FANDOM


「ジェダイ諸君。またしても、お前たちの仲間が我が手に落ちた。それもジェダイ評議会の主要メンバーのひとりだ」
―イース・コスを捕虜にとったグリーヴァス[出典]

イース・コス(Eeth Koth)はイリドニアンザブラク男性で、銀河共和国時代末期から銀河帝国時代初期にかけてのジェダイ・マスターガンシック啓蒙教会司祭である。衛星ナー・シャッダに生まれたコスは、同世代のジェダイと比較してかなり遅く、4のときにフォース訓練を開始した。やがて彼は自制心と意志の強さで知られるジェダイ・マスターとなり、ジェダイ最高評議会のメンバーに加わった。32 BBYに発生したナブー危機のさなか、コスと評議会のメンバーは、マスター・クワイ=ガン・ジンが連れてきたアナキン・スカイウォーカー少年をジェダイに迎え入れるべきか否かの判断を迫られた。自身の訓練開始時期が遅かったこともあり、コスは他のマスターよりもアナキンに同情的だった。22 BBY、コスはクローン戦争の最初の戦闘であるジオノーシスの戦いに参加した。コスは乗っていたガンシップが撃墜された際にんだと誤解されたが、のちに任務に復帰し、ジェダイ将軍としてクローン戦争に身を投じた。

イース・コスはヴェネター級スター・デストロイヤーステッドファスト>の指揮官を務め、21 BBYには独立星系連合ドロイド軍最高司令官グリーヴァス将軍率いる部隊と交戦した。コスはグリーヴァスやIG-100マグナガードとの対決に破れて分離主義勢力の捕虜となり、ジェダイの救出チームをおびき寄せるための餌として利用された。ジェダイのオビ=ワン・ケノービアディ・ガリア、アナキン・スカイウォーカーはコスが密かに送った信号を頼りにサルーカマイ星系に駆けつけ、グリーヴァスの旗艦に囚われていたコスを救い出すことに成功した。グリーヴァスは戦いに破れてサルーカマイの地表へ墜落したが、ジェダイの追跡から逃げ延びた。クローン戦争の終盤、コスはジェダイ評議会から除名され、同じくザブラクのマスター・エージェン・コーラーと交代した。

19 BBYにクローン戦争が終結した際、共和国は銀河帝国に再編成され、ジェダイ・オーダーのメンバーは国家の反逆者としてクローン・トルーパー抹殺対象となった。ジェダイの粛清の初期段階を生きのびたコスは、ジェダイとしての生き方を捨て、やがてガンシック啓蒙教会の司祭となった。彼はとある砂漠の惑星に住み、ミラという名の女性と結婚した。しかし彼女とのあいだにが生まれた直後、コスは帝国に仕えるシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーに見つかってしまった。コスは隠してあったライトセーバーを使ってヴェイダーと対決し、家族が逃げる時間を稼ごうとした。しかしヴェイダーの手下の尋問官たちがミラの後を追い、ハーヴェスター計画の一環としてコスの娘を捕まえた。コスは家族を守れなかったことに絶望しながら、ヴェイダーのライトセーバーに切り裂かれて命を落とした。

経歴

生い立ち

イース・コスはイリドニアンザブラク男性[3]アウター・リム・テリトリーに属す[7] 衛星ナー・シャッダに生まれた。コスは幼い頃にフォース感応能力を見出され、ジェダイ・オーダーのメンバーに迎えられた。彼がジェダイ訓練を開始したのは4のときで、他のジェダイと比べてかなり遅かった。[3] やがてコスはジェダイ・マスターの階級に達し、ナブー危機以前にジェダイ最高評議会のメンバーに加わった。[1]

