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「インチョアの虐殺を生き延びた最後のロイヤル・ガード、キア・ケイノスは、ジャックスがパルパティーンの死に責任があることを知り、居所を突き止め、反逆者として処刑することを心に誓った」
ヴォレン・ナル[出典]

キア・ケイノス[1](Kir Kanos)は人間男性で、銀河内戦の時代の皇帝のロイヤル・ガード。他のガーズマンと同様、ケイノスは皇帝パルパティーンの思想に揺るがない忠誠心を抱いていた。多くのロイヤル・ガードが命を落とした超兵器第2デス・スター惑星ビィスの破壊を免れたケイノスは、他の生き残りとともに惑星インチョアに集まった。しかし彼らは、ガーズマンの裏切り者カノア・ジャックスの軍隊によって襲撃され、ケイノスはロイヤル・ガードの最後のひとりになってしまった。ケイノスは、裏切り者や、パルパティーンに破滅をもたらした人々に対する“血の誓い”を立てた。ケイノスの行動を危険視した銀河帝国残存勢力は、彼を銀河系の最重要指名手配犯に指定し、その首に莫大な賞金を懸けた。高い戦闘技術で追撃を生き延びたケイノスは、惑星フィーダ新共和国の味方をつくり、マイリス・シンと緊密な関係になった。一時的な仲間たちの助けを借り、ケイノスは皇帝を名乗るジャックスとインチョアで対決し、パルパティーンの名のもとに裏切り者を殺害した。しかしシンの友人シシュ・サディートも殺してしまったケイノスは、彼女の恨みを買うことになった。

その後、ケイノスはパルパティーンに対する陰謀に加担した人々への復讐を求め、ジャックスの後、内部の権力争いに明け暮れていた帝国暫定評議会を標的に定めた。組織に潜入するため、ケイノスはタヴ・ケネードロイヤル・ガード・アカデミーの長、ヴェド・ケネードの息子)と組み、バウンティ・ハンター・“ケニックス・キル”を名乗った。ケイノスたちは、ハンターとしての地位を確立することで、評議会に近づこうと考えていた。しかしケイノスが評議会に潜入するよりも先に、謎の人物ノム・アノアがひとりずつ評議員たちを暗殺していった。また、犯罪組織ブラック・サンも暫定評議会に対し陰謀を企て、評議員をクローンの偽物とすり替えて自分たちに都合のいいように彼らを操った。ケイノスはこの陰謀に巻き込まれ、ブラック・サンの協力者グラッパ・ザ・ハットザニバーの民によって捕えられたマイリス・シンを救出するため、一時的に自分の計画を中断した。こうした一連の出来事は、暫定評議会の指導者で、自称皇帝のサンデル・カリヴァス殺害につながった。

その後、ケイノスはバウンティ・ハンターとして活動し、パルパティーンに死をもたらした重要人物ルーク・スカイウォーカーをいつのか倒すことを目標に、辺境の宙域で様々な任務をこなした。かつて皇帝の個人的暗殺者だったエニックス・デヴィアン率いる帝国の分裂派閥、再建帝国は、ケイノスの捜索を行った。デヴィアンは、皇帝パルパティーンの時代のような栄光を帝国に取り戻すため、ケイノスの協力を求めていた。バウンティ・ハンターのボバ・フェットは、彼ら“強硬派”の拠点である小惑星RZ7-6113-23にケイノスを連れてくる任務を与えられた。しかしケイノスは、残忍な方法を使うデヴィアンが、自分の献身と名誉の精神とは対極の存在だと考えた。ケイノスはスカイウォーカーやパルパティーンの敵対者たちに対する血の誓いを忘れ、より大きな善を追及することに決めた。ケイノスはシャトルを手に入れて小惑星を脱出し、コルサントでマイリス・シンに会った。しかしデヴィアンは、銀河の首都惑星で新共和国とインペリアル・レムナントを一度に滅ぼすため、危険なジネシウムをシャトルに仕掛けていた。大量殺人を企んだ犯罪者というレッテルを貼られながらも、ケイノスは帝国の首都オリンダで再建帝国に最後の攻撃を仕掛けるため、バロンレイジズ・ダスタと手を組んだ。デヴィアンを殺し、再建帝国との戦いが終わると、ケイノスは世間の目に触れない平穏な未来を望み、自分の死を装った。

経歴

生い立ちと訓練

Kanos1

アカデミーにやってきた皇帝を見守るケイノスとカノア・ジャックス

人間男性、キア・ケイノスは銀河帝国に仕えていたが、それ以前の経歴は何も知られていない。しかし彼が積んだ経歴がどのようなものだったにせよ、それはロイヤル・ガードになるために必要な試練の役に立っていた。他の皇帝のロイヤル・ガードたちと同様、もともとケイノスは模範的に行動し、所属部隊の中で突出した才能を見せたストームトルーパーだった。

技術を認められたケイノスは、ロイヤル・ガードの特別訓練を受けるために、ストームトルーパー部隊から異動になった。43人の他の新人たちとともに、ケイノスは惑星インチョアにある帝国ロイヤル・ガード・アカデミーに到着する。この荒野の惑星で、ケイノスと同僚の兵士たちは過酷を極める状況にさらされ、スコールと呼ばれる危険な決闘アリーナで絶えず戦闘を強いられた。ケイノスは、カノア・ジャックスという名の野心的な兵士と、スコールで初めて顔を合わせた。ジャックスとケイノスはスコールでスパーリング・パートナーになり、たいていの試合でジャックスが勝利を収めていた。彼らはふたりとも、早い段階にマイン・カイニューの訓練を受けていた。訓練が進展する中で、ケイノスとジャックスはもっとも高い技術を持つ新人兵として知られるようになり、将来はガーズマンになることが予想されていた。

