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エリス・ヘルロット[1](Elis Helrot)は、銀河内戦の時代にパイロット密輸業者商人奴隷貿易業者として活動していたギヴィン男性惑星ヤグデュル出身のヘルロットは、分析的な考え方の持ち主で、周囲からは冷酷な悪徳ビジネスマンだと思われていた。ヘルロットは自ら改造したスターシップ、<ヒンスラ>に乗って活動し、砂漠の惑星タトゥイーンと惑星ライロスパヴィリオンの間を飛んで、奴隷売買やスパイス運びを行っていた。そうした経歴の中で、ヘルロットはモアシーリアンの密輸業者、ネイブラン・リーズとの間に長年にわたる確執を生んでいた。0 BBYジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービチャルマンの宇宙港カンティーナ海賊ポンダ・バーバコーネリアス・エヴァザンといざこざを起こした、ヘルロットとリーズも同じ店内に居合わせていた。

3 ABY、ヘルロットと<ヒンスラ>のクルーは、犯罪シンジケート・ブラック・サンヴィゴマル・バイロンによって催された競争に参加した。バイロンは、このイベントで信用のおける新しい仲間を見つけるつもりだった。<ヒンスラ>は他の6隻の密輸宇宙船と共にレースに加わり、豪華客船ディスティネーション: アドヴェンチャー!>へと秘密の貨物を届けるため、サイザー・ランハイパーレーンを飛行した。ニュワーコル・ポイント宇宙ステーションで貨物を受け取ったヘルロットは、密封された容器を空けてしまい、中にマグネティック・パルス弾頭が入っていることを知る。この貨物で金儲けができると考えたヘルロットは、<ディスティネーション: アドヴェンチャー!>に到着した後、これと同じ貨物の運搬をAurebeshSans-Serif credit10,000で引き受けると他の密輸クルーたちに申し出た。しかしこの会話を耳にしたバイロンは、部下を送り出してヘルロットとそのクルーたちをスタンさせた。

経歴

タトゥイーンにて

Elisincantina

チャルマンのカンティーナにおいて、ヘルロット

ギヴィン男性、エリス・ヘルロットは、彼の種族故郷である惑星ヤグデュルの出身だった。銀河内戦のさなか、ヘルロットはパイロット密輸業者商人、そして奴隷業者として活動していた。ヘルロットは自ら多くの改造を行っていたスターシップ、<ヒンスラ>を使って活動していた。彼は頻繁に奴隷やスパイスを惑星ライロス都市カラウーンや、惑星パヴィリオンへと運んでいた。そのキャリアの中で、ヘルロットはモアシーリアンの密輸業者、ネイブラン・リーズとライバル関係になった。銀河内戦中、ヘルロットはしばしば砂漠の惑星タトゥイーンを訪れ、輸送を必要としている奴隷やスパイスの情報を探るため、モス・アイズリー宇宙港をうろつき、チャルマンの宇宙港カンティーナ時間を潰していた。彼はよくこの砂漠の惑星で貨物を集めては、タトゥイーンからライロスまでの配達を行っていた。

0 BBYのある日、ヘルロットはチャルマンカンティーナを訪れた。この日、ネイブラン・リーズを含む多くの密輸業者と犯罪者たちもカンティーナにやってきていた。ヘルロットはアビシンマイオタルズマフタックとともにカード・ゲームに興じたが、その後ゲームの席を離れ、ゴウタルフェルティパン・トレヴァッグヘネムスィミーヨム・オニスと同じブースに腰を下ろした。このふたりは性的な接触について話し合うことに心を奪われており、ギヴィンの同席者にはほとんど注意を払っていなかった。この日、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービ農家の青年ルーク・スカイウォーカーもカンティーナに来店した。ふたりは海賊ポンダ・バーバとドクター・コーネリアス・エヴァザンにからまれる。このいざこざが、ケノービがライトセーバーを起動する騒動に発展すると、オニスは事態を恐れ、トレヴァッグとともに店を去っていった。

