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アナキン・スカイウォーカー

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アナキン・スカイウォーカー
人物の情報
出身

タトゥイーン

誕生

41.9 BBY (7BrS:4)[1]出生地不明[2]

死亡

4 ABY (39)、第2デス・スターエンドア上空[3]

身体の情報
種族

人間

性別

身長
  • 1.85メートル(成人時)[4]
  • 2.02メートル(装甲スーツ着用時)[5]
髪の色

茶色

目の色

青色、ダークサイド転向後は黄色と赤色

サイバネティクス
  • 右手の義手(アナキン時代)
  • 義手および義足、移動式生命維持装置(ヴェイダー時代)
年代と政治的な情報
時代
所属
師匠
弟子
「お前が言っているのはフォースにバランスをもたらす者の予言のことか? それがその子だと?」
メイス・ウィンドゥ[ソース]

アナキン・スカイウォーカーAnakin Skywalker) は、銀河共和国の末期に活躍したジェダイ・ナイトである。後にシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーDarth Vader)となった。愛称はアニーAni)。

母親はシミ・スカイウォーカーナブーパドメ・アミダラ議員と結婚し、双子のルークレイアの父親になる。ベン・スカイウォーカージェイナジェイセンアナキン・ソロの祖父に当たり、アラナナトコルケイドの先祖である。

アナキン・スカイウォーカーの父親は確認されておらず、フォースの意思そのものによって産み落とされたと考えられている。出身惑星は不明だが幼児期にタトゥイーンに送られ、母親と共に奴隷として生活を送った。アナキンの奴隷生活から解放を手助けしたのがジェダイクワイ=ガン・ジンである。ジンはアナキンのことを“選ばれし者”であると見なしていた。

ジェダイ・オーダーに加わったアナキンは、オビ=ワン・ケノービの教育のもとでその才能を発揮し始めた。しかし、パドメ・アミダラとの禁じられた恋、そして結婚がアナキンの精神を不安定なものにしていた。クローン大戦を経て、アナキンの力はジェダイの中でも大きなものになるが、ダークサイドからの誘惑は次第に大きくなった。

アナキンをシス卿にしたのは当時の最高議長、パルパティーンである。パルパティーンはアナキンの悩みを巧みに使用して彼を暗黒卿ダース・ヴェイダーに仕立て上げた。ヴェイダーとなったアナキンはパルパティーンの命令のもとジェダイ虐殺を実行する。

ダース・ヴェイダーは銀河共和国に代わって誕生した帝国の恐怖の象徴的存在になった。ヴェイダーはジェダイの虐殺を続け、デス・スターでかつての師、オビ=ワン・ケノービをも殺害する。

ヴェイダーがフォースのライトサイドへ帰還したきっかけは実の息子、ルークの存在だった。ルークの訴えはヴェイダーの心に葛藤をもたらす。最終的にヴェイダーは、パルパティーンの攻撃に苦しむルークを助けるため、命を賭けてパルパティーンを倒すのだった。

目次

経歴 編集

幼年期編集

「人間だよ。名前はアナキン」
アナキン・スカイウォーカー[ソース]
アナキン・スカイウォーカーは41.9 BBYに誕生した。父親がいない不可解な誕生については、シスの暗黒卿ダース・プレイガスが関わったとも言われている。[6]
アナキンと母親のシミ

歴史学者ヴォレン・ナルの研究によると、アナキンの出生地はタトゥイーンである。しかし、アナキン自身は自分の出身地が別の乾燥した惑星で、3歳のときにタトゥイーンにやってきたと考えていた。[2]アナキンとシミは始め、ガーデュラ・ザ・ハットの奴隷だった。だが、アナキンの機械いじりの才能に目をつけたワトーが、ガーデュラとの賭けに勝ちアナキンとシミの所有者になる。

この頃アナキンはその才能を生かし、廃品置き場に残されていた部品からC-3POというドロイドを組み立てたり、自分のポッドレーサーを作ったりしていた。ポッドレースは当時のアナキンが特に興味を示していたもので、実際アナキンの反射神経は人間としては異常なほど優れており、レースに通用するものだったのだ。そしてアナキンは幾度かレースに出場するようになる。