ナブー危機

Eeth Koth TPM

32 BBY当時のイース・コス

32 BBY[8]トレード・フェデレーション銀河共和国による辺境星系への課税に抗議するため惑星ナブーを封鎖し、ナブー危機が発生した。一連の事件のあいだ、他の評議員と同じく首都惑星コルサントジェダイ・テンプルに滞在していたコスは、最高評議会室でジェダイ・マスター・クワイ=ガン・ジンから報告を受けた。パダワンオビ=ワン・ケノービとともにナブーへ派遣されていたクワイ=ガンは、パドメ・アミダラ女王を救出してナブーから脱出し、惑星タトゥイーンを経由してコルサントに戻ってきた。クワイ=ガンはタトゥイーンでライトセーバーを使う謎の襲撃者遭遇したことを評議会に報告し、その者はシス卿に間違いないと断言した。またクワイ=ガンは、タトゥイーンで出会ったアナキン・スカイウォーカーという名の少年が“選ばれし者”だと信じ、ジェダイの訓練を受けさせるため独断でコルサントに連れてきていた。ジェダイ評議会は会議室でアナキンの素質をテストしたが、彼が年を取りすぎており、未来が曇っていることを理由に、訓練は受けさせないと結論した。[5] しかし自らも比較的遅くに訓練を開始した過去を持つコスは、他の評議員よりも、アナキンをジェダイとして訓練したいというクワイ=ガンの訴えに理解を示した。[3] 結局アナキンの将来に関する決定は先延ばしになったが、クワイ=ガンは間もなくナブーの戦いで再び件の襲撃者と遭遇し、命を落とした。その後、コスは他の評議員とともにナブーの首都シードクワイ=ガンの葬儀に参加した。最高評議会は襲撃者の正体がクワイ=ガンの言う通りシスだったことを認め、彼の遺言どおり、アナキンをオビ=ワンの弟子として訓練することを許可した。[5]

クローン戦争

ジオノーシスの戦い

Jedicouncil2

分離主義危機当時のジェダイ評議会

22 BBY[8] 当時、コスは評議員として現役で、分離主義危機のさなかに開かれた会議に参加した。この会議ではパドメ・アミダラ元老院議員暗殺未遂事件への対応が話し合われ、評議会はジェダイ・ナイトのオビ=ワン・ケノービを調査任務に派遣し、アナキン・スカイウォーカーに引き続きアミダラのボディガードを任せることを決定した。その後、オビ=ワンは調査の末アウター・リムの惑星ジオノーシスにたどり着き、独立星系連合が戦争に備えてバトル・ドロイド軍隊を準備していることを突き止めたが、間もなく分離主義者に捕まった。アナキンとパドメはオビ=ワンを救うため現地へ駆けつけたが、一緒に捕虜になってしまった。[9]

マスター・メイス・ウィンドゥはオビ=ワンたちを救出するためジェダイの攻撃チームを組織し[9]、コスもその一員としてジオノーシスに発った。[1] しかし独立星系連合を率いるドゥークー伯爵はジオノーシスのペトラナキ・アリーナに駆けつけたジェダイに対してバトル・ドロイドの大軍を解き放ち、凄惨なジオノーシスの戦いが始まった。大勢のジェダイがアリーナにおける戦闘で命を落とした後[9]、コスを含む[1] 数少ない生存者は、グランド・マスターヨーダ率いる共和国グランド・アーミークローン・トルーパーによって救出され、低空強襲トランスポート/兵員用でアリーナから運び出された。戦場がアリーナの外へ移った際[9]、コスは乗っていたガンシップを破壊されたが、墜落を生きのび、任務に復帰することができた。[1]

共和国の勝利に終わったジオノーシスの戦いの後[9]、コスは他のジェダイと同じく将軍としてクローン戦争に参加し、クローン・トルーパーの指揮を執った。[6] また、コスはヴェネター級スター・デストロイヤーステッドファスト>を自らの旗艦として指揮した。[1]

グリーヴァスの捕虜

「お前の評判は聞き及んでいるぞ、将軍。卑劣な殺人鬼という評判だ」
「殺人鬼? 銀河の汚物であるジェダイを始末することの、どこが殺人だ」
―イース・コスとグリーヴァス将軍[出典]
Koth torture

グリーヴァスに敗れたコス

21 BBY[8]、コスは<ステッドファスト>を指揮し[1]ドロイド軍最高司令官グリーヴァス将軍戦った。コスの部隊は[6] サルーカマイ星系[10] 分離主義勢力の艦隊に破れ、グリーヴァス率いるバトル・ドロイド部隊が直接<ステッドファスト>に攻め入った。ブリッジで戦況を見守っていたコスは、B2スーパー・バトル・ドロイドの侵入者と戦うクローン・キャプテンロックから連絡を受け、自軍が圧倒されていることを知った。コスはキャプテンとその部下たちに脱出ポッドで退避するよう命令を下し、自分はブリッジに留まった。その直後、グリーヴァスによってブリッジのブラスト・ドアが破られ、BXシリーズ・ドロイド・コマンドー分隊がなだれ込んできた。コスはドロイド・コマンドーに腕を撃たれて一度ライトセーバーを落としたが、部下の援護射撃でピンチを脱し、コマンドーを全て排除した。[6]

