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カイル・カターン

カイル・カターン[2]Kyle Katarn)は有名な人間のジェダイであり、サロン出身の反乱同盟軍工作員。彼はもともと銀河帝国ストームトルーパーだったが、反乱軍へと亡命した。しばしば仲間の反乱軍エージェントで密輸業者ジャン・オルスと組み、反乱軍やのちの新共和国のために、ダーク・トルーパー・プロジェクトの妨害など、多くの秘密任務を遂行した。

カターンはのちに彼がフォース=センシティブであることを教えられ、 ジェダイの谷を捜索する冒険の中、ジェダイとしての技術をひとりで磨き上げた。この旅の中で、彼はダーク・ジェダイジェレクとその手下たちや、カターン自身から発せられるフォースのダークサイドに立ち向かうことになる。これらを克服したカターンは、ジェダイ・マスターとなってジェダイ・プラキシウムで教える立場に立った。彼はユージャン・ヴォングに対する攻撃にも参加し、のちにはニュー・ジェダイ・オーダージェダイ・ハイ・カウンシルのメンバーになった。

目次

経歴 編集

生い立ち 編集

反乱軍へ編集

カイル・カターンは、農民のモーガンパトリシア・カターンの息子として、惑星サラストの植民衛星サロンに生まれた。彼はここで農民として成長する。当時父親のモーガンが所有していたドロイドウィーギーのおかげで、カイルはドロイドの電子言語を流暢に話すことが出来る、銀河系で数少ない人間のひとりとなる。

帝国アカデミー卒業時のカイル

成長したカイルは惑星カリダ帝国アカデミーに入学する。ちなみに、カイルがアカデミーで学んでいる頃、彼の母は事故で死亡している。帝国抵抗組織の基地襲撃の際、彼のフォースの能力はその片鱗を垣間見せていた。やがて彼は功績を称えられ、自分の父親が抵抗組織共和国再建のための同盟の支持者であることを知らないまま、銀河帝国ストームトルーパーのメンバーになってしまう。

同盟軍側のエージェント、ジャン・オルスとの出会いがカイルのその後の人生を変えることになる。カイルはジャンから父親も既に死んでいることを知らされる。彼の父モーガンはサロンで行われた帝国の同盟軍襲撃で殺害されていたのだ。この事実を知った後、帝国に関する見識を改めたカイルは同盟軍に仕えるようになる。

父の事実を知ったカイルは、自分が公式に帝国の役人になってしまう前に<スター・オブ・エンパイア>で帝国を去る。この客船でカイルはランド・カルリジアン、そしてジャン・オルスとの二度目の出会いを果たす。亡命に成功したあと、ジャン・オルスはカイルをモン・モスマに紹介した。こうしてカイルは正式に同盟軍に加わり、スパイとして活躍するようになる。

カイルが同盟軍のためにした最初の任務は、初代デス・スターを破壊することを目的とした、スカイ・フック作戦の第二段階である、初代デス・スターの設計図を手に入れることだった。カイルは惑星ダヌータにある帝国の秘密基地に侵入し、設計図奪取に成功する。カイルの手に入れたものと、トプラワで活動していた同盟軍が手に入れた別の設計図を照らし合わせることで、同盟軍はデス・スターの全容を掴んだ。