ジェダイへ編集

アナキン・スカイウォーカー(32 BBY)
32 BBY、アナキンが働いていたワトーの店を、クワイ=ガン・ジン、ジャー・ジャー・ビンクス、パドメ・アミダラ、R2-D2が訪れる。[7]アナキンはパドメに魅了され、彼女が天使ではないかという疑問を投げかける。だが、パドメは本当はナブーの若き女王だった。

クワイ=ガン・ジンたちはコルサントまで行くためのハイパードライブを必要としていた。アナキンは一行を自宅に招き、ブーンタ・イヴ・クラシックというポッドレースで自分の勝利に賭けるよう持ちかける。このとき、ジンはアナキンのフォースの資質を見抜いており、アナキンの提案に乗ったのだった。ジンはまた、アナキンを奴隷から解放してジェダイにするために、ワトーにハイパードライブとは別の賭けを持ちかける。万事はアナキンのレース優勝にかかっていた。

レース当日、アナキンはポッドレーサーの不調やセブルバの妨害があったにも関わらず、見事優勝を手にした。後にも先にも、人間がレースに優勝したのはこの一回だけだとされている。アナキンは自由を手にしたが、賭けの条件により母親シミは自由になれなかった。アナキンは母親と別れる際、必ずタトゥイーンに戻って彼女を自由にすると約束した。

コルサントのジェダイ・テンプルに着いたアナキンは、ジェダイ・カウンシルでその才能を試される。アナキンのミディ=クロリアン値はグランド・マスターヨーダの値をも上回っていたが、カウンシルはアナキンに修行は与えられないという判断を下した。一般的にジェダイの修行を始めるのは赤ん坊のときからで、既に10歳のアナキンは時期が遅すぎたのだ。

だが、カウンシルもナブーの戦いの後には判断を覆す。クワイ=ガン・ジンとその弟子のオビ=ワン・ケノービに付き従ってナブーの戦いに参加したアナキンは、戦闘機に乗って通商連合の母船を破壊したのだ。これによりアナキンはカウンシルに認められた。

だが、アナキンを見出したクワイ=ガン・ジンは、この戦いでシス卿ダース・モールに殺害されてしまう。ジンは死に際し、ケノービにアナキンを教育するよう言い残した。ケノービはモールを倒してナイトへの昇格を認められたため、アナキンを教育するようカウンシルを説得することにも成功した。

パダワンになったアナキン
 こうしてアナキンはオビ=ワン・ケノービのパダワンとなった。

ジェダイの弟子編集

アナキンはジェダイとしても類まれな才能を持ち、“選ばれし者”として信じられていた。また、ジェダイ・オーダーに加わった時点で師が決定しているという点でも特殊であった。本来、ジェダイの修行生は複数の教師に指導を受け、10歳を超えた後、1人のマスターに選ばれてパダワンになるのだ。このような特殊な環境の中、アナキンは少々自信過剰な性格を見せるようになる。

クローン大戦の勃発編集

母の死編集

アミダラ: 「あなたは全能じゃないわ」
アナキン: 「そうあるべきだった。いつかそうなって見せる!いつかきっと、最強のジェダイになって見せる。約束するよ、人々を死から救ってみせる」
アナキン・スカイォーカーとパドメ・アミダラ[src]

ジェダイとしての修行を開始する際、母と別れたことが彼の心に暗い影を落とした。22BBYには、パドメ・アミダラの護衛に就き、彼女と恋仲となる。これは、恋愛感情が執着を生み、不安、恐れ、嫉妬、憎悪といったフォースのダークサイドへ繋がるとするジェダイの掟に反するものだった。

