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キリック[1](Killik)はオルデラン出身の知的な昆虫種族である。彼らはオルデランやアルサカンといった惑星の平原に塚のような建造物を残した。

これらの惑星に別の種族がやってくるよりずっと昔に、キリックは消え去っていた。彼らがオルデランを去っていく様子は、オブ・カッドーによるモス画キリック・トワイライト』に描かれた。

生態と特徴

Killik EGF

キリックの昆虫型の頭部

キリックは社会性昆虫であり、メンブロージャ・ギヴァー、戦士、従者、そして危険な暗殺昆虫などの、複数の異なるタイプが存在した。種族全体としてはフォース=センシティブではなかったが、特定の種類のキリックは単純な方法でフォースを使えるように育てることが可能だった。

すべてのキリックは小さな幼虫として誕生する。その後、彼らの大きさは様々となるが、基本的にひとつのハイブ(群れ)は同じ大きさのキリックで成っていた。彼らの光沢のある外骨格は数千年もの侵食に耐えられるほど強く、後の時代に彼らの故郷オルデランで入植者たちが発見することもあった。外骨格には、彼らが呼吸するための通り道となるいくつかの通気孔があった。このシステムのせいで、キリックは殺虫グレネードを使用され毒にさらされると、結果的に通気候が閉じ死にいたることとなった。大部分のキリックは、それぞれ爪がある3本の指が付いた4本腕と、おそらく長い距離を飛び越えることが出来た2本の脚を持つ傾向にあった。

新しいネスト(巣)が作られる必要があった際、ほとんどのキリックの亜種は女性と残ったわずかな男性のみとなっていた。さらにまた、キリックはひとりで1ヶ月に1000のを生むことが可能であり、これらの卵は1年以内に戦う準備が出来た若虫となり、2年が過ぎるまでに、生き残ったものは卵を産むようになった。彼らはこうした高い増殖率を持っており、十分な資源がある限り、短い期間で彼らの種を100万も作り出すことが可能だった。

社会

全てのキリックはお互いに精神的なコンタクトでつながっていたため、彼らは共同の社会を有していた。そのハイブ・マインド(集合意識)のために、あらゆるキリックのネスト(巣)はひとつの個人ということができた。それぞれのハイブ(群れ)は逆から読んでも同じ(回文、パリンドローム)名前を持っていたようであり、「キリック(Killik)」という単語をとっても回文の特徴を持っている。キリックたちは生まれつきは平和な種族だった。ただし、他の種族がキリックを恐れたひとつの要因が存在した。それは、キリックと接触しすぎた人物は「ジョイナー」と呼ばれる、キリックの集合意識の意思によって支配される存在になってしまうことである。こうした現象の原因は、脳に影響を与えるキリック固有のフェロモンにあった。

歴史

Killikmounds

キャッスル・ランドの石化したキリックの建造物

キリックは銀河共和国が形成されるよりもずっと昔から存在していた古代の種族だった。キリックの起源は惑星オルデランにあり、この星で彼らはおよそ35,000 BBYにオロボロのキャッスル・ランドを建設した。30,000 BBY、キリックはセレスティアルの手により、近隣のアルサカンや、将来パーレミアン・トレード・ルートとなる航路沿いの各地にばらまかれた。同時にコリバンを植民する試みも行われたが、キリックは原住民のシス族に追い払われることになる。キリックたちはまた、センターポイント・ステーション(彼らの言語でクオララロク)を創造した、さらにモー星団形成の現場にいたと主張していたが、どちらの作業においても、キリックはセレスティアルに奴隷として雇用されていたに過ぎなかった。ルーク・スカイウォーカーが仮定し後に裏付けられた推測からは、セレスティアルがキリックをオルデランやアルサカン、その他のコロニーから未知領域へ移動させたのではないかという事実が浮かんだ。シスタヴァネンの伝説によれば、この時期にキリックのシス卿がアルサカンを追われ、サラファーで亡命生活を送っていたという。

キリックはその後何千年間もの間、未知領域で隔離された状態になっていた。しかし27 ABYレイナー・スールたちフォース=センシティブ人間を乗せた<タキオン・フライヤー>と呼ばれるスターシップが、キリックのコロニーのひとつ、ヨゴイに不時着した。レイナー・スールは燃える宇宙船の残骸から、生き残ったダーク・ジェダイロミ・プロウウェルクを引きずり出したが、彼らは全員ひどい火傷と怪我を負った。キリックたちは彼らを救出し、治療を始めた。

