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Cassusfetthead
カサス・フェット
身体の情報
種族

人間

性別

男性

年代と政治的な情報
時代

旧共和国時代

所属

マンダロリアン・ネオ=クルセイダー

カサス・フェット[1](Cassus Fett)はマンダロリアン戦士団のフィールド・マーシャルで、マンダロリアン戦争の時代に活躍した戦略家。マンダロリアンの指導者、マンダロア・ジ・アルティメットの副官を務め、マンダロリアン社会のあらゆる方面に対し、強い影響力を有していた。マンダロリアンの中でネオ=クルセイダー運動(戦士団に、従来のマンダロリアン・クルセイダーとは異なる組織的な構造と、標準化された装甲服を求める動き)が発生すると、カサス・フェットはその先頭に立った。フェットは大きな影響力を利用し、ネオ=クルセイダー運動の変革のために必要とされる手段を提供し、銀河系支配という目標に向け、マンダロリアンを軍事勢力へとつくり変えた。

フェットは、アウター・リム銀河共和国の軍隊と一連の戦闘に臨み、キャサーの民の虐殺を実行した。共和国の力量を図るため、共和国領の境界でいくつか小規模な戦闘を行った後、フェットは3963 BBYに3本の経路を使って共和国領に全面的な侵略を仕掛けた。彼はヴァンクオの戦いに参加し、惑星タリス包囲攻撃と征服を指揮し、オルデランに対する侵攻を立案した他、ジャガの星団における戦闘では共和国の旗艦艦長を殺害した。フェットは銀河系の最重要指名手配者になったが、ジェダイ内戦の時代には、すでに死亡したとされていた。やがて、カサス・フェットの子孫であるジャンゴボバ・フェットは、銀河に名を馳せるバウンティ・ハンターになった。

経歴

台頭

Poscassus

カサス・フェットとマンダロア・ジ・アルティメット

銀河系において、カサス・フェットの生い立ちはほとんど知られていなかった。フェットが人間であることは知られていたが、共和国情報部は彼の出身地を把握しておらず、仲間のマンダロリアンでさえ知る者はわずかだった。シス大戦マンダロリアン・クルセイダーが敗北した後、新しいマンダロアが台頭し、マンダロア・ジ・アルティメットを名乗った。マンダロリアン戦士団のアイデンティティを再定義するため、マンダロア・ジ・アルティメットは、戦いや戦争における優れた能力を持つ顧問たちを招集する。そのうちのひとり、カサス・フェットは、マンダロアの副官かつ最高の戦略家になった。戦場において、あるいはそれ以外の場所でも、フェットは非常に優れた力を発揮した。マンダロリアン戦士団を無秩序な集団から効果的かつ規格化された組織へと改変するため、フェットはマンダロアに力を貸した。

従来のマンダロリアン戦士団は、単に星々を征服するだけで、新しい領地にマンダロリアンの文化をもたらすことはなかった。しかしフェットは、征服した土地を自分たちのために効果的に利用する必要があると考えた。そんな中、フェットとマンダロア・ジ・アルティメットは、戦士団の中に、あるカルト組織が誕生していることに気づいた。彼らは“ネオ=クルセイダー”と呼ばれ、惑星マンダロアで暮らしていた。ネオ=クルセイダーは統一化された装甲服を身に着け、非正統的な指揮系統、および労働分割システムを採用し、従来のマンダロリアンの伝統を破っていた。フェットは、ネオ=クルセイダーの思想を取り入れるようマンダロアを説得し、ふたりで彼らの運動を促進させた。マンダロアはネオ=クルセイダーの機構を広範囲に導入するよう布告したが、それを実行したのはフェットだった。フェットは、まだ小規模なものに過ぎなかったネオ=クルセイダーの組織系統を、大組織用につくり変えた。また、彼は新しい思想を広めるため、ネオ=クルセイダーのメンバーを戦士団の中に引き入れた。フェットは、統制しきれない戦士たちを支配する上で、統一的なユニフォームが助けになると考えた。また、彼はネオ=クルセイダーが身に着ける装甲服を階級別に分けし、新参者でも指揮権を持つ人物か誰か見分けられるようにするべきだと主張した。低階級の兵士が青い装甲服を、マンダロアの最高顧問たちは金色の装甲服を身に着けることになった。全てのマンダロリアンが、地位に関係なく個性を控えるべきであることを示すため、フェットは真っ先に標準化された装甲服を身に着けた。フェットが考案した、因習を打破した文化を新たなる戦士団にもたらすためのシステムは、銀河共和国との戦いが始まる前にすでに浸透していた。