ある晩、アナキンは母が死ぬ夢を見る。このアナキンの強力なフォースに裏打ちされた予知能力もまた、アナキンの運命を変転させる元となる。自分が予見した未来に平静で居られないアナキンがとった行動は(後のパドメの時も同様)ことごとく裏目に出て、アナキンを更にダークサイドへ引き寄せる結果となる。アナキンはタトゥイーンへ急行し彼女の救出を図るが、母を死から救う事ができず、怒りに駆られた彼は母を拉致したタスケン達を皆殺しにしてしまう。この時アナキンが感じた激しい怒りの感情やオビ=ワンへの不満、そして大切な人を死から救いたいという強い力への渇望が、後に起きる悲劇へと繋がっていく。

ジオノーシスの戦い編集

「彼は原則ではなく、人々に忠実なのです。そして見返りに、同じ忠誠を求める。たとえばわたしを救うためになんでもする。わたしも同じことをすると信じているからです」
オビ=ワン・ケノービ[ソース]
パダワン時代

ジオノーシスでのドゥークー伯爵シスの暗黒卿ダース・ティラナス)との戦闘ではオビ=ワンと共に挑み(連携はとれていなかったが)、この時点で数枚上手のドゥークー伯爵に圧倒され、右腕を斬り落とされ敗れる。この時に失った右腕は機械化処置で治療された。このドゥークーがアナキンの右腕を切り落とす場面は、後にヴェイダーとなったアナキンが息子ルークの片腕を切り落とす場面とリンクし、ドゥークーがアナキンの父親ではないかという説が持ち上がったが、後に異なる事が判明。アナキンはフォースの意思が、ミディ・クロリアンそのものに人の形を取らせ母親に受胎した存在であるという説もあり、銀河共和国元老院最高議長パルパティーン(シスの暗黒卿ダース・シディアス)がアナキンをシスに引き込むために吹き込む甘言、「ミディ・クロリアンの精製で人を死から蘇らせる秘術」とも奇妙な合致を見せる。

分離主義者との戦いの後、アナキンはジェダイの掟を破ってパドメ・アミダラと結婚し、後にルーク・スカイウォーカーレイア姫の双子の父となる(ただし、アナキンは妊娠は知っていたものの、子供が生まれた事は知らなかった)。

銀河の英雄に編集

「お前は強く、賢い。アナキン、お前は私の誇りだ。私はお前を少年のころから訓練し、もてるすべてを授けた。そしてお前は、私の期待よりもはるかに偉大なジェダイになってくれた」
オビ=ワン・ケノービ[ソース]

クローン大戦が始まると、オビ=ワンと共に各地で共和国軍を勝利に導き、ジェダイ評議会に功績を認められ、弟子から騎士へと昇格(戦時だったため優秀な騎士を必要としていたのも昇格の一因である)する。その後も単独で、或はかつてのマスター、オビ=ワンと共に分離主義者の圧政に苦しむ多くの惑星を解放し続け、アナキンは何時しか人々から「恐れを知らない英雄」と呼ばれる様になった。そしてコルサントの戦いでは、パルパティーン救出の為にオビ=ワンと共に独立星系連合の旗艦インヴィジブル・ハンドに突入し、そこでドゥークーと再戦する。

クローン大戦の修羅場を幾度も潜り抜けてきたアナキンは、かつてよりも格段に強くなっており、絶妙な剣捌きでドゥークーの両腕を切り落として戦闘不能にする。ドゥークーを追い詰めたアナキンに、パルパティーンは止めを刺せと迫り、アナキンは逡巡しながらもドゥークーを殺害する。アナキンはタスケンの時と同じく、無抵抗の者を殺すというジェダイとしての一線をまたも踏み越え、シスの道へと誘う罠に誘い込まれていく様を感じさせた。その戦闘後、帰還を喜び合う妻パドメから妊娠を告げられ、アナキンはこの上ない幸福に満たされる。しかし、そのパドメが出産によって死ぬという悪夢を見てしまい、彼女を死から救うための強大な力が欲しいという思いを募らせる。

パルパティーンの誘惑編集

「フォースのダークサイドを学ぶのだ。そうすれば妻を死から救うことができるようになる」
パルパティーン[ソース]

