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カルシェボール[1](Kal'Shebbol)はアウター・リム・テリトリーケイソル宙域に属す、カルシェボール星系の主要惑星である。カルシェボールは、宙域内の惑星をマイノス星団の近くへと繋ぐハイパーレーントライトン・トレード・ルートの上に位置していた。392 BBYごろ、ライロスから逃れて来たトワイレック奴隷たちによって入植されたカルシェボールは、ものの50で小さな入植地から主要な交易惑星へと成長した。成長の裏には、人間エイリアンの大規模なコミュニティが、新たなスタートを求めてこの星に移住してきたという背景があった。ケイソル宙域が銀河共和国に加盟すると、共和国領に最も近い位置にあったカルシェボールは、宙域の首都惑星に指定された。

銀河帝国が台頭すると、カルシェボールもその傘下に入った。2 BBYモフケントー・サーンがケイソル宙域の総督に任命され、カルシェボールは彼の本拠地になった。彼の統治は圧政的であり、産業が国営化され、惑星への出入りが厳しく制限されたことで、カルシェボールの民は苦しめられた。4 ABYエンドアの戦い皇帝パルパティーンに、帝国の権威が崩壊すると、サーンは宙域を帝国から独立させ、カルシェボールを中心地に自らが支配する領土を確立した。

8 ABY新共和国機動部隊がカルシェボールをサーンの支配から解放するために派遣された。新共和国のエリート・コマンド部隊、ペイジ・コマンドの隊員が惑星へと潜入し、カルシェボールの防衛シールドを停止させ、サーンを捕まえようと試みた。コマンド部隊がシールドをダウンさせたおかげで、新共和国は惑星の制圧に成功したが、モフ・サーンは軍事力の大半を伴ってケイソル宙域の別の場所へと逃げ去った。新共和国はカルシェボールに新政権を樹立させ、惑星にいる大規模なエイリアン共同体を尊重するため、モンジャイという名のエロミンを総督に据えた。

特徴

Tritiontraderoute

カルシェボールとトライトン・トレード・ルート

カルシェボールは、アウター・リム・テリトリーケイソル宙域カルシェボール星系に属す惑星である。宙域首都として機能していたカルシェボールは、宙域内の主要ハイパーレーントライトン・トレード・ルートの上に位置していた。カルシェボールから伸びる1本のハイパーレーンは、二股に分かれてブロルサムトリズといった惑星と繋がっていた。また、カルシェボールはマイノス星団の惑星パーギターとも繋がっていた。クラス1のハイパードライブを使ってカルシェボールから旅した場合、パーギターまでちょうど9超、トリズまでは18時間、ブロルサムまでは1日と6時間を要した。

カルシェボールには大陸がひとつ存在し、惑星の住民はそこに住んでいた。広大で開けた平原と起伏のある丘に覆われたカルシェボールは、呼吸可能な大気を有しており、居住に適していた。雨の多い天候、そして耕作が可能な大地という条件が揃っていたため、惑星の土地は農場に適し、惑星の最初の住民であるトワイレックたちはこの特性を利用した。また、惑星の土地はチョラスのような群れを成す動物の牧草地としても最適だった。

歴史

入植と銀河コミュニティへの加入

392 BBYごろ、故郷の惑星ライロスから逃げてきたトワイレックの奴隷たちによって、カルシェボールへの最初の入植が行われた。ギャンドル・オット(ケイソル宙域で初めて居住が行われた惑星)へと続くトレード・ルート上に位置するカルシェボールは、トワイレックの氏族が平和に暮らしていけるほど、銀河系外部から十分に孤立していた。当初、彼らは開けた平原と湿った大気を不快に感じた(故郷のライロスでは、乾燥した環境と洞窟で暮らしていたため)ものの、すぐに環境に適応した。彼らは野生のチョラスの群れを飼いならし、発達する社会を支えるための農場をつくり上げた。

その後の50で、多くの家族がカルシェボールへと旅し、惑星に住み着いて新しい生活を始めようとした。しかし彼らはトワイレックの氏族のどれかに正式に養子として迎えられなければ、惑星に住居を構えることを許されなかった。カルシェボールは間もなく100万の人口を抱えるようになり、ギャンドル・オットへと旅する者たちの単なる立ち寄り場所から、主要な貿易場へと発展した。