しかし続いて4体のIG-100マグナガードがブリッジに出現し、クローン・トルーパーの最後の生き残りを倒した。味方を失ったコスは、マグナガードに四方を囲まれながら、2本のライトセーバーを持つグリーヴァスと対決を繰り広げた。コスはフォースを使った攻撃でサイボーグの将軍の不意をつくことに成功したが、とどめの一撃を加えようとした際、背後からマグナガードのエレクトロスタッフを突き立てられた。その後もコスはグリーヴァスの正面攻撃を防ぐたび無防備な背中をマグナガードに攻撃され、最後には力尽きて敗北した。グリーヴァスはコルサントのジェダイ・テンプルにホログラムのメッセージを送り、捕虜にとったコスをエレクトロスタッフで痛めつけた。コスは痛みに苦しみながらも、ハンド・シグナルを使って自分たちがサルーカマイ星系にいることを仲間に伝えた。[6]

Koth tortured

拷問を受けるコス

共和国はコスを救出するためにオビ=ワンとアナキン、アディ・ガリアをサルーカマイ星系へ派遣したが、グリーヴァスはそれを知っても驚かなかった。彼ははじめから、コスを利用して他のジェダイをおびき寄せようと企んでいたのである。グリーヴァスが共和国軍アークワイテンズ級軽クルーザーに乗り込んでオビ=ワンと戦うあいだ、アナキンとガリアはイータ級シャトルでグリーヴァスのレキューザント級軽デストロイヤーにドッキングし、コスを救うため内部に忍び込んだ。グリーヴァスはジェダイの作戦を見抜いており、ブリッジで囚われているコスの周囲には、Tシリーズ・タクティカル・ドロイドTV-94とドロイド・コマンドーのチームが配置されていた。[6]

TV-94は拘束装置の電撃を使ってコスを拷問し、抵抗すれば彼を殺すと脅迫した。しかしアナキンはタクティカル・ドロイドを切断して時間を稼ぎ、そのすきにドロイド・コマンドーを排除した。アナキンとガリアは最終的にTV-94も倒し、コスを解放してシャトルへ急いだ。途中、ガリアはオビ=ワンに加勢するためコスたちと別れたが、結局グリーヴァスを取り逃がしてしまった。コスと仲間のジェダイたちは、アナキンが操縦するイータ級シャトルでグリーヴァスの旗艦から脱出し、共和国軍のヴェネター級スター・デストロイヤーに帰還した。医療フリゲートへ連れて行かれる途中、コスは助けに来てくれた仲間たちに礼を言い、グリーヴァスを裁きの場に連れ出すためなら命をかけても構わないと告げた。[6] その後、アナキンとオビ=ワンはサルーカマイの地上に墜落したグリーヴァスを追跡したが、またしてもこのサイボーグの将軍はジェダイの攻撃を逃れた。[11]

戦争中期の評議会

EethKoth1-SWE

クローン戦争期のイース・コス

20 BBY[8]ワイルド・スペースから古代のジェダイの遭難信号が発せられていることが分かり、ジェダイ最高評議会で対応が話し合われた。コスも参加したこの会議で、評議会はオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカー、アナキンのパダワンであるアソーカ・タノ調査に向かわせることに決めた。[12]

同じ年、惑星ナブーが銀河共和国に加わってから847周年となる“光の祭典”の開催に向け、ジェダイ最高評議会の一部のメンバーは式典に参加するシーヴ・パルパティーン最高議長の身の安全について話し合った。コスもジェダイ・テンプル通信センターで行われたこの会合に参加した。マスター・ヨーダとメイス・ウィンドゥは、賞金稼ぎラコ・ハーディーンに暗殺されたことになっているオビ=ワン・ケノービが実は生きていることを明かし、パルパティーン議長の暗殺計画を阻止するため、彼をドゥークー伯爵の賞金稼ぎチームに潜入させる作戦を説明した。[13]

同じ年、惑星オンダロン反乱軍に所属するスティーラソウ・ゲレララックス・ボンテリがジェダイ最高評議会に連絡を取り、独立星系連合との戦いに手助けを求めた。しかし評議会は、この戦いがオンダロンの内政問題であることを理由に、公的な援助はできないという結論を下した。最終的に、彼らはアナキンとアソーカ、オビ=ワン、クローン・キャプテン・レックスらをオンダロンに派遣し、反乱軍の訓練を手助けすることで、間接的に彼らを援助することに決めた。[14]