ダーク・トルーパー・プロジェクト 編集

ヤヴィンの戦いのあと、カイルはモン・モスマの要請により、帝国軍の新兵器の攻撃を受け壊滅した、惑星タレイにあるタック基地の調査に向かった。そこでカイルは、帝国軍の新兵器の確かな証拠を手に入れる。そして彼は再び重要な任務に配属された。ロム・モーク将軍の指揮する、帝国のストームトルーパーを遥かに凌ぐ威力を持つ、機械兵士を量産する計画、すなわちダーク・トルーパー・プロジェクトの阻止である。いくつかの手掛かりから、カイルは惑星アノートに向かい、下水施設の奥に隠れていた、帝国の兵器開発者であるモフ・リーバスを捕えた。反乱同盟軍の尋問に対して、初めモフ・リーバスは何も情報を漏らさなかったが、彼の迂闊な一言から、惑星フェストの名が浮上し、カイルは惑星フェストの帝国軍研究所へ向かう。研究所でダーク・トルーパーの装甲となる金属、フリックを手に入れたカイルは、それが唯一採掘できる場所、グロマス星系へ向かう。グロマス星系にある、帝国の鉱山基地でダーク・トルーパーの第一段階が製造されることを突き止め、さらに基地を破壊したカイルは、彼に数々の重要な情報を与えてくれた、帝国軍の将校で反乱同盟軍のスパイであるクリックス・メイディンが、惑星オリナクラにある帝国軍刑務所で処刑を待つ身であることを知り、彼を救出する。その後カイルは惑星カル・セティにある、ラムシーズ・ヘドの宇宙港へ向かい、物資を積んだ密輸業者が、ダーク・トルーパーの第二段階を製造する、氷の惑星アンティーヴィの帝国軍基地へ向かうことを突き止め、その破壊へ向かった。彼は基地を破壊した後、ナー・シャッダへ向かい、ダーク・トルーパー・プロジェクトに関わる一連の密輸業者の動向を知ることができる、ナヴァ・カードを手に入れる。しかし脱出の際、彼とパートナーのジャン・オルスジャバ・ザ・ハットに捕えられてしまうが、カイルはジャンを救出、ナヴァ・カードを奪還してジャバのスペースクルーザーから脱出する。

カイルはナヴァ・カードの解析のため、ジャンと共に惑星コルサントに侵入、帝国保安本部(ISO)の厳重な警備を突破し、その中心部でナヴァ・カード解析に成功した。またこの時、彼はボバ・フェットとの戦いにも勝利している。解析したナヴァ・カードの情報から、カイルはイアーゴの燃料補給ステーションを使用する密輸船のひとつが、ダーク・トルーパーの最終段階を製造する戦艦<アーク・ハンマー>への唯一の接点である、ダース・ヴェイダーの旗艦<エクゼクター>に向かうことを突き止め、密輸船をハイジャック、<エクゼクター>に侵入する。この艦への侵入に成功した後、カイルは<アーク・ハンマー>へ向かう輸送船を奪取し、<ハンマー>への侵入に成功する。彼は<アーク・ハンマー>内部で、ダーク・トルーパーの最終段階の装備・装甲を身に纏ったモーク将軍を破り、この艦を爆破、ダーク・トルーパー・プロジェクトを壊滅させた。またこの時、<アーク・ハンマー>が爆発する様を見ていたダース・ヴェイダーは、カイルにフォースの素質があることを見抜く。

新共和国 編集

ジェダイの谷編集

ジェレクとの戦いに臨むカイル

エンドアの戦いの1年後、カイルは父モーガンの友人だったジェダイキュー・ラーンの霊体と対面する。彼はモーガンが惑星ルーサンジェダイの谷を発見していたことをカイルに伝える。この谷には、1000年以上も前に行われた7度目のルーサンの戦い以来、ジェダイシスの戦士たちの霊が閉じ込められていた。だが、ルーサンの民には"ひとりのナイトが現れ、戦いが起こる。そして捕らわれた者たちは自由になる"という予言が存在していた。そこで、ナイトではなかったモーガンは友人ラーンに情報を与えたのだった。

しかしラーンは既に死亡しフォース・ゴーストとなっており、また、ジェダイの谷の情報はダーク・ジェダイジェレクの知るところとなっていた。ジェレクはこの谷のフォースの力を自分の野望の実現へ使おうと考えていたのだ。カイルは父の発見した谷へと向かい、ジェレクや彼の弟子たちを次々と打ち破った。ジェレクは死に、その野望は実現されずに済む。