しかし、マンダロリアン内部にもフェットと対立する者たちがいた。フェットはデマゴルパルシファーといったマンダロリアンたちをライバル視していた。マンダロリアンの科学者デマゴルは、フェットと同様にマンダロアの顧問を務めていた。どちらがよりマンダロアの注意を引くことが出来るかという点で、フェットはデマゴルを競争相手とみなしていた。デマゴルはネオ=クルセイダーの装甲服を着用することを拒否し、フェットを苛立たせた。

戦争勃発

マンダロリアン戦争が始まった頃、マンダロリアンは共和国に対する侵略を開始する前に、アウター・リム・テリトリーで征服運動を始めた。この頃、いくつかの非同盟の惑星を征服したフェットは、軍事司令の熟練者として高い評判を獲得した。3976 BBY、過去の戦争でマンダロリアンに敵対したキャサーの民を裁くため、フェットは惑星キャサーに対する攻撃を指揮した。彼はバシリスク・ウォー・ドロイドに乗った戦士部隊を指揮し、キャサーの民を絶滅の手前まで追い詰める。フェットは、敗北したキャサーの生き残りを、惑星のへと集めた。フェットが無防備なキャサーたちを殺そうとしたため、女性マンダロリアンのひとりが生存者たちの前に立ち、彼らを見逃すよう嘆願した。しかしフェットは考えを曲げず、宇宙船の砲撃で、嘆願する女性マンダロリアンもろともキャサーたちを虐殺した。この大虐殺は、生き残ったキャサーたちが話題に上げることすら恐れるほど、凄まじいものだった。この事件が知れ渡ることで、シス大戦からの復興活動が不安定化することを恐れた共和国は、キャサーの虐殺を隠蔽した。キャサーの民衆が突如として失踪した真相は、その後12以上にわたる謎となった。

CassusF

都市パトロール・ドロイド・マークIと戦うカサス・フェット

共和国領に対する侵略が始まる直前、フェットは“偽りの戦争”(アウター・リムにおける、共和国軍との短い戦闘)の計画立案に力を貸した。戦士団は、シス大戦後に再建された共和国宇宙軍の力を見極めるため、自分たちの戦力を低く見せ掛けた。フェットは、マンダロリアンの軍事作戦を次の段階に進める。これは“猛攻撃”と呼ばれる、3本の経路を使った共和国に対する全面侵略である。3964 BBYタリスジェダイパダワン虐殺事件が発生し、濡れ衣を着せられたゼイン・キャリックが逃亡した。共和国はこれによって混乱状態になり、フェットはこの事態に乗じて侵攻を開始した。共和国軍をおびきよせ、重要な惑星であるタリスへの道を切り開くため、マンダロリアンは標的のひとつに惑星ヴァンクオを選んだ。フェットとマンダロアは、マンダロアの旗艦から侵攻を監督し、タリスへの移動に備えつつ、ヴァンクオの戦いの進捗を見守った。ショック・トルーパーがヴァンクオの夜の側で採鉱キャンプを制圧する中、主力軍が昼の側にある大規模入植地を攻撃することができるように、フェットは惑星の周囲で軌道包囲網を張った。フェットとマンダロリアン戦士団は、共和国が防衛を開始する前に、他にも複数の惑星を制圧した。

マンダロリアンの組織化を済ませたカサス・フェットは、戦士団の軍事生産を徹底的に見直した。彼はジェブルターニス、その他の惑星で、ネオ=クルセイダーの拠点基地の近くにウォー・フォージを建てる。これらの戦争工場はすぐに稼働を開始し、マンダロリアンの新兵に必要な装甲服や武器を提供することで、戦士団の進撃を手助けした。

