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「わたしの熱心な弟子オダン=ウーアは、やがて大図書館をつくり、ついには愛する書物のなかで死ぬであろう」
ウールー[出典]

オダン=ウーア[1](Odan-Urr)は長命種族ドレイソス男性で、銀河共和国の全盛期にジェダイ・マスターかつジェダイ・ライブラリアンとして活動した。彼は戦いよりも読書や研究を好んだが、余り知られていないジェダイの武術、戦闘瞑想の熟練者でもあった。彼はセレジアンのジェダイ・マスター、ウールーによって訓練された。

5,000 BBY惑星コロスウォッチマンを務めていたパダワン時代のオダン=ウーアは、シスによる侵略のヴィジョンを見た。彼はジェダイの仲間メミット・ネイディルと共に、シスの攻撃を銀河元老院に警告したが、彼らは聞く耳を持たなかった。しかしエンプレステタ軍隊の援護を得たオダン=ウーアは、共和国を壊滅させようとするナガ・サドウシス帝国キレック戦った。マスター・ウールーが命を落としたものの、共和国はこの戦争に勝利した。大戦後、オダン=ウーアは当時存在が知られていた唯一のシス・ホロクロンを発見し、それを安全に保管した。その後まもなく、彼はオッサスグレート・ジェダイ・ライブラリーを建造し、数世紀の間古代の収蔵室キーパーを務めた。ジェダイ・マスターになったオダン=ウーアはジェダイ・コードを学び、それに手を加えた。彼の後も、修正版は19 BBYジェダイの粛清まで数千年受け継がれた。この業績から、彼はジェダイ・オーダーで最も多大な影響力を持つメンバーのひとりとして知られた。

3,996 BBYクラースとして知られるダークサイダーの脅威について話し合うため、惑星デネバでジェダイの秘密会議が開かれ、オダン=ウーアはその議長を務めた。しかしこの会議はクラースに襲撃され、何百というジェダイの命を奪った銀河系規模の紛争、シス大戦が始まることになった。大戦中、オダン=ウーアのシス・ホロクロンの存在を知ったシスの暗黒卿エグザ・キューンは、グレート・ライブラリーでこの老齢のマスターと対面した。オダン=ウーアは彼を止めようとしたが、若きダークサイダーはフォースでドレイソスを圧倒し、殺害した。他の誰もオダン=ウーアの死の真相を知らないのをいいことに、キューンは生前のオダン=ウーアからマスターの称号を与えられたと嘘をつく。キューンに殺された時点で、オダン=ウーアの年齢は1,000歳を超えていた。

経歴

生い立ちと訓練生時代

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力と能力

Memit Nadill--Odan-Urr

ネイディルとともに戦うオダン=ウーア

フォースの不明瞭な分野の研究を通して、オダン=ウーアは戦闘瞑想と呼ばれる古代のジェダイの技術を学んだ。戦闘瞑想の習得は非常に難しく、彼が若いころ、同世代のジェダイの中では一般的にこの技術は知られていなかった。戦闘瞑想は戦いの流れを変え、勝利を確実にする力を使用者に与えた。戦闘瞑想を使うジェダイが心の眼に思い浮かべた事象は、すぐに現実のものとなり、敵が同士討ちをするように仕向けることも可能だった。同様に、味方と敵の士気に影響を及ぼすこともできた。統一戦争の最終段階で、オダン=ウーアは戦闘瞑想を使い、エンプレス・テタの兵士たちの士気を高めながら、キレックの海賊の意思を弱めた。しかしこの能力にも欠点があった。戦闘瞑想で心が折られた敵の兵士は、しばしば自暴自棄になり、自らの危険を顧みず、出来る限り多くの相手を殺そうとすることがあったのだ。オダン=ウーアの他にも、戦闘瞑想を使う者はいた。マスター・ウールーやアーカ・ジェス、ソンもまた熟練者であり、オダン=ウーア自身も死ぬ直前にノーミ・サンライダーに力の制御法を伝授した。