最終的に3人はキリックの集合意識に吸収された。レイナー・スールがユヌスールという人格となる一方で、ロミとウェルクはキリックの秘密のハイブ、ゴログ(ダーク・ネストとも呼ばれた)の指導者になった。ジェダイだったレイナーがキリックの集合意思に加わったため、彼の価値観、特に個人の命に関する価値観もキリック全体の価値観となる。彼はヨゴイのネストを管理し、キリックのより良い助けとなるよう、ネストを変革し始めた。やがてヨゴイ・ネストは地元のカインド(キリックの種類の総称)のあいだに、自分たちのために蓄え、レイナーの「ギフト」を分け合う考えを拡散していった。

Killik-TUR

キリック

その道程は簡単なものではなかった。キリックは平和的だったが、ハイブを基とするほとんどの種族同様、彼らは個人の命に価値を置いていなかった。少なくともひとつのネストは、対抗者としてヨゴイを攻撃した。しかしヨゴイは生き残り、ライバルを負かしたか、あるいは吸収した。また、かつて直面したことがなかった周期的な食物不足という問題により、彼らは他の惑星や種族と取引を開始しなければならなかった。しかし彼らはより多くの非キリック種族を集合意識に吸収するようになる。キリックが銀河連合自由同盟によって再発見された35 ABYまで、集合意識に吸収された「ジョイナー」たちはかろうじて生き残っていた。同時に、“コロニー”は375のネスト(ただしこれがキリックの全人口の何割なのかは知られていない)に拡大していた。しかし、ほとんどのキリックはダーク・ネストの存在を知らなかった。

35 ABY、ダーク・ネストの支配下に置かれたキリックたちは、チス・アセンダンシーの境界にまで拡張し、銀河同盟の仲裁が強要されることになる紛争が始まる。クオリブ休戦協定の条件の下、コロニーのキリックはチスの領域への拡張を続けず、ウテゲトゥ・ネビュラウォテバとその他13の惑星に定住することで合意した。ウォテバには芸術的なサラスのハイブが住み着いた。

キリックにとって不幸なことに、ウォテバとネビュラ内のすべての惑星には古代の環境防衛システムがあった。ウテゲトゥ・ネビュラを構成する新星に惑星が被害を受けた際、全ての動物は絶滅するが、植物は防衛システムにより2年以内に回復するのである。はじめ、ウォテバはキリックの植民にとっては楽園のように思われたが、彼らは生態系に干渉すると惑星から攻撃されることになり、フィズとして知られる腐食性物質により建造物と生命の両方を滅ぼされることになってしまった。結果的に、キリックはジェダイが彼らをフィズで滅ぼすため惑星へ住まわせたのだと思い込んだ。しかしこれは真実ではなく、ダーク・ネストによる嘘に過ぎなかった。

36 ABY、キリックはタスケンズ・アイで建造される14隻のネスト・シップのためにネビュラを放棄した。ダーク・ネストのネスト・シップも建造された。この艦隊は、チス・アセンダンシーへの侵略準備として、銀河同盟のヴィクトリー級スター・デストロイヤーアアドミラル・アクバー>を拿捕した。こうして、キリック戦争が始まる。

ジェダイ・ナイトジェイセン・ソロが、チスにキリックへの先制攻撃を行わせようという試みの中でチス拡張防衛軍に攻撃を仕掛けたため、戦争を止めようという努力も潰えてしまった。昆虫種族は他の種族に比べてジョイナーになるのが速かったため、キリックの同盟者の多くは、フェフシフラカックスジオノージアンヤムリスヌティブヴァーパインヴラティックスといった昆虫種族だった。

戦争において、銀河同盟の最高司令官ギラッド・ペレオングランド・マスタールーク・スカイウォーカーによるニュー・ジェダイ・オーダーに導かれた。タイフェラにおけるキリックのクーデターでバクタの損失を出した銀河同盟だったが、最終的に戦争に勝利した。

敗北したキリックは、未知領域のチス領域を含む銀河系の別領域から離れ、平和的に彼ら本来の文化へと戻っていった。

知られているキリックのハイブ

Killik

キリック戦争の頃のキリック

登場作品

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。

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