ケイソル宙域が銀河共和国に正式に加入した際、カルシェボールはギャンドル・オットを差し置いて宙域の首都に指定された。トライトン・トレード・ルートの終わりのオット星系に属すギャンドル・オットは、カルシェボールよりも200年早く入植が行われ、宙域の最初の植民地として公式に認められていた。しかしギャンドル・オットよりも共和国の領域に近いという単純な理由から、カルシェボールが首都に選ばれることになったのだった。この頃、カルシェボールは氏族と都市国家の合同政府によって統治されていた。

銀河帝国

Sarneheadshot

ケントー・サーン

クローン大戦が終結した19 BBY最高議長パルパティーンは銀河共和国を銀河帝国へと再編した。惑星を運営するために、カルシェボールへと帝国の長官が送り込まれた。しかし帝国は、何世紀という歴史がある伝統的な惑星のしきたりを、ほとんど尊重しなかった。氏族と都市の国家は、社会の現状を保持しようとしない帝国当局の意向にこびへつらうようになった。

2 BBYケントー・サーンがケイソル宙域のモフに任命された。宙域の首都であるカルシェボールはサーンの個人的な拠点となるが、彼の弾圧的な指示のもとで産業が国営化され、惑星からの自由な行き来が制限されたため、市民は苦しめられた。4 ABY皇帝パルパティーンエンドアの戦い死亡した。皇帝の死後、帝国の指令体系は崩壊し、多くの上級将校が帝国国家から独立して軍将となり、それぞれの個人的な帝国を形成した。サーンもまた他の者の例に倣い、ケイソル宙域を帝国の権威から離脱させた。サーンが何をしようとしているのか人々が理解した頃には時既に遅く、独立したモフを組織に戻すために軍隊を割くことが出来る者は誰もいなかった。カルシェボールは、サーンの新しい帝国の首都になった。

カルシェボールを支配した10年の間に、サーンは帝国の官僚として、そして同時に自分自身のために、惑星の大陸をひとつ事実上の要塞に変えてしまった。要塞はエネルギー・シールドによって保護され、対軌道ターボレーザーイオン砲で武装し、海岸線には対侵略用兵器が並んだ。帝国政府施設は、サーンの軍事および統治上の本拠地として使われたほか、彼の個人的な住居の役目も兼ねており、“サーンの宮殿”として知られていた。この建物にはエネルギー・シールドと兵器類の制御装置や、サーンが惑星を直々に防衛できる主要指令センター、モフの個人の部屋、そしてキャラック級軽クルーザーアンビション>(サーンが緊急脱出用に使った乗り物)が停泊する秘密のハンガーもあった。

サーンがカルシェボールを支配した時代、少なくともひとつのレジスタンス・グループが彼に抵抗し、カルシェボール・スターポートの下の秘密の部屋で活動を行っていた。サーンの軍隊との一連の戦いの中で、抵抗勢力のメンバーは命を落としていき、組織の医療兵だったジェナ・シーダーが唯一の生存者になった。さらにサーンは、カルシェボールでいくつかのテロ行為を実行させた。サーンはこの悪事を抵抗勢力のせいにし、共和国再建のための同盟やその後継国家である新共和国に対し敵対的な世論を喚起しようとした。これらのテロ攻撃の中で、シェラ・イニオン(彼女は無名な女優だったが、やがてミストとして知られるバウンティ・ハンターになった)の家族の命が失われた。

新共和国

Ambition blasts off

ケントー・サーンの脱出を阻止しようとするペイジ・コマンド

8 ABY、新共和国はモフ・サーンがかつてない新しいテクノロジーを手に入れたことを示唆する情報を入手した。サーンを権力の座から降ろし、テクノロジーを使わせる機会を奪うために、新共和国はカルシェボールを解放すべく機動部隊を送り込んだ。機動部隊はサーンの軍隊と戦いペイジ・コマンドグトロック・インダストリーズ社クラス720貨物船に乗り、一般市民に扮して惑星へと入り込んでいた)の隊員がサーンの本拠地へと潜入し、惑星唯一の大陸を保護するシールド発生装置を無効にした。これにより、新共和国軍はカルシェボールを解放することに成功したが、サーンはコマンドに捕まる前に<アンビション>に乗って惑星を脱出することに成功した。サーンは軌道で軍隊をまとめ、戦いから撤退した。