しかしケイノスは、ロイヤル・ガードに昇格する前にいくつかの試練を経験することになった。彼とジャックスは優れた生徒だったが、新人兵の中で最も高い賞賛を得ていたのは、バー・ダニッドという名の兵士だった。皇帝パルパティーンがロイヤル・ガード・アカデミーを特別訪問した際、ダニッドはケイノスのクラスの中で一番の生徒だと評価された。ケイノスとジャックスは、ダニッドが一種のデモンストレーションのために利用され、皇帝の右腕であるダース・ヴェイダーと戦わされる様子を見守った。新人兵が見守る中、ヴェイダーとダニッドはスコールで対決したが、優秀な生徒もシス卿には歯が立たなかった。ダニッドは残忍で高い技術を持つヴェイダーに軽くあしらわれ、敗北した。ヴェイダーは敗北した生徒に情けを見せず、ダニッドをスコールの深い穴の底へと蹴り落とした。情け容赦のないデモンストレーションに明らかなショックを受けながらも、ケイノスは彼らに与えられた教訓を理解した。その教訓は、最高の者だけが皇帝を守る名誉を与えられる、ということだった。

ガーズマンの訓練は続き、ケイノスはクラスで一番の生徒になった。43人だった最初のメンバーのうち、残っていた者はごく少数だった。残っていた生徒たちはペアを組まされ、互いのことを“兄弟”と呼んで助け合い、仲間としてやっていくよう指示された。ケイノスは新人兵のレメット・トークとペアを組み、協力して訓練・生活した1の長い任務の中で、互いに深く依存しあった関係を築いた。ケイノスとトークは訓練を生き残った最後の4人に選出され、大いに喜び合った。訓練を生き残ったもう一組、カノア・ジャックスとアラム・フロストらとともに、ケイノスとトークはアカデミーのマスター・インストラクターであるヴェド・ケネードの前に並んだ。ケネードは生徒たちに、彼らの訓練はほぼ完了したが、最後のテストがひとつ残されていることを教えた。

Kanos2

最後のテストで友人を殺すケイノス

ガーズマン候補生の4人は、訓練を完了するために、ペアごとに皇帝パルパティーンの待つ施設へと呼び出された。ジャックスとフロストの組が最初にテストに向かい、ケイノスとトークは外で待たされた。トークが目に見えて緊張していたため、ケイノスは友人を落ち着かせようと、彼に言葉をかけた。ドアが開くと、ケイノスは友人とともに皇帝の部屋へと歩み入り、銀河系の統治者と向かい合った。ケイノスの足元の床はで濡れており、パルパティーンの玉座の後ろでは、カノア・ジャックスがふたりを見守っている様子が見て取れた。ケイノスたちの訓練の成果を讃えた後、パルパティーンはペア同士で対決するよう命じた。

ケイノスとトークはためらったが、ヴェイダーに強要され、ふたりはバイブロブレードを交えた。ふたりはそれまでの訓練を実践に移し、ケイノスはすぐに優勢に立った。守勢に追い込まれたトークを攻撃しながら、ケイノスは友人を後ろへと蹴り飛ばし、その腹部を刃で突き刺した。トークの体がゆっくりと仰向けに倒れる中、ケイノスは最期の瞬間の親友と目を合わせ、彼を殺してしまった事実を理解した。トークの死体が横たわる中、パルパティーンは新しくガーズマンに昇格したケイノスを祝福し、施設を去っていった。

ケイノスは、すぐにトークの死体へと近寄り、自分の裏切りについて謝罪しようとした。しかし、それを見ていたヴェイダーは皇帝の命令に従ったことを後悔する必要はないと告げた。ヴェイダーはケイノスに教訓を与えるため、ライトセーバーを起動した。ケイノスは武器を手に取ったが、ヴェイダーの技術には敵わなかった。ヴェイダーのライトセーバーは、ヘルメットをかぶったケイノスの顔面を切り、彼に生涯消えない傷跡を残した。

ロイヤル・ガード

Kir Kanos NEGTC

若きキア・ケイノス

正式にロイヤル・ガードになったキア・ケイノスは、数年間優秀に帝国に仕えていたが、彼にはどうしようもない数々の出来事によって、彼の人生は大きく変化することになった。ケイノスは超兵器第2デス・スターに配属されていなかったため、この宇宙ステーションが破壊されたエンドアの戦いでの死を免れた。しかしこの戦いで、皇帝とヴェイダーが命を落とした。パルパティーンが死んだ後、ケイノスは現役任務を離れたものの、皇帝の理想に応えようという気持ちを捨てていなかった。しかし皇帝はクローンの肉体で復活し、現役に戻ったケイノスは再び高い評価を得るロイヤル・ガードとして活躍した。10 ABY、皇帝パルパティーンはダーク・エンパイアを率いて新共和国シャドウ・ハンド作戦を展開した。

しかし復活した皇帝のもとでの任務は長続きしなかった。11 ABYジェダイ・ナイトルーク・スカイウォーカーらの活躍によって、皇帝は惑星オンダロン敗北した。パルパティーンの精神も冥界へと引きずり込まれてしまったため、彼が再度復活する望みも完全に潰えてしまった。ロイヤル・ガーズマンの多くは皇帝の本拠地ビィス破壊された際に巻き添えになり、残りのほとんどもスーパー・スター・デストロイヤーエクリプスII>で命を落とした。ケイノスとおよそ20人の生き残りは、インチョアの帝国ロイヤル・ガード・アカデミーに帰還した。マスター・ケネードのもとで、彼らは皇帝を弔うために丸10間喪に服すことになった。

しかし10日目、彼らのもとに重傷を負ったロイヤル・ガーズマンが到着した。惑星オンダロンから長い旅の末やって来た彼は、皇帝の医師から聞いた話を彼らに教えた。それによると、カノア・ジャックスが皇帝を破滅へと導いた陰謀に関わっていたというのである。ジャックスは、皇帝の医師を買収してパルパティーンのクローン体に遺伝子操作を行わせ、肉体の老化を加速させていたのだった。ジャックスは皇帝にスカイウォーカーとの対決を余儀なくさせ、その敗北を確実なものにしていた。ジャックスの情報がデータベース上になく、戦死してもいないことを理解したロイヤル・ガードたちは、この裏切り者に死を与えることを誓った。しかしちょうどその瞬間、ガーズマンの生存者たちの集会は、ストームトルーパー軍団の出現によって中断された。