タリス侵略

3963 BBY、惑星タリスに対する本格的な攻撃が始まった。共和国の防衛線、ジェブル=ヴァンクオ=ターニス線がマンダロリアンに破られた後、ジマス・ヴェルトラ提督はタリスの周辺で部隊を再編成した。しかし、マンダロリアンは彼らを破り、タリスを包囲攻撃する。マンダロリアンの艦船は次々とタリスの軌道に到着し、軌道爆撃は激しさを増していった。タリシアンの惑星防衛部隊の戦闘機は再三にわたって包囲を破ろうとしたが、どれも失敗に終わった。同時期、マンダロリアンは他の前線でも戦いを繰り広げていた。フェットの監督のもとで、戦士団は惑星セロッコ荒廃させた。科学者デマゴルがフラッシュポイント恒星研究ステーションで死亡したと報じされた際(実際は、共和国に捕えられていた)、フェットの影響力が増大した。マンダロアは、大規模な惑星征服活動を兵站作戦で手助けするため、フェットをタリスへと派遣した。将来的に行うつもりのコルサント侵略(フェットも参加するつもりだった)において、彼らはタリス侵略の経験を活かすつもりだった。

最終的にタリスは陥落する。マンダロリアンはタリスの極の地域に兵士たちを着陸させ、続けて赤道地域でも降下を開始し、その後惑星全体での侵入を行った。タリシアンのレポーターが“恐るべき効率性”と描写したこの侵略作戦で、フェットは歩兵とバシリスク・ウォー・ドロイドに乗った兵士を指揮し、アッパー・シティを襲撃した。地元のスウープ・ギャング団は、しばらくマンダロリアンに抵抗した後に退却し、姿を隠した。また、惑星全体が制圧されたためニュース報道も中断された。マンダロリアンがタリス占拠に成功すると、フェットはタリス・ホロフィードを通して惑星全体にアナウンスを行った。フェットは、共和国がタリスの民衆を裏切ったのだと告げ、戦士団は、共和国と最高議長に対する忠誠から彼らを解き放ってやったのだと説明した。他の多くの惑星でもそうしたように、フェットはタリスの市民に対し、ネオ=クルセイダーに加わるか、戦士団の工場で事実上の奴隷として働くか、という選択肢を与えた。マンダロリアンを裏切った者は死ぬことになる、と結んだ後で、フェットはホロフィードを切った。

Cassus Tower

ジェダイ・タワーからタリス侵略を監督するフェット

タリスの包囲が続く中、フェットは侵略部隊の艦船(脱走を試みた者たちのビークルや船を流用していた)の間にほころびができていることに気づいた。本来の軍隊はそれぞれの戦場に出向いており、しばしば重要な軍需物資の損失が発生していた。これによってマンダロリアンの進撃は何かも遅れたが、フェットはタリスにあるかつてジェダイ・タワーだった建物から、惑星周辺の交通管制を管理した。また、彼は同時にタリス・レジスタンス勢力と争った。タリスのローワー・シティではまだ征服活動が行われていたため、フェットは着陸船のために都市のスカイレーンを空けておくよう指示し、自ら惑星上空の宇宙船に指示を出し、目的地に向かわせた。

フェットがジェダイ・タワーに本部を置いていることを知ったレジスタンス勢力は、彼を暗殺することに決めた。彼らは、建物の基盤を複数の爆薬で破壊する作戦を立て、確実にフェットがいるときに爆発を起こすため、偵察のためにまず潜入任務を開始した。一方、ローワー・シティにおけるレジスタンス勢力の利点を研究したフェットは、彼らがどこに隠れているのかを突き止めた。レジスタンス基地を攻撃するため、彼は部下をタワーから出動させ、レジスタンス勢力の潜入チームは任務を完了できなかった。結局、レジスタンス部隊はタワーを破壊したが、彼らはマンダロリアンに追い立てられてタリス・アンダーシティへの退却を余儀なくされた。