戦争末期の評議会

Editicon このセクションは不完全です。記事の編集が求められます。

終戦

クローン戦争の終盤、イース・コスはジェダイ評議会から除名され[2]、代わりにジェダイ・マスター・エージェン・コーラーが新しい評議員になった。戦争の末期、ジェダイ・オーダーはパルパティーン最高議長の正体がシス卿“ダース・シディアス”だったことを突き止めた。パルパティーンはアナキンをフォースのダークサイドに誘惑して味方につけ、ジェダイを一網打尽にするためオーダー66を発令した。銀河各地の戦場に派遣されていたジェダイは部下のクローン・トルーパーによって抹殺され、テンプルにいたジェダイも、“ダース・ヴェイダー”という新しい名前を与えられたアナキンによって虐殺された。終戦とジェダイ・オーダーの崩壊に伴い、パルパティーンは共和国を銀河帝国再編して、自らその皇帝の座に収まった。[15] コスを含む一部のジェダイは粛清の初期段階を生きのびたが、皇帝に仕えるヴェイダーや尋問官たちの追跡対象となった。[2]

帝国時代

Eeth Koth vs Darth Vader

ヴェイダーに抵抗するイース・コス

帝国時代の初期、イース・コスはジェダイ・オーダーへの忠誠を捨て、ガンシック啓蒙教会司祭として生活を送った。やがて彼はとある砂漠の惑星に住み、ミラという名のザブラクの女性と結婚した。しかしミラがコスとのあいだにできたを出産した日、コスはジェダイの生存者を探していたシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーに見つかってしまった。助産師ドロイドがとりあげたばかりの赤ん坊に手を触れることもできないまま、コスはヴェイダーに慈悲を求め、自分たち家族を見逃して欲しいと頼んだ。コスは自分はもはやジェダイではなく、オーダーへの忠誠も捨てたと語り、見逃してくれればジェダイの秘密連絡用周波数や、粛清を生きのびた他のジェダイを見つけるための手がかりを提供するとまで申し出たが、シス卿は彼の命乞いを無視した。コスはやむをえずミラに逃げるよう密かに合図を送り、シス卿との対決に臨んだ。[2]

コスはフォースを使って医療ドロイドをヴェイダーに投げつけ、敵がひるんでいるすきに壁に隠してあったライトセーバーを手元に引き寄せた。コスは妻が娘とともに逃げる時間を稼ぐためヴェイダーに挑みかかった。戦闘中、ヴェイダーはコスが怒りや恐怖、恨みといったジェダイにあるまじき感情を抱えており、こうした負の感情を利用して、ジェダイだった頃よりも強大な力を引き出していることに気づいた。ヴェイダーからそのことを指摘されたコスは、こうした感情はザブラクが持って生まれる性質のせいか、さもなくばジェダイだった頃に持っていた何かを今では失ってしまったせいだと答えた。ヴェイダーはいずれにせよ力を得る方法に気づくのが遅すぎたようだと語り、フォースを使ってコスを吹っ飛ばした。[2]

Dark Lord 19 Duel with Eeth Koth

ダース・ヴェイダーとの対決

その直後、フィフス・ブラザー女性の尋問官トワイレックの尋問官がヴェイダーの背後に姿を現した。3人の尋問官はコスの娘を誘拐してくるようヴェイダーから命じられ、近くにある市街地へ姿を消した。コスは自分はもはやジェダイではなく1人の父親に過ぎないと再び主張したが聞き入れられず、体勢を立て直して再度ヴェイダーに切りかかった。しかし彼はフォースを駆使して戦う暗黒卿に苦しめられ、右に傷を負った。一方、尋問官たちは市街地でミラを追跡し、宇宙船に乗り込んで安心している彼女の手から、フォースを使って赤ん坊を奪い取った。ヴェイダーは赤ん坊を連れて戻ってきた部下たちを指し示し、それを見たコスが絶望のあまり呆然としているところを、背後からライトセーバーで斬り殺した。その後、ヴェイダーと尋問官はコスの娘を“ハーヴェスター計画”に加えるためコルサントへ連れ帰った。[2]

その後

コルサントの尋問官本部に戻った後、女性尋問官とトワイレックの尋問官は、コスが住んでいた星の特産であるダスト・ジュースを飲んで任務の成功を祝った。しかしその直後、この2人の尋問官が好ましからざる仲間意識を持っていることに気づいたヴェイダーは、執着心は弱点になることをイース・コスの死から学ぶべきだったと告げ、2人を始末した。[2]