サイザー・ランのレース

Squishyhelrot

ドッキング・ベイ42において、ヘルロット

3 ABY、ヘルロットと彼の<ヒンスラ>に乗り込んだ3名のクルー(ふたりギヴィン人間)は、シスタヴァネンの密輸業者マル・バイロンから、惑星スリルーアメアム・シティへと招待された。バイロンは、有能で信頼のおける新しい仲間を探していたのである。呼び出しを受けたヘルロットは<ヒンスラ>でスリルーアへと向かい、彼らのデータパッドにバイロンが送った指示のもと、クルーが宇宙船を着陸させた。彼らはメアム・シティのドッキング・ベイ42に到着する。ヘルロットらはそこで、同じく招待されたスペーサーの大規模な一団に加わった。その中には彼のライバル、ネイブラン・リーズもいた。ドロイドが雑多な乗組員たちに食べ物や飲み物を提供し、彼らはバイロンが到着するまで落ち着きなく、無口にランチを取った。食事中、バイロンのデュロスのアシスタント、カレンド・ソラが招待に応じた船長たちを調査し、彼らの身元を記録していた。やがてバイロンはハンガー・ベイにドッキングした貨物船、<アイシャイン>のボーディング・ランプから姿を現し、密輸業者たちに自分が計画していることを説明して聞かせた。

このシスタヴァネンは、サイザー・ランハイパーレーンを使って重要な貨物を運んでいる人物を必要としていると語った。少なくともいくつかは目的地に確実に届けられるように、多種多様なグループを招集したのだと、バイロンは説明した。ヘルロットたちは、サイザー・ランを走るクルーにはそれぞれAurebeshSans-Serif credit5,000が支払われ、最初に貨物を届けたクルーにはさらに5,000が払われるという説明を受ける。クルーたちは秘密の場所で貨物を受け取り、サリン・コリダーへと移動して、目的地である豪華客船ディスティネーション: アドヴェンチャー!>を目指すことになった。説明が終わると、バイロンは集まったクルーたちを順番に歓迎した。集まったパイロットたちは、誰一人としてバイロンが犯罪組織ブラック・サンヴィゴであることを知らなかった。バイロンは彼が計画するより大規模な活動に備え、彼らの技術と忠誠心をここでテストしようとしていたのである。ヘルロットとその仲間は、<ヒンスラ>に戻ってデータパッドを宇宙船のナビゲーション・コンピューターに接続した。バイロンが設定した秘密ファイルには、彼らの最初の目的地が記録されていた。ヘルロットたちはペリフェリー宇宙領域の中性子星ノヴォレック・ビーコンを目指すことになる。

<ヒンスラ>は、他の6隻の密輸船と共に指定されたビーコンの地点へと到着した。ヘルロットは近くの通信衛星から信号を受け取ったが、中性子の影響で信号が乱れており、集まったスターシップは誰よりも早く新しい目的地を知ろうと、通信衛星の近くへと急いだ。次の目的地は、サイザー・ランとサリン・コリダーの交差地点に位置する燃料補給ステーション、ニュワーコル・ステーションであることが分かった。衛星の信号を遮断すると、ヘルロットとそのクルーはハイパースペースへと去った。ニュワーコルに到着して間もなく、バイロンのデータパッドが、<ディスティネーション: アドヴェンチャー!>の座標を30分後に教えるとヘルロットたちに伝えた。ヘルロットたちはステーションで自分たちの貨物を見つけ、<ヒンスラ>へと積み込んだ。それらは貨物ポッドに封入されていたが、ヘルロットは中身を覗き、貨物がいくつかの非武装マグネティック・パルス弾頭であることを知る。

