまえば――勅令の思想も理念も、われわれとともに滅びてしまうのだ。だが降伏すれば、その理念を生かしつづけることができる。そして、もしも新共和国が自滅した暁には、再び立つことができるのだ。そのころには、銀河もわれわれを受け入れてくれるかもしれん」
―ギラッド・ペレオン[出典]

ギラッド・ペレオン[1](Gilad Pellaeon)は人間男性で、銀河共和国銀河帝国インペリアル・レムナント、そして銀河同盟艦隊に献身的に仕えた宇宙軍将校。帝国の残存勢力の指導者となり、銀河同盟艦隊でも最高司令官を務めた。ペレオンは共和国のジュディシアル・フォースでキャリアを開始し、クローン戦争ではアサルト・シップレヴェラー>の艦長に上り詰めた。ペレオンは宇宙軍に強い愛着を抱き、軍隊で有名人になった。やがて彼は、帝国のスター・デストロイヤーキメラ>に配属される。

ペレオンはエンドアの戦いで<キメラ>の指揮を執り、軍に退却の命令を出した。ペレオン艦長は依然として艦隊内の著名人だったが、やがてスローン大提督が帝国に帰還すると、ペレオンは彼の副官として旗艦<キメラ>を指揮することになった。ペレオンは、新共和国に対して軍事作戦を優位に展開したスローンに尊敬の念を抱いていたが、大提督はビルブリンギの戦いで暗殺され、ペレオンはまたしても部隊に退却を命じることになった。スローンが死に、復活した皇帝パルパティーン敗北した後、帝国の組織はペレオンの周りで崩壊を開始した。トルーテン・テラドク軍将の副司令官になったペレオンだったが、帝国の軍閥主義に終止符を打ち、帝国を再編するというナタシ・ダーラ提督のヴィジョンに共感し、軍将から離反した。そしてペレオンは、インペリアル・レムナントの形成に際して重要な役割を演じた。

ヤヴィン4敗北したダーラは、レムナントの指揮権をペレオン提督に譲り、彼を帝国艦隊最高司令官にした。ペレオンは艦隊を再建し、数々の戦役で新共和国と戦ったが、レムナントの資源が枯渇していたために、何度も敗北を経験した。19 ABY、ペレオンは帝国が生き残るためには休戦を受け入れるしかないと決断し、モフ評議会を説得して新共和国と和平協定を締結した。数年後、帝国の首都惑星バスティオン外銀河からやってきた侵略者ユージャン・ヴォングの手に落ちた際、ペレオンは帝国艦隊からの絶対的忠誠心を利用し、モフたち伝統主義者の抵抗をよそに、帝国残存勢力を銀河同盟に加盟させた。この決断は、銀河同盟がユージャン・ヴォング戦争で勝利を収めることができた要因のひとつだった。

戦争終結後、ペレオンは引退したが、銀河同盟防衛艦隊の最高司令官だったシーン・ソウヴが殺害された後、その後継者として軍隊に復帰した。長年の軍務で培った技能を発揮し、ペレオンはキリック戦争第二次銀河内戦の序盤で銀河同盟軍を率いたが、最終的に再び軍を退いた。その後彼はインペリアル・レムナントの指導者に返り咲いたが、41 ABY、銀河同盟内部のジェイセン・ソロの派閥に協力することを拒んだため、惑星フォンドア上空でタヒーリ・ヴェイラに暗殺された。

経歴

ペレオン艦長

共和国宇宙軍

Corellia-TOR

ペレオンの故郷、コレリア

ギラッド・ペレオンは51 BBY惑星コレリアで生まれた。彼がコレリアを離れた正確な時期は不明だが、彼には故郷で過ごした記憶が残っていた。しかしペレオンが成熟期の大半を過ごしたのは、銀河共和国首都惑星コルサントである。コルサントに愛着を持っていなかったペレオンは、このエキュメノポリスを自分の家とは考えず、むしろこの星を離れることを楽しんでいた。宇宙軍将校になるという大きな野心を抱いていたペレオンは、エリートのライサル・アカデミーに入学を志願した。まだわずか15歳だったペレオンは入学年齢に達していなかったが、適切な歳であるというデータを偽造した。ペレオンの入学は認められたため、この偽造はどうやら発覚していなかったと思われる。ペレオンの学歴は平均以上だったが、飛びぬけて優れていたわけでもなかった。彼はクラスで3番目の成績で卒業した。

特に目立たない卒業生だったペレオンは、少尉として共和国のジュディシアル・フォースに加わった。彼の最初の任務は、惑星ギャヴリンに物資を運ぶ船団の護衛船を指揮することだった。船団がギャヴリン上空で海賊の攻撃を受けた際、ペレオンは磁極の近くを飛ぶことで海賊の宇宙船センサーを免れ、敵の手を逃れた。海賊が輸送船に乗り込み始めたとき、ペレオン指揮下の護衛船は隠れていた場所から海賊船を急襲し、それらを破壊して輸送船団を救った。彼の早い判断力は上官たちに感銘を与えた。ペレオンの経歴がそれまで目立たないものだったことも手伝ってか、上官たちは一連の昇進で彼の活躍をたたえ、若者は急速な昇格を果たした。27 BBY当時、ペレオンはアウトバウンド・フライト・プロジェクトのうわさを耳にするほど高い階級に就いていたが、その詳細を知るほど上層部にいたわけではなかった。

ペレオンには女性を見る目があり、度重なる偶然の関係や出会いを深い関係に発展させていた。彼の上官はこうした人物関係を不適切なものだと考え、宇宙軍上層部への昇格から彼を遠ざけていた。22 BBY当時、ペレオンは共和国情報部スパイであるハリーナ・デヴィスと良い関係にあり、彼女にとても夢中になっていた。ペレオンとデヴィスは互いの関係を隠し、可能な限りふたりで一緒に過ごすようにしていた。ペレオンは個人用のヨットを所有し、しばしば彼女を連れてセーリングを楽しんでいた。

共和国と独立星系連合の間にクローン戦争勃発した際、ジュディシアル・フォースは共和国宇宙軍へと再編成された。大佐になっていたペレオンは、アクラメイター級アサルト・シップレヴェラー>の指揮を執った。彼は共和国グランド・アーミーに仕えるクローン・トルーパーたちが一体どこからやって来たのかと疑問に思っていたが、同時にこのプロの兵士たちとともに働くことを楽しんでいた。ペレオンは、側近のメリオネス中尉が地位を獲得できたのはコネのおかげだと判断し、この男のことを嫌っていた。部下たちはペレオンに身を任せていたが、彼は部下と自分の間に必要以上に多くの違いをつくろうとはせず、乗組員たちに団結を望んでいた。そのためペレオンは、プライベートのシェフを使うといった指揮官としての贅沢を辞退していた。

戦争勃発から数か後、<レヴェラー>はケムラ・ヤードで改造を施され、先進的な震盪ミサイルを取り付けられた。この試作型システムをテストするため、ペレオンはダンタス宙域で3間にわたる<レヴェラー>の慣らし航海を行った。ペレオンは、任務に同行したクローンの将校、キャプテンCT-7567(通称“レックス”)と友好的に接していた。ペレオンは、レックスが船の級種について教える目的で、新設された第501軍団のトルーパー数名とアソーカ・タノ(レックスの指揮官、アナキン・スカイウォーカー将軍パダワン)らを<レヴェラー>に連れてくることを許可した。ペレオンはチーフ・エンジニアラミンと改修について話し合い、新しい装備の問題点について一覧表を作った。

分離主義勢力の艦隊が付近の宙域に出現した際、ペレオンは部下のルマン中尉から報告を受けた。敵艦隊は、すぐにファス星系に姿を現した。周辺区域唯一の共和国軍として、ペレオンは相手を調査する必要性があると感じた。船はまだ戦闘に入れる状態になかったが、ペレオンは監視可能範囲へと船を移動させた。彼らはそこで、貨物船ウーキー・ガンナー>から接触を受けた。その船に乗っていたジェダイ反体制派のリーダー、ジェダイ・マスタージン・アルティスは、惑星ジャンファサルにいる共和国情報部のエージェントから遭難信号を受け取ってやって来たのだと説明した。用心深いペレオンは、共和国情報部にエージェントの存在を確認させた。裏をとった後、ペレオンはエージェントを回収する任務のため、レックスの第501軍団のトルーパーを唯一の地上部隊として使い、アルティスと彼の訓練生であるガイス・エリスカリスタ・マサナを自分の船に移送させることに同意した。この決定を下した後で、ペレオンはジャンファサルにいるエージェントがハリーナ・デヴィスであることを知った。ペレオンはすぐに彼女のことを心配し始めたが、私情が任務の妨げになることを考慮し、自分の利害の対立をはっきり公言するべきかもしれないと感じた。