皇帝パルパティーンはヴェイダーが些細な理由で尋問官を殺したことや、その過程でコルサントに混乱をもたらし、グランの元老院議員を巻き添えにしたことに不快感を示しつつも、イース・コスの抹殺に成功したことを褒め称えた。パルパティーンは元評議員であるコスはトラブルの種になりかねない存在だったと語り、彼が司祭になっていたという報告を一笑に付した。皇帝はコスは自分自身すら救えぬ愚か者だと語り、それこそがジェダイが絶滅に値する理由であるとヴェイダーに告げた。[2]

個性と特徴

「あの怪物を裁きの場に引き出せるなら、命をくれてやってもいい」
―グリーヴァスについて、イース・コス[出典]
Eeth Koth TCW

イース・コス

イース・コスはイリドニアン・ザブラクの男性で、身長は1.71メートルは黒く、目は茶色で、肌の色は褐色だった。コスはフォース感応能力を持ち、ジェダイ・マスターとしてオーダーに仕えた。強い意志と自制心を備え[3]、尊敬を集めるジェダイだったコスは[1]、自身が比較的遅くに訓練を開始したこともあり、若きアナキン・スカイウォーカーをジェダイとして訓練したいというクワイ=ガン・ジンの訴えの同情的だった。[3] ジェダイだった頃、コスは自分の感情を厳格にコントロールしていた。[2] また彼は勇敢さと自己犠牲の精神を備え、分離主義艦隊との戦いに敗北した際には、部下に脱出ポッドでの撤退を命じつつ、自身はブリッジに留まってグリーヴァスに立ち向かった。[6]

ジェダイ最高評議会から除名された後、やがてコスはジェダイ・オーダーに幻滅し、彼らに背を向けた。ミラと結婚した後は、家族が彼の再優先事項に変わった。コスはジェダイの生き方を捨て、司祭として静かな生活を送り、ガンシック啓蒙教会で結婚式や葬儀を執り行った。この頃、彼は以前のように感情のコントロールをしなくなり、ヴェイダーと戦った際には、恐れや怒り、恨みといったジェダイにあるまじき感情を抱いた。またコスは家族の安全と引き換えに他のジェダイの居場所に関する情報をヴェイダーに提供しようとするなど、ジェダイ・オーダーの教えに反する姿勢は、感情だけでなく行動にも現れていた。結局、コスは家族への執着心の強さが原因で自らの敗北を招くことになった。ヴェイダーは誘拐した娘の姿をコスに見せてこのザブラクの司祭を動揺させ、呆然としているところにとどめの一撃を加えたのだった。[2]

力と能力

「私がグリーヴァスの相手をする」
―イース・コス[出典]
Vader vs Koth

ダース・ヴェイダーとの対決

イース・コスはザブラク種族特有の意志の強さと自制心の強さを備えており、こうした資質のおかげで、極度な肉体的苦痛にも耐えることができた。[3] またコスはライトセーバーでブラスターの攻撃を偏向したり、複数のライトセーバーを持つ敵と戦うなど、セーバーを用いた戦闘技術に熟練していた。しかし<ステッドファスト>のブリッジで複数体のドロイド・コマンドーと戦った際、コスは全てのブラスター・ビームを弾き返すことができず、セーバーを持っていた腕に被弾してしまった。またグリーヴァスとの対決では[6]ジェダイ・ハンターとして恐れられる[16] このサイボーグの将軍相手に、腕を怪我した状態で拮抗した勝負を繰り広げた。最終的に、グリーヴァスはコスを打ち負かすため部下のマグナガードの力を借りなければならなかった。[6] またコスはダース・ヴェイダーとの対決にもしばらく持ちこたえ、満身創痍となりながらも最後まで戦い抜いた。[2] コスはライトセーバーだけでなくフォースを使った戦闘技術にも長けており、グリーヴァスとの対決では、サイボーグの将軍をフォースの一撃でブリッジのビューポートに叩きつけた。またヴェイダーとの対決では医療ドロイドをシス卿に投げつけ、隠してあったライトセーバーを取り出すチャンスを作った。[2]

