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エバック9の戦い
エバック9の戦いは(Battle of Ebaq 9)ユージャン・ヴォング戦争における大会戦の一つである。新共和国軍が侵略軍ユージャン・ヴォングに勝利し、戦争の形勢を大きく動かした。
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前段階
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新共和国軍はボーレイアスの戦いにおいて事実上の勝利を収め、意気あがっていた。さらにオブロア=スカイの戦いでコム・カーシュの艦隊を撃滅、ドヴィン・ベイサルの囮ミサイルとヤモスク攪乱装置の有効性を実証した。この一連の戦いでユージャン・ヴォングは戦略的予備軍を喪失、以後戦線は膠着状態となった。
新共和国元首に就任したカル・オマスはこの事態を打開すべく、アクバーの心理分析による新たな作戦計画を実行に移す。防衛すべき惑星をモン・カラマリ、クワット、コレリアの三つだけに絞り、ゲリラ戦中心の小規模な戦闘を繰り返したのである。 この作戦の目的は兵士を鍛え、新共和国軍が有利な段階で決戦を挑むことにあった。ハイパースペース・ルートの終着点に敵をおびき出し、そこで覆滅する作戦を決定した司令部は、〈ソロの双子〉を含むジェダイと政府首脳部がディープ・コアに移動したという偽情報を流す。 はたしてこれに乗ったノム・アノアはサヴォング・ラを説得して惑星エバックの第九衛星を攻撃するようシムラを動かす。五個機動部隊という未曾有の大艦隊が用意され、サヴォング・ラ自らが率いてエバックに向かった。
戦況
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ヴォングの大艦隊に対して、キーアン・ファーランダー率いるエバック防衛艦隊は、ヤモスク攪乱装置を使って抵抗したが、圧倒的な数の前にはほとんど無力であった。サヴォング・ラは機動部隊ユン=ヤムカに中央突破を命じ、さらにユン=カー、ユン=ティクシンに側面攻撃を命じた。ファーランダー艦隊は紡錘陣形を採ってこれに対抗し、ユン=ヤムカに少なからぬ損害を与えるが、サヴォング・ラは接近戦に持ち込むことでこれに対処し、数にものを言わせる戦術に出た。さらに囮ミサイルの使用が封じられたこともあり、ファーランダー艦隊の劣勢は明白だった。
だがサヴォング・ラが今にも包囲を完了しようという時、クレフェイ率いる艦隊が到着した。これは新共和国軍の罠であったが、彼はそれに気が付けなかった。サヴォング・ラはユン=ティクシンと機動部隊ユン=ハーラ]にこれを迎撃するよう命じ、残りの二個機動部隊にファーランダー艦隊の撃滅を命じた。だが、半包囲下にあったファーランダー艦隊は、敵前での270度会頭という離れ業をやってのけ、ユン=ティクシンに突っ込んだ。これはソロのスリングショットの応用であった。 サヴォング・ラがユン=ハーラに対応を命じた後、今度は密輸業者からなる艦隊が到着した。サヴォング・ラはこれを寄せ集めの救援艦隊と誤認し、ユン=カーに攻撃を命じた。この時、ドルーガン司令官が敵の罠ではないかという意見具申を行ったが、サヴォング・ラはこれを否定した。
それと同時刻、クレフェイ艦隊に伴われてきた輸送船が、予想される敵の逃走ルートに大量の機雷を敷設していた。そしてそれが完成すると共に、新共和国軍の大艦隊がユージャン・ヴォング軍に襲い掛かった。この事態に対応するため、彼はユン=ティクシンとユン=ハーラに更なる奮闘を訓令し、ユン=ヤムカには玉砕覚悟で新たな新共和国軍に突入させた。この援軍はガーム・ベル・イブリスの艦隊だったが、ドルーガン司令官はこれに対して3:1の劣勢を跳ね除けて互角の勝負を演じた。
だが、部分的な善戦はあってもユージャン・ヴォングは確実に追い詰められていった。彼らは疲労し、数で劣っており、もはや戦えないのは明白であった。ユン=ティクシンとユン=ハーラは崩壊しつつあり、ユン=カーは三方向から攻撃を受けていた。
サヴォング・ラは最後の死に場を求め、ユン=カーと直率艦隊ユン=ユージャンを率いてエバック9に向かった。そこには、帰投していたファーランダー艦隊の将兵がいた。 密輸業者の艦隊はユン=カーに対し巧妙に時間を稼いだが、ユン=ユージャンは妨害されることなく地上に向かった。
ジェダイたちは追い詰められたが、結局この窮鼠が猫をかむことは出来なかった。サヴォング・ラはここでジェイナソロと戦い、死んだ。
艦隊も同様の運命をたどった。ユン=ティクシンとユン=ハーラは機雷現に突入し、事実上滅んだ。ユン=カーは致命的な損傷をおった艦が少なかったため、ほとんどが脱出に成功した。ユン=ユージャンは前もって警告があったためにこれに対処できたが、輸送船は対応できず、一万の戦士が死んだ。ユン=ヤムカは玉砕した。ユージャン・ヴォングの艦隊の三分の一が塵となった。
影響
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この戦いにより、新たに創設された銀河連邦自由同盟内では士気が上がり、主戦論が台頭した。一方のユージャン・ヴォング軍では指揮官がナス・チョウカに変わったが、この大損失を回復することは遂に出来なかった。