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Odile Vaikan
オディール・ヴァイケン
人物の情報
出身
死亡

およそ4904 BBY

身体の情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

ブロンド

目の色

茶色

肌の色

明色

年代と政治的な情報
時代

旧共和国時代

所属

オディール・ヴァイケン(Odile Vaiken)は、ハイパースペース大戦とその後の時代を生きた人間男性である。ヴァイケンは旧シス帝国の境界の領域で育ち、他の帝国市民と同様、シス支配者に忠実なしもべだった。帝国と銀河共和国の間で繰り広げられたハイパースペース大戦はシスの敗北に終わり、帝国は敵の追撃を避けるため、故郷からの逃走を余儀なくされた。旧シス帝国の首都コリバンも壊滅に追い込まれ、若きヴァイケンはあるシス卿の指揮のもと、大規模な避難活動を行う帝国市民に加わった。20もの間あてもなく星々を放浪した後、ヴァイケンたち帝国市民を乗せたシスの残党の艦隊は、忘れられていたシスの植民惑星、ドロマンド・カスを再発見した。

ドロマンド・カスへと旧シス帝国の残存勢力を導き、この惑星を新しいホームワールドに選んだシスは、自らを新しい皇帝と宣言した。ヴァイケンは、このシス皇帝による新しい帝国社会の創設にその身を捧げた。新しい帝国軍の形成の中で、ヴァイケンは非フォース=センシティブの兵士を軍隊に取り入れる方針の策定に尽力した。ヴァイケンの貢献によって生まれた軍隊は、非常によく訓練された地上軍と、先進的な技術を備えた宇宙軍によって構成されていた。帝国政府の支配力強化に役立ったヴァイケンの活躍は、皇帝や支配機関ダーク・カウンシルの知るところとなり、彼はシス帝国の初代グランドモフの称号を獲得することになった。のちにヴァイケンは、ディープ・スペースで行われたエイリアン種族に対する軍事活動のさなかに戦したが、彼が遺した軍隊は、創設者の死後も1,000年以上に渡って活躍をつづけた。

経歴

生い立ち

人間男性、オディール・ヴァイケンは、シスの黄金時代が終わりつつあった時代に、旧シス帝国の境界の領域で生活していた。少年時代のヴァイケンは、他の人間たちやシス種族のメンバーとともに、帝国の宗教および政治指導者であるシス卿に仕え、日々を送っていた。5000 BBY、旧シス帝国の支配権を巡り、シスルド・クレシュナガ・サドウの間に抗争が勃発した。その結果、優位に立ったサドウは銀河共和国と接触し、ハイパースペース大戦と呼ばれる銀河系規模の戦いが始まることになった。戦火は帝国の首都惑星であるコリバンにまで及び、シスは共和国によって敗北に追い込まれた。シス帝国は、敵の追撃を逃れて故郷を捨てることを余儀なくされる。

Vaiken exodus

若きオディール・ヴァイケンは亡命艦隊の宇宙船で操縦の方法を学んだ

ハイパースペース大戦が終わったとき、若きヴァイケンは惑星コリバンにいたが、共和国による大量破壊を逃れ、何百という帝国市民とともに崩壊する旧シス帝国からの大規模な避難活動に加わった。この活動を率いたのは、数少ない暗黒卿の生存者のひとりだった。このシス卿は土壇場の所で、帝国の文化を残すために立ちあがったのである。8隻の輸送船に乗り込み、生き残ったシスたちは故郷をあとにしてハイパースペースへと逃げ去った。それから20もの間、この艦隊は社会を立て直すことが出来る新しい故郷を求め、ディープ・スペースを放浪した。この期間に、ヴァイケンは輸送船操舵手からナビゲーション技術を学び、帝国市民の間でもっとも尊敬を集めるパイロットのひとりとなった。4980 BBY当時、ヴァイケンは帝国のヒエラルキーの中で重要なメンバーとなっていた。この年、亡命艦隊はかつてシスが植民した惑星、ドロマンド・カスを再発見した。ここはもともと旧シス帝国が発見した惑星だったが、長い歴史の中で忘れ去られていたのである。このジャングルの惑星は帝国市民の新しい首都に選ばれ、共和国への復讐を目標に新しいシス帝国の形成が始まった。

亡命艦隊をドロマンド・カスへと導いた暗黒卿は自ら皇帝を名乗ったが、新しい帝国の支配制度の策定に自ら関わろうとはしなかった。皇帝は世間との関わりを絶ち、帝国市民の日々の諸問題は、新しく組織されたシス卿のダーク・カウンシルや、オディール・ヴァイケンを含む有能な非フォース=センシティブの国民に任せた。ヴァイケンに課された任務は、非シスの国民に秩序をもたらすこと、そして現行の敵対者のみならず、銀河共和国の武装勢力すら打ち負かすことの出来る新しい帝国軍を創設することだった。

軍事改革

Vaiken recruits

ヴァイケンはハイパースペース大戦の生き残りを新設された帝国軍に勧誘した

強力なシス帝国の実現を目指すヴァイケンの計画の中でもっとも重要な要素は、強力な軍隊をつくることだった。ダーク・カウンシルの勅令を受けたヴァイケンは、適当な年齢に達したフォース感応能力を持たない国民を、新設された帝国地上軍へと勧誘し始めた。さらに彼は、徴集兵の軍紀を高水準なものにするため、厳しい帝国軍訓練規則を定めた。兵士たちの訓練が順調に進むと、ヴァイケンはドロマンド・カスで最初の軍事活動を行った。彼の軍隊は、帝国政府の新しい本拠地、カアス・シティを建造するため、ドロマンド・カスの荒野を開拓したのである。シス帝国の記録によれば、ヴァイケン自身ものちにドロマンド・カス・シタデルとして知られる政府施設が建造された場所で、獰猛なテレンタテクを殺したとされる。テレンタテクは、たった1匹で複数のフォース=センシティブを殺す凶暴性で知られ、それを退治したヴァイケンの功績は、彼の戦闘能力の高さを物語るものとなった。