Kir Kanos

ストームトルーパーと戦うケイノス

ストームトルーパー部隊は皇帝のロイヤル・ガードに銃撃を開始し、施設の中で戦いが始まった。ロイヤル・ガーズマンは、帝国の歩兵たちに圧倒的に数で勝られていた。ガーズマンたちも大量のストームトルーパーを殺すことに成功していたが、押し寄せてくる大量の兵士たちに打ち勝つことはできずに倒されていき、間もなく教官のケネードも殺害された。ケイノスは、カイル・ハナードとともに最後まで抵抗していた。施設の隅に退却したケイノスとハナードは、このままでは裏切り者ジャックスに復讐を果たす人物がいなくなってしまうと考えた。どちらが生き残るかを決めるため、ふたりはコインが握られているのが左右どちらの手かを当てる運試しのゲームをした。その結果、生き残るのはケイノスに決まった。ハナードが自らを犠牲にする中、ケイノスは施設から逃げ出した。その後建物が爆発し、ケイノスは皇帝に忠実なロイヤル・ガードの最後の生き残りになった。彼はすぐにインチョアを脱出する手段を見つけ出し、復讐の誓いを実行に移す決心をした。

カノア・ジャックスへの復讐

Kanos3

フィーダで戦うケイノス

カノア・ジャックスは新しくクリムゾン・エンパイアを組織し、陰謀に加わった者たちで帝国暫定評議会を形成して帝国国家を統治していた。一方ケイノスは、身元を偽ったスキップレイ・ブラストボートに乗り込んで絶えず動き続けた。その途中、彼は惑星ザジャで、追跡してくるトルーパーたちに対し罠を仕掛けた。ジャックスが驚異的な額の賞金をケイノスの首に懸けたため、ケイノスは辺境の星々へと向かうことを余儀なくされ、やがて惑星フィーダにたどり着いた。宇宙船ドックのマスターを買収した後、ケイノスは地元のカンティーナに入店して飲み物を飲んだ。彼はそこで帝国軍将校のグループの会話を盗み聞きしていたが、結局、彼らと諍いになってしまった。ケイノスは男たちを殺し、駆け付けたストームトルーパーの部隊をひとりで全滅させた。ケイノスは素早くその場を立ち去ったが、最終的に新共和国のシンパであるテム・マーコンの助けを借りることになった。マーコンはケイノスを隠れ家に連れ帰り、彼が地下の部屋に泊まることを許した。

間もなくケイノスは、マイリス・シン率いる、フィーダで活動する新共和国のエージェントたちの接触を受けた。彼女らはケイノスを自分たちの基地へと運んだ。ケイノスは新共和国を軽蔑していたものの、互いに共通の敵が存在することを理解し、彼女らに一時的に加わることに同意した。シンはケイノスに興味をそそられ、この新参者とふたりで会話をした。その結果、彼らの関係は緊密なものになった。しかしテム・マーコンが基地の位置を帝国に漏らしたため、ふたりのロマンスはすぐに打ち切られることになってしまった。そしてケイノスの生計は再び危機的状況にさらされた。基地が帝国軍の攻撃を受けると、ケイノスも戦場に赴かざるを得なくなった。ケイノスはゼクサス・シェヴ大佐が率いる帝国の部隊を圧倒し、新共和国がこの戦いに勝利する手助けをした。ケイノスは当面の安全を手に入れたものの、帝国の追っ手が迫ってきていることを理解し、シンに惑星を離れるための宇宙船を求めた。シンから与えられたシミター・アサルト・ボマーを使い、ケイノスはすぐにフィーダを離れた。

Kanos VS Jax

ジャックスとの対決

再び惑星インチョアに戻ったケイノスは、シミター・アサルト・ボマーを罠として仕掛け、自分を追ってくるジャックスの到着を待った。帝国軍はケイノスが予想した通りに星系に到着し、ジャックスとブラックホール・ストームトルーパーはケイノスがいる場所へと足を進めた。帝国のロイヤル・ガード・アカデミーで、ケイノスはあっという間にブラックホール・トルーパーたちを全員倒し、ジャックスとの最後の決闘に臨んだ。訓練生時代にはジャックスが常に勝利を収めていた訓練場スコールで、ケイノスはロイヤル・ガードの裏切り者と対峙した。ケイノスは激しく戦ってすぐに優位に立ったが、ジャックスが足場を失い、通路の端にしがみついた際、とどめを刺さずに情けの心を示した。ケイノスは相手が再び武器を手に取り、立ち上がるのを待ったのである。しかしジャックスが同様に情けを返すことはなく、この裏切り者はフォースを使って岩を操り、ケイノスの後頭部にそれをぶつけた。

ケイノスは損傷を負ったヘルメットを脱ぎ捨て、再び強い戦意を抱いて対決に戻った。ジャックスはケイノスを追い詰め、あと少しのところでスコールの穴へと突き落とすところだったが、マイリス・シンとトランドーシャンボディガードシシュ・サディートがタイミングよく到着したことで、ケイノスの命は救われた。ケイノスがシンに好意を抱いていることを理解したジャックスは、サディートから奪ったブラスターを使って新共和国のエージェントを狙って脅し、戦いのバランスを思うように操ろうとした。しかしケイノスは全く躊躇せず、皇帝を自称する裏切り者の胸に刃を深く突き刺した。ジャックスを政治犯として生かしておくつもりだった新共和国のエージェントは、突然の処刑に愕然とした。サディートはケイノスを止めようとしたが、このトランドーシャンは振り向いたケイノスの刃に倒れ、命を落とした。

シンは友人の死に驚き、悲しんだ。しかしケイノスは、自分は共通の敵がいたからこそ協力したが、新共和国に対して全く愛国心はないのだと無慈悲に説明した。他にもまだ帝国暫定評議会という復讐の対象がいると言い残し、ケイノスは友人の死体を埋葬するシンを置いて去っていった。