クローン兵とタノ、アルティス率いるジェダイたちは、デヴィスを救出するために攻撃を開始する。クローン・トルーパーのヴィアが戦したことを除けば、彼らは比較的スムーズに任務を進めていた。救出が成功した際、スカイウォーカー将軍V-19トレント・スターファイターに乗って到着し、彼らの脱出を援護した。仲間のシャトルがドックに入る前に、<レヴェラー>は敵船の接近を受け、相手を分離主義勢力の軽クルーザー<ディスコード>と特定した。しかしアクティブ・センサーによる解析で、敵船の正体は偽のトランスポンダー・コードを使用したデストロイヤー<リーパー>であることが判明する。予想よりも重武装で動きも速い敵艦が重大な脅威となることを理解したペレオンは、震盪ミサイル・システムを使う必要があると決断した。共和国の暗号は破られていると判断したペレオンは、通信に沈黙を命じ、<レヴェラー>を星系外へとジャンプさせた。彼は<リーパー>を回避するため、別の方角からファス星系に戻るつもりだった。

しかし<レヴェラー>は予定外の宇宙空間に出現してしまい、作戦はうまくいかなかった。新型システムのテストを手助けするため乗船していた、造船所の民間契約者ベンブは、宇宙船の中央クロノメーターの不具合が原因で、他の複数のソフトウェアが不調をきたしていると診断した。システムを再起動するためには6時間かかるため、ペレオンはジャンファサルへのハイパースペース・ジャンプを手動計算で行うよう部下に指示した。準備を待つ間、アルティスのジェダイ訓練生が乗る<ウーキー・ガンナー>が再び<レヴェラー>に接近した。彼らのリーダー、アッシュ・ジャーヴィーは、宇宙軍司令部の暗号が破られたことと、新しい暗号が支給されたことを報告した。また、彼らは宇宙船のナビコンピューターフォースの力を使うことで、<レヴェラー>をジャンファサルへと問題なくジャンプさせた。スカイウォーカーと救出チームは、<レヴェラー>が姿を消した後、一度ジャンファサルに戻っていた。ペレオンたちが星系に戻った際、彼らは再び脱出を試みている最中だった。彼らは分離主義勢力の2隻の宇宙船に追跡されながら、盗んだCR-20輸送船で<レヴェラー>にドッキングしようとした。ペレオンは2隻の分離主義勢力デストロイヤーに正面から向かい合い、衝突する直前に最初の1隻を破壊したが、このときのダメージで相手のハイパースペース・ジャンプを阻止できなくなってしまった。<レヴェラー>に回収されたマサナは、震盪ミサイル発射と問題修繕のために、フォースを使って故障したターゲティング・コンピューターに侵入した。彼女はミサイル発射に成功し、分離主義勢力艦隊をほぼ壊滅させ、残った敵船も撤退した。

ペレオンはデヴィスを尋ねたが、彼女はトルーパー・インスが医療ベイで命を落としたことで取り乱しており、救出任務のために2名の兵士が死んでしまったことに気が咎めていた。その後再びデヴィスと話をしたペレオンは、弾圧的なジャンファサル政権を手助けするよう命じられたことで、彼女が共和国に対して幻滅を感じていることを知る。彼女はむしろ、分離主義勢力と手を結ぶ革命家たちを好ましく思っていた。彼女は共和国情報部を密かに離れ、人生を正すつもりだとペレオンに打ち明けた。デヴィスは自分を探す手段をペレオンに残していった。ペレオンは愛する女性を失ったことで悲嘆に暮れたが、彼女の感情を変えることは出来ないことを受け入れた。

Gilad3

マーソンの戦いにて、ペレオン

クローン戦争勃発からおよそ16か月後、ペレオンは小規模な艦隊を指揮し、ジェダイの将軍ロナー・キムが行っていたマーソン侵略軌道からサポートした。しかしこの攻撃は、厄介なキムを排除するために最高議長パルパティーンが仕組んだ罠だった。情報部は敵の戦力を極めて過小評価しており、ペレオンは指揮下の宇宙船を失わないようできるだけのことをした。そのため彼は、地上で釘づけにされているキムやトルーパーたちに援護を提供できなかった。実際、戦いを完全な敗北と判断したペレオンは、地上の兵士たちを救うために全滅するよりも宇宙船を確保する方がよいと判断し、撤退を指示した。キムのパダワンであるタップ=ナー=パルは憤り、ペレオンに役目を果たすよう命令したが、彼にはペレオンに指示を出せるだけの権限はなかった。キムもペレオンの状況判断に同意し、撤退を承認した。キムはスターファイターに乗っていたタップ=ナー=パルにペレオンとともに退却するよう命じたが、マスターに逆らったこのパダワンは戦死してしまう。マーソンから撤退したペレオンは、その後もクローン戦争の戦闘に参加する。同月、ジェダイ将軍マス・ミサーの指揮下に入ったペレオンは、共和国が惑星ガフティカーの鉱物資源を確保できるよう、マリットの民の反乱活動を支援するために<レヴェラー>で現地に向かった。ペレオンの小規模な機動部隊は惑星上空で分離主義勢力の部隊と交戦し、マリットに支援部隊を派遣した。彼らは犠牲を最低限にとどめて戦いに勝利した。

クローン戦争中、ペレオンはクローン・トルーパーに対して尊敬の念を抱くようになった。彼は艦隊に仕える他の多くの人々とは違い、クローン兵を完全な人間とみなしていた。のちの時代、ペレオンはクローン戦争で不安定なクローンを相手に戦った経験を思い返していた(彼はクローン戦争の最後の数か月に、共和国がモーグカイのクローン兵団と戦ったサルーカマイ包囲戦に参加していた可能性がある)。

帝国のもとで

「あのころのことは、わたしもよく覚えている。ある意味では、思いだしたいことではありませんな」
レイア・オーガナ・ソロに対し、ギラッド・ペレオン[出典]
初期の活動

クローン戦争の終結に伴い、銀河元老院ではパルパティーンが初代皇帝となり、共和国は銀河帝国再編された。ペレオンは、新しい帝国宇宙軍で軍役を続けた。間もなくインペレーター級スター・デストロイヤーが軍隊に導入され、ペレオンもそのうちの1隻、造船されて間もない<キメラ>に配属された。彼はこの船に司令部員として乗り込み、間もなく船の副司令官になった。帝国の形成から数年の間に、<キメラ>は惑星キャッシークでの奴隷化任務を遂行し、ペレオンもこれに参加していた。この頃、ペレオンはグランドモフウィルハフ・ターキンダース・ヴェイダーファーマス・ピエット提督、そして皇帝パルパティーン本人など、有名な人物のもとで活動する機会を得ていた。

共和国の時代、ギャヴリンでの一件や、クローン戦争で小規模な機動部隊を指揮して昇進していたおかげで、ペレオンのキャリアは比較的有望なものだった。しかしニュー・オーダー体制のもとで、彼の昇進は一見停滞していた。ペレオンは艦隊の中で昇進することなく、およそ20年間<キメラ>で副司令官を務めていた。しかしペレオンのキャリアが完全に低迷していたわけでもなく、9 BBY大オルデラニアン集会に参加した際には、ベイル・プレスター・オーガナが彼のことを前途有望な将校として10歳の娘に紹介していた。しかしペレオンは依然として<キメラ>での地位から移っていなかった。のちにペレオンは、パルパティーンの帝国のもとでの日々を、愛着を持つことなく記憶にとどめていた。しかし当時のペレオンも、帝国から離反するほど、パルパティーンに対する明白な不満を抱えていたわけではなかった。ペレオンにとっての政府に対する不満は、パルパティーンの右腕であるダース・ヴェイダーのふるまいだった。指揮下の将校をあまりにたやすく処刑してしまうヴェイダーは、ペレオンを含む多くの艦隊将校の間に怒りを生んでいた。そして多くの将校がパルパティーンのデス・スターのことをよく思っておらず、この超兵器が艦隊の立場を脅かす能率の悪い存在だと考えていた。しかし総体的に見たペレオンの忠誠心は揺れ動かなかった。独身のまま人生を送ったペレオンは、宇宙軍を自分の家族としてみていた。しかしこの頃、ペレオンはハリーナ・デヴィスと再会し、マイナー・デヴィスという子をもうけている。また、ペレオンは別の女性との間にヴィター・リージという子がいた可能性もあるが、ペレオンはリージとの関係を認めていなかった。