シス帝国がドロマンド・カスを完全に支配下に置いた後、ヴァイケンは帝国艦隊の設立という最も野心的な目標を達成するための青写真を描き始めた。ヴァイケンは、自身が思い描いた通りに強力な艦隊をつくるには、数世紀という時間が必要とされることを理解し、部分的な達成さえ、彼の残された人生のうちに見ることは出来ないという事実を受け入れた。そのことには構わず、ヴァイケンはダーク・カウンシルの援助を取り付け、計画を開始した。ヴァイケンは地上軍の全てに、資源の採掘宇宙船設計、最終生産物の製造といった仕事を割り当てた。

新型のスター・デストロイヤーが製造されたとき、オディール・ヴァイケンはまだ存命で、その様子を見守った。やがてその功績はシス皇帝の耳に入り、ヴァイケンはグランドモフの称号を獲得した最初の帝国軍将校となった。ヴァイケンはその後も帝国に忠実に仕え続け、ドロマンド・カス周囲のエイリアン社会に対する、初期の軍事活動にも参加した。しかし4904 BBYごろ、こうした任務のひとつに参加していたヴァイケンは、プロトタイプ・スター・デストロイヤーブリッジで命を落とした。

その遺産

Bioware bellator

スター・デストロイヤー建造を監督するヴァイケン

オディール・ヴァイケンの死後、シス帝国は彼のヴィジョンによって実現した帝国軍のおかげで拡張と強化をつづけた。ヴァイケンは帝国の各地で記憶され、強力な地上軍と宇宙軍創設に向けた彼の尽力は、その後の数世紀にわたってのシス帝国軍将校や歩兵たちの士気を高めた。ドロマンド・カスのジャングルには、共和国への復讐に対する帝国の不滅の努力の象徴として、ヴァイケンのトーチと呼ばれる恒久的に炎を灯すたいまつが設置されていた。その死からおよそ1,220年後、大規模な帝国軍が未知領域から飛び出し、共和国に対し大銀河戦争として知られる血なまぐさい侵略戦争を仕掛けたとき、ヴァイケンの業績の成果が理解されることになった。シス帝国は戦争に勝利し、大銀河戦争の最後に共和国に対する復讐を達成する。この頃もグランドモフの称号は残っており、ライカス・キルランゼロスといった者たちに引き継がれていた。その後の政情不安の時代、帝国軍は亡きグランドモフに敬意を示し、宇宙軍の足掛かり地点でヴァイケン・スペースドックと名付けた巨大な宇宙ステーションを使用していた。帝国市民の中には、帝国の主要な情報収集組織である帝国情報部がヴァイケンの指示によって設立されたと考える者がいたが、一方で皇帝の勢力基盤から派生した組織だと信じる者もいた。

大銀河戦争に至る経歴や、シス帝国が共和国に対し突然にして決定的な勝利を収めた理由を調査していたケル・ドアジェダイ・マスターグノスト=デュラルは、共和国情報部が盗み出した帝国の歴史記録を調べた。彼はシス社会再建に貢献した非フォース=センシティブの帝国市民の中に、オディール・ヴァイケンという傑出した存在を発見する。デュラルが大銀河戦争終結後に編集したホロレコードのひとつは、ヴァイケンの経歴に重点を置いていた。この記録は、タイソンジェダイ・アーカイブに提出された。

個性と特徴

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オディール・ヴァイケンはシス帝国の初代グランドモフとなった

オディール・ヴァイケンは、シス帝国の改革において最も強い影響力のあった人物のひとりだった。このグランドモフは優れた軍事指導者かつ兵站監督者であり、新しい帝国軍の創設の中でこうした技術を発揮した。こうした技術や、パイロットとしての才能によって、ヴァイケンは皇帝やダーク・カウンシルの関心を獲得し、非シス種族の帝国市民に秩序をもたらす役目を与えられることになった。ヴァイケンは事業を成功させ、明確なヴィジョンのもとに行われたプロジェクトは、彼の死後1,000年以上継続した。ヴァイケンの記憶は、数世代にわたって帝国軍人や女性を鼓舞し、やがて共和国とジェダイ・オーダーに対する帝国の勝利に繋がった。

ジェダイの歴史家グノスト=デュラルによれば、ヴァイケンの業績の中でもっとも注目に値する側面は、ヴァイケンが二級市民でありながら、帝国に完全に忠実に任務を果たしたことだった。シスの権力構造の中では、フォースに感応能力を持たない人物は、フォースを扱うことが出来るシス卿にしもべとして仕えなければならず、多くの非フォース=ユーザーは市民権を認められていないという感覚を抱いていた。しかしヴァイケンはフォースに感応力のない者で軍隊を組織し、彼らを皇帝とダーク・カウンシルに忠実な兵士として訓練することに成功する。帝国艦隊の礎を築くという業績と並び、この偉業はヴァイケンにシス帝国の初代グランドモフの称号をもたらすことになった。グランドモフの称号は、共和国の初期拡張時代に使われていたものの流用であり、帝国の拡張運動を促進したヴァイケンにふさわしいものと言えた。

制作の舞台裏

このキャラクターは、ルーカスアーツバイオウェアによるオンライン・ビデオゲーム、『Star Wars: The Old Republic』の背景設定の一環としてつくり出された。

登場エピソード

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ウーキーペディアにはオディール・ヴァイケンに関する5枚の画像があります。