バウンティ・ハンター、ケニックス・キル

Kanos4

バウンティ・ハンター、ケニックス・キルを名乗るケイノス

ジャックスが死ぬと、帝国暫定評議会はキア・ケイノスの首にさらに大きな賞金を懸けた。自分の命に巨額の金が懸けられているとあって、ケイノスは偽名を使うことを余儀なくされ、辺境の星々へと移動して注意を引かないようにした。スキップレイ・ブラストボートに乗ったケイノスは、やがて惑星バラモラに到着した。周辺を偵察した後、ケイノスはこの惑星がボス・バンジーア(帝国暫定評議会のメンバー、ロン・バンジーア提督の甥)によって統治されていることを知った。おじのためにケイノスを捕まえようと、ボス・バンジーアはバウンティ・ハンターを数名雇い入れていた。

ケイノスは、バウンティ・ハンターに扮装することが、姿を隠す最善の方法だと気付いた。彼はすぐに独特なアーマー・スーツを購入し、“ケニックス・キル”(ロイヤル・ガードの戦闘言語を使った、“キア・ケイノス”のアナグラム)という偽りの身分をつくった。バウンティ・ハンターとしての身分を固めるため、ケイノスは訓練生時代のマスターの息子、タヴ・ケネードに連絡を取った。ケイノスは、帝国暫定評議会を倒すために必要な機材を自分の代わりに揃えるようケネードに頼み、2日以内にバラモラで合流しようと持ちかけた。彼が到着するまでの間に、ケイノスはケニックス・キルとしてできる限り多くのことをボス・バンジーアから聞き出す決意でいた。

ケイノスはボス・バンジーアのキャンプに出向き、バウンティ・ハンターとしての技術を見せて彼に大きな感銘を与えた。その後、彼はキア・ケイノスの居場所を知っているとバンジーアに嘘をついた。お尋ね者を“捕まえる”ため、ケイノスはバンジーアに雇われたバウンティ・ハンターたちを大勢率い、キャンプから離れた場所へと移動した。ハンターたちを遠くへと連れだした後で、ケイノスは自分こそ彼らの求めるお尋ね者であることを明かし、ハンターたちを皆殺しにした。ケイノスは、宙域内でのバウンティ・ハンター活動を効果的に麻痺させたのだった。ボス・バンジーアが評議員バンジーア提督の甥であることから、ケイノスは彼を殺害することが妥当だと判断した。彼はひとりでバンジーアの基地を攻撃し、ボス・バンジーアを殺した。

ケネードが到着した後、ケイノスはスキップレイ・ブラストボートを地元の若いメカニックに与え、Xウイング・スターファイターでバラモラを離れた。パルパティーンを殺したルーク・スカイウォーカーこそ真の敵であると考えるケイノスは、このスターファイター操縦する方法を学ぼうと決めていたのだった。いくつかの場所に立ち寄った後、ケイノスはケニックス・キルの偽名で裏社会に潜り込むことを決断した。正体を確実に隠すために、ケイノスは誰もヘルメットの下の素顔を見れないように慎重な予防措置を講じていた。グラッパという名前のハットがバウンティ・ハンターを必要としているという情報を掴んだケイノスは、ハットの仕事を引き受けることに決めた。Xウイングに乗って惑星ジェノンにあるグラッパの基地に赴き、このハットと顔を合わせた後、ケイノスは税関将校タラント・スニルを捕まえる任務を引き受けた。

Kanos5

スニルの部下たちを倒すケイノス

ケイノスは、スニルがいる惑星グウィニー都市レイ・パ=シディアンへとすぐに出発した。レイ・パ=シディアンに到着して間もなく、ケイノスはスニルに忠実な男たちから声をかけられた。他のバウンティ・ハンター数名がスニルを捕まえることに失敗していたため、彼らはケイノスも同じ道をたどると確信していた。しかし、スニルの部下たちではケイノスのダブル=ブレードバイブロブレードの技術に歯が立たず、間もなく彼らは皆命を落とすことになった。ケイノスはスニルを捕まえてジェノンに連れて行き、グラッパに差し出してこのハットを喜ばせた。“ケニックス・キル”を気に入ったグラッパは、彼にパーティーを楽しむよう言った。しかしこの催しは、グラッパに突然の通信が入ったことで中断された。グラッパはあわててパーティーを去っていき、ケイノスはグラッパが落とした通信装置に、謎の人物ノム・アノアの姿を見た。

グラッパのもとに仕えていた際、ケイノスは新共和国のマイリス・シンもこのハットに雇われていることを知った。変装がばれないようにするため、ケイノスはケネードに彼女を見張らせた。ケネードは、マイリス・シンが友人の仇であるケイノスを嗅ぎまわっている様子ではなかったため、彼女の目的がケイノスに対する復讐ではないと判断した。しかしケイノスは、自分がグラッパの基地に長居しすぎていると判断した。ロイヤル・ガードの戦闘言語を知る者によってケニックス・キルのアナグラムが解読されると、ブラック・サンメイカス・ケイニフがグラッパにキルの正体を教えた。しかしすでにその時、ケイノスは惑星ジェノンを離れていた。

埋め合わせ

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ザニバーの儀式を妨害するケイノス

一方、同じように正体が発覚してしまったマイリス・シンは、グラッパに捕えられてザニバーに引き渡されていた。この新共和国エージェントの友人を殺してしまったことを後悔していないと語っていたケイノスだったが、彼女を悲しませたことについて、埋め合わせをしなければならないと感じていた。グラッパの基地で奪い取ったRZ-1 Aウイング・インターセプターに乗り、ケイノスはシンを救うためにザニバーの出身惑星であるゾーに向かった。シンを乗せたザニバーの輸送船を追跡して惑星に降りたケイノスは、ザニバーの主要都市から離れた、草木が密集している場所に宇宙船を泊めた。その後ケイノスはザニバーの集落に忍び込み、ザニバーの聖職者を気絶させて彼が着ていた式典用の服を奪った。