悪夢のことをヨーダに相談し、「強い心を持て」との言葉をかけられるが、心の揺れを払拭できないアナキンに、パルパティーンはさらにその魔手を伸ばしていく。パルパティーンはアナキンに自分の私的なエージェントとして働いてくれと依頼し、ジェダイ評議会のメンバーになるよう推挙する。任期が過ぎてもクローン大戦の早期終結を理由に権力の座に居座るパルパティーンに不審の目を向け始めていたメイス・ウィンドゥ達評議員は、逆にアナキンにパルパティーンを監視するスパイの働きをさせる為、評議会への参入を認めるが、マスターへの昇格は認めなかった。アナキンは、これに屈辱を感じながらも渋々受け入れる。

その後オビ=ワンから、自分にパルパティーンへの逆スパイの役目が課せられている事を知らされ、自ら評議会入りを望んだわけではないだけに、不公平な扱いをしながら、清廉潔白で共和国の為に尽くしていると、アナキンがすっかり信じ込んでいるパルパティーンへの信義に背く任務を担わせる評議会に強い不信感を感じる。

再度パルパティーンと会ったアナキンは、パルパティーンがアナキンの立場を見透かしているのを知り、また、シスの伝説と命の摂理すら覆す暗黒面の力の魅力を吹き込まれる。その後、グリーヴァス討伐へと向かうオビ=ワンを見送る際、オビ=ワンに忍耐も覚えろと諭され、それさえできれば「評議会が」おまえをマスターに推挙するのもそう遠くはないと励まされる。そしてフォースと共にあるようにと互いに言葉を掛け合ったのが、師弟、また友人同士として最後の会話になった。

しかし、先の「評議会が推挙」の発言は、期せずしてオビ=ワン自身がアナキンを積極的にマスターに推挙していなかった事を白状する不用意な発言となってしまった。原作ではそれより前にメイスの疑問に答える形で、アナキンは強力で賢明でもあるが無私に乏しいという素行面の問題から、いわゆる偉大なジェダイになることは今後もありえないだろうと涙ながらに認めている。そして、アナキンはオビ=ワンのこの言葉の裏にあるものを鋭敏に感じ取ってしまい顔を曇らせた。

劇場版では、このあたりのアナキンの葛藤を詳しく描いていなかった為、健闘をたたえ合った直後のオビ=ワンへの不信に満ちた態度の理由が分かりづらかったが、パドメを除けば最も親しい兄とも言えるオビ=ワンへの反感も増すことで(劇場版のカットされたシーンには、パルパティーンがオビ=ワンがどこかの女性元老議員と付き合っているとアナキンに吹き込み、彼への不信感を増大させるシーンがある)、アナキンは精神的孤立を深めていく。その後アナキンがパルパティーンに戦況の報告に行った時、パルパティーンは自ら暗黒卿である事を明かす。

パルパティーンは正体を明かしながら、ジェダイ評議会がアナキンの力を恐れてシスの秘密を隠している事や、ジェダイが私利私欲の為に銀河元老院を牛耳ろうとしている(確かにウィンドゥやヨーダ達は、シスを倒した後、一時的に元老院を統治下に置こうと画策していたが、これはあくまでシスの脅威が銀河から去り、健全な議会制民主主義が運営される様にする為の苦肉の策であった)事、シスとジェダイは解釈を変えれば同じ様な存在である事等の虚偽に満ちた言葉を巧みに並べ立て、さらに愛するパドメが死の運命にあり、自分ならそれを救う力を教えてやれると、暗黒面に誘い込む(この言葉から、アナキンの悪夢はパルパティーンがアナキンを動揺させて暗黒面に引き込み易くする為にフォースを使って見せていた可能性もある)。アナキンは起動したライトセーバーの光刃をパルパティーンに向けながらも、その言葉に動揺し、パルパティーン逮捕の為にウィンドゥに報告に行く。

ダークサイドへの転落編集

ダース・ヴェイダーと化したアナキン
「ダークサイドにゆがめられたのじゃ、若きスカイウォーカーはな。おまえの鍛えた少年は消滅し、ダース・ヴェイダーが取って代わった」
ヨーダ[ソース]