タリスの侵略の直後、ネオ=クルセイダーの士気を下げて新人兵の徴集運動に揺さぶりをかけるため、共和国はプロパガンダ放送を開始した。共和国の放送と、それに込められた潜在的な情報について議論するため、フェットはマンダロリアンの将校コブラス・ソーネルと連絡を取った。マンダロリアンが、タリスからゾンゴールへの侵略の準備を進めると、共和国はゾンゴールの致命的な現状と危険な原住民、そして共和国軍の大規模な艦隊について報道し、戦士団に侵略を思いとどまらせようとした。一方、フェットは侵略艦隊とすぐに通信を行うため、ソーネルに移動式信号ステーションを作らせた。また、ソーネルは、戦士団の新人兵の間で、プロパガンダ放送が原因の事故が発生している問題を報告した。ソーネルと侵略艦隊がゾンゴールを攻撃した際、共和国の放送は嘘に過ぎないことが発覚した。ゾンゴールは温暖な惑星で、原住民も固着性の植物種族、大規模な艦隊も存在しなかった。報道の発信地は、この惑星の小さな通信ステーションだった。ソーネルはフェットに調査結果を報告し、フェットは彼女に予定よりも短い1間でステーションを占拠するよう命じた。侵略によって報道は終わったが、間もなく再開され、今度はマンダロリアンに取り引きを持ちかける内容が放送された。共和国は、戦士団が侵略した惑星の税収の一部を引き渡す代わりに、戦いをやめるよう訴えた。ソーネルは申し出を断ったが、フェットは指示を待たなかった彼女を叱責する。しかしソーネルは自らの判断は正しかったと主張した。

ジェブルの災難

レジスタンス勢力との交戦の後、フェットは多数の兵員輸送船を惑星ジェブルへと移動させた。マンダロリアンが占拠したこのの惑星は、侵略のための足掛かり拠点として利用され、捕えられた犯罪者たちがネオ=クルセイダー兵士として訓練されていた。こうした新参兵を使い、共和国領の奥に位置するコア・ワールドの惑星、オルデランを侵略する計画が進められていたのである。しかし、フェットが到着する前に、パルシファー(フェットの戦士団内部のライバルのひとり)が先にジェブルに到着した。パルシファーは、タリスのアンダーシティで見つけた強力なフォースの遺物、ムールのタリスマンを所有していた。パルシファーはふとしたことからタリスマンでラクグール病を流行させてしまう。これは感染者を怪物ラクグールに変えてしまう病気で、ジェブルに配置されていたマンダロリアン戦士が次々と犠牲になった。

Cassus Zayne

ゼイン・キャリックから連絡を受け取ったカサス・フェット

パルシファーの輸送船に乗って密航したジェダイの逃亡者、ゼイン・キャリックも惑星ジェブルに居合わせた。マンダロリアンとラクグールの攻撃を逃れたキャリックは、通信ステーションを発見し、ジェブルに近づいていたマンダロリアン艦隊と連絡を取った。キャリックはフェットに、感染を避けるため惑星に着陸しないよう警告したが、フェットは彼の言うことを疑った。一方、タリスマンを使うことでラクグールたちを支配できることに気づいたパルシファーは、着陸する輸送船を襲撃し、銀河系に自分の影響力を広めようと画策した。しかしパルシファーは怪物たちに殺され、キャリックは友人たちの助けを借りてジェブルから脱出した。キャリックが惑星から離れる中、現地に到着したフェットは、このジェダイ・パダワンが信頼に足ると確信し、ミサイルを使ってジェブルの地表を壊滅させた。怪物と化したマンダロリアンを滅ぼした後、フェットはキャリックに連絡を取り、ひとつ借りが出来たと告げた。

全面戦争

同じ年、キャサーの虐殺の真実が判明する。ザ・レヴァンチストとして知られるカリスマ的なジェダイは、仲間たちとともに惑星キャサーで調査を行った。ザ・レヴァンチストが、カサス・フェットに抗議したことで殺された女性マンダロリアンのマスクを拾い上げた瞬間、その場に集まったジェダイたちは、キャサーの虐殺のヴィジョンを目にした。キャサーの悲劇に刺激されたジェダイたちは、レヴァンとその友人マラックの指揮のもと、マンダロリアンとの戦争に加わった。

