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エイジャン・クロス(Ajan Kloss)はアウター・リム・テリトリーカデミム宙域に属すガス巨星エイジャラ衛星である。地表はジャングルに覆われ、木や広葉林が生い茂っていた。セラノン・スパーから少し離れた場所に位置するこの衛星は、銀河内戦勃発以前にオルデランスカウトによって偶然発見された。しかしその存在は帝国元老院に報告されず、反乱同盟の拠点候補地のひとつとして秘密が守られた。結局エイジャン・クロスが銀河帝国との戦争で使われることはなかったが、エンドアの戦い翌年、オルデランのプリンセスレイア・オーガナ双子ルーク・スカイウォーカーのもとでジェダイ修行を積んだ際、この星が訓練場に選ばれた。

やがてレジスタンスを率いる将軍となったレイア・オーガナは、ファースト・オーダーとの戦争で他の拠点を破壊された後、エイジャン・クロスを新しいレジスタンス基地にした。彼らはクロスランズと名付けた地域の洞窟を拠点とし、CR90コルベットタナヴィーIV>を中心として基地への補給を行った。また亡きルークの弟子だったレイも、レイアの監督のもとエイジャン・クロスでフォースの訓練を積んだ。35 ABY皇帝シーヴ・パルパティーン率いるシス・エターナルの脅威が明るみに出た後、レジスタンスはシス艦隊が展開される前に決着をつけるため、エイジャン・クロスから惑星エクセゴルへ出発した。エクセゴルの戦いの後、レジスタンスとその協力者たちはエイジャン・クロスに集まって勝利を喜びあった。

特徴[]

概要[]

Ajan Kloss databank

エイジャン・クロスの地表

エイジャン・クロスは銀河系アウター・リム・テリトリーカデミム宙域に属すジャングルである。ガス巨星エイジャラ軌道を公転する衛星でありながら、自身も2つの月を有した。エイジャラは強力な磁場を持ち、エイジャン・クロスを宇宙からの放射線から守っていた。この衛星はセラノン・スパーと呼ばれるハイパースペース・ルートから少し離れた宇宙空間に位置した。直径は11,353キロメートル[1]人間を始めとする知覚種族が呼吸可能な大気を有し[3]、広葉林の森や、木が生い茂る崖や峡谷、洞窟などの環境が存在した。エイジャン・クロスの気候は多湿であり、天候は不安定で、しばしばメソサイクロンのスーパーセルが大雨をもたらす激しい雷雨を発生させた。[1]

生態系[]

エイジャン・クロスは瑞々しい緑の星であり、地表は原生林に覆われていた。大型の捕食動物はほとんど存在しないため安全な環境ではあったが、真菌類や昆虫などの危険はあった。この衛星にはが変わるを持つ樹上生物のザイモッド[1] 鳥類などのクリーチャーが生息しており[3]、肥沃な地表に生命があふれていた。この星の植物は、夜になるとガス巨星エイジャラによって反射されたかすかなの光から栄養を得ていた。エイジャン・クロスのジャングルでは無数の生命がフォースを通じて共鳴していたため、ジェダイ候補生の訓練の場としては最適だった。[1]

歴史[]

先住民[]

エイジャン・クロスは長らく銀河系の人々に存在を知られていなかったため、永住者は1人もいなかった。そのためこの衛星には文明も全く無かったが、レジスタンスの新拠点となる何世紀も昔に居住者がいた痕跡は残っていた。この先住民はのちにレジスタンスの人々から“クロス”と呼ばれるようになる。エイジャン・クロスの洞窟の一部は、クロスによってきれいにされた跡があり、のちにレジスタンスの学者ボーモント・キンはこうした洞窟はかつてある種の避難所か、物を貯蔵しておく場所として利用されていたのではないかと推測した。[1]

秘密の星[]

制作の舞台裏[]

エイジャン・クロスは2019年12月20日公開のシークエル・トリロジー最終作、『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』の舞台のひとつとして作り出された星である。[3] 2019年4月12日、『スカイウォーカーの夜明け』の最初のトレーラーで初めて、エイジャン・クロスのシーンが公開された(ただしレイとレイアがハグをするワンシーンのみ)。[6] またエイジャン・クロスという名称は、映画公開日前から関連グッズで明らかになっていた。ゲーム『Star Wars バトルフロント II』ではアジャン・クロスと表記されている。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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