サーンの軍隊の大半が脱出に成功したが、新共和国はカルシェボールで勝利を宣言した。住民はモフ・サーンが倒されたことを喜び、新共和国を歓迎した。惑星にはエロミンモンジャイ総督が率いる臨時政府が設立された。彼らの主な目的な民衆の間の善意を促進することであり、カルシェボールには大規模なエイリアン種族のコミュニティが存在していたため、非人間種族が総督に選ばれたことは幸先のいいスタートだと考えられた。新共和国はカルシェボールに防衛艦隊を配置しようと考えていたが、実際には解放から2、3ヶ経っても艦隊は到着しなかった。モンジャイは、新共和国による惑星攻撃の際に破壊を免れた船を使い、基本的な防衛軍を急いで作ることを余儀なくされた。

ケントー・サーンがカルシェボールを脱出したことは、新共和国、特にペイジ・コマンドの部隊指揮官であるジャッダー・ペイジ中尉にとって心配の種となった。サーンが惑星を脱出した際、ペイジは彼の新兵器を目撃していた。ペイジは、サーンが新兵器をより大規模なスケールで使う機会を手にする前に、このモフを追いつめなくてはならないと考えた。しかし彼にとって不運なことに、ペイジ・コマンドを受け持つ提督は兵器の噂を信じず、ケイソル宙域を徹底捜索するために宇宙船を回そうとはしなかった。そのためペイジは、ソービス谷にあるサーンの秘密造船所で修理されていたCR90コルベット、<レネゲード>を使うことになった。サーンが惑星を支配した時代、帝国情報部将官だったジェッサ・デイジャスが、この宇宙船の位置をペイジに教えた。デイジャスは個人的な理由から、モフを倒したいと願っていたのである。機動部隊に人手が不足していたため、ペイジは宇宙船操縦のために新共和国の人員やカルシェボールの市民からクルーを募った。大尉に昇格したペイジ・コマンドの元軍曹ケレマン・シーロが彼らの指揮を執った。間に合わせのクルーたちは<ファースター>と名を改めたコルベットの発進準備を行い、新共和国の機動部隊がボズニー宙域へと出発した直後、彼らもカルシェボールを発った。

カルシェボールの解放から数か月後、新共和国は惑星の防衛を援助するために軍艦を配備した。<ファースター>が任務に発ってから数か月後、ライフライン・プロジェクトケイソル・リフトとして知られる危険地帯に配置され、カルシェボールの新共和国当局とコルベットの間の通信を維持していたプローブ・ドロイドたち)を通してモンジャイ総督に連絡が入り、惑星ケイソルにサーンがいることが知らされた。モンジャイはすぐに軍隊を派遣したが、到着には数間を要した。それからさらに数週後、軍隊はケイソルの戦いでサーンを倒すことに成功した<ファースター>のメンバーたちと共に、カルシェボールに帰還した。宇宙船と多くの味方を失ったものの、<ファースター>の生存者はモンジャイから熱烈に迎え入れられた。

住民

トワイレックの奴隷たちによって最初の入植が行われたカルシェボールでは、それ以降の50年の間に多数の種族によって急速に植民が行われていった。カルシェボールには人間が多く住んでいたが、同時に大規模なエイリアン種族のコミュニティも存在した。8 ABYに新共和国が惑星を解放するまで、彼らは銀河帝国のヒューマン・ハイ・カルチャーの統治に苦しめられた。そのため、新共和国はエロミンのモンジャイをカルシェボールの総督に任命した。モンジャイの指名は、一般的に人間を信用していなかった大規模なエイリアン・コミュニティの意思を尊重してのことだった。カルシェボール出身の人物には、帝国科学チームMS-133が行った惑星アリスIII考古学調査において研究助手を務めたソーラ・デレモットや、ミストとして知られるバウンティ・ハンターになった女優のシェラ・イニオン、そして反乱同盟や新共和国で偵察兵を務めたカル・エルダーなどがいる。