Helrotsdeal

他の密輸クルーに交渉を持ちかけるヘルロット

次の座標を受け取ったヘルロットと<ヒンスラ>のクルーたちは、サリン・コリダーを通って豪華客船へと向かい、ライバルたちと同時にハイパースペースから脱した。このレースは接戦となる。TIEファイターガーディアン級軽クルーザーを含む銀河帝国スターファイター・パトロール部隊が密輸業者たちとその目的地の間に立ちはだかっていたが、3隻の海賊船がハイパースペースから密輸業者たちの背後に現れると、ブラック・サンに買収されていた帝国の船は、ヘルロットたちの通過を許可して海賊と交戦した。<ヒンスラ>は最初に到着した宇宙船とはならなかったが、バイロンはドッキングしたヘルロットとそのクルーを歓迎した。バイロンはクルーにAurebeshSans-Serif credit5,000の賞金を与え、豪華客船のラウンジで無料の食べ物と飲み物を楽しむよう提案する。ラウンジで、ヘルロットは到着していた他のクルーに接近し、彼らを廊下へと連れ出し、自分が積み荷のポッドの中に見たものを彼らに話した。ヘルロットは弾頭の完成品の値打ちは高額だと計算し、自身で弾頭を使うか、あるいは売り払うために、他のクルーの積み荷ポッドをAurebeshSans-Serif credit10,000で引き受けると申し出た。

密輸業者たちはヘルロットの申し出を断った。しかしそれにも関わらず、ヘルロットとそのクルーは豪華客船の貨物エリアへと足を進めた。彼らはそこで、積み荷が<ディスティネーション: アドヴェンチャー!>の調理準備室へと移動され、巨大なフリーザーの中に積み込まれていることを知った。フリーザーへと向かったヘルロットたちは、バイロンとその手下によって待ち伏せされた。バイロンは盗聴器を使い、ヘルロットたちの会話を盗み聞きしていたのだった。バイロンの手下はスタン・ボルトを発射しヘルロットとそのクルーを気絶させた。その後、カレンド・ソラは裏切り者は尋問を受けることになると発表する。

個性と特徴

Ruthlessandairtight

エリス・ヘルロット

密輸業者かつ商人、奴隷の売人であるエリス・ヘルロットは、他の者たちから非良心的な性格を持ち、冷酷でつけ入るすきのない商売の習慣を持つ人物だと考えられていた。ヘルロットは定期的にモス・アイズリーを訪れ、輸送する奴隷を探していた。そしてマル・バイロンのために働いていたとき、ヘルロットは高額の利益のためならばこのシスタヴァネンを裏切る準備が出来ていた。密輸業者としてのキャリアの中で、ヘルロットはライバルの密輸業者ネイブラン・リーズと長年にわたる確執を生んだ。分析的な考え方を持つヘルロットは、物事に余り心を動かされず、状況の損得にだけ関心を持っていた。ヘルロットは自分が運ぶ貨物の中身が分からない状況を嫌がり、自分が使うために武器を求め、借り、あるいは盗み出す覚悟があった。

ヘルロットは有能なパイロットで、整備士としての才能もあり、自身の宇宙船<ヒンスラ>にいくらかの改造を施していた。全てのギヴィンと同様、彼もまた数学を尊重していた。数字の謎を解決することは、ヘルロットのお気に入りの気晴らしの方法のひとつだった。ヘルロットが持つ、全てのギヴィンと共通する他の特徴のひとつに、外骨格で体を密封して真空状態で生き延びる能力があった。彼の外骨格はくてはなく、落ちくぼんだ黒い目をしていた。フェルティパン・トレヴァッグは、ヘルロットの外見を“猟奇的”だと考えていた。

