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類似した名称の記事はギデオン(曖昧さ回避)を参照

ギデオン・ターキン[1](Gideon Tarkin)は惑星エリアドゥ出身の有力なターキン一族のメンバーで、軍人。彼は准将として優れた軍事キャリアを歩んだが、その功績も兄グランドモフウィルハフ・ターキンの陰に隠れてしまっていた。ウィルハフとギデオンはどちらも同じ軍事アカデミーを卒業し、共和国辺境領域保安軍に加わった。准将になったギデオン・ターキンは、兄と同様、地元政府でのキャリアを積むため故郷のエリアドゥに戻った。ターキンは惑星の保安大臣になり、クローン戦争が勃発するまでこの役職を務めていた。

クローン戦争中、共和国での軍務に復帰したターキンは、共和国軍に加わって戦争に参加した。彼はセスウェナ宙域スルイス宙域が戦場になった際、エリアドゥを防衛するため共和国軍を指揮した。軍事的に成功を収め、称賛を受けたターキンは、新しく銀河帝国の統治が始まった後も、皇帝になった元最高議長パルパティーンに仕え続けた。しかし、ウィルハフはギデオンのはるか上を行き、最終的にはグランドモフにまで上り詰めていた。5 BBY、ギデオン・ターキンはエラインラッド暴動で命を落とした。ターキンの娘、リヴォーシェは、やがて帝国を裏切り共和国再建のための同盟のメンバーになった。

経歴

共和国

ギデオン・ターキンは、銀河共和国が衰退の一途をたどった時代、強い影響力を持つ惑星エリアドゥの名門一族、ターキン家に生まれた。彼には、ウィルハフという名の兄がいた。ターキン兄弟は名門の軍事アカデミーを卒業し、共和国辺境領域保安軍(エリアドゥの周辺地域を守るため、対海賊活動を行った機動部隊)に加わった。しかしやがて、ターキンはエリアドゥの政府に仕えるため兵役から退くことになった。22 BBY当時、ターキン准将は地元エリアドゥの政府で保安大臣を務めていた。

その頃、共和国は分離主義危機と直面していた。ギデオン・ターキンは、分離主義運動に立ち向かう共和国側の人物として、公衆の面前に立った。ターキンはエリアドゥのニュース番組に出演し、トーク・ショーの“エッセンス”では司会のアンドルーシンリアンからインタビューを受けた。また、その後ターキンは、エリアドゥの港湾管理当局がインターギャラクティック銀行グループヘイルファイア・ドロイドの積み荷を差し押さえたと発表した。この積み荷は、隣のスルイス宙域にある分離主義勢力の惑星、プリシトリンに運ばれることになっていた。この大規模な政変がきっかけで、インターギャラクティック銀行グループが密かに分離主義者を支援しているのかどうか、調査が行われることになった。分離主義運動がエリアドゥの属するセスウェナ宙域にも広がってきたため、ターキンは宙域の防衛力を高めるためジェダイ・オーダーと交渉し、ジェダイデルタ7イーサスプライト級軽インターセプター中隊をエリアドゥに配属してもらうことに成功した。ターキンは、公式の式典で自らエリアドゥ惑星保安ランチポートに赴き、ジェダイの派遣団を歓迎した。ターキンは重要なリマ・トレード・ルートの安全向上について、派遣団のリーダーであるジェダイ・マスターハイリス=ウェル・マドリンと会話を交わした。エリアドゥはリマ・トレード・ルート上にあり、スルイス宙域の分離主義勢力が彼らを脅かす存在になっていた。