宇宙軍に対するペレオンの献身的姿勢は、彼が部下たちに求めることに如実に表れていた。彼は部下たちに、帝国宇宙軍の将校としての名誉や辛抱に値する品位、規律、効率性を求めていた。彼は<キメラ>のクルーにだらしなさや効率の悪さ、なまけた態度を許さず、自らの職業軍人としての感覚やプライドを艦隊の者たちにもしみこませていた。

ポルンの事件

0 ABY、<キメラ>でカロー・ドルサン艦長の副司令官を務めていたペレオンは、未知領域軍将ヌソ・エスヴァに対して展開された、帝国のスローン上級大佐の作戦に関わった。スローンは、優れた戦略的才能を持つエスヴァが未知領域で影響力を拡大した場合、銀河系全体に対する脅威になり得ると考えていた。そしてそれはまさに、エスヴァがカンドラス宙域の首都ポルン・メジャーで計画していたことだった。エスヴァは宙域の総督バイダー・フェロウズ反乱同盟軍への支援を行わせるため、総督の妻と娘を誘拐するよう命じた。そうすることで、エスヴァは皇帝にフェロウズを処刑するためのエージェントを派遣させた。また、エスヴァは反乱同盟軍のヴェスティン・アクスロン大使(彼は帝国に対して故郷オルデランの復讐を求めていた)の協力を獲得していた。アクスロンを利用してフェロウズの死の責任を反乱軍のルーク・スカイウォーカーにかぶせれば、帝国軍はポルンをめぐる事件に介入せざるを得なくなり、エスヴァ自身の計画からも注意がそれるという企みだった。

PellaeonCCG

<キメラ>に乗るペレオン

しかしエスヴァの最終的な目的は、スローンの打倒、あるいは少なくともスローンの評判を落とすことにあった。そのためエスヴァは、補佐官のソローを引き連れ、“オド”の身分で<キメラ>に招かれた。ペレオンはこのゲストの正体を知らなかったが、ケイズリス級軽貨物船サラバンズ・ホープ>で襲撃者を追跡・討伐したオドの戦術的才能を称賛した。ペレオンは、デミトリウス・ザーリン大提督がインペリアル級スター・デストロイヤー<プレドミナント>で航行しているアウター・リムの区域へとオドを運ぶという指令を、自らの判断で撤回した。ペレオンは、ドルサン艦長がオドの部屋にある生命維持装置のフェロモンを分析することでオドの種族を特定しようとしたことに軽い驚きを覚えた。これはドルサンの権限を越えた行いだったからである。この試みは失敗に終わるが、やがてペレオンもドルサンと同様にオドの正体に興味を持つようになった。ドルサンとペレオンは<キメラ>の乗組員にオドとソローを監視させ、彼らの動きや食習慣さえ見張らせた上で、アクセスできる限りのファイルでオドに関連する資料を探した。

オドを乗せた<キメラ>は、ポルン星系に到着するまでにいくつかの場所に立ち寄った。旅の途中、ペレオンはソローと話そうとしたが、彼やオドに関する有益な情報は何も得られなかった。その後、ペレオンは情報を得るためにオドを学ぼうと、(本来もっと低い階級の将校がすべき仕事だと思いながらも)機材を運搬するオドの手伝いをした。ペレオンはあまり多くのことを学べなかったが、オドはソローの過去について説明した際にアーカニアンの伝説であるサラバンの歌に言及し、ペレオンの注意を引いた。この会話と、オドの秘密主義的な性質から、ペレオンはオドの正体がアーカニアンの犯罪者なのかもしれないと考えた。ドルサンにこのことを報告した際、この艦長は皇帝パルパティーンからの通信でオドがアーカニアンであることを確認したと語り、ペレオンの根気強さを称賛した。ドルサンはまた、オドはヌソ・エスヴァがカンドラス宙域に対して行っていた侵略を調査するために送り込まれたのだと説明した。

ポルン星系への訪問によって、帝国軍はフェロウズ総督が反乱軍によって倒されたという皇帝の考えが正しかったと判断し、<キメラ>は未知領域へと向かった。ドルサン艦長は、<キメラ>が未知領域に派遣された目的が、スローン上級大佐や<アドモニター>艦長と合流してヌソ・エスヴァの小艦隊のひとつを攻撃することだと思い込んでいた。ハイパースペース・ジャンプの間、ソローは<キメラ>のメイン・エインジン制御室でマウス・ドロイドに一種の即席オペラを実行させた。オド卿は、この奇妙な行為が、スター・デストロイヤーに隠れているかもしれないヌソ・エスヴァのトラクリー兵士を混乱させるための試みだと主張し、アラキッドマーク2シーカーで捜索を行った。ペレオンは彼らがこの活動を続けることを許可したが、彼らに目を光らせておくよう部下たちに指示し、“パフォーマンス”を終えたマウス・ドロイドを徹底的に調べるよう命令した。

<キメラ>は未知領域のテプティクシーでハイパースペースを脱し、<アドモニター>と帝国機動部隊がエスヴァの艦船(ファイアキルン8隻を含む。5隻のファイアキルンはインペリアル級スター・デストロイヤー1隻の火力に相当した)と戦っている戦場に直接到着した。オド卿はドルサンに戦いに加わるよう助言し、エスヴァの軍隊は撤退していった。その後オド卿は<アドモニター>のヴォス・パーク艦長にポルンで<キメラ>に合流するよう告げた。パークの反論は、フェロウズ総督の暗殺を近隣の帝国軍に報せる緊急シグナルによってさえぎられ、結局<アドモニター>の機動部隊は<キメラ>と合流する必要性に迫られた。このときエスヴァ/“オド”の計画は窮地に立たされていた。オド卿は標的であるスローンを所在を尋ね、パークはスローンはポルンで彼らのもとにやってくるだろうと答えた。エスヴァは知らなかったが、スローンも並行して彼自身の計画を進めており、この話し合いを観察していた。

<キメラ>と<アドモニター>、帝国の機動部隊はポルンに到着し、ペレオンは未知領域でのハイパースペース航行につきまとう潜在的な危険を乗り切ったことに安心した。ペレオンは、ほとんどが未踏の地帯である未知領域でジャンプを実行したスローンや、彼の部下たちに称賛の感情を覚えた。ジャンプ中、スローンはモン・カラマリディープウォーター級軽貨物船で<キメラ>を追跡していたが、オド卿はこの貨物船に乗っているのはヌソ・エスヴァの手下かエスヴァ本人だと思われる、とドルサンに助言した。ジャンプの後、オド卿は姿を消し、コムリンクの通信にも応答しなくなった。ドルサンはオドのそばに最も長くいたペレオンに、姿を消したゲストを探す役目を与えた。

ペレオンが船内を捜索していたとき、<キメラ>は内部から攻撃を受けた。エンジン制御室から爆発音がとどろき、ヴァーティゴン・ガスが船内を満たしていった。そしてターボリフトも全て停止してしまったが、不思議なことにペレオンがブリッジに戻るため使ったものだけはまだ使うことができた。ペレオンはブリッジでブラスターの攻撃を受け、<キメラ>が破壊工作を受けたことを悟った。ペレオンはブラスターに当たって重傷を負ったドルサン艦長と合流した。ドルサンは、“オド卿”の身分証が偽造だったことを、彼が実は知っていたことを告白した。彼はオドの正体が謎であることを理解しながらも、反乱軍に完全勝利を収めるというオドの約束を信用していたのだった。真実を明かしたドルサンは死に、ヌソ・エスヴァの陰謀の犠牲者に加わった。緊急チャンネルにコムリンクを合わせたペレオンは、スローン上級大佐の応答を受け、オド卿の正体がヌソ・エスヴァであることを教えられた。

