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「イラムの寺院を見つけ出し破壊しろ」
―カメレオン・ドロイドに対し、ドゥークー伯爵[出典]

カメレオン・ドロイド[1](Chameleon droid)は、アラキッド・インダストリーズ社が製造した地雷設置用の破壊工作および探査ドロイドである。クローン大戦中、独立星系連合が使用した。もともとはスペランカー・プローブ・ドロイドとして知られる採鉱用実地踏査ドロイドだったが、レーザー砲で武装し、軍事用地雷を搭載、軍用のホログラフィック・アレイを装備していた。このドロイドはアレイを使って周囲と相手から見た風景をスキャンし、自らの機体に背景のホログラムを投影することで、姿を隠すことが出来た。

カメレオン・ドロイドはクローン大戦を通して使用された。最初に投入されたのはイラムの待ち伏せであり、このドロイドはクリスタル洞窟に地雷を設置して大きなダメージを与えたが、同時に多くの犠牲を出した。カメレオン・ドロイドは連合軍の惑星ライロス征服や、アウター・リム包囲作戦フェルーシアの戦いでも使用された。クローン大戦が終結した際、分離主義評議会のメンバーが処刑された後、全てのカメレオン・ドロイドは機能を停止した。

特徴

Invisible-visible droid

カモフラージュが解けていくカメレオン・ドロイド

クラス4のカメレオン・ドロイドは、高さ2メートルのボディと、移動に使う4つの連結式の脚、そして円形状の体の重みを支えるサポート用のリパルサーリフトを備えていた。このドロイドの脚は牽引フィールドを発生させることが出来、上下さかさまの場所でも、天井に張り付いて歩くことが可能だった。様々な気候の中で活動することができたカメレオン・ドロイドは、ハイパースペース・ポッドを使って目的地の惑星へと送り込まれた。

クローン大戦が勃発する直前、カメレオン・ドロイドは分離主義勢力ドロイド・アーミーで使用するために再設計がなされた。このドロイドの胸部のセンサーは取り外され、3つのレーザー砲が代わりに取り付けられた。採鉱業務のために爆発物を積み込む貯蔵ベイは改造されずに残されたが、威力の低い爆弾ではなく、24発の軍事用破砕性地雷が搭載されることになった。また、カメレオン・ドロイドには機体をカモフラージュするために使用するホログラフィック・アレイも取り付けられていた。アレイは周囲の環境と、相手の位置を計算する役目を果たし、ホログラフィック・スクリーンを自らのボディに投影することで姿を隠すことが出来た。しかし、相手の角度がわずかに変わった場合、カメレオン・ドロイドはホログラフィックを修正し終えるまでの間、相手に姿を見られてしまうことになった。これは本物のクローキング装置ではなかったものの、固定された視覚指揮センサー・スキャンを欺くのに効果的だった。

カメレオン・ドロイドの主要な任務はコンバット・ユニットとして前線に立つことではなく、姿を隠して敵の陣地へともぐりこみ、地雷を設置して共和国側の攻撃目標を暗殺することだった。カメレオン・ドロイドは姿が見えないために、攻撃目標の周囲に大量の地雷を設置するのが一般的な戦術であり、銃撃を行うことになった際には、地雷が設置してあるエリアに敵の目標を誘導することが任務となった。

歴史

製造と改造

カメレオン・ドロイドは、もともとマイニング・ドロイドとして設計され、ドロイドや重火器、スターシップ製造を行う大手企業、アラキッド・インダストリーズ社によって、スペランカー・プローブ・ドロイドとして製造された。大きな権力を持つ銀河系規模の貿易組織、コマース・ギルド会頭シュ・マーイは、スぺランカー・プローブ・ドロイドを探索用に何全体も購入していた。しかし、分離主義危機が終わりに向かう中、コマース・ギルドはドゥークー伯爵が率いる、新しく誕生した独立星系連合に加盟する。シュ・マーイはスぺランカーを含むいくつかのドロイドが価値ある地雷設置装置になりえると考え、これらのデザインを軍用に作り直した。スぺランカーは組み立てなおされ、独立星系連合の加盟組織であるテクノ・ユニオンの技術者たちから、カメレオン・ドロイドという名前を与えられた。この改造は、アラキッド・インダストリーズ社とコマース・ギルドの間に結ばれた本来の製造契約に反するものだった。この契約では、ドロイドを軍の目的のために使わないことを定めていたのである。

クローン大戦

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カメレオン・ドロイドと戦うルミナーラ・アンドゥリバリス・オフィー