アナキンはパルパティーン逮捕に同行を申し出るが、アナキンの心中の動揺を見抜いたウィンドゥは断り、会議室での待機を命じる。パルパティーンがシスであると知りながらも、自分の望む愛する妻を救う力が失われようとしていると思ったアナキンは、命令を無視して現場に急行する。そこで彼が目にしたのは、ウィンドゥが丸腰のパルパティーンを追い詰めている所だった。アナキンの力を欲していたパルパティーンは、必死に命乞いをする(無論、これはダークサイドにアナキンを引きずり込む為のパルパティーンの演技)彼に止めを刺そうとするウィンドゥの腕を激情に駆られて切り落とし、その後ウィンドゥは本性を表したパルパティーンの電撃攻撃で空の彼方へと吹き飛ばされ、意識を失い落下した。とうとう超えてはいけない最後の一線を越えてしまったアナキンは、パルパティーンに師弟の誓いを立てる事によって暗黒面に墜ち、ダース・ヴェイダーとなる。

シス卿へと転向したアナキンは、アポー指揮下の精鋭部隊501大隊を率いてジェダイ聖堂を襲撃。幼いパダワンを含むジェダイの騎士達を容赦なく殺害していった。そして、辺境の惑星ムスタファーでは分離主義勢力の幹部たちを抹殺。「ジェダイの反乱」を口実に、皇帝に即位したパルパティーンが絶対権力を握った形で戦争を終結させた。

そしてアナキンの元に真相を確かめる為にやって来たパドメに、皇帝をも倒し、二人で銀河をその手に握ろうと持ちかけ、いかに自らがシスの力の論理に魅了され、暗黒面に墜ちたかを見せ付けてしまった。もはやアナキンが以前とは全くの別人で、目的の為にはかつての同胞や、幼い子供すらもその手に掛ける凶人に変わり果ててしまっていたという事を知ってしまったパドメは大きな精神的ダメージを受け、死を口にする程深く絶望する。

その時、隠れて同行していたオビ=ワンの姿を見つけて激昂したアナキンは、パドメをフォースグリップで締め上げ、生きる意思をほとんど失った状態でパドメを失神させる。これによりパドメは精神的に衰弱(※)し、出産の後に絶命した原因になったと思われる(※医学的には健康体と医療ドロイドが診断している)。

ムスタファーの決闘編集

ムスタファーの決闘
「選ばれし者だった! シスを倒すはずのお前がシスに就くとは!フォースバランスをもたらすはずが闇に囚われてしまった!」
オビ=ワン・ケノービ[ソース]

そして、ジェダイの責務として道を誤ったアナキンを討たんとするオビ=ワンとの決闘が始まり、いつ果てるとも知れない苛烈なライトセーバーによる斬撃の応酬が、暗い空の下、溶岩が流れ出る地表で繰り広げられ、青と青のライトセーバーが交わるその光景はまさに悪夢だった。ダークサイドの力を操り、戦いを圧倒的有利に進めていたアナキンだったが、地の利をとったオビ=ワンに対し、傲岸なまでの自信と焦りをもって攻撃を仕掛け、跳躍した瞬間、左腕と両足を斬り落とされ溶岩流の手前で地面に伏す。

「お前は選ばれし者だったのに!」と悲嘆するオビ=ワンに、アナキンは悪鬼の如き形相で「あんたが憎い!」と大声で呪詛の言葉を吐きかける。やがて動けないアナキンを灼熱の溶岩が容赦なく包み、焼かれて悶え苦しむアナキンを正視に耐えないオビ=ワンは、足もとに転がっていたアナキンのライトセーバーを拾い、悲憤の想いのまま去る。

ダース・ヴェイダーの誕生編集

改造手術
「これは生きているのとはまるで違う」
ダース・ベイダー

しばらくしてから、フォースによってアナキンの危機を察知したパルパティーン皇帝が駆けつけた時、アナキンは全身を焼き尽くされながらも、恐るべき生命力で生き延びていた。その後、帝国リハビリテーション・センターに運び込まれたアナキンは、最新鋭の医療ドロイドによって機械の腕と脚、呼吸用マスクと人工肺(生命維持装置)を装着され、辛うじて一命を取り留めた。