ザニバーは、生き物を捕まえて生け贄にし、野蛮な儀式を行うことで知られていた。ザニバーに捕えられ、大きな金属の環に縛り付けられた人物は、刃物を持ったザニバーたちに取り囲まれ、おそらくは皮を剥がれて切り裂かれることになった。ケイノスが儀式の会場に到着した時、輪にはマッシモ大尉(彼はグラッパにシンを売ったが、彼女とともにザニバーの生け贄にされた)がくくりつけられていた。ザニバーがマッシモに注意を払っているすきに、ケイノスは儀式が行われている建物の中でシンを見つけ、彼女の拘束を解いた。しかしザニバーのひとりが生け贄が解放されたことをすぐに察知し、他の者たちにも注意を喚起した。ケイノスはザニバーの聖職者に発砲し、彼らのひとりを殺した後、シンとともに走り去った。この時、彼は図らずもマッシモを儀礼用の輪から解放していた。

ザニバーの集落を離れ、宇宙船へと急いだケイノスとシンは、ザニバーたちから激しい追撃を受けた。Aウイング・ファイターは1人乗り用だったため、ケイノスはシンが大気圏内で戦闘機を操縦する間、その船体にしがみつかなければならなかった。しかし大気圏内の飛行で思うようにスピードが出ず、Aウイングはザニバーの宇宙船に追いつかれて攻撃された。シンは損傷を負った戦闘機を巨大なに不時着させた。彼らはふたりとも墜落を無傷で乗り切ったが、脱出の手段をもはや何も持たず、惑星ゾーの危険な荒野で窮地に立たされた。

脱出

Kanos6

惑星ゾーで獣と戦うケイノス

ケイノスとシンはともに危険な荒野を進んだ。彼らは危険な野生動物から身を守るため、常に力を合わせて行動しなければならなかった。ふたりは絶えず互いの背後に気を配ることでその日を生き延び、日が沈むまでに荒野の中心にある古代の寺院の近くまでたどり着いた。夜を明かすために腰を落ち着けた後、ふたりは惑星フィーダで互いの間に芽生えた感情を再び感じ始めた。シンは帝国が邪悪な存在であることを再びケイノスに説明しようとした。シンは、温和な性格だったが帝国によって殺されてしまった過去を語る。ケイノスはゆっくりと心変わりを示し、長い間考えていなかった自分自身のことを見つめなおした。

ともに一夜を過ごした後、目を覚ましたケイノスとシンは、ザニバーの部隊がふたりを儀式のために捕まえに来ていることに気付いた。ケイノスたちは罠にかけられ、大勢の敵に取り囲まれたが、古代の寺院を盾に使ってザニバーを退けようとした。間一髪のタイミングで、タヴ・ケネードがケイノスのXウイングに乗って救援に駆け付けた。シンが機体に乗り込んだ直後、ケイノスはザニバーが放ったブラスターの弾に当たり、戦闘機に乗ることができなかった。ケイノスはケネードに、自分を置いてシンを逃がすよう指示した。シンは抗議したが、ケネードは彼の命令に従って惑星ゾーから脱出した。惑星に残されたケイノスは、ザニバーに囲まれて捕えられた。

ケイノスにとって幸運なことに、野蛮なザニバーも、このインペリアル・ガードの首にかかった巨額の賞金について耳にし、生け贄にするのではなく報酬を手に入れるため彼を引き渡すことに決めた。ザニバーはケイノスをグラッパに差し出し、このハットに帝国との取り引きの仲介を求めた。グラッパが帝国と交渉する間、ケイノスは独房に入れられた。しかし、マイリス・シンが率いる新共和国の機動部隊がグラッパの本拠地に潜入し、ケイノスを独房から解放した。救出されたロイヤル・ガードは、シンとともに新共和国領に戻り、オード・カントレルの戦いの戦場に向かった。

サンデル・カリヴァス暗殺

Kanos7

ケイノスとサンデル・カリヴァス

ケイノスとシンは、オード・カントレルで暫定評議会メンバー・サンデル・カリヴァスと戦っていたバロンレイジズ・ダスタと対面した。バロンの娘であるフィーナ・ダスタは暫定評議会のメンバーだったが、ブラック・サンの陰謀によってクローンの偽物とすり替えられていた。グラッパの宮殿でケイノスとともに本物のフィーナを救出していたシンは、偽物に気付いていないバロン・ダスタに真実を教えた。ダスタが意外な真実に衝撃を受ける中、ケイノスは皇帝に対する陰謀に加担したフィーナのクローンを反逆者とみなし、処刑しようとした。しかしシンは、フィーナのクローンはブラック・サンの策略に従わざるを得なかったのだと説明し、ケイノスを思いとどめた。シンやバロン・ダスタに説得され、彼女を殺さないことに決めたものの、ケイノスは暫定評議会の残りのメンバーを抹殺することを決意した。

謎の協力者ノム・アノア(彼の正体は別銀河出身種族のユージャン・ヴォングエージェントで、来るべき銀河系侵略に備え、帝国の崩壊を早めようとしていた)に操られたサンデル・カリヴァスは、暫定評議会を解散させ、新皇帝を名乗っていた。ケイノスはシンやタヴ・ケネード、バロン・ダスタたちとともに、カリヴァスの邸宅があるオード・カントレルの都市デ=パーティーンに降りた。ケイノスはサンデル・カリヴァスのプライベート・ガードを圧倒したが、ケネードはバロン・ダスタを庇って負傷した。警備兵たちを全員倒したケイノスは、奥のドアに逃げ去ったカリヴァスを捕まえ、彼の顔を壁に叩きつけた。ケイノスはカリヴァスの命乞いを聞き入れず、自称“皇帝”を冷静に処刑した。