新しく作り直されたカメレオン・ドロイドは、クローン大戦の開戦からおよそ4か月後には活動が可能な状態になっており、ドゥークー伯爵からの惑星イラムへと向かうよう命じられたとき、最初の活躍の機会を掴む。イラムには、ライトセーバーを造る上で重要なアデガン・クリスタルの唯一の採鉱場所、クリスタル洞窟があった。カメレオン・ドロイドに下された命令は、ジェダイ・オーダーのライトセーバー製造を妨害するために、この洞窟を破壊することだった。ドロイドはハイパースペース・ポッドを使って惑星へと降下し、ほとんど間もなく洞窟を発見した。洞窟の中では、ジェダイ・マスタールミナーラ・アンドゥリが、自身のパダワンバリス・オフィーがライトセーバーを造る手助けをしていた。カメレオン・ドロイドの侵入を感じ取ったふたりのジェダイは反撃を試みたが、ドロイドが地雷を設置するのを止めることが出来ず、クリスタル洞窟は大きな被害をこうむった。そのとき、近隣の宇宙空間では、ジェダイ・グランド・マスターヨーダが、クリスタル洞窟におけるふたりのジェダイの苦難をフォースを通して感じ取り、すぐに救出に向かわなければふたりが死んでしまうと予言した。彼とその同行者、パドメ・アミダラ元老院議員グレガー・タイフォ保安隊長プロトコル・ドロイドC-3PO、そしてその相棒R2-D2は、イラムへ直行する針路を進んだ。

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ヨーダを取り囲むカメレオン・ドロイド

イラムに到着したヨーダはジェダイの救出に向かい、タイフォとアミダラ、そしてドロイドたちは宇宙船の護衛のために残った。クリスタル洞窟への短い移動の中で、ヨーダはカメレオン・ドロイドの大軍と遭遇し、フォースを使った雪崩を利用してこれらを破壊した。着陸前に約束していた時間通りに接触をしてこないヨーダのことが心配になったアミダラは、タイフォが宇宙船の通信アレイを確認するため一時的に彼女のもとを離れたとき、2体のドロイドとともにヨーダの後を追って雪の中を進んだ。道中、彼女は何体かのカメレオン・ドロイドに襲われ、C-3POとR2-D2を囮に使って見えない敵の居場所をあぶり出し、ブラスターグレネードでカメレオン・ドロイドの破壊に成功した。ヨーダはアンドゥリとオフィーを救出し、アミダラと2体のドロイドと合流し、宇宙船へと帰還する。R2-D2は破壊したカメレオン・ドロイドの記録から、このドロイドに与えられた指令を復元することに成功する。ヨーダたちは、クリスタル洞窟の攻撃の裏にドゥークー伯爵がいることを知った。

カメレオン・ドロイドは、惑星ライロスにおける独立星系連合の残存勢力の中にも存在し、ライロスの解放の後、共和国に対して使用された。分離主義勢力の科学者クル・テスカは荒廃した都市レスディンで共和国を悩ませるために最後のドロイド軍を使用し、その間に彼が新しく開発した兵器コアの奪回に向かった。これはバウンティ・ハンターキャド・ベインに盗み出されていたのである。その後しばらくして、軍事力を拡大しようとしていたコマース・ギルド懲罰保安部隊は、部隊の中に5体のカメレオン・ドロイドを配備し、特にしぶとい攻撃目標に対しては、こうした部隊が最高で20も派遣されることがあった。テクノ・ユニオン・ドロイド・アーミーも同様にこのドロイドを集めたが、彼らが一度の戦いに使用するユニットの最大量は12体だった。

とある戦場で、3体のカメレオン・ドロイドは砂漠の惑星でホログラフィック・プロジェクターを起動した。彼らはまた、植物に覆われた惑星フェルーシアでも使用され、OG-9ホーミング・スパイダー・ドロイドの前で姿を隠した3体が移動した。最終的に、分離主義評議会ダース・ヴェイダーによって処刑され、クローン大戦に終結がもたらされた後、カメレオン・ドロイドを含む分離主義勢力ドロイド・アーミーの全ての機能が停止された。

制作の舞台裏

カメレオン・ドロイドは、クローン大戦チャプター14で初めて登場したが、ブラスターや地雷、クローキング装置を使うほかに、このドロイドに関する細かい設定は明かされなかった。その後、『The New Essential Guide to Droids』(未邦訳)でドロイドの歴史が紹介された。同書にはまた、フェルーシアと名称不明の砂漠の惑星で活動するカメレオン・ドロイドの画像が載せられている。この画像には説明らしいものが載っていないため、いつ起きた出来事なのかは不明である。

登場作品

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはカメレオン・ドロイドに関する5枚の画像があります。

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。

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