装備

Blue Glass Arrow こちらの記事も参照: イース・コスのライトセーバー

ジェダイ・オーダーに所属していた頃、イース・コスは他の多くのジェダイと同じく、チュニックローブを身に着けていた。彼のローブは茶色でゆったりとしており、動きやすいように袖が広く作られていた。また、彼は伝統的な革のユーティリティ・ベルトを着用した。[3] またガンシック啓蒙教会の司祭になった後は、黒と紫のローブを身に着けた。[2] イース・コスは緑色のブレードを発するライトセーバーを所有した。彼はサルーカマイ星系でグリーヴァス将軍と戦った際にライトセーバーを奪われたが[6][10]、その後も同じデザインのセーバーを使用した。[14]

制作の舞台裏

Koth-concept art

イアン・マッケイグによるコンセプト・アート

イース・コスはジョージ・ルーカス監督による1999年プリクエル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で初登場を果たした。制作の初期段階では、イース・コスはジェダイ評議会のリーダーとなる予定だった。アート部門の部長であるダグ・チャンが描いた初期スケッチをもとに、イアン・マッケイグがこのキャラクターのコンセプト・アートを手がけた。[17]

ハサニ・シャピが『エピソード1/ファントム・メナス』でイース・コスを演じた。コスは続編である『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』にも登場しているが、本作のジェダイ評議会のシーンではシャピの録画映像が再利用されている。コスはジオノーシスの戦闘シーンにも登場する予定だったが、撮影の大部分がオーストラリアで行われたため、シャピではなく地元の俳優タクス・アキンドイエーニが代役を務めた。しかし両キャラクターの外見が余りにも異なるため、ルーカスフィルムはアキンドイエーニが演じたキャラクターをエージェン・コーラーという別のジェダイに設定した。草稿や進行表など、初期の制作資料では両キャラクターがイース・コスと呼ばれており、混乱が見られる。[17] エージェン・コーラーは2005年に公開された『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にも引き続き登場しているが、コスは登場していない。

レジェンズの初期の設定では、イース・コスはジオノーシスの戦いでガンシップが撃墜された際に戦死したことになっている。[18] しかし2010年に放送されたTVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のエピソード『囚われたジェダイ』にコスが登場したことで、設定に矛盾が生じた。シリーズの製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニ監督は、本話の制作に当たり、リーランド・チーパブロ・ヒダルゴといった設定関連のスタッフたちから指摘を受け、コスが設定上では既に死んでいることを把握していた。しかしフィローニはジョージ・ルーカスからキャラクターを復活させる許可を取りつけた。コスは『囚われたジェダイ』の冒頭で死ぬ予定だったが、フィローニはシリーズの今後のエピソードでも活躍が期待できると判断し、彼を生かしておくことにした。[19]

声優兼コメディアンのクリス・エドガーリーが『囚われたジェダイ』でイース・コスの声優を務めた。エドガーリーはキャラクターに立派で温和な印象を与えようと、意図的にインド風のアクセントを加えてコスを演じた。[20]

正史の設定では、2015年発売の資料集『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』でコスがガンシップ撃墜を生きのびたと明言されており、旧設定の矛盾が解消されている。2018年、正史のコミック『スター・ウォーズ:ダース・ベイダー シスの暗黒卿:黒い砦』でコスがオーダー66を生きのびていたことが明かされると同時に、彼の最期が描かれた。

登場エピソード

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 出典:アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 出典:スター・ウォーズ:ダース・ベイダー シスの暗黒卿:黒い砦
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 出典:スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
  4. 出典:StarWars-DatabankII Eeth Koth - 公式データバンク
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 出典:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
  6. 6.00 6.01 6.02 6.03 6.04 6.05 6.06 6.07 6.08 6.09 6.10 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズ囚われたジェダイ
  7. 出典:スター・ウォーズ:ナー・シャッダの決斗
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 出典:スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
  9. 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 出典:スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
  10. 10.0 10.1 出典:スター・ウォーズ ライトセーバー:フォースの武器の手引き
  11. 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズ逃亡者
  12. 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズフォースの惑星
  13. 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズ狙われた祭典
  14. 14.0 14.1 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズオンダロン支援作戦
  15. 出典:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  16. 出典:StarWars-DatabankII General Grievous - 公式データバンク
  17. 17.0 17.1 出典:Databank title Eeth Koth - Databank
  18. 出典:スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 主要舞台完全ガイド
  19. 出典:SWicon Episode Commentary #2.9: Grievous Intrigue on StarWars.com (バックアップ・リンク - Archive.org)
  20. 出典:SWicon Chris Edgerly: From Potamus to Koth on StarWars.com (バックアップ・リンク - Archive.org)