カリヴァスは死んだが、彼が暫定評議会を解散した際に、他のメンバーたちは逮捕されて閉じ込められていた。シンはケイノスに、残りの評議員を殺したいと願うなら、元ロイヤル・ガードにとってそれは容易いことだろうと述べた。しかしケイノスは、今日は十分すぎるほど人を殺したと答え、暫定評議会メンバーの処分を新共和国に任せた。ケイノスは自分の心変わりに混乱したままだったが、シンのもとを去り、新共和国領を離れる準備をした。シンはケイノスに対する愛情を告白し、自分のもとにとどまるよう懇願したが、このロイヤル・ガーズマンはいまだに彼の忠誠の対象が皇帝であると考えていた。シンとキスした後、ケイノスはXウイングに乗って彼女のもとを去っていった。

さらなる活躍

ケイノスは結局バウンティ・ハンターとしての活動を再開し、再びケニックス・キルの名を名乗るようになった。ある惑星で耳のとがった小さな人物を捕え、報酬を獲得した後、ケイノスは悪名高いサイボーグ海賊を討伐する仕事を開始した。この海賊の要塞は、先進的なドロイド数体によって防衛されていた。ケイノスのXウイングが要塞に到着すると、衛兵ドロイドが機体の周囲に集まり、ケイノスはコックピットから飛び出した。サイボーグの海賊と対峙したケイノスは、相手の正体が他ならぬマッシモ大尉であることを知った。マッシモは惑星ゾーで災難を逃れていたが、キア・ケイノスが放ったブラスターの流れ弾が原因でザニバーの儀式の輪から落下した際、重傷を負っていた。そのため、マッシモは右と右人工物と取り換えることを余儀なくされていた。

Kanos9

マッシモを殺すケイノス

自分を無残な状態に追いやったケイノスに復讐を求めるマッシモは、ケイノスを殺すという究極の目標を抱き、海賊になる道を選んでいた。ケニックス・キルの正体を知ったマッシモは、賞金委員を買収し、ケイノスが自分のもとにやってくるよう仕組んでいたのだった。マッシモのドロイドはケイノスを不意に攻撃したが、このロイヤル・ガードは2体のドロイドの間を素早く移動することで、ドロイドに同士討ちをさせた。自分を守るものが何も無くなってしまったマッシモは、ケイノスの他の多くの標的と同様に命乞いをした。しかしそれに対するケイノスの対応もそれまでと同様で、彼は裏切り者のマッシモをその場で殺害した。

その後のオリンダ戦役の間、ケイノスはシギット・ランス(パルパティーンのクローン体に破壊工作を行った張本人で、皇帝を殺した陰謀に加担した人物)が再び帝国のために表立った活動を再開したという情報を知る。ランスは惑星ダソミア無限の門を研究する科学者チームに加わっており、ケイノスは裏切り者を処刑する目的ですぐに旅立った。しかしケイノスがダソミアに到着した時点でランスは既にそこにおらず、ケイノスはこの惑星に足止めされることになってしまった。ナイトシスターがダソミアを出て行かないようにするため、この惑星では飛行する船は厳しく管理されていたのだ。そのため、ケイノスは代わりの脱出手段を見つける必要があったのである。訓練生時代のクラスメートの名、“バー・ダニッド”を偽名に使い、ケイノスはシャトル・パイロットに扮して惑星を離れようとした。損傷を負った宇宙船に乗る新共和国の英雄たちが、夢見る川の民魔女を救出し、はぐれ者のジェダイダル・コナーを捕まえる目的でダソミアにやってきた際、ケイノスは自分も一緒に惑星外に連れて行ってくれれば、宇宙船の修理と夢見る川の民の救出を手伝うと申し出た。新共和国の人々が同意した後、あわただしい救出劇の中で、ケイノスは帝国の兵士と戦うために何度かロイヤル・ガードの装甲服を身に着けた。惑星からの脱出に成功したケイノスは、ランスの追撃を続けた。

歴史の裏側で暗躍を続けたケイノスは、ナタシ・ダーラ提督とクローンのグロディン・ティアス少佐のもとでロイヤル・ガードが復活しかけた際、その計画の破綻を確実なものにした。この破壊工作の中で得た情報をきっかけに、ケイノスは第二帝政の先頭に立った4人の名称不明のロイヤル・ガードにも密かに攻撃を行っていた。また、ケイノスは皇帝の破滅に大きな責任を持つルーク・スカイウォーカーを追い詰め、殺すことを誓っていた。

再建帝国の脅威

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ロイヤル・ガードの装備を身に着け、再建帝国の指導者と対面するケイノス

ケイノスがスカイウォーカーの一族に対して復讐心を募らせていることを受け、マイリス・シンはレイア・オーガナ・ソロ(ルーク・スカイウォーカーの妹)の警備担当という立場を退いた。13 ABY当時、ケイノスは“ケニックス・キル”の偽名でバウンティ・ハンター活動をつづけ、ミーンカのような辺境の惑星で仕事をこなしていた。そうした任務の中で、ケイノスは14歳の子供を殺したことで指名手配されていた連続殺人犯、レム・クラーを捕まえた。クラーを捕まえた後、ケイノスは賞金の受け取り場所でこの男の罪状を知った。するとケイノスはその場でクラーを殺害し、賞金首を殺した場合の報酬AurebeshSans-Serif credit6,000を受け取った。しかしケイノスに報酬を支払うことを渋っていた地元の保安官は、手渡した賞金を回収しようと、手下をケイノスのアパートに配置して待ち伏せさせた。ケイノスは戦いの中で保安官の部下を3人殺害する。しかし彼は、その勢いのまま不注意にボバ・フェットのために働いている男をひとり殺してしまった。帝国の派閥、再建帝国に雇われていたボバ・フェットは、キア・ケイノスを見つけ出して彼らの本拠地である小惑星RZ7-6113-23へと連れてくる任務を与えられていた。

