- 「あそこを狙え!」
「了解、ゴールド・リーダー。イオン魚雷、発射!」 - ―ジョン・ヴァンダーとウォーナ・ゴバン[出典]
ウォーナ・ゴバン(Wona Goban)は人間の女性で、共和国再建のための同盟のスターファイター・パイロットである。ゴールド・リーダー・ジョン・ヴァンダー率いるゴールド中隊に所属していた。1 BBY、ゴバンたちゴールド中隊隊員は、デス・スターの設計図を奪取すべく惑星スカリフの帝国安全管理施設に潜入した反乱軍の仲間を支援すべく、ラダス提督率いる同盟宇宙軍の一員として緊急出撃した。
ゴバンはコールサイン・“ゴールド9”としてBTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマーに乗り込み、スカリフの戦いに参加した。彼女たちはスカリフの軌道で帝国宇宙軍と交戦し、ラダスの指示のもと、インペリアルI級スター・デストロイヤー<パーセキュター>にイオン魚雷で攻撃を仕掛けた。ゴバンたちの活躍によって<パーセキュター>は機能停止し、ラダスはこのスター・デストロイヤーをもう1隻の<インティミデイター>と衝突させることで、惑星軌道に浮かぶシールド・ゲートを破壊することに成功した。
経歴[]
緊急出撃[]
- 「レッドおよびゴールド中隊、攻撃隊形。艦隊を防衛せよ」
- ―ゴバンたちゴールド中隊に指示を出すラダス提督[出典]
人間の女性[1]、ウォーナ・ゴバン[2] は同盟軍スターファイター隊のパイロットとして共和国再建のための同盟に仕えた。[1] 1 BBY[3]、反乱同盟は銀河帝国がデス・スターという呼び名で知られる巨大超兵器を建造していること、そしてその弱点が記された設計図が惑星スカリフの帝国安全管理施設に保管されていることを突き止めた。“ローグ・ワン”を名乗る分隊が同盟軍最高司令部の決定を無視して独断でスカリフへ向かい、設計図を奪取するために戦いを起こした際、同盟軍は彼らを支援するため艦隊に緊急招集をかけた。[1]
スカリフの戦い当時、ゴバンはゴールド・リーダー[1] ジョン・ヴァンダー率いる[2] BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー部隊、ゴールド中隊に所属していた。彼女はコールサイン・“ゴールド9”として出撃し、艦隊の仲間たちとともにスカリフ星系へハイパースペース・ジャンプした。旗艦の[1] MC75スター・クルーザー<プロファンディティ>[2] から同盟軍の指揮を執るラダス提督は、ゴールド中隊およびレッド中隊に艦隊の護衛を命じ、ブルー中隊には地上で戦っている仲間の支援を指示した。[1]
スター・デストロイヤー攻撃[]
- 「スター・デストロイヤーを仕留めたぞ」
- ―ゴバンの活躍の後、ラダス提督[出典]
ブルー中隊の一部のスターファイターがスカリフの大気圏に突入した後、帝国はシールド・ゲートを封鎖し、同盟軍の戦力がこれ以上地上にたどり着くのを阻止した。[1] その後、ゴールド中隊とレッド中隊はシールド・ゲートの防衛タレットや制御リンクに対して繰り返し攻撃を行ったが、ゲートを破壊するには火力が足りないことがすぐに明白になった。そこでラダスは、自軍に対して攻撃を仕掛けてくるインペリアル級スター・デストロイヤーと交戦するようゴールド中隊に命じた。[4] 同盟軍の戦闘機と帝国のTIE/ln制宙スターファイターが激しく飛び交う中、ヴァンダーはスター・デストロイヤーへの突破口を見出し、ゴバンたちに攻撃を開始するよう命じた。[1]
ゴバンはヴァンダーの指示に従い、仲間のYウイングとともにインペリアルI級スター・デストロイヤー<パーセキュター>にイオン魚雷を放った。彼女たちが放った魚雷は、ブルー中隊のパイロット・バリオン・レイナーの攻撃ですでに弱体化していた<パーセキュター>の偏向シールドを貫き、このスター・デストロイヤーのシステムをシャットダウンさせ、完全に航行不能にした。その後、ラダスは無防備に宇宙空間を漂う<パーセキュター>に自軍のスフィルナ級ハンマーヘッド・コルベット<ライトメイカー>を体当たりさせた。その結果、<パーセキュター>はスター・デストロイヤー<インティミデイター>とぶつかり、玉突き式にシールド・ゲートを破壊した。[4] 惑星シールドが消失したことで、同盟軍艦隊は地上の仲間からデス・スターの設計図データを受信することが可能になった。同盟軍は設計図を手に入れて戦いに勝利し、ゴールド中隊の生存者はスカリフ星系から離脱した。[1]
人物[]
装備[]