地理

地元では“サーンの宮殿”として知られていた帝国政府施設が、カルシェボールにおける帝国当局の中心地だった。デス・フェンスによって囲われ、アトガー社1.4 FD Pタワー・レーザー砲によって防衛されていたこの施設は、ずんぐりした軍事バンカーと管理塔を掛け合わせた建物だった。この建物には、サーン個人の部屋と惑星防衛網の制御および司令室、研究所、監房セル、剣闘士アリーナ、キャラック級軽クルーザー<アンビション>を収容した秘密ハンガーが存在した。8 ABYの新共和国による惑星解放の後、この施設はモンジャイ総督率いる新政府の本部になった。

FarStar

ソービス谷のドックで改造されたCR90コルベット<ファースター>

モフ・サーンがカルシェボールを治めた時代、ソービス谷には秘密の造船所が建造された。CR90コルベットを1隻収容するには十分な規模のこの造船所において、もともと標準的なコルベットだった<レネゲード>は、母港から離れて無期限の活動を行うことが出来る船へと改良された。<レネゲード>の主な改造部分のひとつに、宇宙船の右舷に取り付けられたハンガー・デッキがあった。8 ABY、首都における戦いのさなか、サーンは<レネゲード>を残して逃げ去ることを余儀なくされた。秘密の造船所の位置は新共和国に知られ、<レネゲード>は<ファースター>と改名された末、ケイソル宙域におけるサーン追跡任務のために使用された。

カルシェボールを往来する人々の主要な運送拠点として、カルシェボール・スターポートが使用されていた。8 ABYの時点で、サーンはスターポートで高い関税を取っていた。多くの独立した貿易商や惑星への訪問者が、高いドッキング・ベイ料金を都合することが出来ず、足止めされることになった。スターポートの施設の中には、カンティーナが少なくともひとつと、トワイレックの商人ローカー・ザ・ファインダーが運営する貿易ポストブロファー・トファレイン修理造船所があった。新共和国が惑星を解放する直前、アクアリッシュアンダ・ラゴアがスターポートの最も混雑する区画で暴れまわり、43人の一般人と21人の帝国の兵士を殺害した。

制作の舞台裏

カルシェボールは、1995年ウエスト・エンド・ゲームズから発売されたロールプレイング・ゲーム・ソースブック、『The DarkStryder Campaign』(未邦訳)のためにつくり出された惑星である。ソースブックにはカルシェボールを主な舞台にしたティモシイ・ザーンによる短編『The Saga Begins』が掲載され、惑星の詳細が語られた。

スター・ウォーズ・エンサイクロペディア』では、該当項目や「キャソール・セクター」の項でカル・シェボールの表記が使われている。しかし「キャル・オルダー」の項ではカルシェボールとなっている。アポストロフィ(')を中黒(・)で表す表記は、他のスター・ウォーズ作品では一般的ではないため、ここでは後者の表記を使っている。

登場エピソード

  • DSCheader "The Saga Begins"—The DarkStryder Campaign (初登場)
  • DSCheader "Omens"—The DarkStryder Campaign
  • DSCheader "Artifact of Aaris"—The DarkStryder Campaign (言及のみ)
  • DSCheader "Crisis"—The DarkStryder Campaign (言及のみ)
  • DSCheader "Traitor in our Midst"—The DarkStryder Campaign (言及のみ)
  • DSCheader "Plant Food"—The Kathol Outback (言及のみ)
  • DSCheader "Little Empires"—The Kathol Outback (言及のみ)
  • DSCheader "Galaxy's Edge"—The Kathol Outback (言及のみ)
  • DSCheader "Introduction"—The Kathol Rift (言及のみ)
  • DSCheader "Harm's Way"—The Kathol Rift (言及のみ)
  • DSCheader "Rogue Elements"—The Kathol Rift (言及のみ)
  • DSCheader "Home"—The Kathol Rift (言及のみ)
  • DSCheader "The Saga Nears Its End"—Endgame (言及のみ)

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ・エンサイクロペディア』に基づく。
他言語版