それからしばらくして、奴隷売買業者デイス・ゴリアードやデマゴル(実はまだ生きていた)を捜索していたゼイン・キャリックは、マンダロリアンのロラン・ダイア(ダイアもまた、戦士団の間で死んだと思われていた)を通してフェットと連絡を取った。デマゴルを嫌っているうえに、キャリックに借りを返したいと考えていたフェットは、キャリックの目的のために、アイソア星系の近くにある小惑星採鉱施設に対して偽りの攻撃を仕掛けることになった。キャリックは共和国の防衛省に匿名でマンダロリアンの“攻撃”を密告し、フェットとマンダロリアンはゴリアードに現場に来るようメッセージを送った。フェットの艦隊は予定通り小惑星帯に到着し、ソール・カラス提督指揮する共和国艦隊と対峙した。ゴリアードは、戦場の生存者を誘拐するため、近くに潜伏した。フェットとマンダロリアン艦隊はカラスの艦隊に接近したが、突如としてハイパースペースへと姿を消した。ゴリアードは共和国に捕えられ、キャリックの目的も果たされた。その後、フェットはキャリックに連絡を取り、マンダロリアンの借りは清算されたと告げた。また、彼はダイアに対し、生きていることを公にしないよう命令し、キャリックたちがデマゴルを殺すことを期待した。

その後、フェットはジャガの星団戦いでレヴァンやマラックと戦った。フェットはこの戦いで、共和国軍旗艦のフリゲート艦長を務める有名な軍人を殺し、名を挙げた。やがてフェットは、既知領域の最重要指名手配犯になった。マンダロリアン戦争は、最終的に共和国の勝利に終わる。3956 BBYの時点で、カサス・フェットは既に死んだと考えられていた。

遺産

フェットはマンダロリアンの家族を持っており、少なくとも息子がひとりいた。数千年後、彼の子孫であるジャンゴボバ・フェットは有名なバウンティ・ハンターになった。

カサス・フェットの装甲服は、やがて惑星ダントゥインの商人アダム・ラープの所有物になった。同様に、フェットのヘビー・ブラスター・ピストルは惑星コリバンクザーカ社の商人ブリーの所有物になっていた。

個性と特徴

Cassus Handbook

カサス・フェット

カサス・フェットは、他に類を見ないほどの戦術知識を有し、司令の達人という評判で知られていた。几帳面な男だったフェットは、戦争においてマンダロアに多くの勝利をもたらし、タリスの包囲攻撃を行った頃にはフィールド・マーシャルの役職についていた。また、彼はハイ・ギャラクティック語マンドア語など、複数の言語に関する知識を持っていた。マンダロリアン社会の隅々まで行きわたる影響力によって、フェットは戦士団の文化を完全に再構築した。フェットは戦略によってマンダロリアンに貢献し、ときには交通管制のようなありふれた問題にも対応していた。フェットが使った戦士団の支配手法や兵站作戦は、従来のマンダロリアンには慣れないものだった。しかし、これはマンダロリアンの目標を達成するうえで大きな助けとなり、戦士団は銀河系における共和国の支配力を脅かすことが出来るほど、力を増した。フェットは敵を欺く戦術も使ったが、マンダロリアンのロラン・ダイアはそのことを快く思っておらず、欺瞞を頼りにすることは、マンダロア・ジ・アルティメットに対する汚点だと考えていた。カサス・フェットは、自分のシステムが、遊牧的なライフスタイルを好むマンダロリアンにとって非正統的であることは理解していたが、この新システムが究極的な勝利をもたらしてくれるだろうと信じていた。彼はマンダロリアンたちの間でも、戦士団の大いなる目的のためならば何百万という犠牲もいとわない、無慈悲な戦術を使うことで知られていた。フェットは復讐や潜在的脅威の排除、あるいはマンダロリアンの名誉を守る目的のために、迷わず大量虐殺を行った。共和国のプロパガンダ放送は、フェットがマンダロア・ジ・アルティメットの悪党だと宣伝した。

カサス・フェットは、マンダロリアンが共和国の旧体制に代わる新しい秩序をもたらすことになるだろうと考えた。フェットは自分のことを惑星の解放者と呼び、惑星を守ることが出来ない共和国は、惑星の忠誠心を得るに値しないと考えた。フェットは征服した惑星の人々にネオ=クルセイダーに加わるチャンスを与え、彼らに勝利を約束した。彼はマンダロリアンに加わった人々には平和をもたらしたが、裏切りを許さず、忠実なふりをしているだけの者には死を与えると宣言した。フェットは簡単に敵を信用しなかったが、ひとたび信用した後は、相手との貸し借りを重んじた。