他の反乱軍パイロットと同様、ゴバンもオレンジ色のフライト・スーツや[1] 白いフラック・ベスト、ダイアグノステック生命維持ユニット、コーンセイヤー・マニュファクチャリング社製K-22995軽フライト・ヘルメットを身に着けていた。ゴバンのヘルメットのデザインは灰色を基調としており、オレンジ色のプラステックス製バイザーの上の頭部前面にチェッカー模様が入っていた。[2] 彼女はスカリフの戦いでBTL-A4 Yウイング強襲スターファイター/ボマーに搭乗した。[1]
制作の舞台裏[]
- 「コックピットに入るなんて信じられませんでした。反乱軍の戦闘機のコックピットは、完全に想像していた通りのものでした。入るなり、自分は戦場を飛んでイオン魚雷を発射しているんだと実感したものです。頭だけしか映っていないのに、全身のコスチュームはかなり凝っていました。脱ぐのが大変なので、あまり水を飲まないようにしました」
- ―ギャビー・ウォン、インタビュー記事より翻訳[出典]
ウォーナ・ゴバンは2016年12月16日に公開されたアンソロジー映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場するキャラクターである。女優はギャビー・ウォンで、エンドロールにクレジットされている役名は“ゴールド9”(Gold Nine)。[1] キャラクター名は映画公開日に発売された設定資料集『スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド』(パブロ・ヒダルゴ著)で判明した。この名前はギャビー・ウォン(Gabby Wong)の綴りをもじったものである。[2]
ウォンは代理人からの連絡でこの役を打診され、キャスティング監督と対面した。彼女はカメラの前で台詞の読み上げを行い、映像が監督のもとへ送られた。ほどなくして彼女は、反乱軍パイロットの役に決まったことを知らされた。また彼女がオーディションに行った際、俳優のアンガス・ライト(ケイドー・オクォーネ役)もミーティングのため現場に居合わせた。ウォンはレッド12役の俳優リチャード・グローヴァーと一緒に撮影に臨み、1日一緒に過ごした。頭だけを映すショットだったにも関わらず、ウォンは脱ぐのが大変なフルコスチュームを着用しなければならず、身に着けているあいだはあまり水分を取らないよう気を付けたという。[5]
ウォンの登場シーンの撮影は、Xウイング・スターファイターのコックピットのセットで行われた。しかし製作スタッフはYウイングからイオン魚雷を発射させたいと考えていたため、ロトスコープの手法を使い、Yウイングのコックピットのアーカイブ映像にウォンの姿を合成した。[6] またウォン本人による台詞の収録も行われたが、収録済みの台詞の内容が戦闘シーンと合わなくなってしまい、ウォンはポストプロダクション中にアフレコに呼び出された。ところが最終的にはそれも不採用となり、完成版では[5] アニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』のヘラ・シンドゥーラ役で知られる声優ヴァネッサ・マーシャルが台詞を吹き替えている。[5][7][8] ウォンはその理由について、“音楽に合った別の声が必要になったのかもしれない”とコメントしている。[5]
登場作品[]
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (初登場)
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ 4.0 4.1 スター・ウォーズ:銀河系を変えた戦い
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 Rogue One's Gold Nine (2017-07-10). MakingStarWars.net
- ↑ JOHN KNOLL DISCUSSES TECHNOLOGY AND INNOVATION ON ROGUE ONE: A STAR WARS STORY. ILM.com
- ↑ @vanmarshall(Vanessa Marshall) - X (旧Twitter). “@KTonarella I played a REBEL PILOT in the final scene. :0)”
- ↑ Star Wars Celebration Orlando 2017 Live Stream ? Day 2 スター・ウォーズ公式YouTube チャンネル - 21:45辺り~