スローンはエスヴァを<キメラ>から逃がさないようペレオンに指示したが、ペレオンには武器を手にする余裕もなかった。スローンの指示通りに動いたペレオンは、エスヴァと思われる人物に接近し、相手に空のハイポスプレーを注射した。しかし空気塞栓症で倒れた相手を確認したところ、それはオド卿ではなくソローだった。死にかかったソローは、家族を取り戻せたかどうかをペレオンに尋ねた。ペレオンは、この男が置かれていた窮境を突然理解する。ソローは本来エスヴァの仲間ではなく、フェロウズ総督と同じように弱みを握られて脅され、エスヴァの陰謀に無理やり参加させられていたのだった。ペレオンはソローに家族は解放されたと嘘をつき、ソローは微笑みながら死んでいった。ペレオンがこの状況をスローンに報告していたところ、エスヴァは通信に割り込み、彼ら帝国の軍人をあざけった。エスヴァはマウス・ドロイドたちの“オペラ”が、マーク2シーカーたちを船内の標的区域に移動させるための搖動だったことをペレオンやスローンに明かした。<キメラ>は、ポルン・メジャーを防衛するゴランIステーションと衝突するコースにロックされていた。彼らの危険を救ってくれる帝国の味方は誰もいなかった。エスヴァの計画通り、他の帝国軍部隊は反乱軍を攻撃するためにポルン・マイナーに向かっていたのである。彼らをそこに足止めするため、エスヴァは部下の軍隊をポルン・マイナーに送り込んだ。スローンは上級将校として<キメラ>とゴラン・プラットフォームのどちらを捨てるか決断しなくてはならなくなった。

ロスト・リーフ>(<キメラ>を追跡した小型貨物船)に乗っていたスローンは、ヌソ・エスヴァの計略の最新部分をくじくため行動に移った。重力の衝撃を利用して<キメラ>を設定された進路から外すため、スローンはスター・デストロイヤーのトラクター・ビームを<ロスト・リーフ>にロックするようペレオンに命じた。ペレオンは、唯一のトラクター・ビーム・オペレーターだった、若輩ながら冷静さを備えるレジリー・ミセルの助けを借り、スローンの作戦を成功させた。<キメラ>はポルン・マイナーから戻ってきたエスヴァのスターファイター部隊を発見し、彼らを迎撃するためにロックされたスター・デストロイヤーの武器システムを手動コントロールに戻し始めた。しかしすぐに、その必要はなかったことが明らかになる。ゴラン・プラットフォームに潜入していた同盟軍のハン・ソロは、エスヴァのスターファイター部隊が拠点にしている場所を知っていた。ソロはプラットフォームに戦闘機の基地を攻撃させ、エスヴァの計画に新しい一撃を与えた。エスヴァはさらに多くの船を戦いに投入することを強いられた。

エスヴァは、帝国軍を圧倒的に打ち負かせるほど大量の宇宙船をポルン星系へと集めた。しかし、ペレオンはスローン上級大佐とヌソ・エスヴァの間に開いてた通信チャンネルが中継され、未知領域に送信されていることに気付いた。これこそ、スローンの計画の核心部分だった。スローンは、支配を求めるエスヴァの意図を、彼の仲間はおろか未知領域に住むいくつかの種族に向けて明かしたのだった。スローンの評判を落とすというエスヴァの計画は、文字通り、真逆の結果に終わってしまった。彼は将来仲間となり得たかもしれない人々の支持を失ったのである。目的を達成したスローンは、ペレオンの知らない暗号化された信号を発信し、ダース・ヴェイダー卿率いるデス・スコードロンを呼び出した。スローンは反乱軍の指導者たちを提供することと引き換えに、ヴェイダーの協力を取り付け、エスヴァの計画の別の一面を彼に任せた。スローンは到着した暗黒卿に<アドモニター>の指揮権を渡し、ペレオンは同様に<キメラ>を指揮した。戦いの結果、エスヴァの東部艦隊は敗北した。エスヴァは軍事力の3分の1を失い、外交上の欺瞞も未知領域の人々に知られてしまった。フェロウズ総督の家族は解放され、総督自身も反逆者としての末路から救われた。スローンは反乱軍の指導部を直接ヴェイダーに差し出すことができなかったが、エスヴァのエージェントから手に入れた補給品のリストによって、反乱軍が居住に適さない寒い惑星を本拠地にしていることが明らかになった。エスヴァの企みをくじいたスローンは、それから数年後も、ペレオンの助けを借りたことを覚えていた。ポルンの事件の後、ペレオンは<キメラ>の完全な指揮権を与えられる。彼の指揮の下で、この艦は帝国の能率性を象徴する存在になった。

それ以降の活動

1 ABY、<キメラ>は(目的は不明だが)コレリアに短期滞在した。しばらくコロネット・シティに滞在したペレオンは、ヒューム・タール軍曹から推薦された地元のエージェントに、いくつかの小さな任務を託した。ペレオンは、ダース・ヴェイダーからの指令も記録されたデータディスクをエージェントに渡し、<キメラ>に乗っている下級将校、エラッド・ブライトック中尉に届けさせた。また、ペレオンは帝国の秘密を売っていた情報ブローカーヘルフィン・ハンディを逮捕する任務と、産業スパイ組織のリーダー、ソロン・グルフェルを暗殺する任務をエージェントに課した。その後、ペレオンはこのエージェントを帝国情報部に推薦した。この頃、ケンダル・オッゼル提督は、ロース・ニーダ艦長が提出したプローブ・ドロイドの代替品の要請について、ペレオンに調査させた。ペレオンがこうした役目を与えられた詳細な理由は不明である。

3 ABYエース・アザミーンの貨物船<オターナ>がカリダ星系に出現した際、<キメラ>はカリダ上空で攻撃可能距離にいた。敵機を追跡するため、<キメラ>はTIEを発進させた。このとき、<キメラ>は<イネクソラブル>や<デス・ヘッド>、<ストームホーク>、<ネメシス>と行動を共にしていた。これらの艦は、9年後もともにスローンの艦隊で活動する。

エンドアの大敗

スローン: 「いよいよ目隠しをはずして現実を直視すべきときがきたのだ。いかに辛くともな。きみは真の戦意を失っていた――帝国艦隊の誰しもがだ。皇帝の意志がきみたちを駆り立てていたのだ。皇帝の心が、きみたちに強さと決意と能力を与えていた。まるで全員が戦闘用コンピューターに組み込まれているかのように、皇帝の存在に頼りきっていたのだ」
ペレオン: 「それは違います。ありえないことです。われわれは皇帝が亡くなった後も、戦い続けた」
スローン: 「そうとも。きみたちは戦い続けた。士官候補生のようにな」
―ギラッド・ペレオンとスローン、9 ABYの会話[出典]
Pellaeon-SWR

銀河内戦当時のペレオン

4 ABY、ペレオンはエンドアの戦いに参加した。ペレオンの上官(おそらく提督)は艦隊の副司令官であり、<キメラ>は<エグゼクター>が不在の際には司令船の役目を果たすことになっていた。帝国は共和国再建のための同盟を罠にかけたつもりだったが、戦いは大きな失敗に終わっていた。同盟艦隊は激しく抵抗し、旗艦<エグゼクター>も破壊されてしまった。ペレオンは、艦隊で最も有望な将校たちを何千人と乗せたこの巨大なスター・ドレッドノート第2デス・スターに墜落する様子を目撃し、衝撃を受けた。パルパティーンが死に、デス・スターも滅びると、帝国軍艦隊は大きな混乱に陥った。ニアル・デクラン大提督の戦闘瞑想が彼の死によって断ち切られ、デス・スターの通信ノードを中継地にしていた帝国の大量の通信が破裂状態になった。戦いの混乱も重なり、帝国艦隊の動きは無秩序でずさんなものになってしまった。反乱軍艦隊は大規模な進撃を開始し、帰還したオスヴァルド・テシック大提督ですら彼らを食い止めることは出来なかった。反乱軍の部隊が<キメラ>に同時攻撃を仕掛けた際、ペレオンの上官は命を落とし、艦の指揮権は彼に移った。混乱に満ちた絶望的な状況の中で、ペレオンは勢力を維持することは不可能だと判断した。このとき艦隊の他の者たちは、混沌とした状況のせいで、ペレオンの上官が死んだことすら知らなかった可能性がある。<キメラ>が司令船であることから、上官が死んだとあって現状の指揮官になったペレオンは、最も近い宙域首都惑星、アナージへと退却するよう指示を出した。一方、テシック大提督はむなしい抵抗の末、敗北に直面していた。