制作の舞台裏

のちにエリス・ヘルロットとして知られるようになるキャラクターは、1977年の映画『スター・ウォーズ』(のちに『新たなる希望』と改名)のカンティーナの場面に登場する、背景の人物のひとりとして造りだされた。このキャラクターのゴムマスクは、アーティスト・ラルフ・マクウォーリーのコンセプト・アートに基づき、メイクアップ・アーティストのリック・ベイカーによって作られた。カンティーナの場面の捕捉撮影において、このマスクは名前の知られていないエキストラによって着用された。この様子は映画のポストプロダクション映像に撮影されている。このときジョージ・ルーカスは、より多くのアクションとキャラクターを加え、場面を活気づけることに決めた。このキャラクターは当初“スカル・ヘッド”のニックネームで知られ、のちに“カル”(Kull)という公式名称を付けられかけたが、最終的に放棄された。映画撮影の間、“スカル・ヘッド”はのちにミーヨム・オニス、フェルティパン・トレヴァッグとして知られるようになるキャラクターたちとともにブースに座ったが、映画の最終編集版で姿を確認できるのはオニスとトレヴァッグだけだった。しかし、『新たなる希望』にヘルロットが登場していると主張する公式ソースもいくつか存在する。

Bakerandfriends

ヘルロットを含むカンティーナのキャラクターのマスクとともに、リック・ベイカーとそのチーム

『新たなる希望』の公開の後、ヘルロットとオニス、トレヴァッグがともにブースに座る写真が、イン=ユニバースの設定画像として拡張世界の複数のソースで掲載され、ヘルロットというキャラクターが存在し、カンティーナに来店していたことが正式なものとして認められた。“エリス・ヘルロット”という名前は、1995年に発売されたカード・ゲーム『Star Wars Customizable Card Game』の『Premiere Limited』セットにおいて発表されている。2001年の『Jedi Knights Trading Card Game』では、『新たなる希望』のカンティーナ場面に登場する別のキャラクター、ネイブラン・リーズとのライバル関係が描かれるなど、ヘルロットはその後も複数のソースブックやエンサイクロペディアで言及された。カードゲームの中で、ヘルロットかリーズのカードをもう一方に対して使用すると、一方または両方のカードは破棄されるという設定になっていた。2007年スター・ウォーズ30周年記念のトイ・ラインのひとつとして、ハスブロからヘルロットの3 ¾インチのアクション・フィギュアが発売された。

ウエスト・エンド・ゲームズのゲーム『Star Wars: The Roleplaying Game』の補足のために発売された1997年のソースブック、『Secrets of the Sisar Run』では、ヘルロットがプレイヤーによる操作不可能なキャラクターとして登場する。その中のアドベンチャー、『Running the SIser』で、プレイヤーはヘルロットと交流することが出来る。このアドベンチャーにおけるヘルロットの役割は、プレイヤーとゲームマスターの選択によって左右される。密輸業者たちがノヴォレック・ビーコンを目指して飛んだとき、<ヒンスラ>は最初に到着した5隻のうちの1隻だったが、プレイヤーのキャラクターがゆっくりと飛んだ場合、<ヒンスラ>はトップ4に食い込むことになる。通信衛星のレースにおいて、ゲームマスターがヘルロットを最初の到着者に設定した場合、ビーコンはアズ=アイバンに攻撃されることになっていた。アズ=アイバンがビーコン破壊に成功した場合、クオサヴカルファルニル・シンドロスが信号に介入し、ヘルロットたちとそれを共有する設定になっていた。

このアドベンチャーにおいて、プレイヤーの操作するキャラクターは最初に目的地に貨物を届けることになる。プレイヤーより先に到着する宇宙船は海賊によって攻撃を受けることになり、プレイヤーは彼らを追い越すことが可能になる。ヘルロットはその後プレイヤーのキャラクターに交渉を持ちかける。このとき、プレイヤーはヘルロットの申し出を受け入れると、ヘルロットとそのクルーとともにバイロンに待ち伏せされることになってしまう。このシナリオではプレイヤーがアドベンチャーを達成することが出来ないため、本稿ではプレイヤーがヘルロットの申し出を拒否したと仮定している。

登場エピソード

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはエリス・ヘルロットに関する4枚の画像があります。
  • Nightlily: The Lovers' Tale オーディオ版
  • Nightlily: The Lovers' Tale (初登場)
  • "The Emperor's Court"—Star Wars Tales 14 (非正史扱い)
  • WEG icon2 "Running the Sisar"—Secrets of the Sisar Run

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ・エンサイクロペディア』に基づく。