父同様、カイル自身もこのときナイトではなかった。また、この事件の直後のルーク・スカイウォーカーからのニュー・ジェダイ・オーダーへの勧誘も断っている。

デサンとの戦い 編集

旧帝国軍のガラク・ファイヤー提督が、帝国を再興するための活動を開始すると、カイルはその調査を命じられ、帝国配下の鉱山でフォースに反応するクリスタルを発見する。鉱山の爆破に成功し、カイルは脱出しようとするが、その途中でパートナーのジャン・オルスが、ガラク・ファイヤー提督と同盟を結んだダーク・ジェダイデサンとその弟子のタヴィオン・アクスミスに捕えられ、殺害される。デサンの圧倒的な力に為す術も無く敗北したカイルは、怒りに燃え、ジェダイの谷へ向かい、そのフォースの力を取り戻す。ルーク・スカイウォーカー率いる新ジェダイ・アカデミーを訪れ、ライトセーバーを取り戻したカイルは、デサンがルークの堕落した弟子であることを知る。ルークがデサンを探してジェダイの谷へ向かっている間、カイルはデサンのシャトルを求めてナー・シャッダのギャングの頭である、リーロ・バルクの所へと向かっていた。ナー・シャッダで彼はランド・カルリジアンに出会い、その助けを得て脱出、リーロを殺害する。惑星べスピンへ向かう途中においても、カイルはジャンが殺害される場面を夢で見て、苦しんでいた。ベスピンについたカイルは、旧帝国軍の攻撃を受けているベスピンを救出し、デサンの弟子、タヴィオンと対決する。対決の結果、カイルが勝利し、タヴィオンを殺そうとするが、彼女は命乞いをし、ジャンが生きていることを告げる。ジャンが生きていることを知って、カイルはタヴィオンを解放し、ジャンの救出に向かう。しかしこの時、タヴィオンはカイルへの復讐を誓う。ジャンの救出のため、ガラク・ファイヤー提督が指揮する戦艦、<ドームギヴァー>侵入したカイルは、同じく侵入していたルークに出会い、デサンがジェダイの谷で兵士を製造していたことを知る。ジャンを救出し、ガラク・ファイヤー提督を倒したカイルは、ジェダイの谷でフォースを手に入れた兵士たちの攻撃に晒されている、ヤヴィン4のジェダイ・アカデミーへと向かう。アカデミーではジェダイ達が、デサン配下のリボーン、そしてガラク・ファイヤー提督が生み出したシャドウ・トルーパーと戦っていた。そんな中、デサンを追ってアカデミーの地下に辿り着いたカイルは、デサンのダークサイドへの誘惑を拒絶し、彼と対決、遂に勝利した。戦いを経て、真のジェダイとなったカイルは、ジャンとのバカンスの後、ニュー・ジェダイ・オーダーへと加わった。

ニュー・ジェダイ・オーダー編集

指導者として 編集

カイル・カターン
デサーンの敗北の後、カイルはジェダイ・マスターとなり、アカデミーでの指導役となり、二人の弟子をとることとなった。ジェイデン・コアロシュ・ペニンである。この弟子は二人とも才能があり、カイルの指導の下で成長していった。そんな中、銀河系における新たな脅威、「ラグノスの使徒」として知られるダーク・ジェダイのカルト集団が力をつけ、カイルたちはその調査のために、ビスなどのディープ・コアから、ヴジュンなどのアウター・リムまで、銀河中を移動していた。ジェダイ・オーダーは、カルト集団のリーダーが、古代のシスであるマルカ・ラグノスを復活させるために「ラグノスの笏」を手に入れた、いつかのタヴィオンであることを突き止めた。またカイルが留守のうち、ロシュはカルトに捕えられ、彼らに加わってしまう。カイルのもう一人の弟子、ジェイデンはカイルと共に惑星ヴジュンへ向かう。ヴジュンでのタヴィオンとの対面、続くロシュとジェイデンの戦いの後、弟子のジェイデンはルークの承認を得てジェダイ・ナイトとなる。一人前となった弟子と共にカイルはタスパイア3へと向かう。ジェイデンはそこでロシュと再び対面し、そして彼のロシュへの憎悪を沈めることに成功した。しかしその直後、ロシュはタヴィオンの弟子、アローラに片腕を切り落とされてしまう。そしてジェイデンはタヴィオンの弟子アローラと対決、これを破り、ロッシュをダークサイドから救った。カイルとジェイデンの二人は、さらにタヴィオンを追って惑星コリバンへ向かい、先に到着したジェイデンが、マルカ・ラグノスに憑依されたタヴィオンを、激しい戦いの末、遂に倒した。