帝国艦隊はアナージで再編成された。しかし早くも軋轢が生じ、ブリッツァー・ハースク提督は自分より低い階級のペレオンの指示に従うことを拒否した。ハースクは指揮下の機動部隊とともに艦隊を去り、軍将として自治領を形成した。艦隊から分裂する者たちは他にもいた。自称軍将たちが分離した後、ペレオンはいまだ忠実な残存勢力を率いてコルサントへと帰還した。ここで彼は、数年間帝国の中央組織に仕えた。エンドアの戦い以降、セイト・ペスタージュ大宰相が最初に実権を握ったが、その後帝国情報部部長イセイン・アイサードが玉座の後継者になった。グランドモフ中央委員会が中央組織から離脱を試み、トライオキュラスこそ真の皇帝にふさわしいと主張した際、ペレオンはさらなる分裂に加担することを拒否した。ペレオンは艦隊の間で人望があり、高い評判を獲得していたが、アイサードはなぜかペレオンを提督に昇格させようとはしなかった。しかしペレオンは帝国艦隊の重要人物として居残り、指導者的役割を演じ続けていた(それも特に、アイサードがコルサントを失ってタイフェラに退却して以降)。ペレオンは帝国の支配権争いに参加しなかったが、帝国宇宙軍の管理人および世話人としての役目を果たし、出来る限り艦隊を最高の状態に保つため、他の上級将校たちと協力し合っていた。ペレオンは帝国の領域が縮小の一途をたどる中で帝国艦隊の残存勢力を指揮し、下さざるを得ない退却指令に憎しみを抱いた。新共和国(反乱同盟の後継政府)の成長だけでなく、帝国の軍閥主義も、帝国政府を弱める一員になっていた。最終的に、帝国に残されたのはかつての領域の4分の1だけになっていた。

その上、帝国が後退したため、乗組員の人員も枯渇していった。帝国アカデミーの卒業生の代わりに、ペレオンは新人兵で間に合わせ、軍務中に彼らを訓練しなければならなくなった。また、強制的に兵役に就かせるため、徴兵のための手入れの実施も強いられた。ペレオンはこうした環境や、結果として部下たちの間に生じる規律や効率性の低下に嫌悪感を覚えた。ペレオンは部下たちに高水準の訓練を施したものの、彼らはまだ未熟なままで、適切なアカデミーの教育が欠如していた。ペレオンは帝国の未来を楽観視していなかった。ペレオンは、戦う目的だったものがすべて失われ、戦力がまだ残っている帝国も、もはや壊滅に瀕しているのではないかと感じていた。

スローンの進撃

新たなる希望

「わたしはスローン大提督が戻り、その下に仕えるようになったとき、果てしなく続く敗北ではなく、勝利の希望を持って戦える司令官を見つけたのですよ」
スローン大提督について、ペレオン[出典]
Pellaeon - SWGTCG

指揮を執るペレオン

エンドアの敗北から4年が過ぎた8 ABY、未知領域でヌソ・エスヴァとの戦いを終えたスローンが、再び帝国に注意を向けた。スローンの副司令官であるヴォス・パークは、崩壊する帝国の中で、スローンが多くの味方を見つけることは出来ないのではないかと考えた。しかしスローンは、少なくともひとり、ギラッド・ペレオンがいると考えていた。ヌソ・エスヴァが唯一行った帝国領への侵略の際、<キメラ>の代理指揮官を務めたペレオンの能力は、スローンに感銘を与えていた。またスローンは、カロー・ドルサン艦長の死後、ペレオンが<キメラ>を帝国宇宙軍で最も素晴らしい部隊のひとつに育て上げたことを知っていた。ノーグリボディガードたちを伴って帝国に復帰したスローンは、<キメラ>と合流するために信号を発信した。

ペレオンは、<キメラ>のホロポッド・ユニット(パルパティーンや、彼のもっとも近しい側近のプライベート・メッセージを受け取るための装置だった)に通信が入ったことにショックを受け、いくらかの恐怖を抱いた。皇帝が死んで以降使われていなかったこの装置に、適切な司令コードを使った通信が、未知領域から送られてきたのである。復活した皇帝を目にすることになるのかもしれない、と神経質になったペレオンは、メッセージを受け取るために跪いた。しかし映し出されたイメージは、エイリアンの大提督、スローンの姿だった。他の大提督は全て敗北しており、残っているのは、未知領域から帰還したと語るこのスローンただひとりになっていた。送られてきた通信には、ペレオンがスローンと会合する場所の座標が付随していた。ペレオンは驚きながらも、帝国に希望が戻ってきたことを大いに喜んだ。

ペレオンは喜んで未知領域の端にある合流地点へと赴いた。スローンのシャトルは謎の領域から出現して<キメラ>とドッキングし、そこでペレオンは初めてこのエイリアンの軍人と直接対面した。スローンはすぐに帝国軍の指揮官として新しい大規模な攻撃の準備に着手した。スローンが<キメラ>を自分の旗艦に選んだことで、ペレオンは彼の副司令官となり、名声がさらに増すことになった。ペレオンはスローンのあらゆる活動を調整・監督し、大提督に最も近い存在だったが。しかしスローンは、ペレオンにも明かさない多くの情報を握っていた。最初こそ熱烈に大提督を受け入れたペレオンだったが、彼はこのエイリアンの軍人の発想に慣れること(種族主義的な考えや、単なる目新しさを差し引いても)に苦労した。また、ペレオンはスローンの指揮の方法にも慣れなかった。ペレオンは、部下の批評を受け入れる精神を持ち、異なる考えを聞きたがる上官をいまだかつて持ったことがなかったのである。当初、スローンが非常識的で困難なハイパースペースのマイクロ・ジャンプを戦略に盛り込んだ際、ペレオンは彼と長い議論を戦わせた。しかし、スローンと接する経験を積んだペレオンは、彼を強く尊敬し、その戦術的な才能を信頼するようになった。実際、新共和国に対する軍事作戦が始まる前から、ペレオンはスローンが帝国史上最高の軍事戦略家かもしれないと考えていた。

帝国艦隊を再編したスローンは、彼らを高いリスクにさらさずに戦闘に慣れさせるため、一連の小規模な襲撃を開始した。[2] それから間もなく、<キメラ>は帝国艦隊で最強の戦艦という評判を獲得していた。ある任務で、ペレオンは<キメラ>を惑星タトゥイーンに向かわせた。この砂漠の惑星の街、モス・エスパで開催されるオークションにモス画『キリック・トワイライト』が出品されるという情報があり、スローンがそれを手に入れたがっていたのである。タトゥイーンに到着した後、怪しい貨物船(その正体は<ミレニアム・ファルコン>だった)が現れた際、スローンはTIEインターセプターを迎撃のために出撃させた。スローンの戦術はあと一歩のところで貨物船の捕獲に失敗する。<ファルコン>のハン・ソロとチューバッカはこうした経験を数多く積んでおり、帝国の追跡をかわして去っていった。目的の絵画を回収するため、ペレオンの部下、クエントン司令官がタトゥイーンの地上に派遣されたが、ソロたちも同様にこのモス画を追っていた。スローンも自らストームトルーパー士官に扮して地上に赴き、最終的には『キリック・トワイライト』の確保に成功した。[3]