身体の殆どをサイボーグ化して蘇ったアナキンは、パドメがまだ生きて自分の傍にいると思っていたが、皇帝の口からアナキン自らが彼女を死に追いやった事を告げられるに至り、自分が取り返しのつかない道を選んでしまったと知ってしまう。アナキンは、フォースで周囲にあった医療ドロイドを全て破壊し、悔恨と絶望の雄叫びを上げた。ヨーダや皇帝をも凌駕するフォースを秘めていたはずのアナキンだったが、四肢を機械化しフォースの力を著しく落とした今となってはそれが精一杯の意思表示であった。アナキンには、もはや暗黒の機械人間ダース・ヴェイダーとして生きる道しか残されていなかった。

帝国時代 編集

ダース・ヴェイダー
「惑星をも破壊する力も、フォースに比べればとるに足らん」
ダース・ヴェイダー[ソース]

帝国の階級制度に属さない皇帝直属の部下であるダース・ベイダーは、皇帝自身の存在と意志を象徴しており、逆らう物には無慈悲な制裁が待っていた。

皇帝となったパルパティーンの第一の側近として反乱同盟軍を弾圧、拘束したレイア姫の救出に現れた老オビ=ワンを倒す。ヤヴィンの戦いでは自ら戦闘機を操りルークと対決するものの、逆に要塞デス・スターを破壊され、その後帝国軍艦隊を率いてルーク一行を追い詰める。

ルークとの戦いの中で強力なフォースを感じ、息子である彼を皇帝追い落としの為に利用すべく、フォースの暗黒面に引き込もうとした。しかし、ルークは父を改心させる望みを捨てておらず、あえて投降し皇帝の眼前で対決し、ヴェイダーは敗北する。そして皇帝の誘惑をも拒絶したルークの捨て身の説得に胸打たれ、善の心を取り戻し皇帝を倒した。この際、彼自身も皇帝の電撃により生命維持装置(人工呼吸器)を破壊され、最後はルークの助力で漆黒のヘルメットとマスクを脱ぎ捨て、素顔で成長した息子の姿を確かめ、娘に遺言を残して世を去った。この行動はクワイ=ガン・ジンが予測した選ばれし者(フォースにバランスをもたらす者:混迷を見せる光を排除し、その後闇を無くす事により)としての役目を果たしたとも言えよう。

「もう助けてくれたよ。ルーク、お前が正しかった。私のことはお前が正しかったのだ。妹にも、伝えてくれ……お前が正しかったと」
アナキン・スカイウォーカー最期の言葉[ソース]

後にフォースと一体化し、ルークの前にオビ=ワン・ケノービヨーダと共に姿を表し平和になった世界で喜びを表した。

ライトセーバー 編集

ジェダイ・ナイト編集

1本目のライトセーバー

最初のライトセーバーは、ジェダイの修行の一環としてパダワン時代にイラムで作成された。惑星ジオノーシスで破壊される。

2本目のライトセーバー

次のライトセーバーは、彼の戦闘スタイルに合わせて作成された。アナキンがシスの暗黒卿になった後、ムスタファーでオビ=ワン・ケノービが回収する。その後アナキンはダース・ヴェイダーとして新しいライトセーバーを使用したが、この回収されたライトセーバーは息子のルークやその妻のマラへと、持ち主を転々とした。

シスの暗黒卿編集

参考資料 編集

脚注 編集

  1. Keeper of the Holocron's Blog - Major Birth Yearsによる。
  2. 2.0 2.1 アナキンの誕生した惑星はタトゥイーンではない。『全史』や『ダース・ヴェイダー 光と影』の記述による。
  3. スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
  4. データバンクによるアナキン・スカイウォーカーの公式身長は1.85メートルである。しかし、アナキン役のヘイデン・クリステンセンの身長は1.87メートルだった。
  5. データバンクのダース・ヴェイダーのページによる。
  6. The New Essential Chronology(邦題『全史』)による。
  7. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス

関連項目 編集

外部リンク 編集


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