保安官やその部下たちに埋め合わせ分のクレジットを払い、争いを収めたフェットは、ケイノスを<スレーヴI>に乗せて小惑星へと同行させた。クローン大戦期のスターシップを保管した倉庫に到着したケイノスは、ヴォータ将軍と彼の副官ブルガーによる熱のこもった歓迎を受けた。ヴォータはここを再建された帝国の“真の心臓部”と呼び、ケイノスを迎え入れる。もてなしのしるし、そして互いが持つ類似した理想のシンボルとして、この帝国派閥はケイノスに標準的なロイヤル・ガードの深紅の装備をプレゼントした。“強硬派”再建帝国のリーダー、エニックス・デヴィアンは、ケイノスを称えるために開かれた公式の晩餐会で、彼らの目的を説明した。ケイノスは、デヴィアンがパルパティーンの生前には殺し屋として働いていた、不名誉な悪党であると理解した。デヴィアンが自身の戦闘技術の高さを示す目的で部下をひとり殺害してみせると、ケイノスは彼のために働くことについて慎重になった。

デヴィアンは、不安定な物質ジネシウムを使って新共和国の本拠地コルサントを攻撃する計画を説明した。ケイノスは、政治的権力の名のもとに罪のない人々を大量に巻き添えにする考えにうんざりした。デヴィアンや彼の部下たちが、盲目的な忠誠によって考え方をゆがめられてしまっていることを知ったケイノスは、ルーク・スカイウォーカー対する血の誓いについて、考えを改めた。ケイノスは、デヴィアンの計画をスカイウォーカーに警告することに決めたのである。デヴィアンはケイノスを部屋に監禁したが、ケイノスはその際にデヴィアンのブラスターを密かに盗み取っていた。ブラスターを間に合わせの爆弾として使い、ケイノスはベッドルームのドアを破壊する。彼は駆け込んできたふたりのストームトルーパーを殺害し、トルーパーから奪った2丁のブラスターを手にメイン・ハンガーを目指した。道中の敵を倒し、ブルガーを人質として使いながら、ケイノスはアタック・シャトルを盗み出した。しかしデヴィアンは、ケイノスが銀河の首都惑星に向かうことを予期し、すでにこのシャトルにジネシウムを仕掛けていた。

ケイノスのコルサント到着はちょっとした事件となった。Aウイング・インターセプターの中隊によってエスコートされながら、ケイノスが操縦するシャトルは厳戒態勢が敷かれたインペリアル・パレスの着床シャトルに着陸した。新共和国の兵士はケイノスに両手を上げるよう指示されたが、ケイノスはマイリス・シン(彼女はいまや保安主任になっていた)との会話を要求した。しかし警備兵たちはこの元ロイヤル・ガードを逮捕し、監獄に入れた。彼は刑務所の中でシンと会うことができた。ケイノスは、ルーク・スカイウォーカーに対する復讐の誓いは捨てた、とシンを説得し、新共和国国家元首レイア・オーガナ・ソロと、彼女の兄であるスカイウォーカー本人との対面を許された。かつて皇帝のロイヤル・ガードだった男は、新共和国の人々にデヴィアンの陰謀を暴露した。彼らはケイノスを疑ったが、ケイノスの心に裏切りを感じなかったスカイウォーカーは、彼を信用することに決めた。乗ってきたシャトルにジネシウムが埋め込まれていることを知らないまま、ケイノスはロイヤル・ガードのアーマーを脱ぎ、新共和国に協力することに同意した。それから間もなく、シャトルを調査した技術者たちは、船の内部から放射線が発せられていることを報告した。シャトルが爆発するようにセットされていることを知ったスカイウォーカーは、ケイノスが自分たちを罠にはめたのだと考えた。爆発から人々を救うため、スカイウォーカーはシャトルに乗ってコルサント軌道へと飛び去った。このジェダイは、ジネシウムが爆発する直前に何とか脱出ポッドに乗り込んで難を逃れた。

Kanos kills Devian

デヴィアンを殺すケイノス

当然、ケイノスはジネシウムを使った攻撃について非難を受けることになった。このときケイノスは、マイリス・シンに同行し、フィーナ・ダスタとの外交的な会合に赴いていた。彼女たちは新共和国とインペリアル・レムナントの間に和平協定を締結しようと試みていたのだ。休戦のために予備的な議論をしていた際、帝国の強硬派が放ったグループが会合を襲撃し、シンとケイノスも銃撃戦に巻き込まれた。ケイノスとシンはストームトルーパー部隊を容易に撃退したが、ダスタは弾丸に当たって命を落としてしまった。ケイノスはフィーナの死を自ら彼女の父であるレイジズ・ダスタに伝えることに決めた。彼はバロン・ダスタにデヴィアンの計画を説明する。状況を理解したバロンは、ケイノスに協力を申し出て、デヴィアンの艦隊(惑星オリンダ襲撃の準備段階にあった)に対して攻撃を開始した。

バロンはケイノスに、フィーナ・ダスタのクローンを再び紹介した。彼女はこの数年で“父親”と親しくなっていた。バロンの作戦は、オリンダの月に彼の艦隊を隠し、帝国の強硬派を待ち伏せするという者だった。彼は娘のクローンをデヴィアンと対面させ、フィーナ・ダスタが暗殺“未遂”事件を生き延びていたと信じ込ませようと考えていた。計画は実行に移され、ケイノスはバロン・ダスタ、フィーナのクローン、マイリス・シンたちとともにオリンダに赴いた。デヴィアンの基地で、彼らはインペリアル・レムナントの指導者であるギラッド・ペレオンの命を間一髪のところで救う。フィーナのクローンをデヴィアンと対面させ、オリンダ星系に隠したダスタ私設艦隊を戦いに参加させた後、ヴォータ将軍やデヴィアンに仕えるストームトルーパーの大多数が激しい銃撃戦の中で戦死した。

ケイノスはシャトルへと走って行ったデヴィアンを追跡し、再建帝国の思想をここで葬ると宣言した。ダース・ヴェイダーから個人的に訓練を受けたことがある、と語るデヴィアンは、武器を手にしてケイノスを攻撃した。ケイノスはデヴィアンのバイブロ=ブレードの握り部分を切断したが、デヴィアンも直後にケイノスの武器を両断した。戦いで優位に立ったデヴィアンは、ブレードでケイノスの左肩を突き刺し、重傷を負わせた。致命的な傷を負いつつも、ケイノスは残った力を振り絞り、破損した武器で肩に刺さったバイブロ=ブレードを切った。刃の部分だけがケイノスの肩に刺さったまま残り、デヴィアンは武器を失った。ケイノスは即座にデヴィアンを殺し、再建帝国の計画に終止符を打った。