9 ABYの時点で、スローンの軍事作戦は実行の準備がほぼ整っていた。大提督は最初の大規模な襲撃、オブロア=スカイへの情報侵略を実行する。実際に襲撃を行った偵察船が<キメラ>に帰艦すると、ペレオンは報告のためにスローンの私室に向かった。このときはじめて、ペレオンはスローンがかつて接客用の続き部屋だったこの空間を、芸術品(傑作をホログラフィックで再現したもの)でいっぱいの部屋に造り変えたことを知った。スローンは、戦う相手に対して心理的な洞察を得るため、芸術を研究していたのだった。スローンとペレオンが芸術に関して短い会話を交わした直後、新共和国の機動部隊の襲来を告げる警笛が鳴り響いた。敵が4隻のアサルト・フリゲートであると報告を受けたペレオンは、スター・デストロイヤーと未熟な乗組員では分が悪い相手だと判断し、ハイパースペースへのジャンプを行うよう指示した。しかしスローンはこの命令を撤回させ、監視艇に攻撃を命じた。スローンは敵の対応を観察し、監視艇を撤退させた後、戦略的に危険と思われる位置に<キメラ>を移動させるよう命じ、ペレオンを困惑させた。大提督は、そこからマージ・セイブル包囲戦術を使ったTIEファイターによる攻撃を実行する。この単純な戦術で、<キメラ>は敵を完全に打ち負かすことに成功した。監視艇の攻撃の際に敵の指揮官エロミンであることを見破ったスローンは、種族特有の心理的な弱点を突くため、無秩序な攻撃パターンを利用したのだった。ペレオンは、大提督の優れた思考に驚嘆した。[4]

Pellaeon Finest

ギラッド・ペレオン

オブロア=スカイへの攻撃を行ったパイロットに報告を求めた後、スローンはペレオンに計画を進めるための次の手掛かりを手に入れたことを明かした。大提督はまず<キメラ>の針路を惑星マーカーに設定し、第2の目的地をウェイランドに定めた(しかし彼は、ウェイランドを訪問する目的をまだペレオンに明かさなかった)。<キメラ>がマーカーに到着すると、ペレオンはイサラミリフォースを拒絶することができる、この惑星の固有種)を捕まえるために2隻のシャトルを派遣した。このときペレオンは、惑星の森に基地を持つ密輸業者のリーダー、タロン・カードから連絡を受けた。カードは木々からイサラミリを安全に降ろす方法を教えると申し出る。ペレオンは、帝国の活動に関する広範囲な知識(スローン大提督復帰の情報も含む)を持つカードを疑ったが、彼の援助を慎重に受け入れた。[4]

イサラミリを確保した後、<キメラ>はウェイランドに向かった。その際、スローンはウェイランドにパルパティーンの私設倉庫が、彼の死後そのまま残されていることをペレオンに説明した。皇帝はこの惑星に“ガーディアン”を残していたが、スローンはこの番人はおそらくダーク・ジェダイだろうと予想していた。ペレオン、スローン、大提督のボディガードを務めるノーグリのルクは、イサラミリを運ぶ携帯用フレームを装着し、ウェイランドに降りた。ペレオンたちが都市で遭遇した老人は、彼らをガーディアンのもとへ案内すると約束した。老人は彼らを納骨所へと案内し、ガーディアンは自分が殺したと説明した。老人はペレオンたちをフォース・ライトニングで襲ったが、イサラミリの能力によって攻撃は無効化された。スローンはこの老人のうぬぼれをうまく利用し、彼と協力関係を結ぶことに成功した。この老人は、ジェダイ・マスター・ジョラス・シボースの狂ったクローンで、タンティス山のガーディアンを務めるジョルース・シボースだった。このダーク・ジェダイも、スローンの新共和国打倒の計画に必要な要因のひとつだった。ペレオン、スローン、シボースは、タンティス山で大提督の計画に役立つ最後の2つの鍵、クローキング技術スパーティ・クローニング・シリンダーを発見する。[4]

ペレオンは、スローン大提督がシボースの助けを求める理由を知って驚いた。生前のパルパティーンがフォースで艦隊の活動を操作していたと考えるスローンは、シボースにも同じことを求めていたのである。パルパティーンの死と、彼が行っていた戦闘操作の損失が原因でエンドアの戦いに敗北したというスローンの主張に、ペレオンは異を唱えた。ペレオンは生前の皇帝が艦隊を精神的支配下に置いていたという考えを好まなかった。<キメラ>に戻った後、ペレオンは不安定なシボースを味方にするのは危険だ、とスローンに抗議した。しかしこの大提督は、ダーク・ジェダイをコントロールする自信を持っていた。ペレオンがスローンに寄せていた全幅の信頼は揺らいだものの、<キメラ>のブリッジはイサラミリによって安全を保たれた。[4]

軍事作戦開始

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帝国の指導者

帝国再編

インペリアル・レムナントの統治者

平和の模索

「勝ち目のない戦いをやめるのは、不名誉ではないぞ、将軍。スローン大提督が一度ならずそうするのを、わたしはこの目で見てきた。戸惑いも恥も感じることなく、兵士や船を無駄にせず、きれいに引くのをな。わたしが提案しているのは、そういうことなのだよ」
ヘスティヴに対し、ギラッド・ペレオン[出典]

19 ABY、ペレオンは新型のコンピューター制御戦闘プレディクターをテストするために、帝国の領域のはずれ、未知領域の境界へと<キメラ>を移動させた。この新型システムは、相手の戦闘パターンを予測し、味方のスターシップに敵の攻撃を前もって教えることを目的としていた。ペレオンはクローキング装置の二重不可視性(外の敵から姿を隠すと同時に、内部からも外の敵が見えない弱点)を克服するために、クローキング・フィールドと新装置を併用することの有用性を期待していた。ペレオンは<キメラ>のアーディフ艦長にクローキング・フィールドを作動するよう命じ、プレディクターを使った攻撃を試すよう指示した。8機のプレイバード・ファイターが編隊を組んでスター・デストロイヤーにシミュレーション攻撃を仕掛けた。<キメラ>はクローキング・シールドを解除するまでの間に500発を撃ち終えたが、仕留めることができた標的はたった1機だけだった。ペレオンが恐れていた通り、プレディクターは実戦で使える代物ではなかった。帝国の現状に対するペレオンの我慢は限界に達し、彼はインペリアル・レムナントが戦争に敗北したことを認めた。アーディフは、自分たちにはまだ可能性があると主張したが、ペレオンは帝国に残された軍事生産施設の少なさを指摘した。彼は、帝国がいまの状態を維持するのはもはや不可能だと判断する。ペレオンは、新共和国に降伏する条件を話し合うべく、モフ評議会メンバーをバスティオン(サーティネイニアン星系に移されていた)に集める通達を出すよう、アーディフに命じた。[5]

モフがバスティオンに集合すると、ペレオンは自ら和平協定を結ぶべきという論拠を彼らに説明した。しかしモフたちの反応はひどいもので、彼らは降伏する気が全くないか、あるいは帝国が負けるとは思っていなかった。ペレオンは現実は彼らの主張とはかけ離れていると論じた。ペレオンに失望した数名の評議員はその場から立ち去ろうとしたが、バスティオンが属するブラクサント宙域のモフ、ヴィリム・ディズラが彼らを引き留めた。モフの中で最も強力な権力を持つディズラは、新共和国に最も強い嫌悪感を抱くモフでもあった。ペレオンは、軍事および経済的に勝る新共和国から現在の領域を守るには、彼らと和平交渉を行うしか方法はない、と再び主張した。和平条約を結べば、結果としていくつかの星系がレムナントを離れたとしても、自由意志で帝国に残る星系は、そのまま保持することが出来る見通しだった。ペレオンは降伏が本意だったわけではないが、残された選択肢の中ではそれが最善の手段だと考えていたのである。1時間以上続いた議論の後、モフ評議会のメンバーも、新共和国が数少ない帝国領を標的に選ぶ前に、彼らに降伏してしまうことが最善の方法だということに納得した。ペレオンは、和平について話し合うための使節をガーム・ベル・イブリス将軍に送るつもりだった。ペレオンはベル・イブリスを尊敬しており、他のどの将校よりも、戦術家として有名なこの老兵の方が降伏する相手にふさわしいと考えたのである。しかし平和外交に備える前に、ペレオンはディズラのオフィスに赴き、このモフと対面した。ペレオンは、レムナントに供給されているプレイバード・ファイターの出所を、ディズラから聞き出そうと考えていた。しかしディズラは入手先を明かそうとせず、内輪の投資家グループが戦闘機の生産ラインを買い上げたのだと説明するにとどめた。ペレオンはさらに詰問し、ついにディズラは投資家のリストを後で送信することに同意した。しかし最高司令官はこのモフの人物関係に疑わしい点があると確信し、調査を行うことに決めた。[5]