戦闘瞑想以外にも、オダン=ウーアが使ったほとんど知られていない技術のひとつに、セヴァー・フォースがあった。この能力は、恐ろしい罪を犯した相手に対してのみ、罰として使用された。セヴァー・フォースは、能力を使用した相手を、効果的かつ即座に、フォースから切り離した。ウリック・ケル=ドローマが実の弟ケイを惑星オッサスで殺害した際、ノーミ・サンライダーは彼に対してこの能力を使用した。セヴァー・フォースは、ダークサイドに堕落した相手にのみ、使用することが出来た。ハイパースペース大戦が終結した後、オダン=ウーアは堕落した暗黒卿たちにこの能力を使用した。

Archaiclightsaber

ライトセーバーを持つオダン=ウーア

オダン=ウーアは暴力に訴えない手段を好んだが、ライトセーバーの腕前はかなりのもので、戦闘においてはジェダイ・カンセラーとして補助のためにフォースを使った。若いころ、オダン=ウーアは自分自身を制しきれなくなり、武器で襲いかかって相手を殺してしまった。経験豊かなマスター・メミット・ネイディルからアドバイスを受けた後、彼は本能のコントロールを始めた。ウールーに師事していた頃、彼は自ら製造した青いブレードのライトセーバーを携帯していた。後年、こうした武器を持つ必要性がないと考えたオダン=ウーアは、ライトセーバーを携帯しなくなった。若いころ、予備のライトセーバーも持っていた彼は、それをジョリ・ダラゴンに与えた。

オダン=ウーアはフォース・センスのマスターでもあった。この能力は、フォースを通して使用者の感覚を広げ、周囲の認知能力を格段に高めた。オダン=ウーアはフォース・オルターと呼ばれる、周囲のフォースの性質と分布を変化させる能力も使うことが出来た。フォース・アウェアも、オダン=ウーアが使うことが出来た能力のひとつである。この能力を使えば、フォースとの繋がりを通して、周囲の環境と調和することが出来た。他にも、オダン=ウーアはコントロールやエンハンス・アビリティ、フォース・マインドを使用した。

オダン=ウーアは、テレパシーを使って他のフォース=センシティブと通信することが出来た。彼は500メートル離れていた知的生命体と情報交換することが出来たが、この能力はコミュニケーションに限られ、他人の思考に入り込むことは出来なかった。また、オダン=ウーアは言語についても多くの知識を持っていた。彼は銀河標準ベーシックに加え、ドレイソス語シス語チュークジーズ語を話すことが出来た。

制作の舞台裏

Odan-Urr1

オダン=ウーアのスケッチ

オダン=ウーアは、コミック・ブックStar Wars: Tales of the Jedi』のサブ=シリーズ、『Dark Lords of the Sith』に登場するためのキャラクターとして、スター・ウォーズ作家のケヴィン・J・アンダースントム・ヴィーチ、アーティストのクリスチャン・ゴセットによってつくり出された。初登場以降、オダン=ウーアは『The Sith War』や『The Golden Age of the Sith』、『Fall of the Sith Empire』などのサブ=シリーズにも登場した。これらコミックで、ダリオ・カラスコ・ジュニアやクリスチャン・ゴセットが複数のインカ―と共にオダン=ウーアのイラストを描いた。『Power of the Jedi Sourcebook』(未邦訳)ではオダン=ウーアの背景設定が追加され、ジェフェリー・カーライスルのイラストが掲載された。

登場作品

  • Tales of the Jedi: The Golden Age of the Sith
  • Tales of the Jedi: The Fall of the Sith Empire
  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith 3: Descent to the Dark Side (初登場)
  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith 4: Death of a Dark Jedi
  • Tales of the Jedi: The Sith War 1: Edge of the Whirlwind
  • Tales of the Jedi: The Sith War 2: The Battle of Coruscant (言及のみ)
  • Tales of the Jedi: The Sith War 6: Dark Lord (言及のみ)
  • Star Wars: The Old Republic: Deceived (言及のみ)
  • Star Wars: The Old Republic (言及のみ)
  • SWAJsmall "Firestorm"―Star Wars Adventure Journal 15 (像が登場)
  • Crosscurrent (言及のみ)

参考資料

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはオダン=ウーアに関する10枚の画像があります。

脚注

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