フェットには仲間や友人がほとんどいなかった。彼はデマゴルやパルシファーといった味方とライバル関係にあり、彼らの死の報せを聞いて喜んだ。デマゴルはマンダロアから評価されていたほどの人物だったが、それでもフェットは彼を殺そうと手を回していた。また、フェットのことを高く評価していなかったパルシファーは、マンダロアがフェットに大量の物資を与えていることを知りうろたえた。

装備

装甲服の色分けシステムを推し進めていることを周囲に示すため、フェットは自ら黄色いネオ=クルセイダー・アーマーを身に着けていた。当初、黄色の装甲服は、マンダロア・ジ・アルティメットの側近の顧問しか着用を許されていなかった。また、フェットは少なくとも他に1着、紫色の装甲服を所有していた。彼は改造可能なヘビー・ブラスター・ピストルを所有していたが、実際に使用している姿はほとんど見られなかった。

マンダロリアン戦争中、フェットはマンダロリアン軍のカンドシ型ドレッドノートに、何度か核爆弾の使用を命じた。また、彼は惑星キャサーをはじめとする戦場でバシリスク・ウォー・ドロイドに乗った兵士たちを指揮した。

制作の舞台裏

Cassusfett

フェットの装甲服とピストルを身に着けたカンデラス・オルド

カサス・フェットの名前は、ゲーム『Star Wars: Knights of the Old Republic』で初めて言及された。ゲームのプレイヤーは、商人からカサス・フェットの装甲服やブラスターを購入することが出来る。これらのアイテムの説明文に載せられたフェットの情報は、ごくわずかなものである。

フェットが実際に初めて登場した作品は、未邦訳コミック・シリーズ『Star Wars: Knights of the Old Republic』の『Flashpoint, Part 2』である。しかし当初は、作中のどのマンダロリアンがカサス・フェットなのか明らかにされなかった。その後の作品で、フェットの名前とイラストが明らかにされた後で、シリーズの作者であるジョン・ジャクソン・ミラーは『Flashpoint, Part 2』のどの登場人物がフェットだったかを説明した。

インスピレーション

作家のジョン・ジャクソン・ミラーは、控え目に登場させるのがベストなキャラクターという点で、カサス・フェットとダース・ヴェイダーを比較している。シリーズ作中で、フェットは名前だけの登場が多く、他のキャラクターたちがフェットの名にどのように反応するのかを読者に読み取らせるようなつくりになっている。

『The Taris Holofeed Special Proclamation』収録のカサス・フェットのスピーチを考案した際、ミラーはフェットに適切な語調をつくるため、ある程度の時間を費やすことになった。休暇でニューメキシコを訪れたミラーは、この州がアメリカ合衆国の一部であると宣言した、スティーブン・W・カーニー将軍のスピーチからインスピレーションを得た。スピーチに関する状況は異なるものの、ミラーはカーニー将軍の演説を、フェットの簡潔な演説の参考にした。

登場作品

  • Star Wars: Knights of the Old Republic 8: Flashpoint, Part 2 (初登場)
  • The Taris Holofeed: Invasion Edition — Star Wars: Knights of the Old Republic 18: Nights of Anger, Part 3 (言及のみ)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 20: Daze of Hate, Part 2 (言及のみ)
  • The Taris Holofeed Special Proclamation — Star Wars: Knights of the Old Republic 21: Daze of Hate, Part 3
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 22: Knights of Suffering, Part 1 (言及のみ)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 23: Knights of Suffering, Part 2
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 24: Knights of Suffering, Part 3 (言及のみ)
  • HyperspaceIconInterference (言及のみ)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 26: Vector, Part 2 (言及のみ)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 27: Vector, Part 3
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 28: Vector, Part 4 (台詞または音声のみ)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 42: Masks (ヴィジョンの中に登場)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 48: Demon, Part 2 (回想シーン)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic 49: Demon, Part 3
  • Star Wars: Knights of the Old Republic: War 3 (言及のみ)
  • Star Wars: Knights of the Old Republic (初言及)
  • Star Wars: The Old Republic (言及のみ)

参考資料

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ウーキーペディアにはカサス・フェットに関する6枚の画像があります。

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。

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