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ギラッド・ペレオン

ペレオンは、最も信頼できる側近、マイズ・ヴァーメル大佐をコレリアン・コルベットに乗せて惑星モリシムに派遣した。当時ベル・イブリスはこの惑星にいたのである。しかしペレオンは知らなかったが、モフ・ディズラにも彼自身の計画があった。彼はスローン大提督そっくりに変装することができる詐欺師、フリムを味方に付けた。戦略的な才能を持つグロディン・ティアス少佐を加えた3人組で策略を練り、ディズラはスローンの復活を演出することで新共和国との戦争を乗り切り、権力を掌握するつもりだった。スローンの偽物を利用し、ディズラはドージャ艦長にヴァーメル大佐が乗るコルベットをモリシムで捕まえる任務を与えた。ドージャは新共和国が緊急発進する前にヴァーメルの通信を妨害し、コルベットを捕まえてハイパースペースへと姿を消した。新共和国は、和平の申し込みの代わりに、謎めいた断片的なメッセージしか受け取ることができなかった。[5]

一方のペレオンは、ヴァーメルが捕えられたことを知らなかった。彼は主な軍事将校たちから和平協定の支持を獲得するために、レムナントの経済的中心地、惑星ムウニリンストを訪れていた。また、彼はこの機会にディズラの経済的な人脈を探り当てようとしていた。彼は将校たちを集めた部屋に、ディズラの投資家のひとりである銀行家グレイモンが入室することを許した。その際、ペレオンはグレイモンの登場にジャロン・カイト将軍が示した反応を見逃さなかった。帝国軍の中に海賊と繋がりを持つ者がいることを知っている、と集まった人々に告げた後、ペレオンはサット・ラミック高位将軍から和平協定の支持を取り付けた。ペレオンは、他の者たちがラミックの決定に従うことを知っていた。軍の上層部に休戦の考えを示した後、ペレオンはディズラについて探るため、グレイモンの周囲を帝国情報部に探らせた。調査の旅の間に、ペレオンはカーマス・ドキュメントのコピーが交渉において強力なカードになりえると思いついた。惑星カーマス破壊ボサンが関与していたことを示唆するドキュメントのコピーは、当時新共和国の内部に大規模な論争をもたらし、軋轢の種となっていた。旅の末ヤガ・マイナーのウビクトレイト基地に到着したペレオンは、コピーを捜索する決断をした。[5]

ヤガ・マイナーで、ペレオンは現地の司令官で旧友のヘスティヴ上位将軍と対面した。ペレオンはここでも和平協定に関する論拠を説明し、ヘスティヴも最後にはこれを受け入れた。その後ペレオンは、ディズラと不正に関わっている疑いがある者のリストを、ウビクトレイト基地のコンピューターで調査するようヘスティヴに依頼した。ヘスティヴの何気ない発言から、ペレオンはディズラの側近であるティアスもヤガ・マイナーを最近訪れていたことを知った。ヘスティヴと話し合った結果、ペレオンはティアスが特別ファイル・セクションの記録にアクセスし、内容に手を加えたのではないかという疑いを抱いた。本来、特別ファイルはペレオンですらアクセスすることは出来ない最高機密だった。ペレオンとヘスティヴは、ティアースのように特別ファイルにアクセスできる人物を密かに探し出すべきだと判断する。ヤガ・マイナーは、帝国の防衛施設を巡る旅の最後の立ち寄り先だった。各地で和平協定の説明を終えたペレオンは、ベル・イブリス将軍と接触するためにペジティンに出発することになった。しかしヴァーメルの派遣から3週間が経過しており、ペレオンは彼が途中で捕えられた可能性を考慮せざるを得なくなっていた。ペレオンは、ベル・イブリスにヴァーメルのメッセージが届いたという確証がないまま、<キメラ>に乗ってペジティンで待機する決断を下した。[5]

ペジティン星系で、ペレオンはベル・イブリスが現場にいないことを確認した。しかし帝国軍の到着から間もなく、小規模な部隊が星系に出現した。コレリアン防衛軍の紋章を付けたこの部隊は、帝国軍に攻撃を開始した。ベル・イブリスもコレリアンだが、ペレオンは彼が休戦を申し出る相手を待ち伏せするほど、不名誉な人物だとは考えなかった。相手の正体を見極めるため、ペレオンは攻撃者に対してAウイング・スラッシュ戦術を用い、プレイバード・ファイターの背後にプロトン魚雷を隠した。戦術は功を奏し、カロス・バトルクルーザーは木っ端微塵になり、他の宇宙船も撤退していった。ベル・イブリスが編み出したAウイング・スラッシュ戦術が作成者本人に通用するはずがないため、ペレオンは攻撃者がベル・イブリスではないと判断した。この出来事は明らかに、ベル・イブリスが攻撃したかのように見せかけ、和平交渉を中断させようとしている人物がいることをペレオンに示していた。ペレオンはペジティンに留まり、ベル・イブリスを待ち続けることにした。[5] 彼は攻撃者の逃亡進路にセンサー=ステルス装備のアサルト・シャトルを派遣する。攻撃から30時間のうちに<キメラ>の損傷は修復されたが、シャトルは攻撃者の痕跡をつかむことは出来なかった。ペレオンは、<キメラ>に通信の遮断を命じていた。通信を行えばどこかで中継することになり、彼らの位置が外部に知られ、不必要な注意を引くことになるからである。しかしそうした状況に長居することもできないため、ペレオンはベル・イブリスの到着を2週間だけ待つことに決めた。[6]

攻撃者たちを追跡していたマヴロン中尉は、ホロネットの送受信記録を発見することに成功した。奇襲の直後、攻撃者たちの通信がバスティオンで受信されていた。その後、通信は中継地点を経て最終的にクロクター星系に届いていた。マヴロンの調査の結果、現地のクロクタリが帝国と協定を結んだばかりであることが明らかになり、その交渉に立ち会ったのが、スローン大提督であるという記録が発見された。ペレオンはスローンの帰還に大きなショックを受けた。アーディフは何かの仕掛けがあるに違いないと発言したが、ペレオンは本当に大提督が生きていたのではないかという考えを振り払うことができなかった。帰還が真実だった場合、スローンはペレオン以外の誰かを部下に選んだ、ということになる。しかしペレオンは、完全に信じることは出来なかったものの、スローンの帰還は望ましいことだと考えていた。それでもペレオンは和平交渉の任務を続行し、詳細を知るために通信遮断を中断することもなかった。ベル・イブリスが現れようと現れまいと、ペレオンはディズラに会って状況を整理するため、待機が終わったらバスティオンに戻ることを決めた。[6]

バスティオン協定

ペレオン: 「評議員、前置きなしで申しあげるが、およそ二〇年前にはじまった戦いは、実質的にはすでに終わっている……帝国は敗北した」
オーガナ・ソロ: 「わたしもそう思います。あなた以外の人々も同じ考えですか?」
ペレオン: 「平均的な帝国の市民は、しばらく前からこの事実に気づいていると思う。昔日の威光にしがみつき、必然的な帰結を何とか避けたいと願ってきたのは、上に立つ者たちだけだ」
―ギラッド・ペレオンとレイア・オーガナ・ソロ[出典]