それから間もなく、銀河共和国と独立星系連合の間にクローン戦争が勃発した。ターキンは共和国での軍務に復帰し、新しく形成された共和国軍で准将を務めた。惑星エリアドゥも、争いが頻発した周辺宇宙領域における作戦本部になった。交戦地域を監督したターキンは、エリアドゥで艦隊を指揮し、独立星系連合に対する要塞をつくって敵軍への攻撃の足掛かり地点とした。ジェダイの複数の中隊とともに活動したターキンは、分離主義勢力から領域を防衛したが、戦争勃発から1年目に状況が悪化した。地域内にある共和国の主要な本拠地、惑星サラストが分離主義勢力へと転向したのである。サラストの共和国脱退に際し、ターキンは惑星防衛軍を招集して“最優先戦域”に集結させ、エリアドゥから発進させた。ターキンの戦略は、共和国上層部から裏切り者が出て、サラストの戦いに敗北したことで失敗に終わる。しかし、ターキンの軍隊はスルイス宙域の一部を奪回することができた。

帝国

Rivoche Tarkin

ギデオン・ターキンの娘、リヴォーシェ・ターキン

最高議長パルパティーンが共和国を銀河帝国へと再編すると、ギデオン・ターキンは兄のウィルハフと同様に新しい権力主義の政府に熱心に仕えた。ウィルハフが帝国の階級をのし上がっていき、最終的にグランドモフにまで上り詰めると、ギデオン・ターキンは自分が兄の成功の陰に隠れてしまっていることに気づいた。しかしそれでもターキンは帝国で成果を上げ、優秀な司令官として名を知らしめ、高階級のライフスタイルを維持していた。また、彼は家族を持ち、18 BBY頃にはリヴォーシェ・ターキンという娘が生まれた。ターキンはエリアドゥと銀河系首都惑星コルサントを行き来して生活し、エリート階級の中で活動した。

5 BBY、ターキンはエラインラッド暴動で命を落とした。弟の名誉を称え、ウィルハフは若きリヴォーシェを自らの家に迎え入れた。しかしリヴォーシェは帝国を裏切り、エイレン・クラッケンのもとで同盟情報部スパイとして働いた。亡き父親や伯父の行為が圧政的だと考えたリヴォーシェは、帝国ではなく共和国再建のための同盟を支援することに決めたのである。最終的に彼女は完全に帝国から離脱し、反乱同盟に加わった後、新共和国のメンバーになった。彼女は反乱軍の宣伝活動家で、新共和国の歴史家のヴォレン・ナルと結婚した。ふたりには子どもが生まれ、ギデオン・ターキンの帝国的な信条は受け継がれなかったものの、少なくとも血筋は残ることになった。リヴォーシェとナルの子どもたちのうち、ひとりは祖父の名前をとってギデオンと名付けられた。

個性と特徴

銀河共和国に忠実だったギデオン・ターキンは、必要であればジェダイの助けも借りる寛容さを備えていた。銀河皇帝パルパティーンが銀河系にニュー・オーダーをもたらした際、ターキンは進んで新政府に仕え、その政治方針を実行に移した。

制作の舞台裏

ギデオン・ターキンというキャラクターは、ソースブック『Cracken's Rebel Operatives』(未邦訳)の中の、工作員リヴォーシェ・ターキンの背景設定で初めて言及された。その後、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の公開に先立ち、ウェブサイト・ホロネット・ニュースで何度かターキンの名前が触れられた。ここでターキンは、主にエリアドゥのニュース・ストーリーにコメントを提供するキャラクターという位置付けだった。ホロネット・ニュース以外で、ギデオン・ターキンの設定を大きく広げた唯一の作品は、ダニエル・ウォーレスによる『スター・ウォーズ 全史』である。ギデオン・ターキンが実際にキャラクターとして登場する作品はなく、イン=ユニバース設定のニュース記事で名前とコメントが登場するだけに留まっている。ジョン・ハズレットによる記事、『The Written Word』では、ギデオン・ナルというキャラクターの名前は、祖父であるギデオン・ターキンにちなんだものであると、間接的に説明された。

『The New Essential Guide to Characters』では、ターキンが軍人になる前に“帝国アカデミー”を卒業したと説明されている。しかし彼がアカデミーを卒業したのは銀河帝国誕生以前であるため、この記述は誤りで、おそらく共和国の軍事アカデミーを卒業したと思われる。

登場作品

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。