その後

ケイノスはデヴィアンとの戦いで重傷を負ったが、マイリス・シンが彼のもとに駆け付け、輸送船でダスタン宙域の星系にあるバロン・ダスタの隠れ家へと運んだ。ケイノスが死にかかっていると思ったシンは、彼に別れを告げ、首都惑星コルサントに戻って国家元首レイア・オーガナたちの前に立って証言を行った。彼女はケイノスが新共和国に対して犯したとされる罪を弁護する。しかしシンは、ケイノスがバロン・ダスタやその娘のクローンによる治療を受けて回復し、彼らと数か月間一緒に生活していたことを知らなかった。ケイノスは公式には死んだことにされた(しかしバロン・ダスタは、ケイノスのような男はいつまでも姿を隠し続けることは出来ないだろうと述べていた)。回復した後、ケイノスは新しい生き方を見つけるために必要な時間を手に入れる。自分自身の人生を歩むべく出発する時が来ると、ケイノスはロイヤル・ガードの深紅のローブをバロン・ダスタに手渡した。シンと話せないまま別れたことが残念だと告げた後、彼はダスタから贈られたXウイングに乗って去っていった。ケイノスが出発した後、ダスタは彼がきっと新しい人生を見つけ出し、帝国に戻ることは二度とないだろうと語った。

個性と特徴

「ロイヤル・ガードの最後の人物キア・ケイノスは、忠誠と献身という意味ではジャックスと正反対だった」
銀河同盟の歴史書[出典]
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マイリス・シンとキスするキア・ケイノス

キア・ケイノスは、冷酷で残忍な人物だった。彼は殺す相手に全く慈悲をかけないことで知られ、それについてほとんど、あるいは全く罪の意識を感じていなかった。ケイノスは、帝国のもとでそのキャリアを開始した直後から、厳しいレッスンと死のイメージによって満たされた、過酷な訓練環境の中でこうした性質を発展させていった。ケイノスは熱狂的といえるほど強い忠誠心を持つ、献身的な戦士だった。ケイノスは、非常に尊敬していた皇帝パルパティーンが死んだ後、ほぼ10日間喪に服していた。ケイノスはパルパティーンとの関係に独特な感覚を抱いており、皇帝がアカデミーを訪れた際と、ロイヤル・ガードの訓練が終了した際に、彼は一瞬だけ皇帝と目を合わせた。ケイノスはパルパティーンのことを父として見上げ、皇帝の死後は人生を復讐にささげた。

ケイノスはほとんどの場合、感情を表に出すことがなかったが、優しさを垣間見せることもあり、しばしば人間らしい感情を見せることもあった。パートナーの訓練生、レメット・トークを殺した後、ケイノスは後悔の感情に満たされた。しかし死んだ友人に対して見せた後悔の情が原因で、ケイノスはダース・ヴェイダーから厳しい罰を受け、生涯消えない傷を顔に負うことになった。マイリス・シンとともに惑星ゾーのジャングルを旅した際、ケイノスの心中で初めて、帝国に対する忠誠心に陰りが見えた。マイリス・シンが帝国の邪悪さと冷酷さを証明しようとした際、ケイノスの帝国に対する信頼が揺れ動いた。シンはケイノスにまっとうな影響を与え、ケイノスは彼女とともに旅をすることを楽しんでいるようだった。しかし元ロイヤル・ガーズマンの皇帝に対する忠誠心はあまりに強く、最終的に彼はシンと道を違えることになった。

自称皇帝サンデル・カリヴァスを殺した後、ケイノスは暫定評議会の他のメンバーを殺さず、新共和国に彼らを任せることに決めた。エニックス・デヴィアンが率いる再建帝国の存在を知り、彼らの冷酷なやり方を目にしたケイノスは、彼らに協力することを拒んだ。ケイノスはルーク・スカイウォーカーに対する血の誓いを忘れ、再建帝国が企んでいた新共和国に対する大規模な攻撃を阻止しようと、自ら惑星コルサントに赴いて警告した。デヴィアンを殺した後、ケイノスは公には死んだことにされた。彼はロイヤル・ガードのローブをレイジズ・ダスタの手に残し、自らの人生を歩むために出発した。

制作の舞台裏

キア・ケイノスは、1997年に発表されたコミック・ブック・シリーズ、『Crimson Empire』で初めて登場したキャラクターである。ランディ・ストラドリーマーベル・スター・ウォーズのストーリー用に計画していたキャラクターが、キア・ケイノスの大雑把なベースになった。

登場エピソード

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ウーキーペディアにはキア・ケイノスに関する19枚の画像があります。
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ロイヤル・ガードのアーマーを身に着けたケイノス

  • Crimson Empire 0 (初言及)
  • Crimson Empire 1 (初登場)
  • Crimson Empire 2
  • Crimson Empire 3
  • Crimson Empire 4 (言及のみ)
  • Crimson Empire 5
  • Crimson Empire 6
  • Crimson Empire オーディオドラマ版
  • The Bounty Hunters: Kenix Kil
  • Crimson Empire II: Council of Blood 1
  • Crimson Empire II: Council of Blood 2
  • Crimson Empire II: Council of Blood 3
  • Crimson Empire II: Council of Blood 4
  • Crimson Empire II: Council of Blood 5
  • Crimson Empire II: Council of Blood 6
  • Hard Currency
  • WizardsoftheCoast Nightsaber - Wizards.com
  • The Third Time Pays for All
  • Crimson Empire III: Empire Lost 1
  • Crimson Empire III: Empire Lost 2
  • Crimson Empire III: Empire Lost 3
  • Crimson Empire III: Empire Lost 4
  • Crimson Empire III: Empire Lost 5
  • Crimson Empire III: Empire Lost 6

参考資料

脚注

他言語版