一方で、新共和国の解読部長ザカリス・ゲントは、攪乱されたヴァーメルのメッセージを復元し、内容を読み取ることに成功していた。本来の受取人であるベル・イブリスは、カーマス・ドキュメントのコピーを手に入れるためヤガ・マイナーのウビクトレイト基地襲撃に備えており、ゲントは彼と連絡を取ることができなかった。ゲントはカーマシトランスタントエレゴス・アクラの助けを借り、元首の座を退いていたオーガナ・ソロに接触する。メッセージを観たオーガナ・ソロは、自ら交渉に赴くことに決めた。アクラとゲント、ノーグリのボディガードたちを引き連れ、オーガナは<ミレニアム・ファルコン>でペジティンに向かった。このときペレオンは、アーディフ艦長やバス大佐(<キメラ>のスターファイター部隊指揮官で、ペレオンは彼の率直さを好ましく思っていた)とともに食事をとっていた。彼は食事が終わったらすぐにでもペジティンを離れるつもりだったが、ブリッジのツェル少佐から連絡が入り、オーガナ・ソロが交渉のためにやってきたことを知らされた。[6]

ペレオンはオーガナ・ソロ一行を歓迎し、<ファルコン>をドッキングさせた。ペレオンはヴァーメルのメッセージが予定通りに届いておらず、ゲントによる復元が行われていたことを知った。ペレオンはヴァーメルが帝国内部の裏切り者によって捕えられたことを知り激怒したが、その怒りを抑えて会話を続けた。ペレオンは交渉に入ろうとしたが、帝国に対して強い疑いを抱くノーグリは、話し合いを<ファルコン>の中で行うよう要求した。ペレオンは要求を呑んで船内に移動し、和平協定の条件として、帝国領の保存、領境の自由な行き来や交易の保証に加え、どの星系にも帝国と新共和国のどちらに属すか選ぶ自由を与えることを挙げた。ペレオンは条約を受け入れればカーマス・ドキュメントのコピーをすぐに差し出すと申し出た。しかしペレオンは、コピーを手に入れるにはヤガ・マイナーで特別ファイル・セクションの記録を検索する必要があり、それには熟練したスライサーの手を借りなければならないことを認めた。幸運にも、ゲント(銀河系随一のスライサーと目されていた)は協力を申し出た。ペレオンはすぐに、ゲントがヤガ・マイナーのヘスティブのもとで活動できるように手配した。また、この会合の中で、ペレオンはスローン大提督が復活したことをオーガナ・ソロたちからも確認した。ゲントを送り出し、オーガナ・ソロも和平協定の申し出について報告するためコルサントに戻ると、ペレオンはディズラと話し合うためバスティオンに向かった。[6]

バスティオンに戻ったペレオンは、ドレイフ中佐(情報部員で、ペレオンの調査の手助けをした)とともにディズラのもとに赴き、彼の不正な取り引きの証拠を突きつけた。ディズラが別件で席を外した際、ペレオンは部屋に残ったティアス少佐を厳しく訊問した。しかしティアスは、ヤガ・マイナーを訪問したことを否定した。その後ディズラとティアスが入れ替わったが、ディズラは再び緊急の連絡を受け、部屋を出て行った。部屋に残されたペレオンは、この機会を利用し、ドレイフにディズラの机を調査させた。この情報部員は秘密の引き出しのロックを外して高セキュリティのデータディスクを回収し、確証的な情報がそこに記録されていることを確認した。その中にはディズラが下したいくつかの命令のほかに、ヴァーメルが捕えられている場所の情報も載っていた。ペレオンはヴァーメルを解放するため、ディズラが戻ってくる前に部屋を後にした。ディズラはすぐに情報を奪われたことに気付いたが、ペレオンは彼よりも早く手を打つことができる自信があった。[6]

Pellaeon-Gavrisom Treaty1

バスティオン協定にサインし、インペリアル・レムナントと新共和国の戦争を終結させるペレオン

ペレオンはリムシー・ステーションでヴァーメルを救い出し、信頼できる側近が無事だったことに安堵した。彼はヴァーメルを連れてバスティオンへと戻ったが、モフ・ディズラは既にそこにいなかった。ディズラと“スローン”を追跡するため、ペレオンはヤガ・マイナーに向かうことに決めたが、そのときバスティオンの星系に正体不明の宇宙船が姿を現し、ペレオンとの会話を求めた。その船の船長、タロン・カードは、ディズラの陰謀の真実を暴く情報を手にしていた。ペレオンはカードの宇宙船に乗ってヤガ・マイナーに向かい、新共和国が行っていた攻撃による混乱に乗じ、ディズラたちのいる<リレントレス>へと乗り込んだ。艦のブリッジで陰謀者たちと対峙したペレオンは、スローンの復活がディズラの仕組んだ茶番に過ぎないことを暴露した。グロディン・ティアスも本人ではなく、スローンの才能を再現するための瞬間学習を受けた、ティアスのクローンだった。激怒したティアスはペレオンを殺そうとしたが、このクローンはカードが雇っていたミストリル・シャドウ・ガードシェイダ・デュカルに行く手を阻まれ、殺された。最高司令官としての地位を再び確立したペレオンは休戦を命じ、ヤガ・マイナー襲撃を指揮していたベル・イブリスにも攻撃中止を求めた。ディズラと詐欺師フリムが逮捕されると、ペレオンは交渉のテーブルに着くためベル・イブリスの<エラント・ヴェンチャー>に向かったが、その途中でカードが彼にあるアイデアを提案した。この情報ブローカーは、新共和国とインペリアル・レムナントの間の情報共有機関という役目を担いたいと考えていたのである。両政府の間に情報を保証する独立した組織をはさめば、パートナー関係もうまくいくだろうというアイデアだった。それから15日後、ペレオンと新共和国のポンク・ギャヴリソム元首は、<キメラ>艦上でペレオン=ギャヴリソム協定、別名バスティオン協定を締結した。[6]

ペレオンたちがカーマス・ドキュメントや和平協定を巡る事件に巻き込まれていた頃、スカイウォーカーとジェイドは未知領域に任務で赴き、ハンド帝国の存在を発見した。これは生前のスローンが未知領域に残した広大な帝国領であり、ヴォス・パーク提督によって管理され、秘密を守られていた。スローン復活の噂が届くと、パーク提督はハンド帝国を帝国の中央部に復帰させるため、外部との接触を試みた。しかし彼らはまずはじめに、優れた仲介者になり得るジェイドに注意を向けたのだった。スカイウォーカーとジェイドは、ハンド帝国がカーマス・ドキュメントのコピーを携えてレムナントに合流するのを阻止し、状況の過熱を未然に防いだ。しかし復活したスローンの正体が詐欺師フリムであることが発覚すると、パークはハンド帝国の維持を決断したが、ペレオンとの間に連絡網を作成した。[6][7] ペレオンは政府上層部の一握りの者たちにハンド帝国の存在を教えていたが、ハンド帝国領域の実際の広さは彼自身も知らなかった。[7]

その後の平和な時代の中で、ペレオンは自らの地位を固めた。ペレオンの権力は事実上モフより弱いものだったが、25 ABY当時、彼は軍隊に対する自分の影響力を利用してモフ評議会を効果的にコントロールし、モフが彼に対して深刻な問題を起こせないよう、抑制と均衡を保っていた。ペレオンはモフたちに命令を出せる立場にあり、政治的圧力にも比較的縛られていなかった。さらに好ましいことに、ディズラの後継者としてモフになったのは、ペレオンのもとで叩き上げられた若きエフィン・サレティで、彼はペレオンとその理想に忠実だった。ペレオンは新共和国に目を光らせることも怠らなかった。新共和国との情報共有機関を持ちながらも、ペレオンは近隣の星々や重要な情報収集拠点、そして新共和国の権力の中枢に帝国のスパイをばらまいていた。また、ペレオンはフォース=センシティブのマイアット・テンを側近にしていた。

ユージャン・ヴォング戦争

新たなる敵対者

「よろしいかな。ユージャン・ヴォングが新共和国の手に負えないほどの強敵であれば、われわれは独力で彼らに立ち向かうことはできない。わたしが彼らと戦い、時間を稼いでいるあいだに、みなさんの惑星の防衛に力を入れるべきですぞ。あなた方が漠然と過ごしているあいだに、万一わが艦隊が敗北を喫するようなことになれば、生きてその結果を見たくないような事態になる」
―モフ評議会に対し、ギラッド・ペレオン[出典]
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登場作品

参考資料

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ウーキーペディアにはギラッド・ペレオンに関する16枚の画像があります。

脚注

関連項目

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