ユージャン・ヴォング戦争 編集

ユージャン・ヴォング戦争ではカイルは新共和国のジャン・オルスらと共に、ユージャン・ヴォングに侵略され捕虜にされた惑星オード・セドラの人間の人達を開放して救うため、帝国残党勢力インペリアル・レムナント軍と協力した。オード・セドラはペイリン中尉の下のインペリアル・レムナント軍の管理下の惑星だった。ユージャン・ヴォングは侵略占領すると、自分たちと手を組むピース・ブリゲードのメンバーと共に奴隷狩りを始めたのであった。ペイリン中尉はカイルとオルスに協力し、ユージャン・ヴォングと、ピース・ブリゲード相手に戦い、カイルはユージャン・ヴォングに捕まっていた人達の救出に成功したのであった。ユージャン・ヴォングが銀河同盟軍に対し降伏し、この戦争が終わり始める頃、カイルはユージャン・ヴォングが惑星ゾナマ・セコートに定住する為、銀河同盟がそれに同意した際に支援を行った。また、カイルは、ゾナマ・セコートの生きた宇宙船セコータン・スターシップを購入しようと、「選択の儀式」を受けた。この儀式はシード・パートナーと呼ばれる人の頭ほどの大きい球体生物が宇宙船の所有者を選び、その所有者に感心しながら宇宙船に育つのである。かつて、ジェダイ・ナイトのダース・ヴェイダーことアナキン・スカイウォーカークワイ=ガン・ジンもゾナマ・セコートを訪れた際、セコータン・スターシップを購入しようと、この儀式を行い、フォースの力で合格した事もある。カイルも儀式に置いて、シードがカイルの体に取り付いた際、カイルのフォースの強さにシードは引き付けられる様になり、カイルを宇宙船の所有者として受け入れたのであった。

ユージャン・ヴォングの侵略が終わった後、カイルはシス・オーダーがまだ存在していると言う噂を知る。シスの隠れ家でだった惑星ドゥロムンド・カアスでの個人の経験を持っていたカイルはその証拠をつかむ、調べる為、単独で調査に出向いた。オード・セドラから、最初の手掛かりとしてクラシス宙域の惑星ヤガ・マイナーに向かい、その後、 「シスのマント」という不吉な呼び名で知られる領域の、深い星間ガスで覆われた惑星ルーンに向かうが、シスのマントの領域でカイルは行方不明になってしまったのであった。ジャン・オルスとジェイデン・コアは行方不明になってしまったカイルを探し出す為、マラ・ジェイド・スカイウォーカーの協力も得て、ジェダイ騎士団と新共和国の秘密機関アルファ・ブルーから成るチームによる、行方不明のカイル救出の為の追跡に出た。カイルは惑星ルーンで、ユージャン・ヴォング戦争の時フォースのダークサイドに堕ちダーク・ジェダイとなった、ジェダイの騎士デイ・アズー=ジャミンに捕まったのであった。ジャン・オルスやマラ・ジェイド・スカイウォーカーらの救出チームにより、カイルは発見され、アズー=ジャミンからカイルを開放し、アズー=ジャミンはフォースの光により正気に戻され、逮捕された。その後カイルは安全にジェダイの元に帰り、ジェダイの事務に取り掛かり、マスターズ・カウンシルジェダイ・マスターに任命された。

装備 編集

武器編集

ブライヤー・ピストル 編集

カターンが好んで使用した兵器は、父親から譲り受けたブライヤー・ピストルである。彼はジェダイになってライトセーバーを使用するようになっても、このピストルも使い続けている。

ライトセーバー 編集

カイルの最初のライトセーバー

カイルが最初に使用したライトセーバーは、もともとジェダイ・マスター、キュー・ラーンが所有していた緑色のブレードものである。だが、このライトセーバーはルーサンのジェダイの谷において、ダーク・ジェダイのボック・アシーカに破壊されてしまう。後に彼はジェダイ・プラキシウムで新しい青色のブレードのライトセーバーを組み立てている。

宇宙船編集

モルディ・クロウ編集

モルディ・クロウ>はカイルが反乱同盟軍に加わった後に入手したスターシップである。彼はダヌータの任務にこの船で臨んだ。この船は最終的にジェダイの谷で破壊される。

登場作品 編集

参考 編集

脚注 編集

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 The New Essential Guide to Charactersの情報より。
  2. カタカナ表記は『全史』に基づく。

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